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Spotify(スポティファイ)のデータ通信量の目安は
有料会員が1億8,000万人以上 ※1 の、大人気音楽ストリーミングサービスSpotify(スポティファイ)。8, 000万曲以上もの楽曲 ※2 が配信され様々な音楽やコンテンツを楽しめますが、楽曲を再生する際に「どのくらいの通信量がかかるのか」が気になるのではないでしょうか。
消費する通信量は、音質によって変わります。スマートフォンのSpotifyアプリで楽曲を再生する場合、「自動」「低音質」「標準音質」「高音質」「最高音質」の5つの音質から選択することができます。「自動」を選択すると、ネットワークの接続状況に合わせて音質が自動で設定されます。自動以外の音質のデータ量は低音質は24kbps、標準音質は96kbps、高音質は160kbps、最高音質は320kbpsが目安です。1曲の長さが5分と過程すると、Spotifyで1曲ストリーミング再生した場合のデータ通信量は、低音質で約0.9MB、標準音質で約3.6MB、高音質で約6MB、最高音質で約12MB程度となります。
なお、最高音質は無料プランであるSpotify Freeでは利用できません。有料プランのSpotify Premiumでのみ利用できます。
各音質の通信量をまとめると下記のようになります。
音質 | データ量 | 5分間のデータ通信量 | 備考 |
自動 | - | - | ネットワークの接続状況に合わせて自動で設定 |
低音質 | 24kbps程度 | 約0.9MB | |
標準音質 | 96kbps程度 | 約3.6MB | |
高音質 | 160kbps | 約6MB | |
最高音質 | 320kbps | 約12MB | 有料のSpotify Premiumでのみ選択可能 |
容量が月3GB(ギガバイト)の契約だと何曲ストリーミング再生できるか
データ通信量に上限があるプランを契約している場合、Spotifyでどのくらい楽曲をストリーミング再生できるのか、音質ごとに検証してみます。今回はデータ通信量の上限が月3GBのプランを契約をしているケースを前提とし、1曲の長さを5分間と仮定して計算します。
低音質の場合、1曲あたりのデータ通信量は約0.9MBとなるため、3GBであれば1ヶ月あたり約3,400曲、1日あたり約115曲の再生が可能です。標準音質の場合は1曲あたりのデータ通信量が約3.6MBのため、1ヶ月あたり約840曲、1日あたり約28曲となります。高音質の場合、1曲あたりのデータ通信量は約6MBとなるため、1ヶ月あたり約500曲、1日あたり約17曲の再生が可能です。最高音質の場合は1曲あたりのデータ通信量が約12MBですので、1カ月あたり約250曲、1日あたり約8曲程度が再生数の上限となります。
ただしこちらは、3GBすべてをSpotifyで楽曲をストリーミング再生する際に消費することを想定しています。しかし実際の生活では動画を見たりLINEを使ったりすることでデータ通信量を消費していくため、実際にはもっと少ない楽曲数しかストリーミング再生できないでしょう。
通信量を節約する方法
Spotifyでストリーミング再生する時に通信量を節約するには、5つのポイントがあります。
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よく速度制限になる方や通信量を抑えたい方はチェックしてみてください。
音質を下げて速度制限を回避する
Spotifyでストリーミング再生をする際に通信量を節約する1つ目の方法は、音質を下げることです。音質は低ければ低いほど、楽曲をストリーミング再生する際のデータ通信量が小さくなります。特にイヤホンやヘッドホン、スピーカーにこだわっていない方は最高音質に設定してもその良さを最大限引き出すことはできないため、低い音質に設定しておきましょう。
Spotifyの場合、Wi-Fi接続時とモバイルデータ通信時でそれぞれ音質を設定することができるため、モバイルデータ通信時の音質のみを低音質にすることが可能です。
Wi-Fi環境を利用し、通信量の消費を抑える
Spotifyでストリーミング再生をする際に通信量を節約する2つ目の方法は、Wi-Fi環境を利用することです。楽曲をストリーミング再生する時、端末がWi-Fiに繋がっていれば通信量を消費しません。自宅や職場、カフェなどWi-Fiが使える場所では積極的に接続しましょう。
データ節約モードを利用する
Spotifyでストリーミング再生をする際に通信量を節約する3つ目の方法は、データ節約モードの利用です。データ節約モードをオンにすると自動的に低音質になり、Canvasが無効になります。Canvasは楽曲を再生したときに画面一杯に再生される動画で、長さ8秒間でループされます。
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データ節約モードをオンにするには、ホームから右上の歯車マークを押して設定を開きます。
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次に、「データ節約モード」を押します。
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「データ節約モード」を押して、オンにします。
これで、データ節約モードの設定は完了です。
オフラインモードを活用する
Spotifyでストリーミング再生をする際に通信量を節約する4つ目の方法は、オフラインモードの利用です。オフラインモードを利用すれば、機内モード等の設定をすること無くSpotifyアプリ内のみがオフラインの状態となります。オフラインモードに切り替え、事前にダウンロードした楽曲をオフライン再生することで、通信量を発生させること無く再生できます。
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オフライン再生をするために楽曲をダウンロードする手順を簡単に説明します。
まず、下矢印を押して、再生したい楽曲やアルバムをダウンロードします。
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ダウンロードできた楽曲は、「マイライブラリ」から確認できます。
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次にオフラインモードの設定方法を説明します。
ホーム画面から「設定」を開き、「再生」を押します。
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「オフライン」をオンにします。
これで、オフラインモードの設定は完了です。
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オフラインモード中はスマートフォン自体はインターネットに接続していても、Spotifyアプリ内はオフラインとなるため、ダウンロードした楽曲以外は再生できません。
Wi-Fi 環境下で楽曲をダウンロードし、オフライン再生を利用する
Spotifyでストリーミング再生をする際に通信量を節約する5つ目の方法は、Wi-Fi 環境下で楽曲をダウンロードし、オフライン再生を利用することです。
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まず、下矢印を押して、再生したい楽曲やアルバムをダウンロードします。
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ダウンロードできた楽曲は、「マイライブラリ」から確認できます。
Wi-Fiに繋がった状態でダウンロードしても、データ通信が発生しません。Wi-Fi接続時にダウンロードしたこれらの楽曲をオフラインで再生して通信量を節約してください。
Spotifyを始める通信会社によっては、音楽ストリーミングサービスでは通信量を消費しないプランがある
通信会社が提供するプランによっては、特定のサービスを無料で使えたり、Spotify等の音楽ストリーミングサービスで利用した分の通信量を月間利用量に含まないものがあります。通信会社のHPなどにどんなサービスが対象となるか掲載されているので、これからスマートフォンを契約する方は参考にしてみてください。
もっと詳しくSpotifyの料金プランについて知りたい方はこちらをお読みください。
データ通信量を節約し、Spotifyを有効活用しよう
今回は、Spotifyの通信量について解説しました。通信量が増えて速度制限がかかると、音楽を楽しめないだけでなく普段の生活でも不便になってしまいます。月末に「ギガが足りない」と困りがちな方はなるべく通信量を節約して、いつでもスムーズにSpotifyを利用できるように工夫しましょう。