イッキ

 2026年1月28日に“鈴木実貴子ズ”がメジャー2ndアルバム『いばら』をリリースしました。今作は、先行配信シングル「ががが」を含む10曲入り。アートワークのディレクションは、藍坊主、sumika、FINLANDSといったアーティストのロゴやジャケット、MVを手がけるクリエイター・大川直也が、1stアルバム『あばら』に続いて担当しました。
 
 さて、今日のうたでは“鈴木実貴子ズ”の鈴木実貴子による歌詞エッセイを3週連続でお届け。第1弾は、収録曲「イッキ」にまつわるお話です。人間同士の摩擦から生まれる「なんだかなあ!!」をアルコールでなんとかできない。そんな自身が“イッキ”するものは…。ぜひ、歌詞とあわせてエッセイをお楽しみください。



わしがよお、まじで命と体と心をかけてやっとる物事に対して、適当な仕事すんなよ。ズレなのよ、熱量のズレ。だって目的がそれぞれ違ったりするもんね、見てる方面が違うの。大事にしてるものを侮辱されたような、軽く見られたような、鼻で笑われたような。関係ない所でそれが行われても別にいいけど(例えば知らんやつがネットで私をたたこうが、まじでどーでもいい)でも一緒に動く、同じ界隈におるのなら、ある程度の敬意を示せや。
 
まあ、こんな意識のズレは、どんな世界でもあるんやろねー。上司の不満とかも、ちゃんと褒めろや、とか。ちゃんとこっちもやっとるわぼけ、こっちにはこっちの考えがあるんやわーとか。まんなかをみてくれ。相変わらず、ずれとんなーみたいな。
 
それぞれ違う人間が同じ社会で生きるって、摩擦ばっかやで、そういうもんなんやろな。
 
でも、この「なんだかなあ!!」をうちは、アルコールで薄める事ができやんの、、だって飲めやんもん、、。
会社の愚痴をいいながら、ちょっと笑い話にしてお酒飲む人らを、バイト帰りチャリ漕ぎながら今池のやぶ屋。いいなぁーて思ったん。赤ちょうちん、知らん人同士が、やんわりその場だけ仲良くなったり、まあ、酒の席やでな!!となぜか許させる奇行とか。アルコールの缶だけ持って街中で大声で叫んだろかな、とも考えた。千鳥足ってどんな気分なん、にこにこしとって幸せそうで、あんな顔でぐにゃぐにゃで笑ってみたい。と思う。全部忘れてハッピー!みたいな魔法ではないとは思うけど、依存できるぐらい魅力があるんやろ、、ええなぁー、、。(翌日きついらしいけど。)
 
まあ、そんなかんじで、おでがイッキするんはド現実の泥水なんやなぁ~と。飲み干したろやないかい!(^◇^)と思いまちた。
 
<鈴木実貴子ズ・鈴木実貴子>



◆紹介曲「イッキ
作詞:鈴木実貴子
作曲:鈴木実貴子

◆メジャー2ndアルバム『いばら』
2026年1月28日発売
 
<収録曲>
01. ががが
02. ゆれる6弦
03. イッキ
04. 四月の風
05. ブルース
06. 0月0日
07. パンダ
08. 止まるな危険
09. ハックオフ
10. ちいさなうた