上野の山

作詞:宮本浩次
作曲:宮本浩次
発売日:1989/08/21
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上野の山
天気は上々散歩にと上野の山を訪のうた
上野の桜は八分咲そこらでみんな大さわぎ
花見なんぞのどこがいい
笑い顔さえひきつった

ああ短か夜の夢のよう明日になれば忘れ行く
ああ今日の日は何なのか
ああ今日の日は何だろう

朝はからっと午後からは雲りがちなる春の午後
楽しいことをひろいたくそこらを回っちゃ考える
されどぐちやら文句やら
あたりは次第に暗くなる

ああ短か夜の夢のよう明日になれば忘れ行く
ああ今日の日は何だろね
ああ今日の日は何だろう

花など見たくはないんだけれど何やら少しさわぎたく
俺も花見に入れてくれ
俺も花見に入れとくれ
森の向こうは黒々と
夕陽に浮かんだ五重塔

ああ短か夜の夢のよう
何を見てきた五重塔
明日になれば忘れ行く
明日になれば忘れ行く

夜もだんだん深けてきてひとりふたりと帰る人
するとさわぎのあとだけに
するとさわぎのあとだけに
春の夜風が冷たくて
ちょっぴりさみしくなってきた

ああ短か夜の夢だよう
明日になれば忘れ行く
ああ今日の日は何だろね
ああ今日の日は何だろう

思えば浮世の脂汗 俺も少しは流したか
短かき夜の夢のよう
明日になれば忘れ行く
はぁっと大きなため息と
仕事のことが目に浮かぶ

ああ明日からがんばろう
また明日からがんばろう
ああ明日からがんばろぜ
また明日からがんばろう

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