戦友

作詞:真下飛泉
作曲:三善和気
発売日:2006/08/02
この曲の表示回数:34,846回

戦友
ここは御国を何百里
はなれて遠き満州の
赤い夕日に照らされて
友は野末の石のした

思えば悲し昨日まで
まっさき駆けて突進し
敵をさんざん懲したる
勇士はここに眠れるか

ああ戦いの最中に
となりに居ったこの友の
にわかにはたと倒れしを
われは思わず駆け寄って

軍律きびしき中なれど
これを見捨てておかりょうか
「しっかりせよ」と抱き起し
仮繃帯も弾丸の中

折からおこる突貫に
友はようよう顔あげて
「御国のためだかまわずに
遅れてくれな」と目に涙

あとに心は残れども
残しちゃならぬこの身体
「それじゃ行くよ」と別れたが
永の別れとなったのか

戦いすんで日が暮れて
さがしにもどる心では
どうぞ生きて居てくれよ
ものなといえと願うたに

空しく冷えて魂は
くにへ帰ったポケットに
時計ばかりがコチコチと
動いているも情けなや

思えば去年船出して
御国が見えずなった時
玄界灘に手をにぎり
名をなのったが初めにて

それより後は一本の
煙草も二人わけてのみ
ついた手紙も見せ合うて
身の上ばなしくりかえし

肩を抱いては口癖に
どうせ命はないものよ
死んだら骨を頼むぞと
言いかわしたる二人仲

思いもよらぬ我一人
不思議に命ながらえて
赤い夕日の満州に
友の墓穴掘ろうとは

くまなく晴れた月今宵
こころしみじみ筆とって
友の最期をこまごまと
親御へおくるこの手紙

筆の運びはつたないが
行燈のかげで親たちの
読まるる心思いやり
思わずおとす一しずく
思わずおとす一しずく

コトバのキモチ 投稿フォーム

ココでは、アナタのお気に入りの歌詞のフレーズを募集しています。
下記の投稿フォームに必要事項を記入の上、アナタの「熱い想い」を添えてドシドシ送って下さい。

推薦者:お名前(ペンネーム可)必須
性別:
  任意
年齢:
 歳 任意
投稿フレーズ:必須
曲名:必須
歌手名:必須
コメント:必須
歌ネットに一言あれば:任意

※歌詞間違いのご指摘、歌ネットへのご要望、
その他返信希望のお問い合わせなどは
コチラからどうぞ。→ 問い合わせフォーム

リアルタイムランキング更新:16:30

  1. 空想メソロギヰ
  2. クリスマスソング
  3. 狂乱 Hey Kids!!
  4. オトノケ
  5. 赤鼻のトナカイ

歌ネットのアクセス数を元に作成
サムネイルはAmazonのデータを参照

×