達人たちは1曲の詞を書くために、言葉を巧みに操り、その時代を象徴する言葉を探した。その言葉は多くの老若男女の心を掴んで離さず、その歌は大ヒットした。
「孤独がつらく感じるとき」、「愛することがよくわからなくなったとき」いつも、勇気と力を与えてくれた…、作詞家は言葉の魔術師である。そんなプロの「作詞家」の皆さんをゲストにお招きして、毎月、紹介していくこのコーナー。
今回は、1979年に石野真子「ジュリーがライバル」で作詞家としてデビューされ、現在は作詞家、プロデューサーとしてご活躍の「松本礼児」さんをゲストにお招き致しました。
詞を書き終えて自身のペンネーム、松本礼児と記した時の満足感は忘れられません。仲間の作家たちの顔を思い浮かべてながら、ほくそ笑んだものです。寡作な作詞家というより、煙たがれたり、怖がられたりで注文の少ない私ですが…。
自信と自負心が今日までの自分を支えていると思っています。
昭和40年上智大学卒業。
日本航空客室乗務員パーサーとして勤務。昭和45年キャニオンレコード設立に参加。
以後、制作部の責任者として森昌子、前川清、などを手掛け、夏川りみの発掘からデビューまでを見届ける。
在職中より「ジュリーがライバル」で作詞家デビュー。昭和62年「乱れ花」で古賀政男音楽祭グランプリ他数々の賞を受賞。現在は、作詞家、プロデューサーとして独立している。
SVCA-173 ¥1,200(tax in)
2005.9.21 Release
コロムビアミュージックエンタテインメント
TKSA-20987 ¥1,200 (tax in)
2005.12.07 Release
徳間ジャパンコミュニケーションズ
【これまで登場した作詞家さん】バックナンバー