達人たちは1曲の詞を書くために、言葉を巧みに操り、その時代を象徴する言葉を探した。その言葉は多くの老若男女の心を掴んで離さず、その歌は大ヒットした。
「孤独がつらく感じるとき」「愛することがよくわからなくなったとき」いつも、勇気と力を与えてくれた…、作詞家は言葉の魔術師である。そんなプロの「作詞家」の皆さんをゲストにお招きしてご紹介して行くこのコーナー。
今回は、NEWSや滝沢秀明、A.B.C-Zなどをはじめ、数々のアーティストの作詞を手がけ、ご自身もシンガーとして活躍なさっている「近藤ナツコ」さんをゲストにお迎え致しました。
「I・ZA・NA・I・ZU・KI」/NEWS
「ずっと」/NEWS
「Detroit」/滝沢秀明
「HIGHER!FLY!」/A.B.C-Z
「Shining Tears」/保志総一朗
「Hasta La Vista」/今井麻美
「Half moon Afternoon」/たなかりか
ほか 多数
それまでは、「自分が歌うなら」という目線でしか書いていませんでした。ある時期、熱の花というバンドで、男性とDUO VOCAL。はじめて、「自分が歌うなら」ではなく、「彼が歌うなら」と目線を変えたことで、世界がひろがりました。そして、見に来てくれていた音楽関係の事務所の方から、作詞のコンペに参加してみない?とのお誘いを頂いたことがきっかけです。
少年隊のミュージカル「PLAYZONE 2003 Vacation」の「KEEP ON SINGIN’」です。コンペに参加しても、もちろん、すぐには決まりませんでしたので、ただただ、うれしくて、はじめて聞いた時は、感動で心うるうるでした。
だれだろう。新しい楽曲との出会いは、確かな何かに導かれているので、いつも、楽しみです。ドラマ、映画好きなので、いろんなキャラクターを演じられる人の素に迫ってみたい。
このインタビューを受けるにあたって、いままでの作品ファイルを眺めました。向き合って絞り出した場面を想えば、世に送り出せなかった作品も含めて、すべてが愛おしい。
敢えて、選んだわけではないです。選んだとなると、おこがましい気がしてしまいます。洋楽の歌詞を手に入れることが容易くない時代に、聞き取っても聞き取れない英語を歌うより、歌詞をつけて自分の言葉で歌おう。敢えて言うなら、そこで選んでたのかな。
マニュアルがあるわけではないです。自由という窮屈さを乗り越えて、楽しんで、喜んで、続けてください。
KNM PROJECTに参加させて頂きました。この曲の原型の一つ、ジャニーズJr.の「ピースのサイン」の作詞をしました。メロディーとテーマからどんどん描く情景が浮かんできたことを、今も鮮明に覚えています。はじめて、歌詞と同じ振り付けを見た時、感動でまたまた心うるうるでした。
空高くかかげ 指ひろげつくる ピースのサイン
シンガーであり、また作詞家でもある近藤ナツコは、幼少より日本の歌謡曲、ポップスを聴く一方で、黒人音楽(Motown, Soul, R&B)に影響を受けて、音楽活動を開始、1993年5月I.WハーパーCMソングでプレデビュー、同11月「さんまのまんま」エンディングテーマでデビュー。その後、Double Voice、熱の花、FUNKの会、ギタリスト石井完治氏との DUO等、ジャンルの枠を超えて多くのミュージシャンとコラボしながら、近年は、ニューヨークに足を運び、セッション、オープンマイクに積極的に参加。すっと心のどこかに溶けていく声が、言葉を紡ぎ、伝えていく。柔らかく、時には力強く、オリジナルの音楽世界を広げている。作詞家としては、ジャニーズアーティスト、声優、アニメ、舞台に詞を提供。
初回盤A JECN-0475~6 ¥1,400(tax out)
初回盤B JECN-0477 ¥1,400(tax out)
通常盤 JECN-0478 ¥1,100(tax out)
2017.02.08 Release
※初回盤B収録
M-4:「I・ ZA・NA・I・ZU・KI -Represent NEWS Mix-」
2016.09.14 Release
「AgeTekoFormAtion」
「Ole!Heart Beating」
2017.07.25 Release
近藤ナツコデビュー20周年イベント
「20Years」記念ソング。
たかはしごうによる書き下ろし。
【これまで登場した作詞家さん】