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定額で音楽が聴き放題に!サブスクリプション型の音楽配信サービスとは
サブスクリプション型の音楽配信サービスとは、月額制で音楽が聴き放題になるサービスのことです。
2015年頃に登場したApple Music・LINE MUSICをはじめ、現在ではSpotify・YouTube Musicなど、次々と新しいサービスが増えてきています。
サブスクリプション型の音楽配信サービスの魅力のひとつは、好きな楽曲を購入するダウンロード型と違い、数千万曲以上の楽曲が定額で聴き放題である点です。
人気の楽曲から懐かしの楽曲まで、さまざまな音楽をお得に楽しめるため、音楽配信サービスの主流はダウンロード型からサブスクリプション型へと、移行しつつあります。
特に普段から音楽をよく聴く方であれば、サブスクリプション型の音楽配信サービスはお得だと感じるでしょう。
サブスク音楽配信サービス6社をひと目で比較しよう
サービス名 | 月額料金(税込) | お試し期間 | 配信楽曲数 | 音質 | 無料プラン |
Apple Music | 1,080円 | 1ヶ月 | 1億曲 | 256kbps ロスレス・ハイレゾ音質 |
なし |
Amazon Music | 980円 ※Amazonプライム会員は880円 |
30日間 | 1億曲 | 256kbps ロスレス・ハイレゾ音質 |
あり |
Spotify | 980円 | 1ヶ月 | 8,000万曲 | 最大320kbps | あり |
AWA | 980円 | 1ヶ月 | 1億曲 | 最大320kbps | あり |
YouTube Music | アプリ経由:1,280円 WEB経由:980円 |
1ヶ月 | 8,000万曲の公式楽曲+YouTubeの映像 | 最大256kbps | あり |
LINE MUSIC | 980円 | 1ヶ月 | 9,000万曲 | 最大320kbps | あり |
サブスク音楽配信サービスの選び方
サブスク音楽配信サービスを選ぶ際はまず、無料トライアルでお試し利用をするのがおすすめです。
複数のサービスを同時に利用して比較すれば、どれが自分に合っているかわかります。以下のポイントをチェックしてサービスを選びましょう。
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それぞれ詳しく解説します。
利用者の多さ(人気)で選ぶ
どのサブスク音楽配信サービスに登録するか悩んだ際は、利用者の多いサービスから試してみると良いでしょう。
ICT総研が4,409人に対し調査した、サブスク音楽配信サービスの利用者数ランキングは、次の通りです。
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参考:2022年 定額制音楽配信サービス利用動向に関する調査
上記のランキングを見ると、Amazon Musicの人気が高いとわかります。
ただし、Amazon Music Primeは、プライム会員は無料で利用できるプランです。「月額課金」の点で見ると、例外と言えるかもしれません。
しかし、5位にAmazon Music Unlimitedがランクインしている点から、Amazon Music自体の満足度は高いと予想できます。
また、2020年の調査では6位だったYouTube Musicが4位にランクインしてます。
いずれにせよ、利用者の多いサービスは満足度も高いと言えるでしょう。
ランキングもひとつの目安にしつつ、まずは無料トライアルで自分に合うか確認してみてください。
アーティスト・楽曲数の多さで選ぶ
サブスク音楽配信サービスを選ぶ際は、アーティスト・楽曲数の多さに着目しましょう。
配信楽曲数が多いほど、自分好みの楽曲とも出会いやすくなります。
ただし、単に楽曲数が多いだけでなく、自分の聴きたい楽曲が充実しているかどうかも重要です。
サービスごとに配信されている楽曲が異なる場合もあるので、無料トライアル中に、好きな楽曲があるか確認しておきましょう。
配信楽曲数が多いのはApple Music、Amazon Music、AWAで、1億曲もの楽曲を楽しめます。
YouTube Musicなら、8,000万曲の公式楽曲に加え、YouTubeの映像も視聴可能です。
YouTubeにアップロードされている、マイナーな楽曲も聴けるため、人によっては満足度が高いと言えます。
月額料金で選ぶ
サブスク音楽配信サービスを利用する際は、月額料金もチェックしておきましょう。毎月かかる料金なので、安いに越したことはありません。
通常プランは月額980円が一般的ですが、Apple Musicが2022年10月末より1,080円へと値上げをしました。
Amazon Musicに限り、Amazonプライム会員であれば月額880円で利用できます。プライム会員の方は、Amazon Musicが最もお得でしょう。
また、サービスによっては学生プランやファミリープランなど、お得なプランの用意もあります。
利用条件に当てはまる場合は、お得なプランも活用しましょう。
機能で選ぶ
サブスク音楽配信サービスは、それぞれ独自機能を用意している場合があります。
それぞれの独自機能は次の通りです。
Apple Music | Radioの視聴 |
Amazon Music | ポッドキャストの視聴 |
Spotify | ポッドキャストの視聴、デバイス間での楽曲の同期 |
AWA | スリープタイマー、コメント機能、ラウンジ機能 |
YouTube Music | YouTube動画の視聴 |
LINE MUSIC | LINEのBGM・着信音設定、カラオケ採点機能、ルーム機能 |
どの機能が自分に合うかは、実際に使ってみないとわかりません。
まずは無料トライアルでお試ししてみて、満足度の高かったサービスの利用を検討すると良いでしょう。
Apple MusicはiPhoneユーザーにおすすめ
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Apple Musicは、iPhone標準搭載の「ミュージック」アプリから利用できます。
アプリをわざわざダウンロードするのが面倒な方でも、気軽に利用できるでしょう。 ※Androidにも対応
iTunes Storeで購入した楽曲・PCから転送した楽曲を、アプリ内で一緒に管理できるのも、Apple Musicの良い点です。
手持ちの楽曲をまとめて聴きたい方にとっては、使いやすいアプリだと言えます。
もちろん、アップルウォッチやCarPlayなど、Apple製品との連携もスムーズ。普段からApple製品を利用している方には、おすすめのサブスク音楽配信サービスです。
料金プランが豊富なのも、Apple Musicの魅力。利用可能なプランは次の通りです。
プラン名 | 月額料金 |
個人 | 1,080円 |
学生 | 580円 |
ファミリー | 1,680円 |
Voice ※Siriでの利用専用プラン |
480円 |
Siriでの利用専用の「Voice」プランにすれば、月額料金も抑えることができます。Siriのみの利用でも不便がない方は、ぜひ検討してみてください。
Apple Musicがおすすめな人
Apple Musicはこんな人におすすめです。
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Amazon Musicはプライム会員だとお得に利用可能
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Amazon Musicは、Amazonプライム会員の方であれば、お得に利用できるのが魅力です。
プライム会員の場合、Amazon Music Primeは追加料金なしで利用できます。
以前は配信楽曲数が200万曲と少なめでしたが、現在では1億曲以上がプライム会員特典の対象楽曲となっています。
※2022年11月21日現在
Amazon Music Unlimitedも、プライム会員はお得に利用できます。
通常価格は月額980円ですが、プライム会員は880円です。
お得度が高い上に、PC利用可・オフライン再生対応・歌詞表示ありと、必要な機能は一通り揃っています。
ポッドキャストも配信されているので、楽曲や音声番組を楽しみたい方は満足できるでしょう。
プライム会員の方は、まずは追加料金なしのプランから試してみて、Unlimitedを検討するのもおすすめです。
Amazon Musicがおすすめな人
Amazon Musicはこんな人におすすめです。
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※プライム会員の場合
Amazon Musicを始めるSpotifyは無料プランでも楽曲のフル再生が可能
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Spotifyは、無料プランでも楽曲をフル再生できる、サブスク音楽配信サービスです。
途中で音声広告が流れる・シャッフル再生のみなどの条件はありますが、配信楽曲数は有料プランと変わりません。
プレイリストが充実しているのも、Spotifyの魅力です。
ヒットチャート・ジャンル・気分など、さまざまなプレイリストが用意されているので、きっとお気に入りが見つかるでしょう。
楽曲の再生順にこだわらず、BGM感覚で利用するのであれば、無料プランでも特に不便はないと言えます。
Spotifyは有料プランの選択肢が豊富なので、人によってはお得に利用可能です。それぞれのプランの料金は次の通り。
プラン名 | 月額料金 |
Standard(通常プラン) | 980円 |
Duo(2人で利用可能) | 1,280円 |
Family(最大6人で利用可能) | 1,580円 |
Student(大学生・専門学生が対象) | 480円 |
学生の方や複数名で利用する方は、有料プランを検討しても良いでしょう。
Spotifyがおすすめな人
Spotifyはこんな人におすすめです。
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AWAは楽曲数と他ユーザーとの交流が魅力
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AWAは配信楽曲数が1億曲であることに加え、独自のサービス「ラウンジ機能」も魅力のひとつです。ラウンジでは、他ユーザーとのチャットや、流す楽曲のリクエストが行えます。
さらに嬉しいのが、有名アーティストが不定期で公式ラウンジを開催している点です。
公式ラウンジでの再生は、アーティストの再生回数の応援にも繋がります。
アーティストと交流したい方や、積極的に応援したい方には、おすすめのコンテンツです。
AWAは歌詞の「ビジュアル表示」にも対応しています。
より楽曲の世界観を楽しめるので、単に歌詞を見るだけでなく、視覚でも楽しみたい方におすすめです。
AWAがおすすめな人
AWAはこんな人におすすめです。
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YouTube Musicは他社では未配信の楽曲も見つかる
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YouTube Musicの魅力は、他社では配信されていない楽曲も聴ける場合が多いことです。
公式の楽曲数は8,000万曲ですが、YouTubeにアップロードされている楽曲も視聴できるため、幅広いジャンルの楽曲が楽しめます。
検索機能が充実しているのも、YouTube Musicのメリットのひとつ。
楽曲名・アーティスト名だけでなく、歌詞の一部や関連キーワードの入力でも楽曲がヒットします。
ぼんやりとしか覚えていない楽曲を探す際には、役立つ機能です。
またYouTube Musicでは、無料プランでも楽曲をフル再生できます。
ただし、無料プランでは以下の機能は利用できないため、ご注意ください。
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機能制限や広告が気にならない方は、無料プランのまま利用しても良いでしょう。
ちなみに、YouTubeの広告なしプラン「YouTube Premium」には、YouTube Musicの有料プランも含まれています。
YouTube Music単体よりも料金は200円高くなりますが、YouTubeもよく利用する方にはおすすめです。
YouTube Musicがおすすめな人
YouTube Musicはこんな人におすすめです。
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LINE MUSICはLINEとの連携機能が豊富
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LINE MUSICは、LINEとの連携機能が豊富なサブスク音楽配信サービスです。
好きな楽曲をLINEのBGM・着うたに設定可能で、LINEをよく利用するユーザーにとっては、嬉しい機能が揃っています。
さらなるメリットとして挙げられるのが、LINEスタンプの使い放題サービスとも連携している点です。
LINE MUSICの有料プランを利用すれば、900万種類以上のスタンプが使い放題になります。
その他の注目機能は、AIによるカラオケ採点機能や、他ユーザーとリアルタイムで同じ楽曲を楽しめるルーム機能です。
カラオケが好きな方や、好きな楽曲を自分で配信してDJ気分を楽しみたい方は、満足できるでしょう。
LINE MUSICは、無料プランでも楽曲を30秒間だけ再生できます。
さらにLINEのプロフィールBGM・着うた設定も、月1回まで変更可能です。
LINEのBGMと着うたをカスタマイズするだけが目的なら、無料プランでも十分楽しめます。
LINE MUSICがおすすめな人
LINE MUSICはこんな人におすすめです。
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サブスク音楽サービスを利用する際は無料トライアルで使い勝手を試して
サブスク音楽配信サービスを利用する際は、まずは無料トライアルから始め、それぞれを比較するのがおすすめです。
楽曲の充実度や月額料金を確認しつつ、各サービス独自の機能を体験してみて、最も自分に合うサービスを選びましょう。どのサービスも良くて悩んだ際は、利用者の多さで選ぶのも一つの手です。
ぜひ本記事を参考に、自分にぴったりのサブスク音楽配信サービスを見つけてください。