大盛況の中、ツアーファイナル終了!

 連日の雨を吹き飛ばし、さすがの晴れ男っぷりで今年一番の秋晴れを記録した10月11日、“ナオト・インティライミ”の1st album 「Shall we travel??」のリリースを記念し、全国でTOTAL約8,000人を動員した初ツアー「Shall we トラベる??」〜旅は道連れ、世は騒げ!〜のツアーファイナルが開催された。ツアーは全会場ソールドアウトしただけあって超満員のZEPP TOKYO。

 ナオトらしい気の利いた会場案内で期待感が高まる中、約2時間半に渡るワンマンライブは、アルバムと同じくファンキーでセクシーな「テキナビート」からスタート、インディーズ時代の人気曲「風になれ」なども含みつつ、「Oh! My destiny」「星の住人」などアルバム曲の隠れた人気曲を多数披露し、オーディエンスの熱を上げていく。

 時に激しく、時にコミカルなパフォーマンスは勿論、ツアーを通して競演してきたバンドメンバーの演奏も素晴らしく、息もぴったり。ライブ途中にサッカーのリフティングを始めたり、レフリーが登場するなど、会場が騒然とするような演出も随所に織り込まれ、エンターテイメント性の高いステージが展開されていく。

 途中椅子に座って質問コーナーを差し込むなど、ナオトならではの企画でオーディエンスを飽きさせない構成。「夏音」「キミライフ」「ため息インジケーター」などしっかり聴かせるパートも織りまぜつつ、「WA WA WA」「カーニバる?」では会場の全員が跳ね踊り、タオルを回す回す!

 会場のボルテージは頂点に達する。60万DLを記録したヒット曲「タカラモノ〜この声がなくなるまで〜」もしっかり披露。アンコールでは最新曲「ありったけのLove Song」「マワセマワセ」の人気曲も。本格的なライブパフォーマンスの間に綿密に仕込まれた、思わず笑顔になってしまう遊園地のような演出は、老若男女問わず楽しめる上質なエンターテインメントだ。世界を旅したナオトならではの国境や人種の壁を越える楽しさが満載。旅で体得した感覚やアイデアが活かされている。

 2ヵ月後の12月13日には、早くも日本武道館でのワンマンライブも決定しており、更なるエンターテインメントを引っさげて日本を笑顔で盛り上げてくれるに違いない、そう確信させてくれるほど、とにかく来場者の笑顔が象徴的な素晴らしいステージであり、アーティスト、エンターテイナーとしてのポテンシャルを発揮した一夜となった。