中学2年生の頃に隣のクラスの友達が作曲みたいな事をしていて、それに歌詞をつけたのが始まりだったと思います。後は高校時代に友達数人と既存のヒット曲にいかにえげつない替え歌を乗っけられるか、という事で歌詞を書いては授業中に回し読みしていたのも一個のルーツなのかなと。

そこから自分も曲を書き始め、シンガーソングライター時代を経てTVアニメ『プリンセスラバー!』のキャラクターソング「Feathery Kiss」が最初の提供作品でした。よく考えれば作曲より作詞歴の方が長いんだなと振り返って気付きました。

日々自分が見聞きしているものであったり過去の体験であったりを広げて書く、という事が多いです。後は人との会話からも多いかもしれません。アーティストさんやアイドルさんの場合であればインタビュー記事なんかも掘り下げると面白いですよね。

誰の作品なのか、をまず念頭に置きつつ頭から書いていきます。書いている最中は曲の最後まできちんとブレずに一本の線の上に言葉があるか、に一番集中力を使います。

自室が一番落落ち着いて書けます。

特にありません。

相応しい歌詞。

「日常/official髭男dism」
スーツでもスウェットでもそれは同じみたいだ

ここの1行だけで色んな情景や人物が浮かび上がって来ます。報道番組のタイアップという大前提で更に考えると、それを見る時間帯であったり聴き手の生活であったりへの寄り添い方が凄いな、と。

夜→朝の時間軸の流れが好きすぎるので、その辺りにまつわる言葉はよく使ってしまっています。あとは使わないように意識している言葉、というわけではないのですが、一見ポジティブな言葉でも受け取り手次第でネガティブな言葉にとらえられてしまう、的なものは出来るだけ使わないようにしています。

没入感と客観性のバランスでしょうか。

歌物である以上、言葉だけでもメロディだけでも成り立たない、という所が歌詞を書く上での醍醐味だと思います。難しい事は一旦置いておいて、メロディに歌詞をつけて自分で声に出して歌ってみると楽しいですよ。