大利根月夜

島津亜矢

大利根月夜

作詞:藤田まさと
作曲:長津義司
編曲:山田年秋
発売日:2009/07/22
この曲の表示回数:32,037回

大利根月夜
「あゝ鐘が鳴る
あれは生命(いのち)の送り鐘か
今宵は八月十三夜(や)
抜いちゃいけねえ
義理が絡んだ白刃を抜けば
利根が三途の川になる」

あれを御覧と 指差す方に
利根の流れを ながれ月
昔笑うて ながめた月も
今日は 今日は涙の 顔で見る

「侍がなんだ やくざがどうした
人が住む世の裏街道
命ひとつを手土産に
ここまで落ちた平手造酒
いいってことよ
どんなに愚痴ってみても
昔にかえる 風は吹かねえって
ことなんだ」

愚痴じゃないけれど 世が世であれば
殿のまねきの 月見酒
男 平手と もてはやされて
今じゃ 今じゃ浮世を 三度笠

もとをたゞせば 侍育ち
腕は自慢の 千葉仕込み
何が不足で 大利根ぐらし
故郷(くに)じゃ故郷じゃ妹が 待つものを

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