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  • CHIHIRO
    “好き”という二文字が全ての感情に勝ってしまうから。
    “好き”という二文字が全ての感情に勝ってしまうから。

    CHIHIRO

    “好き”という二文字が全ての感情に勝ってしまうから。

     2023年2月1日に“CHIHIRO”がデジタルベストアルバム『KOI』を配信リリースしました。今作のコンセプトは沼ソング。先行シングル「遊びとか言わないで」をはじめ、恋愛沼から抜け出すための全15曲入りのベストアルバムとなっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“CHIHIRO”による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、新曲「 遊びとか言わないで 」にまつわるお話です。思わせぶりなあのひと。このままこの恋を続けていいのか、“好き”のなかで葛藤している方へ。この歌詞とエッセイを受け取ってください。   新曲「遊びとか言わないで」は 本命になりきれない女の子を描いた曲です。   思わせぶりをしてきたり、遊びだってどこかでわかっていても、好きが勝ってしまってやめられないしまだ側にいたい… 葛藤しながらも恋を貫きたい想いを書きました。   好きな人の行動が点でしか分からないとしても、 その点という一瞬の中で“好き”をくれたり 恋人みたいに優しくされたりすると 彼女になれるのかな?って期待を持ってしまいます。   いつも側にいてくれる存在でいて欲しいなら 本当は行動が線で見える相手じゃないと難しいもの。   頭では分かってる。でも結局“好き”という二文字が全ての感情に勝ってしまうから恋愛の沼にハマってしまいます。   最後は自分の力でその沼から抜け出さなきゃいけないけど、そこから抜け出すにはすごくパワーが必要で。   その恋を貫くのもその恋を諦めるのも 自分でちゃんと決断しなきゃいけない。   それは自分が幸せになるために決めるものであって欲しいなと思います。   相手に合わせたり、ご機嫌を伺ったり 相手軸の恋愛じゃなくて 自分がまず自立してること。 自分軸で恋をした上で それでも頑張った思いは 強くて真っ直ぐで誇らしいはず。   関係がどんなに難しくても、 届かなくて報われないとしても、 少しの光を信じてひたむきに恋をしたなら どんな結果になってもきっと後悔しないと思うんです。   「遊びとか言わないで」は 葛藤する気持ちの中に真っ直ぐな“好き”を書いたので ぜひ聞いてみてください。     ベストアルバム『KOI』、そして新曲は、前を向ける言葉を歌詞に込めたので、沼恋から抜け出せるきっかけに少しでもなれたなら嬉しいです。 <CHIHIRO> ◆紹介曲「 遊びとか言わないで 」 作詞:CHIHIRO 作曲:CHIHIRO ◆デジタルベストアルバム『KOI』 2023年2月1日配信リリース   <収録曲> 01, ずるいよ 02, RESET 03, 3% 04, 好きになっちゃいけない人 05, やっぱり好き 06, 遊びとか言わないで 07, 君がいない世界は切なくて 08, 好きだけどサヨナラ 09, 恋人ごっこ 10, 私きっとこの恋を永遠にね忘れない 11, 冷たくしないでよ 12, バカミタイ 13, もうおしまい 14, 失恋のあと 15, 君を忘れるための歌

    2023/02/06

  • Ran
    まるで坂の上に好きな人がいるみたいで。
    まるで坂の上に好きな人がいるみたいで。

    Ran

    まるで坂の上に好きな人がいるみたいで。

     独自の言語表現を持ったシンガーソングライター“Ran”が、新作を4か月連続で配信リリース!2023年2月3日に第4弾「立春、坂道にて」をリリースしました。春を待つ思いを、好きな人が坂の上に居る状況と重ねて描かれた1曲。誰かや何かを“待ち遠しい”と思う気持ちを楽曲で感じながら、ご堪能ください…!    さて、今日のうたコラムでは、そんな“Ran”による歌詞エッセイをお届け!今回が第4弾、最終回です。綴っていただいたのは、新曲「 立春、坂道にて 」にまつわるお話。もうすぐ訪れる春にぴったりなこの曲。どのようにイメージを膨らませていったのか、どんな想いを込めたのか、ぜひ歌詞と併せてエッセイを受け取ってください。 以前、「せかい」「夜逃げ」のアレンジをしていただいた、宮田“レフティ”リョウさんとコライトしてできた曲です。レフティさんのスタジオに一緒に入り、最初にテーマとして、爽快感のある曲をかいてみたいという思いで生まれました。   その時できた音源はとてもシンプルで無駄なものがなく、どんな色にもなれるなと私は感じていました。   色のイメージはグレーと薄いピンク。 ちょっと粘り気のある視点で、そして春。   曲をかいているとき、こんな言葉が出てくるんだ と正直に驚きました。 曲ができるヒントはそこらじゅうに落ちていて。   身が入ってない本読み、坂道を登ることができなかった身体、外に出ることが億劫で雑になっていく身なり、胃に入っていなくても湧き上がる吐き気、面白いくらいこの曲の元とは思えない日常に、春を描いてみたくなりました。   これを読んでいる皆さんは、片思い したことありますか? 好きな人を思った時、胸が苦しくなりますか? その苦しさの種類は何ですか?   そんなことを考えていくと、この「立春、坂道にて」も一種の苦しさをうたった曲なのかもしれないと思いました。   1番難しかったことが、タイトル決めです。 今、とってあるメモで確認したところ16個候補がありました。 一日おいて曲を聴くと、坂が見えたんです。 掴めない袖も、吸う息が多くなるのも、まるで坂の上に好きな人がいるみたいで。   漠然とかきはじめにグレーと薄いピンクと思っていたのも、潜在的に春を選んでいたんですね。   面白いなぁとこの曲をかいていて思いました。 まだまだ自分でも自分の知らないことがあって、ひとつずつ形をつくっていく。   大半は妄想で、ほんとかうそかわからない。 その中でこんなにも愛おしくて、かわいい曲がかけました。   春を一緒に迎えましょう。 <Ran> ◆紹介曲「 立春、坂道にて 」 作詞:Ran 作曲:Ran・Miyata“Lefty”Ryo

    2023/02/03

  • reGretGirl
    そばにいるからそばにいてほしい。
    そばにいるからそばにいてほしい。

    reGretGirl

    そばにいるからそばにいてほしい。

     2023年2月1日“reGretGirl”がメジャー2ndフルアルバム『tear』をリリースしました。今作には全12曲が収録。これまで作品の多くが”失恋”を題材に制作されてきましたが、本作では“涙”を通して「あなたに寄り添い続ける音楽を」というメッセージが込められております。失恋だけではない、あらゆる「泣きたいこと」に手を差し伸べるreGretGirlの新作にご注目を!    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“reGretGirl”の平部雅洋による歌詞エッセイをお届け! 綴っていただいたのは、今作『tear』に通ずる想いです。年を重ねてきた彼が今、新たなアルバムを届けるにあたり、伝えたい言葉は…。歌詞と併せて、このエッセイを受け取ってください。 reGretGirlはこの度、2月1日にMajor 2nd Full Album 『tear』をリリースいたしました。これも日頃から応援してくださる皆様のおかげでございます。本当にありがとうございます。   今回はこのアルバム『tear』に纏わる、セルフライナーノーツの様なものを書かせていただきました。是非アルバムと合わせてご一読ください。   昼間から自室に引きこもり、気がつけば日は暮れ部屋は冷房で冷えきっていた。もう何時間も創作に頭を抱えていたので、進まない筆を置き缶ビールの栓を開けた。冷房の風は頭をより重く感じさせたので、夜風にあたるため窓を開けた。八月の十九時はまだ日光の残滓が混ざったような薄暗い空だ。この夜空には覚えがある。不意に蘇る記憶。これは十五歳の夏、吹奏楽コンクールの結果に悔し涙を流した夜と同じ夜だ。そう確信した瞬間込み上げてくるものがあり、何故だか涙が溢れた。   悲しいわけでも、悔しいわけでも、嬉しいわけでもない。この涙は「懐かしく」て流れたのだ。これは時間をかければかける程培われるもので、“大人になった”副産物であり、この涙をとても美しいものだと感じた。これから人生が続くほど、この尊き涙が流れるのであれば、大人になるのも悪くないと思えた。   「忘れられない瞬間」は一長一短で、歳を重ねるごとに増える。部活動に明け暮れ全てを注ぎ込んだ夏を、何も手につかなくなった身を焦がすほどの恋を、友が亡くなり空虚な心を埋め合うように居酒屋で飲んだビールを。他にも数え切れないほどその「瞬間」は存在する。不意にこれらの記憶の琴線に何かが触れ、また美しい涙を流せるようにありたい。   いくつになろうと悩み尽きぬ日々。現状へ満足を得られず満たされはしない。苦役を強いられている様だと感じる今、理不尽を目の前に、飲み込んだその言葉は溶かした鉄の様に熱く、心を焼き尽くす。「悔し涙を堪えるな、今日ぐらい泣いても良いのだ。」と先ず己に明言する。とりあえず生きてさえいれば、いつか笑える日を迎えることを覚えた僕から伝えたい事は単純だ。   「そばにいるからそばにいてほしい」   reGretGirlはフルアルバムをリリースした。きっと何度もこれから使う言葉だと思う、しかし大切だからここに書く。   「今の我々の“全て”が詰まったアルバムが完成しました。是非、愛してあげてください。」 <reGretGirl・平部雅洋> ◆Major 2nd Full Album『tear』 2023年2月1日発売   <収録曲> 1. ギブとテイク 2. best answer 3. サムデイルーザー 4. ダレヨリ (Album Ver.) 5. KAWAII 6. winter 7. ルックバック 8. 車の中から 9. サンシャワー 10. ハングオーバー 11. remind 12. tear

    2023/02/02

  • Benlou
    どんな情報から昔のことを思い出しますか?
    どんな情報から昔のことを思い出しますか?

    Benlou

    どんな情報から昔のことを思い出しますか?

     2023年2月1日に“Benlou”がキャリア初となるEP作品『煙』を配信リリース!収録曲にはフジテレビ系音楽番組『Love music』EDテーマソングとなった1stシングル「Ripple Mark」、忘れることのできない大切な記憶をテーマに歌った2ndシングル「ミラージュ」、J-POP全盛期の歌謡曲を彷彿とさせるエモーショナルな3rdシングル「路地裏」、そして本作のリードトラック「煙」を含む新曲3曲を加えた全6曲が収録されております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“Benlou”の仙田和輝による歌詞エッセイを2週連続でお届け!今回は第2弾。綴っていただいたのは、今作『煙』のテーマである“記憶”にまつわるお話です。自身の楽曲制作と記憶の関わりとは。みなさんはどんなときに昔のことを思い出しますか…? みなさんこんにちは。Benlouの仙田です。 先週に引き続き、エッセイ第2弾を書かせていただきます。 どうぞよろしくお願いします!   本日1st EP『煙』が配信リリースされました!ありがとうございます! 新曲3曲を含む全6曲収録を収録した、Benlou初となる記念すべきEP作品です。 タイトルトラックの「煙」を始め、自信をもってお届けできる楽曲が詰まっていますので、ぜひぜひお聴きください!   そんなEP『煙』ですが、収録曲を振り返ってみると、特に過去への思いがテーマとなっている楽曲が多いなぁと感じました。 タイトルトラックの「煙」も遠く離れていく人についての記憶をテーマに書いた1曲です。 ということで、今回は私の楽曲作りと“記憶”との関わりについて書いていきたいと思います。   風景、匂い、音、言葉… みなさんはどんな情報から昔のことを思い出しますか? そのきっかけは人によって様々だと思いますが、特に嗅覚は五感の中で唯一、脳の記憶や情動を司る領域と直接つながっているため、香りの成分が脳に届くと、情緒的な記憶を思い起こしやすいのだそうです。   ちなみにこの現象には名前がついていて、フランスの文豪マルセル・プルーストの長編小説『失われた時を求めて』にちなんで「プルースト現象」と呼ぶそうです。   私が歌詞を書く時は、何らかの記憶がきっかけとなっていることが多いです。 そしてその記憶には様々な感覚が結びついています。   例えば、生まれ育った町の風景、町を歩きながら感じた空気の匂いや温度、今ではもう無くなってしまったお店、久しく会っていない同級生の表情、当時交わした他愛もないやりとり…   言い換えれば、私にとって歌詞は写真や日記のような存在でもあります。 内容の全てがノンフィクションというわけではありませんが、かつて思ったこと、感じたことが根幹にあります。 楽曲を聴いてくださった皆さんとそっくりそのまま同じ記憶や感覚を共有することはできませんが、何かを思い起こして向き合うきっかけとなればと思います。   記憶といえば、最近薬局で「記憶力を維持するサプリメント」なるものを見かけます。 一体どれほどの効果があるのだろうと興味本位で飲み始めてみたのですが、結局三日坊主で効果が分からないという体たらくです。 記憶力よりもまず継続する力を身に付けたいと思うこの頃です。   それではまた。 2週に亘りご覧いただきありがとうございました。 <Benlou・仙田和輝> ◆1st Digital EP『煙』 2023年2月1日発売 配信サービス一覧: https://benlou.lnk.to/kemuri     

    2023/02/01

  • 新山詩織
    今年もマメに。
    今年もマメに。

    新山詩織

    今年もマメに。

     聞くひとの心を捉えて離さない、染み入る歌声と歌詞が多くのリスナーを惹きつけるシンガーソングライター・新山詩織。そんな彼女が、2022年12月にアーティストデビュー10周年を迎え、2022年4月17日にはメジャーデビュー10周年を迎えます…!    さて、今日のうたコラムでは、メモリアルイヤーを記念して“新山詩織”による歌詞エッセイを1年を通じ、12ヶ月連続でお届け!今回はその第2弾です。お節料理のなかでとくにお気に入りの黒豆。実はそんな黒豆には、自身の音楽にも通ずる“そこにある意味”があったのでした。今の新山詩織の想いを受け取ってください。 一年が去って、また一年 新たな日々が始まった。   それを祝うかのように 色鮮やかに並ぶたくさんのお節料理たち   毎年、数ある中でも 特に意味も知らず手を伸ばしては ぱくぱく口に運んでいたのは「黒豆」。   甘くてしっとりしていて 噛めば噛むほど味が口の中に染み渡る   余った煮汁もコクがあって 最終的には飲み干すほど大好きだ。   「黒豆」は女性には嬉しい効果がたくさんあるよう なので…罪悪感はこれぽっちもない。   そんな学生時代、とある日の家庭科の宿題で お節料理のそれぞれの意味を調べる機会があった   そこで初めて「黒豆」がそこにある意味を知った。   「黒豆」 =黒く日焼けするほど、まめに健康に過ごせるように。 邪気払い。まめに働けるように。    ただ美味しいから、好きだから、食べたいから 手を伸ばしていたのももちろんあるけれど   結局は無意識に、自分の“願い”みたいなものが そこに惹きつけられていたのかも…なんて思いはじめた。   「黒豆」に限らず、自分の好きなものやお気に入りのものも きっと、ただ気にしていないだけで、実はちゃんと意味を持っていて 自ら近づいたり、触れたり、見たり聴いたりしているのだろう。   今年は、自身の曲も、私にとっての「黒豆」のように 思わず聴きたくなるような存在になれたらいいなと   ひとつひとつ箸で摘みながら、考えていた。 <新山詩織>

    2023/01/31

  • moon drop
    元恋人からの一通の手紙から始まった
    元恋人からの一通の手紙から始まった

    moon drop

    元恋人からの一通の手紙から始まった

     2023年1月25日に“moon drop”が2nd Full Album『僕の唄で君に永遠を』を配信リリースしました。さらに3月22日にはCDリリースすることも決定。結成から約9年間、まっすぐにラブソングだけを歌い続けてきた彼ら。今作も相も変わらずラブソングだけを詰め込んだ全11曲のアルバム作品となっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“moon drop”の浜口飛雄也(Vo.)による歌詞エッセイを3ヶ月連続でお届け!今回は第1弾。綴っていただいたのは、今作の入り口を飾る収録曲「 愛の縫目 」にまつわるお話です。別々の道を歩くことにしたふたり。別れて少し月日が経ったあるとき、届いた手紙に書いてあった言葉は…。歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 広くなった部屋 広くなった玄関 見合わない食器の数 知らない調味料の場所 唯一増えたものといえば 手持ちの合鍵の数くらい   少し前のはなし 恋に出会った僕ら二人 途中で立ち寄るコンビニ 酔っ払った帰り道 不機嫌になって出ていった時も 一日の最後は同じ場所へ帰る 思い返してみれば そんな奇跡みたいなことの繰り返しだった   いつからすれ違ったのかなんて いつから掛け違えてたのかなんて 分からないし、分かりたくもないけど 少しずつ、少しずつほつれていることに 二人ともとっくに気付いてたのかもね 愛を旅する二人にはなれなかったみたい   最後にあの部屋を出る時に振り向かなかったのは きっと君の優しさなんだろう 知らないふりをして 分かりきったように 寄り添うように 僕らは別々の道を歩くことにした   少し時間が経って 貯まる郵便物に目をやると 君からの手紙が   出掛けた時のテーブルの上 たまにのお弁当の中 月に一回の二人がくっついた日 生活のふとした瞬間のあの手紙と同じ 相変わらずな文字だった 思い返すように 巻き戻すように その文字を目で追った   手紙の最後に書かれてた言葉       「いつか大きくなって私を見返してね」       君に言われなくたって いつかでっかくなって君のこと見返すから ずっとみててね   - - - - - - - - - - - - - - - - - -     愛の縫目は一体 どこにあるんだろう 知ってさえいればずっと ほつれることは無いんだろうけど 縫い合わせることも無くなるだろう 最後に部屋を出る時 振り向かなかったのは 君の優しさなんだろう 玄関先に届いてた手紙は 相も変わらずな文字だった   恋に出会って 愛を旅する そんな二人になれなかったけど   例えば生まれ変わっても君を探すよ 例えば僕のことを待っていなくたって 例えば他の誰かと結ばれてたって 今すぐに真っ直ぐに君の元をめがけて 迎えに行く   僕の瞳に今も棲みつく 君の欠片は僕を覚えてる   いつか大きくなって見返してよ、なんて 最後に書かれてた文字が僕を指差す さよならが追いつけないスピードで走るよ 今更そんなこと君に言われなくたって   例えば君が居なくたって生きていけるよ だけどそれじゃ生きた心地がしないんだよ 記憶はいつも曖昧で頼りないけど 今ここにある 肌の温もりを 誰よりも信じている <moon drop・浜口飛雄也> ◆紹介曲「 愛の縫目 」 作詞:浜口飛雄也 作曲:浜口飛雄也・坂知哉  ◆2nd Full Album『僕の唄で君に永遠を』 2023年1月25日 Digital Release 2023年3月22日 CD Relaese   <収録曲> 1. 愛の縫目  2. ボーイズアンドガールズ  3. オールドルーキー  4. 君とiらんど。  5. 足りない 6. ふたりぐらし  7. kiiteruno?  8. ex. ボーイフレンド  9. 花  10. タイムマシン  11. アダムとイブ ◆配信サービス一覧: https://moondrop.lnk.to/bokunouta    

    2023/01/30

  • 坂本真綾
    100年後の誰かと語り合える歌か。
    100年後の誰かと語り合える歌か。

    坂本真綾

    100年後の誰かと語り合える歌か。

     2023年1月25日に“坂本真綾”が両A面シングル「まだ遠くにいる/un_mute」をリリースしました。タイトル曲「まだ遠くにいる」は、WOWOWオリジナルアニメ『火狩りの王』のEDテーマ曲。「un_mute」はTVアニメ『REVENGER』のEDテーマ曲です。そして、坂本真綾が作詞・作曲を手がけた「こんな日が来るなんて」がカップリング曲として収録。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“坂本真綾”による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、今作に収録される新曲「 こんな日が来るなんて 」に通ずるお話です。自身が歌詞を書くとき、常に頭のどこかにある大切な視点について明かしてくださいました。ぜひ、歌詞と併せて、受け取ってください。 私が今歌っている歌を、ひょんなことから100年先の未来の誰かが偶然耳にして、気に入ってくれるかもしれない可能性について、ときどき考える。   私が日々聴いている音楽の中には、私が生まれる前の時代の歌もある。その声や言葉に今この瞬間心を動かされて、力をもらっていたりする。彼らは想像しただろうか。その音楽を作っている時、もしかしたら何十年も先の未来に生きる誰かにとって特別な1曲になるかもしれない、なんてこと。   これは、もうずっと人々の夢として想像されていながらいまだに実現しないタイムマシンなんかよりも、かなり現実味のある時間旅行への切符かもしれない。もちろん、時の流れは一方通行で行き来ができるものではないけれど。   あるいはボトルレターみたいに、一か八かで放ってはみるけど、誰かに届く保証はない。運良く拾ってくれた人がいたとして、その人が気にとめるとも限らない。だけど、時を超えて国境を超えて人種や宗教や文明を超えて、もしかしたら信じられないくらい遠くまでたどり着くことができるかもしれない。   私が死んで、もう覚えていてくれる人なんて誰もいないくらい時が経って、その頃何かのきっかけで私の歌を再生する人が一人でもこの世に存在するとしたら。だいぶロマンのある仕事をしているのかもしれないな、と思う。だから適当なことは書けないぞという緊張感もあるし、目の前の瑣末な問題に心を煩わせている場合じゃないやというバイタリティーも生まれる。   100年後、文明は驚くほど進化しているかも。あるいはすごく困窮した時代なのかも。人口は違うだろう、自然の在り方も違うだろう。でもそこにいる人間は相も変わらず恋をしたり、生きる意味を探したり、失って傷ついたり、間違いを犯しながら成長して、愛や幸せを噛み締めたりしながら生きているに違いない。きっとどの時代に生まれても、人間の生きる姿ってそんなに変わらないんじゃないだろうか。だったら、今私が考えてることや伝えたいことばを、遠い未来でうなずきながら聴いてくれる人だって、いるんじゃないだろうか。   そんなわけで私が歌詞を書く時、誰かに寄り添いたいとか、自分の想いをぶちまけたいとか、何かを伝えたいとかいろんな思いはあるけれど、それと同時に常に頭のどこかにあるのは、100年後の誰かと語り合える歌かどうか、という視点。   ちょっと大袈裟な話ですが、わりと本気なのです。 <坂本真綾> ◆紹介曲「 こんな日が来るなんて 」 作詞:坂本真綾 作曲:坂本真綾 ◆両A面シングル「まだ遠くにいる/un_mute」 2023年1月25日発売 初回限定盤 VTZL-220 ¥3,300(税込)  通常盤 VTCL-35349 ¥1,540(税込)   <収録曲> 01.まだ遠くにいる 02.un_mute 03.こんな日が来るなんて 04.まだ遠くにいる -Instrumental- 05.un_mute -Instrumental- 06.こんな日が来るなんて-Instrumental- ◆配信サービス一覧: https://jvcmusic.lnk.to/madatooku_un_mute      

    2023/01/27

  • 葉月
    必ず頭の中に浮かぶ場所。
    必ず頭の中に浮かぶ場所。

    葉月

    必ず頭の中に浮かぶ場所。

     2023年1月25日にlynch.のフロントマン“葉月”が、ニューシングル『蓮華鏡(れんげきょう)』をリリースしました。葉月名義のソロプロジェクト作品としては、2020年発売のアルバム『葬艶-FUNERAL-』以来。今作はオリジナル曲「睡蓮」、lynch.の楽曲「CRYSTALIZE」「ALLIVE」と全3曲が収録。それぞれどのようなアレンジになっているのかにも着目しつつ、そのクラシカルな空気に酔いしれてください…!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“葉月”による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、今作の収録曲「睡蓮」、そしてシングルタイトル『蓮華鏡』にまつわるお話です。歌詞を書くとき、大切な場所が頭のなかにあるという葉月。そこには一体、どんな景色が広がっているのでしょうか…。ぜひ、歌詞と併せてエッセイをお楽しみください。 僕の中には昔から、孤独感や喪失感、人間という存在のちっぽけさや命の短さ、儚さを想像した時に、必ず頭の中に浮かぶ場所があります。   そこは夕暮れ時の、風に草が揺れる高原のような場所。 赤黒く染まった山々が一望できる、空の高いとても美しい場所。   僕が歌詞を書く時は、何を歌うにしてもだいたい“命の儚さ”というテーマが付いてまわるので、よくその場所に行くことになります。   今回の“睡蓮”という曲も、その場所に訪れるところから始まりました。 けれど今回はいつもと違ってそこに風はなく、これまで見たことのなかった湖がありました。 凪いだ水面が鏡のようになっていて、睡蓮の花を写し出していました。   CDタイトルの“蓮華鏡”とは、その様子を言葉にした造語です。   僕の歌詞は、言葉でその内容や意味を説明し切ることが出来ないものが多いです。   けれど心の中には常にそういった世界があって、その世界が楽曲とリンクした時に、歌詞として現世に呼び起こすので、文章としての意味や内容はなくとも、僕と歌詞はとても深い絆で繋がっているのです。   “睡蓮”はこれまでバンドの一員として活動してきた自分が、初めてソロアーティストとして一から曲を作って、アルバムを作って、ツアーを周る中で感じた、様々な喪失感や孤独を歌っています。   僕にとって孤独とは、必ずしもネガティブなものではなく、むしろ前を向いて進んでいく為の覚悟であったり、限りある命のなかで、心から納得した音楽だけを表現していきたい、という強い想いから来るものだったりします。   死ぬ時に少しでも後悔を少なく、ワシはよくやったのぉ。。。と思いながら死んでいきたいので、心身ともに健康なうちに、トライ出来ることには全て挑んでいきたいという気持ちです。   ソロプロジェクトが本格始動した2022年は、スケジュールも創作内容も、かつてないほどに充実していました。 ただしやり過ぎると疲れてしまうし、ある程度の隙間を設けないと、咄嗟にやりたいことが出来た時に行動に移せないというデメリットも感じました。   2023年はストイックにトライしながらも、ゆとりを作ることを忘れずに、遊びたい時はしっかり遊ぶ年にしていきたいです。健全!   そんなこんなで最新作“蓮華鏡”、楽しみにしていて下さいね。 <葉月> ◆シングル「蓮華鏡」(読み:れんげきょう) 2023年1月25日発売 【初回限定盤】 KICM-92122 ¥9,900(税込価格¥9,000) 【通常盤】 KICM-2122 ¥1,540(税込価格¥1,400)   <収録曲> 01.睡蓮 02.CRYSTALIZE 03.ALLIVE

    2023/01/26

  • Benlou
    「路地」と「路地裏」と「裏路地」の違い。
    「路地」と「路地裏」と「裏路地」の違い。

    Benlou

    「路地」と「路地裏」と「裏路地」の違い。

     2023年2月1日に“Benlou”がキャリア初となるEP作品『煙』を配信リリース!収録曲にはフジテレビ系音楽番組『Love music』EDテーマソングとなった1stシングル「Ripple Mark」、忘れることのできない大切な記憶をテーマに歌った2ndシングル「ミラージュ」、J-POP全盛期の歌謡曲を彷彿とさせるエモーショナルな3rdシングル「路地裏」、そして本作のリードトラック「煙」を含む新曲3曲を加えた全6曲が収録されております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“Benlou”の仙田和輝による歌詞エッセイを2週連続でお届け!今回は第1弾。綴っていただいたのは、新曲「 路地裏 」にまつわるお話です。みなさんは「路地」と「路地裏」と「裏路地」の違いってご存じですか…? ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください!   こんにちは、Benlouの仙田和輝です。 先日3rd Single「路地裏」が配信リリースされました。 皆さんお聴きいただけましたでしょうか? 今回のコラムは、本作のテーマにちなんで「路地裏」についての思いをあれこれ語ります。 よろしくお願いします!   とても本質的な部分から入りますが、そもそも「路地裏」とは一体何なんでしょう? 「路地裏」と「路地」って何が違うんでしょう? なんなら「裏路地」なんていう言葉もありますね。 ということで、それぞれ違いを調べてみました。   路地:建物と建物との間の狭い道。 路地裏:路地をはいり込んだ、表通りに面していない所。 裏路地:大通りの裏手などにある細い通路。目立たないところにある路地。 (weblio国語辞典より抜粋)   つまり、建物と建物の間の狭い道を「路地」、路地のうち目立たないところにあるものを「裏路地」、「路地」や「裏路地」を通ってさらに入り込んだ通路を「路地裏」と呼ぶようです。 狭い道ひとつとってもこんなに細分化されているんですね。 街を歩くとき、道の見え方が変わりそうです。   僕は普段、よく路地を散歩します。 それは、行き交う人々、建物の年季、植え込みの草花…等々、一つとして同じ表情を見せることのない路地に想いを馳せるのが好きだからです。 看板のフォントや質感から街の歴史を想像したり、一見何の変哲もない通路にかつて川だった痕跡が残っていたりと、街が持つさまざまな情報を汲み取れるのが路地散策の面白いところだと思っています。   そんな路地散策の最中、ふと目に飛び込んだワンシーンから作詞や作曲のインスピレーションを得ることも多々あります。 本作「路地裏」も、実際に街を歩いて出会った路地裏の光景を浮かべながら書き進めた楽曲です。 身体で感じる季節や感覚を大切にしながら、新しい発見を求めて今日も路地を巡ります。   というわけで、今回は「路地裏」についてのお話でした。 3rd Single「路地裏」はMusic Videoも公開中です。 「路地」「路地裏」「裏路地」全てのロケーションを網羅した、情緒たっぷりの街歩きムービーとなっていますので、BenlouオフィシャルYouTubeチャンネルからぜひご覧ください!   それではまた。 <Benlou・仙田和輝> ◆紹介曲「 路地裏 」 作詞:仙田和輝 作曲:仙田和輝 ◆3rd Digital Single「路地裏」 2022年12月21日発売 配信サービス一覧: https://benlou.lnk.to/kemuri    ◆1st Digital EP『煙』 2023年2月1日発売 

    2023/01/25

  • 塩入冬湖
    遠い星じゃなくたって
    遠い星じゃなくたって

    塩入冬湖

    遠い星じゃなくたって

     2023年1月25日に“塩入冬湖(FINLANDS)”がミニアルバム『大天国』をリリース!塩入がソロ名義でミニアルバムを発表するのは、2020年9月発売の『程』以来およそ2年4カ月ぶり。今作はプロデュースおよび編曲をいちろー(ex. 東京カランコロン)が担当し、レコーディングにはゲイリー・ビッチェ(Dr/モーモールルギャバン・ヤジマX)、及川晃治(Gt)、鷲見こうた(Ba/ズーカラデル)、カメダタク(Key/オワリカラ、YOMOYA)、柴由佳子(Vn/チーナ)が参加しております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな塩入冬湖による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、今作の収録曲「遠い星じゃなくたって」にまつわるお話です。かつては、自身を恋愛に対して“気楽でいられる”タイプと思っていたそうですが、実際のところは…。みなさんは恋したとき、心はどんな状態になりますか? ぜひ歌詞と併せて、このエッセイを受け取ってください。 私ははじまった恋愛において気楽な人間だと思っていた。 はじまった。という表現も些かよくわからないのだが、関係に名のついたもののこと。   ややこしくもなく、割り切っていられて、互いの幸せを互いが味わい尽くしてそれからいいところを持ち寄り生きていきましょう、その方が愉快じゃない。制限なんて設けず気楽にやっていきましょう。 とさえ思っていた。はずだった。   結論から言うと違った。   恋をして、一緒にいることに名前がついてからずっと私はややこしくて面倒だ。 ねえ、何してるの誰といるの、何の話してるの? 全然思う。平気で思う。 家に着いたら電話をしてね。 ちゃんと寝る前に連絡してね。 全然言う。 顔から火が出そうになるような心だ。   過去を思い返してみればそんなことどうだっていいと思って日々を過ごしていた。 恋人を好いている。という以外に心を使うことはなかった。   浮つく心を持つ気もなければ、浮つかれたところで心がおかしくなるなんて微塵も思ってもいなかったので、その後の様々な可能性に一々頭を悩ませること等なかった。   そんな心で暮らしていた私からしたら考えられない、これは大きなショックだった。   小さすぎる。 浮気? 浮気なんてバレなきゃされても構わないわ(キリッ) 嫉妬? 相手を信じているから問題ないの。 モテる男の方がいいじゃない? とか。   昭和の大スターの奥様方のようなセリフ。   言えなかったんだー!言えないタイプの女だったかー!と気付いたその時の心と言ったら見窄らしくて仕方がなかった。 わたしは紛れもなく言えない方の女であった。 正しくは言えない女に着地した。   買い被っていた。私は私を。 いや、何故言えると思っていたのかも不思議なのだけどそんな様なもんだと思っていた。 年を重ねたらそういう風になるんだとばかり思っていた。   相当さっぱりとした塩味の女とでも思っていたのだが、実際蓋を開けてみたら、ごった返した諸国を代表する風味の強いスパイス達がごった返しになっていて各々の味は美味しいんですけどね。混ぜちゃうとね。といった誰もが嫌煙するようなドロドロの味にまみれた料理のようだった。   非常に不味い。   一頻りショックを受け、喚いた後で ここはまるで遠い星だ。と思った。 経験一つで私はこんな遠い場所に来たかのような心になってしまうんだなぁと。 きっと元いた星には戻れない。 どんな精密で最新機能を搭載した飛行船でも不可能だと思う。 降参である。自分が可哀想と少しだけ思った。   だって知ってしまったことを忘れるって知るよりも難しいもの。 あるものを証明するよりないものを証明する方が難しいもの。 私にはもう備わってしまったもの。 疚しさも、悲しみも。 この人生で使い切れるかわからない程たっぷりと。   人を好きになるって遠い星に行くみたいだ。 遠い星から見る元いた星は綺麗に見える。 今私が持ってないものがそちらにはあった様な気もする。 でも今持っているものが沢山あるんだけどなぁ。 正直でいるための自己嫌悪だとか、救いのない思いの果てを確かめないといけないという使命感だとか、使い物にならない心から、あなたは今夜暖かいところで眠れているのだろうか、酔っ払ってその辺に転がって変な人にお金擦られてないだろうか、と思うような真面に愛情を認めたが故の惨めな恥ずかしい心まで。   あるものを証明するために私は遠い星で頑張らないといけない。 せっせと疾しさにも悲しみにも片手で挨拶できるくらいに。 <塩入冬湖> ◆ミニアルバム『大天国』 2023年1月25日発売   <収録曲> 01.ランサー 02. AWARD 03.不慣れな地球でキスをする 04.遠い星じゃなくたって 05.昨日になれない私たち

    2023/01/24

  • 陰陽座
    「茨木童子」という曲の読み方。
    「茨木童子」という曲の読み方。

    陰陽座

    「茨木童子」という曲の読み方。

     2023年1月18日に“陰陽座”が4年半ぶりとなるオリジナルアルバム第15弾『龍凰童子』をリリースしました。今作には過去最高数の全15曲が収録。圧倒的な完成度の高さを誇る陰陽座ワールド全開な楽曲が「これでもか!」と詰め込まれております。新作を待ちわびたファンの期待や想像を遥かに超えていく“最高傑作”となること間違いなし!    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“陰陽座”の瞬火による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 茨木童子 」にまつわるお話です。この曲の読み方は“いばらぎどうじ”なのか“いばらきどうじなのか。陰陽座ならではの日本語に対するこだわりを、歌詞と併せてお楽しみください…!   陰陽座の新曲「茨木童子」が配信開始されました。言うまでもなく、この曲名は実際の伝承をもとに多数の創作を通して語り継がれてきたあの“茨木童子”そのものを指しています。曲名としての読み方は“いばらぎどうじ”となっていて、多くの方が“いばらきどうじ”が正しいのでは? と思ったのではないかと想像しますが、実際のところ、どちらも正解というのが妥当なところです。   様々な文献に登場する“茨木童子”を見ると、“いばらきどうじ”と書いてあるものもあれば“いばらぎどうじ”となっているものもあり、その時点でどちらでも正解と言わざるを得ないわけですが、これはそもそも日本語に備わる“発音しやすいように適宜音を濁らせる”という特性の産物だと思われます。   生け花を“いけばな”、煮魚を“にざかな”と読むのと同じですが、茨木は“き”でも“ぎ”でも言いやすさに大差がないように思うので、人によって言い方が定まらないままに表記され、後世に伝わったのではという気がします。もちろん、地名として正式に“いばらき”と定められている茨木市や茨城県を“いばらぎ”と発音するのは間違いですが、地名ではなく鬼の名前となると話は別ですから、文献に両方記されているならどちらも正解、とするのが理に適っているでしょう。   しかし主に最近では茨木童子は“いばらきどうじ”と読むのが主流のようにも感じます。これについては“いばらぎ”は誤読で正しくは“いばらき”だ、という熱心なPRの甲斐あって、現在ではほとんどの人が茨城県と茨木市のことを“いばらき”と呼ぶようになったことを受け、茨木童子も“いばらきどうじ”が正解なのでは、という風に傾いたのだろうというのが個人的な推測ですが、時とともにそうやって整理されていくのも言葉の成り立ちの面白いところですので、茨木童子の読み方としては“いばらきどうじ”に軍配が上がったと言っていいでしょう。   ではなぜ今回この「茨木童子」という曲の読み方をあえて“いばらぎどうじ”としたのかというと、多くの場合、地名などの固有名詞の音が濁るのは縁起がよくないとされるため、普通に読んだら濁る場合でも濁らせないことがあったり、それに付随して縁起のよくない漢字を同じ音で縁起のよい字に変えたり、ということが多数見受けられるように、日本人は“縁起をかつぐ”のが好きであり、それをとても重視してきた面があります。   より古い時代においては、地名の濁りは土壌や河川の濁りを想起させるため、生活や生命に直接関わることに悪影響がないようにと、縁起をかつぐといっても単なる気分の問題ではなく、極めて切実な問題として呼び名が決められていたと想像できますが、いずれにしても、濁らせないというのは“縁起がよいこと”なのです。   そうすると当然、濁るのは縁起が悪いということになるわけですが、およそ人間にとって最凶の忌むべき穢れたものの象徴である“鬼”の名前、という前提で考えるならば、むしろ“いばらぎ”と濁らせるべきなのではと思い至り、その鬼が本当に穢れた存在であったのかどうかという考察とは関係なく、強力な鬼ほど恐れられ、忌み嫌われていたはずですから、実像云々ではなく“人々がどんな気持ちでその名を呼んだか”という観点で陰陽座の楽曲名としては“いばらぎどうじ”と読むことにしました。   もっとも、この曲とは関係なく茨木童子を音読する際には“いばらきどうじ”と言ったほうが通りがよいと思いますので、そちらをお薦めします。   このように、陰陽座の音楽は日本語の興味深さや滋味深さに徹底的にこだわっているわけですが、英語が分からなくても洋楽が問題なく聴けることからも分かるように、そもそも音楽として楽しむ上で言葉の意味を理解することや蘊蓄を語ることなどは一切必要のないものです。   音楽は音楽として耳と心で楽しめばいいだけなのですが、万が一歌詞の世界に足を踏み入れたときのおまけ的な楽しみとして色々な要素が抜かりなく散りばめてあるのが陰陽座の音楽、とも言えます。例えるなら、RPGにおけるクリア後の隠しダンジョンのようなものが満載、という感じですので、サラっとクリアするもよし、その後さらにやり込んでもよし、お好みに合わせて色々な深度で楽しんでいただければ幸いです。 <陰陽座・瞬火> ◆紹介曲「 茨木童子 」 作詞:瞬火 作曲:瞬火 ◆アルバム『龍凰童子』 2023年1月18日発売 KICS-4092 定価¥3,300(税抜¥3,000)   <収録曲> 霓 【にじ】 龍葬 【りゅうそう】 鳳凰の柩 【ほうおうのひつぎ】 大いなる闊歩 【おおいなるかっぽ】 茨木童子 【いばらぎどうじ】 猪笹王 【いのささおう】 滑瓢 【ぬらりひょん】 赤舌 【あかした】 月華忍法帖 【げっかにんぽうちょう】 白峯 【しらみね】 迦楼羅 【かるら】 覚悟 【かくご】 両面宿儺 【りょうめんすくな】 静心なく花の散るらむ 【しずこころなくはなのちるらん】 心悸 【ときめき】

    2023/01/23

  • シンガーズハイ
    これが「純愛」だと僕は考えとります。
    これが「純愛」だと僕は考えとります。

    シンガーズハイ

    これが「純愛」だと僕は考えとります。

     2022年11月9日に4人組ロック・バンド“シンガーズハイ”ミニ・アルバム『Melody』をリリースしました。昨年リリースされた『Love and Hate』以来約1年ぶりのリリースとなる今作には、すでに配信リリースされている「daybreak」、「ノールス」を含む全7曲が収録されております。    さて今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“シンガーズハイ”の内山ショートによる歌詞エッセイを3ヶ月連続でお届け!今回が最終回です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 ノールス 」にまつわるお話。SNSを中心に注目を集めているこの曲。いったいどんなラブソングなのか…。ぜひ、改めて歌詞と併せてエッセイをお楽しみください。 「ノールス」という曲がどうやら多くの人の目に止まっているらしく、それがきっかけでシンガーズハイを知ってくれた人が増えてきている。大変嬉しく思います。   折角なのでこの曲のセルフライナーノーツを、と思ったけど飽くまで歌詞メディアなので歌詞以外に関しては一旦置きましょうか。休符、休符、休符に次ぐ休符、そしてバカデカいサウンドと発振音。皆さんお好きでしょう、僕はとても好きです。   SNSでこの曲に対しての投稿をよく見かけるし、なんなら自分でわざわざ検索して見に行ってしまうのですが、投稿に使われてるワードにチラホラと気になるものが。   「依存」、「地雷系」、「クズ」、etc...。ちょっと待て、あなた達は「ノールス」を何も理解しちゃいないぜ。   この曲にはそういったことを思わせるような言葉は一切含まれちゃいないんです。少しばかりお口は悪いかもしれないですが。   “千年先まで愛している”とか歯の浮くような言葉まで寄越してくれるし、“どうしたらいい?どうしてほしい?”と自分の求めているものを相手なりに悩んでくれる。それでも何かが物足りない。   口に出さなくても察しろとばかりの自分勝手で性格の悪い人間かもしれないが、相手が例えどういうことをしていたって、どれだけ情けない生き方をしていたとしても、足りないとこも受け入れてあげる。これが「純愛」だと僕は考えとります。   だけどまぁしかし、僕は音楽で歌詞に関しては各々の受け取り方でいいし、何もかもを理解するべきだとは思ってはいないんです。   初めての音楽を視覚的情報もなしに触れたとき、大概の人が良い曲かどうかを判断する要素はほとんど「メロディ」と「ビート」に限られるんじゃないかなと。普通に聞き取るの難しいし。それでも気になった人が初めてそこに視点を落としてみて作り手の世界に触れることができるものが「歌詞」なんじゃないでしょうか。   しかし、受け手にも分かりやすく刺さりやすいパンチラインに限ってはメロディやビートに負けず歌詞を聴き手に印象付けることもあります。僕が歌詞を書く上で1番意識してるのはそこかも知れません。   そういう意味では「ノールス」はどれをとってもあなたに刺さるであろう自信作になったんじゃないかと。こういった曲を作る楽しさをこれからも味わっていきたいなと思ってます。 <シンガーズハイ・内山ショート> ◆紹介曲「 ノールス 」 作詞:内山ショート 作曲:内山ショート   ◆ミニ・アルバム『Melody』 2022年11月9日発売   <収録曲> 01. daybreak 02. ノールス 03. 日記 04. すべて 05. エリザベス 06. 朝を待つ 07. 我儘

    2023/01/20

  • tonari no Hanako
    笑いながらこの世と人間に絶望している人種について
    笑いながらこの世と人間に絶望している人種について

    tonari no Hanako

    笑いながらこの世と人間に絶望している人種について

    2023年1月11日に“tonari no Hanako”がMajor 3rd Digital Single「ぜんぶ忘れてしまうって」をリリース!一生、愛する人を忘れないという幻想についてなど、人の本質を提唱した新曲。軽快なリズムに女性の心の芯に刺す歌詞が付け加えられた、ame(Vo.)の真骨頂となる作品に仕上がっております。  今日のうたコラムでは、そんな“tonari no Hanako”のameによる歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回が最終回です。綴っていただいたのは、2022年11月にリリースした楽曲「 傷を隠して 」にまつわるお話。 人と出会い解れ合うことを通して、過去の傷が意味のあるものに、さらには愛しくも思えるようになる。リアルで胸に刺さる この曲に込められている、自身が“ 音楽を創り続ける理由”も、歌詞と併せて受け取ってください。 何年か前、当たると評判の霊能師に 「魂に深い傷が付いている」と言われたことがある。   当時は何のことかサッパリ心当たりがなかったし どちらかというと不自由なく生きてきた方だと思い込んでいたので 霊感占いなんて所詮デタラメなんだな、と思っていた。   数年後、ひょんなことから突然、 忘れていたトラウマ的記憶がフラッシュバックを起こした。 そこでようやく記憶の彼方に追いやった様々な悲しみを思い出した。 きっと自己防衛の本能で、蓋をしなければ生きることが難しかったんだと思う。 “自らの記憶を消していた”ことにも驚いたが、それ以上に、自分自身のことを自分は全く知らなかったんだ、ということに心底驚愕した。   言われてみれば、 自分の意見を殺して上手くやり過ごすのが得意だ。 愛嬌たっぷり中身空っぽの笑顔が得意だ。 明るく礼儀正しく優等生のように振る舞うのが得意だ。 誰かの機嫌を損ねないように、顔色を読み、模範解答を口にするのが得意だ。 そしてずっと“自分”というものがよく分からなかった。 それはそうだ。 本音や本性を後回しにしながら生きてきたんだと、大人になってようやく理解した。   “愛や思い遣りを大切に”と道徳の授業で教えられる一方で、 私はそんなふうに生きている大人をほとんど知らなかった。 小学生の頃から心理学の本を読んでいた。今思えば異常だ。 おかげで未だに独身を貫いているが、 私は勝手にそれを後遺症と呼ばせてもらっている。 誰かのせいにでもしないとやってられない時もあるのだ。今はまだ。     2~3年に1人くらい 「あ、自分と似ているな」と感じる人と出会うことがある。   拗らせていて、他人の痛みに敏感で、 他人の顔色を読む天才で、 当たり障りなく誰とでも付き合えて、 後先を考えすぎていて、責任を負いすぎていて、 優しすぎて、臆病な目をしていて、 笑いながらこの世と人間に絶望していて、でも諦めきれなくて、 今にも壊れてしまいそうに見える人。   こちらが似ていると感じる場合、向こうも大抵そう感じているらしく、 その相互理解の感覚も流れ込むように伝わってくる。 その瞬間、かろうじて私たちは心のベース(土台)が通じ合ったなとは思うけれど、他人を自分の懐に入れる上での適切な距離感が分からない私たちには、それ以上どうすることもできなくて、ただただ「理解し合える存在の出現」で終わる。   人はみな豹変する? みな表面を取り繕っている? 世の中皆がそうじゃないと頭では分かっていても、今はまだこの壁を越える術を知らない。   であれば「理解し合える貴重な存在」を失わないよう適度な距離を保ちつつ、他人と共鳴できる喜びや幸せを噛みしめながら生きるのがベストではないか…と言うのが幸か不幸か現在地である。   少なくとも、憎しみ合い歪み合う人生よりよっぽどいい。 あの苦しみの傷跡がなければ、あなたと解り合えていないかもしれない。 こんな曲も書けていないかもしれない。 と思えば、古傷にも意味があったと思える気がする。 他人との距離感が分からない自分が、他人と共鳴するために、これからも音楽を創り続けるのだろうと思う。   負け惜しみだとしても、今の私には「誰かと通じ合った」と確信できる瞬間があれば割とそれで十分だと思える。 世の中には、自分と似た人がいる。 きっと似た苦しみも理解してくれる人がいる。   そして今宵も私たちは悪夢にうなされながら、かろうじて生きている。 <tonari no Hanako・ame> ◆紹介曲「 傷を隠して 」 作詞:ame 作曲:ame

    2023/01/19

  • 松本千夏
    セッションすること。
    セッションすること。

    松本千夏

    セッションすること。

     2023年1月18日に“松本千夏”がDigital Single「Smile in your face」をリリースしました。山下達郎の「SPARKLE」をサンプリングして制作され、2002年にリリースされた日本のR&B史に残るクラシック楽曲「Smile in your face BOO feat.MURO」をこの令和時代にカバー&リアレンジ。さらにラップパートには、KICK THE CAN CREWのLITTLEが参加!世代を超えたコラボレーションによる、豪華な1曲に仕上がっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“松本千夏”による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、今作「 Smile in your face 」にも通ずる“セッションすること”についてのお話です。学生時代とも、お酒を酌み交わしながらの時間とも違う、音楽でのセッションの魅力とは…。新曲と併せて、エッセイをお楽しみください。 二十歳を超えてから、手っ取り早く人と距離を縮めるための手段としてお酒を活用している。   学生の頃は休み時間やお弁当の時間、放課後プリクラ撮ってサイゼで部活の愚痴や恋バナで盛り上がって、時間をかけて友達と絆を深めたけど、今は時間がないからそうもいかない。   この人はどんな人なんだろうと気になったら、「飲みに行こう」と誘うようになり、誘われるようにもなった。   飲みながら探り探り、聞いたり聞かれたりして徐々に相手を知っていく。   ほろ酔いじゃないと、なかなか心が開けないなんて少し面倒くさくなったな、とも思う。   ただ、アーティストと向き合う時だけは、唯一違ったやり方で相手を知ることが出来た。   この人どんな人なんだろうと思ったら、セッションをしたくなる。 音楽に乗せて気持ちよく歌ったり、演奏したりしてると、だんだんその人の癖が見えてくる。 そして目が合うと、一瞬で心が繋がるような気がする。   相手の表情をみながら、ブレスを合わせて歌っているうちに、その人と手を繋いでどこか歩いているような、それくらい近くにいるような気持ちになる。   自分と違う低く太い声や、ハスキーな声、大人な色気のある声や、なんだか懐かしい声、自分では奏でられない楽器の音色を聴くと、もっと、もっと聴かせてって気持ちになる。   好きな人に“もっとあなたの話を聞かせて”って思う気持ちにも似てる気がする。   学生の頃、時間をかけて築き上げてきた友情や絆とはちょっと違う。大人になってお酒を飲んで語り合って距離を縮める時間ともまたちょっと違う。一瞬で繋がることができる“セッション”が、今とても楽しくて仕方がない。 <松本千夏> ◆紹介曲「 Smile in your face 」 作詞:R.SHINOZAKI・MURO・Rap lyrics:LITTLE 作曲:R.MATSUMOTO ◆配信先: https://chinatsu-matsumoto.lnk.to/smileinyourfaceSS

    2023/01/18

  • クボタカイ
    恋愛の抜け出せないループ。
    恋愛の抜け出せないループ。

    クボタカイ

    恋愛の抜け出せないループ。

     2023年1月18日に“クボタカイ”が新曲「夢で逢えたら」をデジタルリリース!生音ビートのループ感が印象的で、ヒップホップとポップが心地よくハイブリットされた楽曲。2022年に発売され、注目を集めた「ピアス」「ロマンスでした」に次ぐ、リアルな描写と切ない思いが交錯するクボタカイ真骨頂のラブソングとなっております。    さて、今日のうたコラムではそんな“クボタカイ”による歌詞エッセイをお届け。新曲「 夢で逢えたら 」にまつわるお話です。抜け出せない恋愛のループを描いた切ない歌詞。フレーズをピックアップしながら、そこに込めた想いを綴っていただきました。歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。 終わったはずなのに終わりきれない。 もう一度始まりそうにもない。 そんなあやふやで不細工な恋愛を、 きっと多くの方が経験していると思います。   こんにちは。クボタカイです。 年齢は23歳でミュージシャンをしております。 僕が音楽を始めたのはフリースタイルのラップ、つまりHIPHOPから始まりました。 そこから楽曲を制作してきましたが、「ポップス」への憧れというか、畏敬というか、そういったものを抱き続けてきました。   2022年、僕の表現したいものをもっと鮮明にするべく、バンドスタイルでの制作&LIVEを始めました。 ただのバンドでもなく、ただのHIPHOPでもない。 HIPHOPの横揺れ感やループ感はそのままに、バンドのグルーヴ、ポップスのキャッチーさを織り交ぜる。 ここ数年はそういう一曲が出来ないか、ずっと挑戦してきました。   そしてやっと導き出せた一つの答え、 それが本曲「夢で逢えたら」です。     「またね」で閉じたstoryは 続編も無いままlonely night 夕べの憂鬱は350ml缶ビールで飲み込んだ 求めるほどに離れてった 戻れぬほどに恋していた トドメは約束の指輪 今では押入れの中   あの「またね」からは一度も会ってない。 それを引きずり肥大する孤独感。 こちらから会おうともしない。 寂しさを理由にしてもう一度会えたとして、 もっと寂しくなるのを知っているから。   夢で逢えたらそれで良くて 目が覚めるくらいのキスをして 今度こそ最後の言葉は「またね」じゃなくて「さよなら」で終わらせて あの夜には二度と戻らない   ならせめて、夢で逢えたら。 拗れすぎた現実を飛び出して、夢の中で都合良く過ごせたら。 本当はもう出来ないはずのキスでもう一度目覚めれたら、悔しいけど幸せだと思う。 そしてきちんと「さよなら」と言ってくれたら、ようやく私は私になれる気がする。   文字面で理解った時の流れ やたら優しくてsleeping pills 絵文字の変化も見逃しません 知らない誰かとsleeping...?   無関心に似た優しさや、小さな癖の変化。 勝手に物語を読み取って寂しさに拍車が掛かります。   全てのこと 捨てたんじゃない 失ったの どこへでも行けるわ   「捨てる」と「失う」の違い。 きちんと失うことでしか得られない強さは確かにあって、 その強さをまた誰かへの優しさへ。 そうして大人になっていく気がします。   あの夜には二度と戻らない またね   「またね」でこの歌は終わり、 そして冒頭の歌詞に戻る。 恋愛の抜け出せないループを、初めての形で表現してみました。 「さよなら」を求めながら「またね」と言っちゃうのも、人間臭くて愛らしいです。   色んな人の燻った恋愛に届くことを楽しみにしています。 <クボタカイ> ◆紹介曲「 夢で逢えたら 」 作詞:クボタカイ 作曲:クボタカイ

    2023/01/17

  • Hakubi
    “夜”が憎くて、“夜”が愛おしい。
    “夜”が憎くて、“夜”が愛おしい。

    Hakubi

    “夜”が憎くて、“夜”が愛おしい。

     2023年3月15日に“Hakubi”がニューアルバム『Eye』をリリース!2枚目のフルアルバムとなる今作は、新作RPG『メメントモリ』キャラクターテーマソングとして書き下ろされた「Twilight」、ピッコマTVCMソングに起用された「あいたがい」、ドラマ『青春シンデレラ』主題歌に起用された「君が言うようにこの世界は」、今年1月から放送のTVアニメ『ノケモノたちの夜』エンディングテーマ「Rewrite」を含む全10曲を収録。    さて、今日のうたコラムでは、そんな“Hakubi”の片桐(Vo/Gt.)による歌詞エッセイを3ヶ月連続でお届け!今回は第1弾です。綴っていただいたのは、今作に収録される新曲「 Rewrite 」にまつわるお話です。みなさんにとって“夜”とはどんな存在のものですか…? 歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 お久しぶりです。 Hakubi vo.& gt.片桐です。   Hakubiの新曲“Rewrite”が配信リリースされました。 アニメをこよなく愛する私が、 TVアニメ『ノケモノたちの夜』のエンディング曲を担当させてもらえることになりました。   歓喜。   書き下ろしのお話をいただいてから、すぐに星野真先生の原作漫画を読んで「描きたいです!」と返信をしたのは、昨年の3月、ツアー中のことでした。     “眠っても眠っても明けない夜は続いていく” “誰にも理解されなくても終わらない話をしよう”   メンバーに送った最初のデモにはこの冒頭のメロディと歌詞が入っていて、 「メロも歌詞も良い、これでいこう」と言ってくれたことをよく覚えています。   今回は、“Rewrite”の歌詞の中に何度も出てくる“夜”についてお話しします。       -Rewrite-   “夜”が憎くて、“夜”が愛おしい。   暗く深い夜、 こんなにも孤独を感じる時間はない。 何度目かわからない自己嫌悪に襲われる。   朝になれば、夜は生まれ変わり、 あの深い深い闇はどこにも無かったように、 世界は何食わぬ顔で動き出し、明日をむかえる。 まだ、昨日から抜け出せない人々を置いて。   夜は明けてくれない。   夜がなければ、 こんな思いはしないで済むのかもしれない。 なんて思ってしまう、憎い“夜”。     そんな憎い“夜”を知る、明けない夜の住人が この世界の夜にぽつりぽつりと光っている。 望遠鏡でのぞいたって目には見えないような小さな光だ。   その小さな光が深く暗い闇を超える大きな大きな光になる夜がある。   孤独を知るからこそ手を取り合い、 暗く冷たい夜を知るからあたためあえる。 何度だって同じ話を繰り返しても飽きないような。 強くあたたかな大きな光に変わる。 強さが闇に光を差す。   この夜がずっと続けばいいのに。 なんて思ってしまう、愛おしい“夜”。       私たちはそんな夜を繰り返している。 だからこそ、手を伸ばし続けるのではないかと思う。   憎い“夜”も、愛おしい“夜”も、 この道を進んでいく力になって いつかむかえる夜明けをより一層美しくしてくれるのだと信じている。   誰になんと言われようと、 私だけの終わらない物語を描いていけばいい。   <Hakubi・片桐(Vo/Gt.)> ◆紹介曲「 Rewrite 」 作詞:片桐 作曲:Hakubi ◆ニューアルバム『Eye』 2023年3月15日発売 初回限定盤[CD+DVD] PCCA-06178 ¥4,000(税込) 通常盤[CD ONLY] PCCA-06179 ¥3,000(税込) ◆ライブ情報 ●Hakubi one-man tour 2023 -Eye to Eye- 2023年4月1日(土) 福岡 LIVEHOUSE CB(17時30分開場/18時開演) 2023年4月2日(日) 岡山YEBISU YA PRO(17時30分開場/18時開演) 2023年4月7日(金) 名古屋ELL(18時30分開場/19時開演) 2023年4月8日(土) 金沢vanvanV4(17時30分開場/18時開演) 2023年4月15日(土) 札幌BESSIE HALL(17時30分開場/18時開演) 2023年4月23日(日) 仙台MACANA(17時30分開場/18時開演) 2023年4月27日(木) 大阪 BIGCAT(18時15分開場/19時開演) 2023年4月30日(日) 東京LINE CUBE SHIBUYA(17時開場/18時開演)   ▼チケットご予約はこちら https://w.pia.jp/t/hakubi/

    2023/01/16

  • ウソツキ
    犬が好きか。猫が好きか。
    犬が好きか。猫が好きか。

    ウソツキ

    犬が好きか。猫が好きか。

     2022年12月21日に“ウソツキ”がDigital Single「 好きのブラックホール 」をリリースしました。さらに2023年1月9日に、同曲のMusic Videoを公開!ウソツキ・竹田が突如SNSで、出演する女性を募集。ご応募いただいた中から選ばれたのは長岐詩織さん!好きだからこそ感じる不安や、近くにいるのに遠く感じる心の隙間など楽曲の世界観が大きく広がるMVとなっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな“ウソツキ”の竹田昌和による歌詞エッセイをお届け! 綴っていただいたのは、過去に制作された未リリースの楽曲「好き嫌いの集合体」にまつわるお話です。人間を構成してるものは何なのか…。時々、自分自身のことがわからなくなるというあなたへ。ぜひ、このエッセイを受け取ってください。 好き嫌いの集合体   昔作ったうたにそんなタイトルの曲がある はるか昔、ウソツキが男二人女二人でライブしていた時だ。。   人間を構成してるものはなんだろうか 脳、骨、筋肉、内臓? いや、すなわち 細胞? いや 分子か!タンパク質か! いや 原子だね!中に陽子があって、周りを電子が回ってる!! てことは 素粒子ってことですね(メガネくい) アップクォークやダウンクォークなどから構成する この世の物質のはじまり!!!       ちがいます。       犬が好きか。 猫が好きか。 です。   マジでそう思ってます。   結局、のところ人間の「個」を分けているのは 何が好きで、何が嫌い、なんじゃないかと 思うのです。   「わたしぃー男の人の見た目は別に特にタイプとかないかなぁー」 「尖った靴履いてなければー」     あるやん って思った部分は置いといて   このギャルのセリフにはとても深い趣向の渦が巻いてるとおもう。   まずその喋り方を選んだということ その喋り方をするグループが好きだということ などなど、考えたらきっともっとたくさん好き嫌いが含まれているんだと思う。   よく見た目だけじゃなく、内面も大事だよね みたいな言葉を聞くが ぼくはどこまで行っても、人の内面など見れないと思う。 なぜなら 内面も見た目だから   今日あった人感じよかったなーとか あの人はチャリティーに参加してるらしいとか ぼくから見たあの人の内面など それは行動であって内面ではない   どうしてチャリティーに参加したのか なぜぼくに感じよく接したのか 質問したって どこまで行っても その人の内面を知ることなど出来ないと思う。   だから 人の個性を決めるのは     犬が好きか。 猫が好きか。   しかないとおもう。   細分化すれば 何が好きで何が嫌いか。 その集合体が人間なんだとおもう。   バイザウェイ   人間という生き物は 時に何故か 自分がわからなくなる 自分探しという体で 海外旅行までする どこまで遠くに行ったって 自分は自分の目の後ろにあるのにだ ただ そんな時 人間は何が好きで何が嫌いかの 集合体だったことを思い出す 自分を見失った人はそれすらみえずらくなる だから嫌いなものを思い出す ぼくも尖った靴を履いたやつは苦手だな   その時、すこし自分を思い出す。       この辺りで歌詞を宣伝したいが! この曲はリリースしてないので された時をどうかお楽しみに、、笑 <ウソツキ・竹田昌和> ◆「 好きのブラックホール 」 2022年12月21日発売 作詞:竹田昌和 作曲:竹田昌和 

    2023/01/13

  • bokula.
    今の自分が在る為に意味の無い事なんてひとつもなかった。
    今の自分が在る為に意味の無い事なんてひとつもなかった。

    bokula.

    今の自分が在る為に意味の無い事なんてひとつもなかった。

     2023年1月11日に“bokula.”が初となるフルアルバム『FUSION』をリリースしました。今作には、レーベルのコンピレーションアルバムに収録された「2001」、3ヶ月連続リリース配信曲「夏の迷惑」「美談にしないで.」「グッドラック」を含む全12曲が収録!コロナ禍でも積極的に活動してきた彼らのこれまでを総決算する作品となっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“bokula.”のえい(Gt.&Vo.)による歌詞エッセイをお届け!大人になった今だからこそ、綴ることができる想い。そして、音楽を続けていく上で、抱き続けていく大切な意思を明かしてくださいました。今作と併せて、エッセイを受け取ってください。 今の自分が在る為に 意味の無い事なんてひとつもなかった。   成功した人は口を揃えて 『苦労をしてきた』 『何度も馬鹿にされてきた』と言う。   子供のままじゃ分からなかった実態が 段々と自分に投影されていく。   決して自分が成功してしまった人間だとは思わないけど、社会を知って、世間の歯車はどう回ってきたか、事実を飲み込めるだけでも、人としてひとりの若者として何かを成し得た気がしている。それくらいは自分を信用する事が出来る大人になれた。   僕達は日々エゴを確立していく上で “異質な存在”にならなければいけない。   もちろん「普通の人」なんて何処にも居ないのだが、僕はより<ルーツ>を浮き彫りにしていかなくちゃいけない。ジャンルや好みの範疇を超え、音楽という意思表示でより多くの人に初期衝動を与え続けねばならないのだ。その為に僕は僕の中で何者になってしまってはいけない。   他人から言わせれば 間違った事は他人の正義。 大胆であれ。弱気で何が悪い。 人それぞれの生まれ持った個性を僕は常に肯定し続ける。   自分が貫く感性、信じ抜くきっかけは何事も正解なの。 <bokula. えい> ◆フルアルバム『FUSION』 2023年1月11日発売   <収録曲> 01.2001 02.ハグルマ 03.美談にしないで. 04.まみれて 05.FUSION 06.夏の迷惑 07.ルーツ&ワープ 08.愛愁 09.何者にもなれるな 10.グッドラック 11.満月じゃん。 12.ナイトダイブ

    2023/01/12

  • tonari no Hanako
    思い出の賞味期限について
    思い出の賞味期限について

    tonari no Hanako

    思い出の賞味期限について

    2023年1月11日に“tonari no Hanako”がMajor 3rd Digital Single「ぜんぶ忘れてしまうって」をリリース!一生、愛する人を忘れないという幻想についてなど、人の本質を提唱した新曲。軽快なリズムに女性の心の芯に刺す歌詞が付け加えられた、ame(Vo.)の真骨頂となる作品に仕上がっております。  今日のうたコラムでは、そんな“tonari no Hanako”のameによる歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は第2弾です。綴っていただいたのは、新曲「 ぜんぶ忘れてしまうって 」にまつわるお話。形のない関係に、付かず離れずの距離感の恋に、葛藤しているあなたへ。この歌詞とエッセイを受け取ってください。 これが最終宣告です。   思い出の賞味期限はせいぜい3年です。   4度目の季節じゃもう見る夢もない。   これ以上私を泳がせておくと、そろそろ記憶もタイムリミットを迎えます。   一緒に過ごして楽しかったこと、切なかったこと、   あなたのこと、ぜんぶ忘れてしまうけど、それでいいの?   言っておくけど、女性の脳の記憶システムは“上書き保存”だし、   形のない関係は、形ある関係には敵わないもの。   これ以上放っておくなら、他の恋を探してあなたを記憶から抹消しますけど、いいの?   この先もふらふら浮ついてるなら、もうぜんぶ忘れてサヨナラにします。   どうするか、今すぐ心を決めてください。       なんて、ハッキリ詰められる性格なら、こんな苦労も時間の浪費もしていない気がする。   付かず離れずの距離が一番都合良く心地良いと思っている男がいるとして、世の中も女もそんなに甘くねえよ、と声を大にして言いたいっちゃ言いたい。   だから仕方なく曲にしてみた。 タイトルは『ぜんぶ忘れてしまうって』。   「もうあんたなんて忘れちゃうよ、嫌なら早く心を決めろ、って叫んでいる脅迫の歌じゃんこれ」と言う人もいる。 「美しい思い出を並べているように見せかけて、実は圧をかけまくっている歌じゃんこれ」と言う人もいる。   もはや私自身がどういう意図でこの曲を作ったのかは、とうに忘れたけど、いつかこの音楽がどこか街中で流れて、聞いたあなたが耳を塞ぎますように、と密かに願っていることだけは確かです。   世の中の男性の皆さん、こんな曲が生まれなくていいように、女性を大切にしてください。     いくら仕事が大事だと言われても、 いくら責任をとる自信がないと言われても、 いくら形に縛られない関係が心地良いと言われても、 女性の身体にも思い出にもトキメキにもタイムリミットがあるのだ。   365日毎日訪れる深夜だけど、その辺を歩けば当たるコンビニだけど、 2人揃って一緒に深夜のコンビニに行けるという現実が、どれほどの奇跡なのか。 あなたはきっと知らなかったと思う。 私は知ってたよ。   何度終電を爆破したいと思ったことか、 何度笑って見送るだけの自分を呪ったことか。 私が踏み込んでこないのをいいことに、あなたはそれに甘えていたことも知ってたよ。 結局は私が甘やかしていたってことも。自分に度胸がなかったことも。     なんだかんだ会えない夜に思い出を掘り返して曲にしてしまったせいで あなたのことを忘れる方法を失ってしまったからもうどうしようもない。     ただ、なんでモルディブに行きたかったのか、今では思い出せもしないです。   <tonari no Hanako・ame> ◆紹介曲「 ぜんぶ忘れてしまうって 」 作詞:ame 作曲:ame

    2023/01/11

  • ちゃんゆ胃
    静まり返った卒業式
    静まり返った卒業式

    ちゃんゆ胃

    静まり返った卒業式

     2022年12月25日に“ちゃんゆ胃”が新曲「Dear.a(2022ver.)」をリリースしました。今作は2020年12月にリリースした親友へ送った楽曲「Dear.a」のバンドアレンジver.で、リリース前からSNS上で“友達との思い出動画“のBGMとして使用され、ファンの投稿でも2000人を超えるユーザーがシェア。合計200万を超える「いいね」を獲得。週間USEN HIT J-POPランキングでも8位にランクインするなど話題となった1曲です。    さて、今日のうたコラムでは、そんな“ちゃんゆ胃”による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、「 Dear.a(2022ver.) 」にまつわるお話。どのようにこの歌が生まれたのか、そして今、自身にとってこの歌がどんな存在になっているのか。想いを明かしてくださいました。歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 2022年12月25日(日)に「Dear.a (2022ver.)」をリリースしました。ちゃんゆ胃が初めてリリースした楽曲「Dear.a」が2年の時を経てバンドアレンジで再リリース。大切な友達のことを思って聴いてほしいです。そして、普段伝えることのできない友達への気持ちをこの楽曲で伝えてほしいと思います。   【静まり返った卒業式】   人生で一番濃い思い出のある高校3年間の最後の日は「寂しいな、物足りないな」そんな思いを抱き、あっけなく終わってしまいました。   新型コロナウイルスの流行で在校生が歌うヴェートーヴェンの「第九」も吹奏楽の演奏も私たちにはなく、気持ちも体育館も静まり返っていました。友達と楽しく過ごした日々の最後は満足した形で迎えることができず、新しい日々のスタートにも寂しさを感じていました。楽しかった思い出が脳裏に浮かび、それを語り合うことすらも出来ませんでした。   期待を膨らましていた大学の入学式もなくなり、友達もできないまま画面と向き合う大学生活を過ごしていたある日、高校で出会った親友と久しぶりに電話で何時間も談笑しました。その時、親友から「私の曲作って」と冗談混じりに言われ、私もなんとなく曲を作り始めました。   その人だけに、親友だけに向けた曲を作っていく中で、友達の大切さ、会える距離にいなくても音楽で気持ちを伝えることのできる素晴らしさを感じることができました。   こうして出来たのが「Dear.a」です。   【アーティスト活動のはじまり】   自分の素直な気持ちを歌詞に乗せて曲を作り、歌詞動画としてSNSに投稿したところ多くの人から反応をいただきました。「この曲を通して、コロナ禍でなかなか会えない友達に想いを伝えることができました」や「素敵な曲を作ってくれてありがとうございます」といった共感や感謝の声を頂きました。当初の私は親友に向けた楽曲を多くの人にも共感していただき驚きでいっぱいでした。   それからこの「Dear.a」をきっかけに、ちゃんゆ胃としての音楽活動が始まりました。   コロナ禍が長引き、なかなか親友に会うことができない中、アーティスト活動の幅はどんどん広がっていきました。その過程で原点である「Dear.a」をリアレンジすることが決まり、一番に親友に伝えました。「何回聴いても胸がいっぱいになる、作ってくれて本当にありがとう。」親友の言葉に懐かしい気持ちが蘇り、改めて出会えてよかった、作ってよかったと強く感じました。   「Dear.a」は何年経っても友達と繋がるきっかけになり友情を深めることのできる、私にとって一番大切な楽曲です。2年越しの再リリース。今以上に多くの人の中で友達と繋がるきっかけになって欲しいと思っています。そして、この「Dear.a」という曲が届いた人の中でずっとずっと在り続けて欲しいです。 <ちゃんゆ胃> ◆紹介曲「 Dear.a(2022ver.) 」 作詞:ちゃんゆ胃 作曲:ちゃんゆ胃

    2023/01/10

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