漆黒の夜
音も亡き常闇
ぽかりと浮かぶ 紅(あか)
綺麗だと 誰かが言った
漆黒の鱗
天(あま)雲(ぐも)かき分けて
高く昇るは 龍
何故ゆえに 目を覚ました
「…」
「来たれ、新たなる刀剣男士よ」
重き瞼 押し上げ
肺に空気 吸い込み
握りしめていた手を
ひらく
これが肉体
己の躰
光に手を 翳せば
透けて見える あか
己の体内(なか)をめぐる あか
燃え滾る炎か
迸(ほとばし)る血潮か
かつて浴びた血の名残か
音も亡き常闇
ぽかりと浮かぶ 紅(あか)
綺麗だと 誰かが言った
漆黒の鱗
天(あま)雲(ぐも)かき分けて
高く昇るは 龍
何故ゆえに 目を覚ました
「…」
「来たれ、新たなる刀剣男士よ」
重き瞼 押し上げ
肺に空気 吸い込み
握りしめていた手を
ひらく
これが肉体
己の躰
光に手を 翳せば
透けて見える あか
己の体内(なか)をめぐる あか
燃え滾る炎か
迸(ほとばし)る血潮か
かつて浴びた血の名残か
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