達人たちは1曲の詞を書くために、言葉を巧みに操り、その時代を象徴する言葉を探した。その言葉は多くの老若男女の心を掴んで離さず、その歌は大ヒットした。
「孤独がつらく感じるとき」、「愛することがよくわからなくなったとき」いつも、勇気と力を与えてくれた…、作詞家は言葉の魔術師である。そんなプロの「作詞家」の皆さんをゲストにお招きして、毎月、紹介していくこのコーナー。
今回は、J-POPからアニメまで幅広いジャンルでご活躍され、現在は子供向け番組への楽曲提供を積極的にされている「田辺智沙」さんをゲストにお迎え致しました。
「地球を蹴ってさか上がりして」/近藤名奈
「ナチュラルで行こう」/森川美穂
「背中合わせ~BACK TO BACK~」/田原俊彦
「ひらり」/忍者
「garnet」/中森明菜
「Carnival」/宝生舞
「Birthday Smile」/堀江美都子
「ギャラクシー★Bang!Bang!」/ムーンエンジェル隊
「AGEHA」/Spark
「Let it beat!」/AAA
その他、多数。
一つのメロディーにマッチする詞は、多分この世に一つしかないんだと思います。作詞家のお仕事は、その迷子になった言葉を捜してあげること。
メロディーも詞も、お互いの良いところを尊重しあって、我を張り過ぎないようにするのが大切だと思います。
名奈さんとはフルアルバム三枚一緒にやらせて頂きました。コンサートツアーもkey&Choで参加したし、合宿もあったし、大変思い出深いです。なかでも北海道レコーディングでは、外の雪を眺めながら、夏リリース予定のシングル曲の歌詞を書きました。なかなか書けなくて合宿所の部屋に缶詰状態...。良い経験になりました。名奈さんとは今でも仲良しで交流があるんですよ。
作詞家・作曲家
上智大学在学中よりセミプロとして活躍
'92年に作詞家デビュー、'93年に作曲家デビュー
数々のアーティストを始め、CMやアニメ番組の主題歌やゲーム音楽等提供作品は多数。
また、'01に長女を出産後からはTBS系「クボジュンのえいごっこ」等の子供向け番組への楽曲提供も積極的に行っている。
Happy GO Lucky所属。
AVCD-23107 ¥3,059(tax in)
M3:「Let it beat!」
2007.01.01 Release
¥1,785(tax in)
2005.06.10出版(朝日出版社)
番組のオープニング・エンディング曲他オリジナル9曲入り
【これまで登場した作詞家さん】バックナンバー