★声優ブームと2000年代のアニソン
1990年代の半ば、声優ブームがあり、女性アニソン歌手が次々に登場、「アイドル声優」が誕生する。ゲームの「ときめきメモリアル」から始まり、「デジモンアドベンチャー」シリーズなど、これらの楽曲は多くがオリコン上位にランクインし、「アイドル声優」は一大ブームを築いた。当時「声優グランプリ」をはじめ、複数の声優雑誌が発売されたり声優がパーソナリティーを務めるラジオ番組が数多くあり、その後徐々にブームも沈静化しブームが去るが、2009年、水樹奈々、茅原実里など歌唱力もある声優の登場でアニメソングがCDランキングの上位ランクイン、声優系の歌手たちが、いよいよJ-POPのメインストリームになだれ込み音楽業界からも注目を集める。2000年代のアニソン売り上げ別TOP10で見てみると、「けいおん!」「らきすた」「機動戦士ガンダムSEED」「涼宮ハルヒの憂鬱」が上位を占める結果に。また、タイアップ全盛時代これらの曲はオリコンランキングでも上位にランキングされ、アニメファンに限らず一般の音楽ユーザーとの境がなく、アニメヒット曲の系図が変わりつつある。 |