達人たちは1曲の詞を書くために、言葉を巧みに操り、その時代を象徴する言葉を探した。その言葉は多くの老若男女の心を掴んで離さず、その歌は大ヒットした。
「孤独がつらく感じるとき」、「愛することがよくわからなくなったとき」いつも、勇気と力を与えてくれた…、作詞家は言葉の魔術師である。そんなプロの「作詞家」の皆さんをゲストにお招きして、毎月、紹介していくこのコーナー。
今回は、「渋谷で5時」(鈴木雅之&菊池桃子)などのヒット曲を世に送り出し、最近はフランスに関するエッセイや翻訳なども手がけている「朝水彼方」さんをゲストにお迎え致しました。
「渋谷で5時」「恋のフライトタイム〜12pm〜」/鈴木雅之&菊池桃子
「違う、そうじゃない」/鈴木雅之
「眠れぬ想い」「非常階段」/中西圭三
「naive」「初恋」/大沢誉志幸
「19時のニュース」「未来派センス」/TOKIO
「そのキスが欲しい」/沢田研二
「あなたが満ちてゆく」/酒井法子
「語らない」/稲垣潤一
「逃げたりしない」/TO BE CONTINUED
「PINCH 〜Love Me Deeper〜」/知念里奈
「永遠の素顔」/class
他、吉川晃司、本木雅弘、米倉利紀、WINK・・など
無の状態でメロディーを聴く
直感
あふれる世界観を感じる タイトルを感じる
想い、情景、色をつける
自分がこういう歌を聴きたいという歌に仕上げる。
この詞は、ただアルバムの中の1曲としてさらりと書いたのですが、私の周りの友人が例えば大切な人を失ってしまった時、そして 深い悲しみや絶望の中から、這い上がっていかなければいけない時に私に何が出来るのかを考えると、この詩を送ろうという想いが浮かんでくるので歌としてではなく、ひとつの詩として送ったりしています。
詩集をEPICソニーに送ったところ認められ、同時期ソニーソングライターオーディションにも合格、ソニーミュージックアーティスツで第1号の作家契約となり、1990年作詞家デビュー。その後男性ボーカリストの作詞を数多く手がける。
現在、(株)ヴィレッジミュージックに所属。
近年は、フランス人の夫の関係で翻訳なども手がけ、公式サイトでは、フランスに関するエッセイ、またフランス語詩なども発表している。作詞家になったきっかけである、未発表の詩のストックを本にできればと企画中。
ESCL-3070 ¥1,528 (tax in)
M1:「恋のフライトタイム〜12pm〜」
M2:「渋谷で5時」
2008.05.28 Release
AVCD-31455 ¥1,050 (tax in)
(M2:「My Stage」収録)
2008.08.13 Release
【これまで登場した作詞家さん】バックナンバー