作詞家をはじめ、音楽プロデューサー、ミュージシャン、詩人、などなど【作詞】を行う“言葉の達人”たちが独自の作詞論・作詞術を語るこのコーナー。歌詞愛好家のあなたも、プロの作詞家を目指すあなたも、是非ご堪能あれ! 今回は、JUJU「やさしさで溢れるように」をはじめ、様々なアーティストに提供した楽曲が次々ヒットしている作詞家・作曲家・編曲家・ピアニスト・音楽プロデューサーの「小倉しんこう」さんをゲストにお迎え…!



作詞論
何よりも先ず自分で歌いながら作ること
一番大切にしていることはこれです。「歌っていて気持ち良い」。これはそのまま聴き手の気持ちの良さにも通じてくると思います!韻の踏み方や母音の位置など使える技術は沢山ありますが、何よりも先ず自分で歌いながら作ること。
[ 小倉しんこうさんに伺いました ]
歌 手
JUJU
タイトル
やさしさで溢れるように
この楽曲はもともと、亡くなった愛犬に捧げるために書いたレクイエムでした。天国に行ってもやさしい世界の中で暮らせますようにと。この楽曲は愛犬に「書かせてもらった歌詞」だと今でも思っています。また音楽作家として駆け出しだった自分が共作詞者の亀田誠治さんから直接アドバイスを頂けた貴重な制作でもありました。自分を音楽作家にしてくれた本当に大切な1曲です。
1980年生まれ。群馬県出身。♂。作詞・作曲・編曲。演奏楽器は Kb, Gt, Ba, etc...
25歳の折、現在所属している作家事務所『LIQUID MUSIC』の社長に出会う。
翌2007年より楽曲コンペに参加。2008年より正式に『Sony Music Publishing』にて専属作家として活動を開始。

2009年、JUJU、西野カナに提供した楽曲が次々にヒット。「やさしさで溢れるように」は徳永英明をはじめ、多くのアーティストにカバーされている。優しく華やかなメロディーが特徴的で、様々なジャンルに対応。
OSHINKO STUDIO (公式サイト)