達人たちは1曲の詞を書くために、言葉を巧みに操り、その時代を象徴する言葉を探した。その言葉は多くの老若男女の心を掴んで離さず、その歌は大ヒットした。
「孤独がつらく感じるとき」「愛することがよくわからなくなったとき」いつも、勇気と力を与えてくれた…、作詞家は言葉の魔術師である。そんなプロの「作詞家」の皆さんをゲストにお招きしてご紹介して行くこのコーナー。
今回は、歌ネットの歴代人気曲としてミリオンリリックにも認定されているJY「好きな人がいること」をはじめ、様々なアーティストの作詞を手がけている「山本加津彦」さんをゲストにお迎え致しました。
「好きな人がいること」/JY (ドラマ『好きな人がいること』主題歌)
「女子モドキ」/JY (ドラマ『人は見た目が100パーセント』主題歌)
「アイのうた」/ふくい舞 (ドラマ『恋空』主題歌)
「空」/JUJU (映画『しあわせのかおり』主題歌)
「赤い糸」/手嶌葵 (ドラマ『女の中にいる他人』主題歌)
「サクラミチ」「シアワセ色の花」「I love you」など/東方神起
自分の作曲した曲は、自分で作詞した方が良いことが多いので。
書いている時期とリリースした時期がずれているので定かでないですが、JUJUさん「空」が、詞を書いたのは2003年なので一番早いと思います。
手嶌葵さんの歌は、1曲書かせてもらいましたが、もう一度作ってみたいですね。あと、夏川りみさんの歌。自分が死ぬ間際に聴けるような曲を作りたいので、そういう歌を歌ってくれる方になるのかと。
昨年クリス・ハートに提供した「ゆいざくら」はカップリングだったのですが、今年見る桜が最後かもしれない、という死別の曲なのですが、実話なので大切な思い出と重なります。ほとんどがそういう思い出と重なる曲ですけどね。
「詩を書く」という気持ちでいると、この世界への感じ方が変わるんです。今まで何も感じていなかった、例えばビルの色、電車の音、他人、また、時を超えてその場所での何10年も前や、未来を想像して、そこに何があるんだろう、とか考えたりするようになります。詩を書くことは、虚しいと思っていたこの世界に、酔いしれる方法の一つです。
歌詞なので、いい曲、いい歌があっての詞です。自分が好きな曲を作る人、好きな歌を歌う人にお願いして、作詞をトライさせてもらうと良いと思います。あとは、いい歌詞が書けても、根性と行動力で道を切り開かないと、チャンスはありません。そして大事なのは、続けることです。
JY(知英)さんと一緒に書いたのですが、歌詞の通り、何度も何十回も書き直した詞です。実際、泣いたり笑ったりもしたし、いろんな思い出が詰まっています。JYのスタッフは全員女性なのですが、この曲は女の子が主人公の歌詞なので、僕が気持ちを読めていないと、女性陣に総ツッコミを入れられたりと、勉強になりました。冒頭で「もし5分前に戻れるなら何をしますか?」なんて言葉がメロディと一緒に出てきたのですが、やっぱり良いのができる時は歌詞とメロが一体になっています。
人生は後悔ばかり
でも泣いて笑って少しずつ進むの
生まれ:1979年7月17日
出身:大阪府泉大津市
19歳の時、地元のレストランで、ジョン・レノンの「Love」の生演奏を聴いて、
自分でも弾いてみたくなり、独学でピアノを始める。
上京後、SOIL&"PIMP"SESSIONSの丈青に弟子入り。
音楽の修行に励みながら、リーダーバンドである「Ao-Neko」で活動。
Ao-Nekoで手がけた楽曲が評価され、様々なアーティストへの楽曲提供も行うようになる。
2007年より、Sony Music Publishingと専属作家契約、
以降、主に作詞・作曲家として活動。
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所属事務所 HP
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初回生産限定盤
SECL-2152~SECL-2153 ¥1,481(tax out)
通常盤 SECL-2154 ¥1,165(tax out)
M-1:「パッ」(作曲)
2017.5.3 Release
完全生産限定盤
SRCL-9403~SRCL-9404 ¥3,700(tax out)
初回生産限定盤
SRCL-9405~SRCL-9406 ¥3,700(tax out)
通常盤 SRCL-9407 ¥2,700(tax out)
2017.5.10 Release
8曲の作曲と7曲の作詞をさせていただき、
僕が多面性になってしまいました。(山本)
【これまで登場した作詞家さん】