達人たちは1曲の詞を書くために、言葉を巧みに操り、その時代を象徴する言葉を探した。その言葉は多くの老若男女の心を掴んで離さず、その歌は大ヒットした。
「孤独がつらく感じるとき」「愛することがよくわからなくなったとき」いつも、勇気と力を与えてくれた…、作詞家は言葉の魔術師である。そんなプロの「作詞家」の皆さんをゲストにお招きしてご紹介して行くこのコーナー。
今回は、2005年〜2011年までチャットモンチーのドラムとして活動しており、バンド脱退後、東京カランコロンやSCANDALをはじめ様々なアーティストの歌詞を手がけている作詞家・作家の「高橋久美子」さんをゲストにお迎え致しました。
「空のカーテン」/ももいろクローバーZ
「雨と涙と乙女とたい焼き」/乙女新党
「泣き虫ファイター」/東京カランコロン
「24時間プラスの夜明け前」/SCANDAL
「Hello Yellow!」/住岡梨奈
「Vampire」/Awesome City Club
「シャングリラ」「風吹けば恋」etc... /チャットモンチー
日常のなにげないできことを少し角度を変えて覗いてみることで言葉は一気に輝くものだと思っています。 詩はもともと日常の中に存在しているものなのです。
2005年〜2011年までチャットモンチーのドラムと作詞を担当していました。脱退後、東京カランコロンさんから自分のHPに初の依頼をいただき、その後少しづつ作詞提供させてもらうようになりました。徐々に作詞家になっていったという感じですね。
チャットモンチー「ハナノユメ」
女性アーティストに提供することが多いので、男性のゴリゴリロックバンドにも書いてみたいですね。
作詞した曲はどれも全部好きです。
中学生のときの国語の授業で詩を作っていたのですが、それ以降、詩作にはまって授業以外でも詩を書くようになりました。一番身近で奥深い芸術だと思っています。
机に向かう時間よりも、思いっきり遊んだり街の中を観察して何かを感じることの方が大切かもしれませんね。
かわいらしいガールズバンドにこれくらいハードな言葉を歌ってほしかったので、彼女たちの最初のアルバムにも関わらず、かなりの攻めた詩を書いてしまいました。ごめんなさいね。でも、演奏する姿すごくかっこいいですよ。
やさしい毒をこの口に 含ませて
さよなら 声が消えた日を 記念日と呼ぼう
1982年愛媛県生まれ。
大学在学中にロックバンド、チャットモンチーにドラム、作詞家として加入。
2005年メジャーデビューを機に上京。
2011年、バンド脱退後は作家・作詞家として多方面で活躍している。
公式HP
(毎日新聞出版) ¥1,260(tax out)
2013.2.21 Release
VPCC-82337 ¥1,000(tax out)
2016.3.2 Release
KICS-3328 ¥2,778(tax out)
2016.1.20 Release
M-3: 「シナモンティー」
ESCL-4542 ¥972(tax out)
2015.10.28 Release
【これまで登場した作詞家さん】