達人たちは1曲の詞を書くために、言葉を巧みに操り、その時代を象徴する言葉を探した。その言葉は多くの老若男女の心を掴んで離さず、その歌は大ヒットした。
「孤独がつらく感じるとき」、「愛することがよくわからなくなったとき」いつも、勇気と力を与えてくれた…、作詞家は言葉の魔術師である。そんなプロの「作詞家」の皆さんをゲストにお招きして、毎月、紹介していくこのコーナー。
今回は、昨年18年ぶりに“渚のオールスターズ”の再結成で話題を呼び、作詞家としてだけでなく自ら歌手として、またエッセイストとして、ご活躍されている「亜蘭知子」さんをゲストにお迎え致しました。
「セクシー・ナイト」 /三原順子
「シーズン・イン・ザ・サン」 「SUMMER DREAM」 /TUBE
「ゆめいっぱい」 「LOVE…素敵な僕ら」 /B.B.クィーンズ
「Be My Venus」 「君はボクの青空」 /渚のオールスターズ
「青空が目にしみる」 /杉山清貴
「笑顔からまた始めよう」 /田原俊彦
「ムシキング・サンバ!」 /カオリ&ムシキング・アミーゴス
「涙 かくして」 /林あさ美
他多数。
書くときは自分を「無」の状態にして自然に湧き上がってくるインスピレーションを大切にします。
作詞家は言葉を紡ぎ出す媒体のようなもの。
作曲家が建築家、編曲家がインテリアデザイナーだとしたら、作詞家はその中に住む人間(歌手)に命を吹き込む脚本家のような存在でしょうか?
23才の時、母が亡くなる前に唯一聞かせてあげられた
私の最初のヒット曲なので・・・とても思い出深い作品です。
当時15才の三原順子さんは圧倒的な存在感のある子でした。
1月14日生、B型。
小学校4年の時に、クリフ・リチャードを聴いて音楽に興味を持つ。
中学時代はラジオから流れてくるエルトン・ジョン、T・レックス、ビートルズ等を聴く傍ら、歌詞の内容を知りたくて自ら訳詞をしているうちに作詞への興味を深め、19歳の時に作詞家としてデビュー。
81年からは自らもアーティストとして楽曲制作活動を始め、これまでに9枚のアルバムと3枚のシングルをリリース。
06年にはTUBE、織田哲郎、かまやつひろし等と共に18年ぶりに“渚のオールスターズ”を再結成。
現在は作詞家として活動する他、エッセイストとしても活動の幅を広げている。
AICL-1766 ¥1,223 (tax in)
2006.8.23 Release
■書籍情報
・「葬式ごっこ」 旺文社よりイジメをとりあげた児童書 (1999年4月刊行)
・「恋のロードサイン」 光文社より写真&詩集 (2003年6月刊行)
・「ハム太のひまわり」 手のひらサイズのケータイ絵本付 缶バッジ「TEHON」 2004年11月
【これまで登場した作詞家さん】バックナンバー