BUMP OF CHICKEN編曲の歌詞一覧リスト  48曲中 1-48曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
Sleep Walking OrchestraGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN外から窓をくぐった光が 床に作った最初の友達 空っぽの手を容易く取られて 連れ出されてから夢の中  幾つかの普通が重なり合うと 時々そこには魔法が宿る あれは恐らく悪魔だった あれから醒めない夢の中  籠の中 鳥が鳴いて気付いた 失くしていた事 もう引き返せない事  どうして体は生きたがるの 心に何を求めているの 肺が吸い込んだ 続きの世界 何度でも吐いた 命の証 さあ今 鍵が廻る音 探し物が囁くよ 赤い血が巡る その全てで 見えない糸を手繰り寄せて  夜と朝から外れたままで 迫られ続ける取捨選択 何をどれだけ差し出したとしても 届かないほどの宝物  取り戻したいのか 憧れたのか 篝火の向こう揺れて消える そろそろ往こうか まだここじゃない どこまで醒めない夢の中  まだ先へ進むというのならば 夜明けまで吹き抜けていく風の唄を  誰が消えても星は廻る 明日が今を過去にしていく 残酷なまでに完璧な世界 どこかでまた躓いた蟻 未だ響く心臓のドラム それしかないと導くよ 疑いながら その全てで 信じた足が運んでくれる  どうして体は生きたがるの 心に何を求めているの 性懲りも無く繋いだ世界 何度でも吐いた 命の証 さあ今 鍵が廻る音 探し物が囁くよ 赤い血が巡る その全てで 見えない糸が解ける場所へ
プレゼントPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKENお訪ねします この辺りでついさっき 涙の落ちる音が 聴こえた気がして 駆けつけたんだけど 誰の涙かな そういや君は ずいぶん赤い目をしてるね  ええと、うん そうだ いくつかの物語を プレゼントしてあげる ちゃんと 読んでおく事 いいね それじゃ また後で  世界に誰もいない 気がした夜があって 自分がいない 気分に浸った朝があって 目は閉じてる方が楽 夢だけ見ればいい 口も閉じれば 呆れる嘘は聞かずに済む  そうやって作った 頑丈な扉 この世で一番固い壁で 囲んだ部屋 ところが孤独を望んだ筈の 両耳が待つのは この世で一番柔らかい ノックの音  ええと、うん きっと 今もまだ震えながら 笑おうとして泣いて 音の無い声で助けを呼ぶ それは 正しい姿  このままだっていいんだよ 勇気も元気も 生きる上では 無くて困る物じゃない あって困る事の方が多い でもさ 壁だけでいい所に わざわざ扉作ったんだよ 嫌いだ 全部 好きなのに  ええと、うん 大丈夫 君はまだ君自身を ちゃんと見てあげてないだけ 誰だってそうさ 君一人じゃない ひどく恥ずかしい事で でも逃げられない事で そりゃ僕だってねぇ そりゃ僕だってねぇ 本当に面倒な事で 誰にも頼めない事で そりゃ僕だってねぇ まぁ いいや  少なくとも 君には味方がいるよ プレゼントの物語の中の住人達 さぁ これから何をするんだい 僕はもう行かなきゃ ほら またどこかで 涙の落ちる音
flybyGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKENワタシハ ドンナニ離レテモ イツダッテ僕ノ 周回軌道上 アナタハ ドンナニ離レテモ イツダッテ君ノ 周回軌道上  応答願ウ 心ノ裏側ヲ グルリト回リ戻ッテキタ flyby 距離ハソノママデモ 確カニスグ側ニ居タ バイバイ 忘レテモ構ワナイ 忘レナイカラ 応答願ウ ズット 応答願ウ 教エテモラエタ 声ヲ乗セテ メロディーヲ送ル  ○月×日 本日モ通信試ミルガ 応答ハ無シ アナタハ ドンナニ離レテモ 君ノ心ノ 周回軌道上
arrowsPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN大長編の探検ごっこ 落書き地図の上 迷子は迷子と出会った 不燃物置き場の前 嫌いな思い出ばっかり詰めた 荷物を抱えて ずっと動けない自分ごと埋めて と笑った  似てて当たり前 そういう場所だから  どこから来たのと尋ね合い すぐに馬鹿馬鹿しくなる ここに来るまでの経緯なんて 教えてどうする 行きたい場所は全部廻った 泣きそうな雲の下 なんにも無くしてないのに 空っぽの気がした それでも  大丈夫だって 言ってあげなくちゃ 大丈夫じゃない自分も 動けないしな あぁ もう  見つけたものは本物だよ 出会った事は本当だよ 捨てるくらいなら持つからさ 貸してよ なるほど これだけあれば 当分お腹減らないな 一緒に ここから 離れよう  友達増えた探検ごっこ 降りだした雨の下 迷子は迷子と出会って リュックサックのとりかえっこ 行きたい場所は全部廻って いい加減に飽きたら あんなに近い ずっと遠い あの雲にのぼろう  ひとつだけ 誤魔化したままだ お互い気付いてる 何を背負っても 自分のものじゃないなら  どれだけ大事にしても偽物だよ でも大事な事は本当だよ 預けたものなら要らないさ 迷子のままでも 君さえいれば きっと僕でいられるさ 一緒に ここから 離れよう  大長編の探検ごっこ 泣きやんだ雲の下 離れたのに振り返ると 不燃物置き場の前 もう一度やって驚いた リュックサックのとりかえっこ 素敵な思い出ばっかり詰めた 荷物になってた  今こそちゃんと 言ってあげなくちゃ さよなら言えない自分に 言わなくちゃ  大丈夫 見つけたものは本物だよ 出会った事は本当だよ 捨てられないから持ってくよ 迷子だった時も 出会った人は生き物だよ 生きてた君は笑ってたよ 迷ってた僕と歩いたよ 偽物じゃない荷物だよ これだけあれば きっと僕でいられるさ 一緒に ここから 離れよう  涙と涙が出会ったら架かる 弓の唄 行きたい場所は全部廻った後で また会えたら 荷物の無い体ふたつで その弓を渡ろう あんなに近い ずっと遠い あの雲にのぼろう
飴玉の唄PLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN僕は君を 信じたから もう裏切られる事はない だってもし裏切られても それが解らないから どうか 君じゃなく ならないで  悲しい時 嬉しい時 どちらにしても ほら泣く 困るでしょうって更に泣く あんまり困らないよ 飴玉あげる  何光年も遙か彼方から やっと届いた飴玉だよ そういう1ミリを繋いで 君と出会えた 僕がいるよ  見えない神様 僕らは祈らない 冷えきった君の その手に触れて 心を見たよ  聞けない事 言えない事 上手に話せなくて泣く 出ない言葉 強い気持ち 時間が足りないと言う  僕は 君と僕の事を ずっと思い出す事はない だってさよならしないなら 思い出にならないから さぁ ゆっくり下手な 話をしよう 言葉の要らない 話をしよう  何億年も遠い昔から お互い知っている人がいるよ そういう1秒を紡いで 僕と生きている 君がいるよ  死なない神様 僕らは祈らない 咳をする君の 熱に触れて 命を知るよ  僕は君を 信じたけど 君が消えたらどうしよう 考えると止まらないよ 何も解らなくなる  いつか君と 離れるなら いっそ忘れる事にしよう 出来るのかな 無理だろうな 離れたくないな  僕は 君と僕の事を ずっと思い出す事はない だって忘れられないなら 思い出に出来ないから  ねぇ 怖いよ 止まらないよ 上手に話せやしないよ 君は僕を 信じてるの 離れたくないな  見えなければ 死ななければ だけどそんなの君じゃないよ 僕は嫌だよ 君がいいよ 離れたくないな  飴玉食べた 君が笑う  勝てない神様 負けない 祈らない 限りある君の その最期に触れて 全てに勝つよ  見えない 死なない 僕らの世界で その手に触れて 熱に触れて  僕も笑うよ 君と笑うよ  僕は君を 信じたから
ひとりごとPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKENねぇ 優しさってなんだと思う 僕少し解ってきたよ きっとさ 君に渡そうとしたら 粉々になるよ  ねぇ 君のために生きたって 僕のためになっちゃうんだ 本当さ 僕が笑いたくて 君を笑わせてるだけなんだ ごめんね  人に良く思われたいだけ 僕は僕を押し付けるだけ 優しくなんかない そうなりたい なりかたが解らない  ねぇ 心の中に無いよ 僕のためのものしかないよ そうじゃないものを 渡したいけど 渡したい僕がいる  ねぇ 優しさってなんだと思う さっきより解ってきたよ きっとさ 君の知らないうちに 君から貰ったよ 覚えはないでしょう  皆 良く思われたいだけ 自分自身を売り込むだけ 優しくなんかない そうなりたい 僕が一番ひどい  頭ヘンになったかも いやいや至ってまともだよ 望みは望まない事 僕が知らないうちに 君のためになれる事  あぁ うん 言われなくたって気付いてる 僕ちょっと考え過ぎ ありがとう 笑ってくれたおかげで 僕も笑える  ねぇ 優しさって知ってるんだ 渡せないのに貰えたんだ きっとさ 人と人との 心の外の中だけに 在るんだ ひとりごと  君に良く思われたいだけ 僕は僕を押し付けるだけ 優しくなんかない なれやしない なりたいと思わない  一人では無理な事だから 誰かとの間に在るから どちらのものでもない 名前のない それだけに出会いたい  ねぇ 優しさってなんだと思う もう考えなくたっていいや 本当さ 僕ら知らないうちに 僕らで作ったよ  二人で出会ったよ
かさぶたぶたぶPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN僕はかさぶた 君の膝小僧 擦りむいたトコから 生まれた 今日の放課後 ケンカした君の 泣き声に呼ばれた  初めまして 仲良くやろうぜ かゆいからって 剥がすなよ 短い間だと 思うけど ここは 任せとけ  かさぶたぶたぶ かさぶた  体操座り ちゃぷちゃぷお風呂 僕だけお湯には 濡れないぜ だけど濡れたよ 涙の雨だよ まだ膝が痛いのかい  仲直りがしたいんだね でも恥ずかしくて 出来ないの 大丈夫だよ 傷は治るんだ きっと もとどおり  謝るんだね すごくえらいぜ あのこも 話したかったハズ ねぇ 気付いてる? 少しずつ僕が 小さくなってる事  ほらこっち来たよ 勇気を出せよ 最後には 握手するんだぜ だから言ったろ 傷は治るよって もとどおりになるって  さよならだよ 仲良くやれよ 僕の事は 気にするな 初めて君の 笑う顔が見れた それだけでもう シアワセだよ 生まれた場所が この膝小僧で 良かった 僕に会いたくなったからって わざと 怪我するなよ  かさぶたぶたぶ かさぶた  僕はかさぶた また会える日が 待ち遠しいけれど 本当は 二度と会わずに 済むのが一番 怪我には 気を付けてほしいな でも たまには 転んでもほしいな
時空かくれんぼGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN安心すると 不安になるね 例えば 今 だから今を 未来の外れに 置いて忘れよう そう思った 過去 繰り返した 今  温かいものは 冷めるから それが怖くて 触れられない 貰わなければ 無くす事もない もういいかい 過去 まぁだだよ 今  隠れる場所は どこであろうと 常に世界の中心だから すぐ見つかって オニにされるよ ずっと探す側の かくれんぼ  君に会わなきゃ良かった 何も言わなきゃ良かった  輝くものは 照らすから それが怖くて 近寄れない 見つめなければ 見られたりしない 泣かなかった 過去 泣きそうな 今  絶望すると 楽になるね 例えば 今 だから今を 未来の果てまで 傘代わりにして 逃げてきた 過去 捕まった 今  隠れ上手な 自分であろうと 探す役目も自分だから また見つかって オニにされたよ ずっと僕と僕との かくれんぼ  隠れた方が叫ぶ 「もういいかい」 何度目の事 探す方はお馴染み 『まぁだだよ』 「なぁ、お前さ、」 「二択問題なんだぜ」 「時間制限あるんだぜ」 『そんなの解ってるよ』 胸を張って 怖れないで 叫びたいよ  温かくて輝いている君を 怖がる僕を 見つける未来を 仕留めるために せーの!で叫ぶよ もういいかい 過去 『もういいよ』 今  隠れる場所は いつであろうと 僕の心の中だったけど 君を見つけて 君に隠すよ ずっと探さなくてもいい かくれんぼ 君も怖いなら 僕に隠れて どこも探さなくてもいい ここにあるよ すぐに行けるよ なぜなら僕は 君の心の中で かくれんぼ  君に会わなきゃ 今すぐ会いに行かなきゃ 急いで行かなきゃ もう一度 ちゃんと言わなきゃ
ハンマーソングと痛みの塔PLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKENどんどん強く もっと強く 唄声響く痛みの塔 そのてっぺんに しがみついて 震えてるのはどちら様  捨てたくても捨てられなくて 小さな痛み溜まってた そいつをずっとしまってきた 一個目の箱満たされた  別に今更辛くもないけど 誰かが見てくれたらな これだけあれば許されないかな 少し優しくされるくらい  捨てたものも拾って詰めて 満タンの箱積み上げた 通りすがりを横目に見て 十個目の箱積み上げた  そうか これでもまだ足りないのか 誰にも見えてないようだ それじゃどんどん高くしなくちゃ 世界中にも見えるくらい  どんどん高く もっと高く 鳥にも届く痛みの塔 そのてっぺんに よじ登って 王様気分の何様  何事かと大口開けた やじ馬共を見下ろした ここから見たらアリの様だ 百個目の箱積み上げた  お集まりの皆様方 これは私の痛みです あなた方の慰めなど 届かぬ程の高さに居ます  きっと私は特別なんだ 誰もが見上げるくらいに 孤独の神に選ばれたから こんな景色の中に来た  どんどん高く もっと高く 雲にも届け痛みの塔 そのてっぺんに あぐらかいて 神様気分の王様  聴こえるのは風の音だけ 千個目の箱積み上げた 下を見たら目眩がした 掛けた梯子飛ばされた  そして 本当に寂しくなった 誰にも見えてないようだ 声も出ない程 怖くなった ふいに聴こえたハンマーソング  下から順にダルマ落とし 誰かが歌うハンマーソング 皆アンタと話したいんだ 同じ高さまで降りてきて  どんどん強く もっと強く 唄声響く痛みの塔 そのてっぺんに しがみついて 鼻を垂らしてる神様  神様気分の俺様 俺様気分も逆様 有り様 どちら様
才悩人応援歌PLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN得意な事があった事 今じゃもう忘れてるのは それを自分より 得意な誰かが居たから  ずっと前から解ってた 自分のための世界じゃない 問題無いでしょう 一人くらい 寝てたって  生活は平凡です 平凡でも困難です 星の隅で 継続中です 声援なんて皆無です 脚光なんて尚更です 期待される様な 命じゃない  唇から 零れ落ちた ラララ ほんの少しだけ 大気を揺らした ラララ とても 小さな声 唯一人が聴いた唄 ラララ  大切な夢があった事 今じゃもう忘れたいのは それを本当に叶えても 金にならないから  痛いって程解ってた 自分のためのあなたじゃない 問題無いでしょう 一人くらい 消えたって  ファンだったミュージシャン 新譜 暇潰し 売れてからは もうどうでもいい はいはい全部綺麗事 こんなの信じてたなんて 死にたくなるよ なるだけだけど  その喉から 溢れ出した ラララ ほんの少しだけ 温度を上げた ラララ とても 短い距離 その耳まで泳ぐ唄 ラララ  隣人は立派 将来有望 才能人 そんな奴がさぁ 頑張れってさぁ 怠けて見えたかい そう聞いたら頷くかい 死にたくなるよ 生きていたいよ  世界のための自分じゃない 誰かのための自分じゃない 得意な事があった事 大切な夢があった事  僕らは皆解ってた 自分のために歌われた唄など無い 問題無いでしょう  唇から 零れ落ちた ラララ その喉から 溢れ出した ラララ とても 愛しい距離 その耳だけ目指す唄 ラララ  僕が歌う 僕のための ラララ 君が歌う 君のための ラララ いつか 大きな声 唯一人のための唄 ラララ
voyagerGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN○月×日 本日モ通信試ミルガ 応答ハ無シ ワタシハ ドンナニ離レテモ イツモアナタノ 周回軌道上  夜空に光を放り投げた あの泣き声は いつかの自分のもの 記憶に置いていかれても 活動は続く 遠く  応答願ウ 命ノ地表カラ 打チ上ゲラレテ 随分経ツ ズット 通リ過ギル星ノ 数ヲ数エテ 飛ンデキタ ソノ度覚エタ 音ヲ繋ギ メロディーヲ送ル
東京賛歌GOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN空と地面がある街だよ 育った街と どう違うだろう 違いが言えるのはどうしてだろう ここへ来てから教わったんだよ  嘘が多いとか 冷たいとか 星が見えないとか 苦情の嵐 上手くいかない事の腹いせだろう ここは幾つも受け止めてきた  何をしに来たんだっけ 誰のためなんだっけ 道路も線路も 繋がってるけど そりゃそうだけど  勝手に飛び出して 勝手に辿り着いた この街だけが知ってるよ 忘れた夢の 引き出しを  あの頃いつも側に居た 嫌いな好きな その人達を 今ほど大切に思えてましたか ここへ来てから気が付いたんだよ  人はどこに居ても その人のままだよ 離れた誰かも 離れた自分も 生きてるんだよ  勝手に選ばれて 勝手に嫌われた この街だけが持ってるよ 帰れない君の いる場所を  嘘が多いのはどこでもだろう 星が見えたって どうせ飽きるだろう すれ違う中には似た理由で ここへ来た人も少なくないだろう  何をしに来たんだっけ 誰が決めたんだっけ 地面も空も 繋がってるんだよ 未来と過去も  勝手に飛び出して 勝手に辿り着いた この街だけが知ってるよ 取り返した夢の その続きを  勝手に選ばれて 勝手に嫌われた この街だけが持ってるよ 帰れない君の いる場所を この街だけが知ってるよ 育った街への 帰り方を
メーデーPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN君に嫌われた君の 沈黙が聴こえた 君の目の前に居るのに 遠くから聴こえた  発信源を探したら 辿り着いた水溜まり これが人の心なら 深さなど解らない  呼ばれたのが 僕でも僕じゃないとしても どうでもいい事だろう 問題は別にあるんだ  息は持つだろうか 深い心の底まで 君が沈めた君を 見つけるまで潜るつもりさ 苦しさと比例して 僕らは近付ける 再び呼吸をする時は 君と一緒に  僕もまた同じ様に 沈黙を聴かれた 君もまた同じ様に 飛び込んでくれるなら  口付けを預け合おう 無くさずに持っていこう 君に嫌われた君へ 代わりに届けるよ  誰もが違う生き物 他人同士だから 寂しさを知った時は 温もりに気付けるんだ  勇気はあるだろうか 一度心覗いたら 君が隠した痛み ひとつ残らず知ってしまうよ 傷付ける代わりに 同じだけ傷付こう 分かち合えるもんじゃないのなら 二倍あればいい  怖いのさ 僕も君も 自分を見るのも見せるのも 或いは誰かを覗くのも でも 精一杯送っていた 沈めた自分から 祈る様なメーデー  響く救難信号 深い心の片隅 こんなところにいたの 側においで 逃げなくていいよ 触れた発信源に 届けるよ 口付け 君から預かってきたんだよ  勇気はあるだろうか 一度手を繋いだら 離さないまま外まで 連れていくよ 信じていいよ 息は持つだろうか 眩しい心の外まで 再び呼吸をする時は 君と一緒に
花の名PLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN簡単な事なのに どうして言えないんだろう 言えない事なのに どうして伝わるんだろう  一緒に見た空を忘れても 一緒にいた事は忘れない  あなたが花なら 沢山のそれらと 変わりないのかも知れない そこからひとつを 選んだ 僕だけに 歌える唄がある あなただけに 聴こえる唄がある  僕がここに在る事は あなたの在った証拠で 僕がここに置く唄は あなたと置いた証拠で  生きる力を借りたから 生きている内に返さなきゃ  涙や笑顔を 忘れた時だけ 思い出して下さい 同じ苦しみに 迷った あなただけに 歌える唄がある 僕だけに 聴こえる唄がある  皆 会いたい人がいる 皆 待っている人がいる 会いたい人がいるのなら それを待っている人がいる いつでも  あなたが花なら 沢山のそれらと 変わりないのかも知れない そこからひとつを 選んだ 僕だけに あなただけに  いつか 涙や笑顔を 忘れた時だけ 思い出して下さい 迷わずひとつを 選んだ あなただけに 歌える唄がある 僕だけに 聴こえる唄がある  僕だけを 待っている人がいる あなただけに 会いたい人がいる
カルマMILLION LYLICBUMP OF CHICKENMILLION LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKENガラス玉ひとつ 落とされた 追いかけてもうひとつ 落っこちた ひとつ分の陽だまりに ひとつだけ残ってる  心臓が始まった時 嫌でも人は場所を取る 奪われない様に 守り続けてる  汚さずに保ってきた手でも 汚れて見えた 記憶を疑う前に 記憶に疑われてる  必ず僕らは出会うだろう 同じ鼓動の音を目印にして ここに居るよ いつだって呼んでるから くたびれた理由が重なって揺れる時 生まれた意味を知る  存在が続く限り 仕方無いから場所を取る ひとつ分の陽だまりに ふたつはちょっと入れない  ガラス玉ひとつ 落とされた 落ちた時 何か弾き出した 奪い取った場所で 光を浴びた  数えた足跡など 気付けば数字でしか無い 知らなきゃいけない事は どうやら1と0の間  初めて僕らは出会うだろう 同じ悲鳴の旗を目印にして 忘れないで いつだって呼んでるから 重ねた理由を二人で埋める時 約束が交わされる  鏡なんだ 僕ら互いに それぞれのカルマを 映す為の 汚れた手と手で 触り合って 形が解る  ここに居るよ 確かに触れるよ 一人分の陽だまりに 僕らは居る  忘れないで いつだって呼んでるから 同じガラス玉の内側の方から そうさ 必ず僕らは出会うだろう 沈めた理由に十字架を建てる時 約束は果たされる  僕らはひとつになる
supernovaPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN熱が出たりすると 気付くんだ 僕には体があるって事 鼻が詰まったりすると 解るんだ 今まで呼吸をしていた事  君の存在だって 何度も確かめはするけど 本当の大事さは 居なくなってから知るんだ  延べられた手を拒んだ その時に 大きな地震が起こるかもしれない 延べられた手を守った その時に 守りたかったのは自分かもしれない  君の存在だって もうずっと抱きしめてきたけど 本当に恐いから 離れられないだけなんだ ラララ  人と話したりすると 気付くんだ 伝えたい言葉が無いって事 適当に合わせたりすると 解るんだ 伝えたい気持ちだらけって事  君の存在だって こうして伝え続けるけど 本当のありがとうは ありがとうじゃ足りないんだ ラララ  僕らの時計の中 ひとつだけでもいいから 本当を掴みたくて 本当を届けたくて  歳を数えてみると 気付くんだ 些細でも歴史を持っていた事 それとほぼ同時に 解るんだ それにも終わりが来るって事  君の存在だって いつでも思い出せるけど 本当に欲しいのは 思い出じゃない今なんだ  君を忘れた後で 思い出すんだ 君との歴史を持っていた事 君を失くした後で 見つけ出すんだ 君との出会いがあった事  誰の存在だって 世界では取るに足らないけど 誰かの世界は それがあって 造られる  君の存在だって 何度も確かめはするけど 本当の存在は 居なくなっても ここに居る  僕らの時計は 止まらないで 動くんだ  ラララ
夢の飼い主GOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN生まれた時は 覚えてないが 呼吸はしていた 理由は無いけど 生みの親は ひと目で判った まだ小さくて 白い体 擦り寄せてみた 彼女は やっと それに気付いて 名前を付けた  「いつから側に居たの? 抱いて欲しいの?」 答える術も無いから ただ 身を寄せたよ 少しは あったかいかな  くだらなかった 彼女の日々は 大きく変わった 餌を与えて 散歩にも行って 沢山触った 首輪を巻いて 服まで着せて 紐で繋いだ 人が来れば 見せびらかして 鼻を高くした  「少しも 離れないの よく 懐いているの」 忘れられたくないから ひたすら身を寄せるよ それで 覚えていてくれるなら  寂しくはないよ 君と居られるから ただ 名前を呼んでくれる事が 少しずつ 減ってきた  生まれた時は 覚えてないが 呼吸はしていた 既に 名前とは 懸け離れた 姿にされていた 自分の色と 動き方を 忘れてしまった 彼女もいつか 付けた名前を 忘れてしまった  変わり果てた 夢の頬に 涙落とした 触ってみても その感触は 別のものだった 自分で着せた 服を脱がして 涙落とした あぁ そうだった こんなに白い体をしていた  「この手で 汚していたの? 閉じ込めていたの?」 苦しかった首から 首輪が外れた 僕は自由になった  いつでも 側にいるよ ずっと 一緒だよ 首輪や 紐じゃないんだよ 君に身を寄せるのは 全て僕の意志だ  寂しくはないよ 君と生きているから ただ名前を 呼んでくれるだけで いいんだよ ねぇ それだけ 忘れないで 
ハイブリッド レインボウGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKENsawao yamanakasawao yamanakaBUMP OF CHICKENほとんど沈んでるみたいな無人島 地球儀にのってない名前もない 昨日は近くまで希望の船が来たけど 僕らを迎えに来たんじゃない  太陽に見惚れて少しこげた プリズムをはさんで手を振ったけど  Can you feel? Can you feel that hybrid rainbow? 昨日まで選ばれなかった僕らでも 明日を待ってる  ほとんどしぼんでる僕らの飛行船 地面をスレスレに浮かんでる  呼び方もとまどう色の姿 鳥達に容赦なくつつかれるだろう  Can you feel? Can you feel that hybrid rainbow? きっとまだ 限界なんてこんなもんじゃない こんなんじゃない  Can you feel? Can you feel that hybrid rainbow? ここは途中なんだって信じたい I can feel. I can feel that hybrid rainbow 昨日まで選ばれなかった僕らでも 明日を持ってる
睡眠時間GOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN眠る前に閃いて 毛布の中に隠れた 2段ベッドの船の上で なぞった小さな物語  このまま起きていられたらなぁ 子供はいつだって 大忙し おやすみ 続きは 夢の中で  眠れずに 時計の音と呼吸のリズム 気になった 息を吸った 吸ったら吐いた 考えてるうちに苦しくなった  このまま 生きていられるかなぁ 馬鹿馬鹿しくたって 大慌て おやすみ 気付けば 夢の中へ  眠るのが恐くなって 左の胸 手を当てた ぎゅっと閉じた まぶたの裏に 浮かべた愛しい人の顔  眠るのがもったいなくて あなたに会いたくなって 時計の音と呼吸のリズム 静かな部屋に響いていた  いつまで生きて いられるかなぁ いつまで生きて いてくれるかなぁ このまま起きて いられたらなぁ 大人になったって 大忙し  おやすみ あなたを 僕の中へ  おやすみ 続きは 夢の後で
オンリーロンリーグローリーPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKENそしてその身をどうするんだ 本当の孤独に気付いたんだろう 溢れる人の渦の中で 自らに問いかけた言葉 放射状に伸びる足跡 自分だけが歩き出せずにいる  死んだ心をどうするんだ 忘れた振りして覚えてんだろう 突き放しても 捨ててみても どこまでも付いてくるって事 闇に守られて 震える身に 朝が迫る  置いていかれた迷子 遅すぎた始まり さあ 何を憎めばいい 目隠しをしたのも 耳塞いだのも 全てその両手  ロンリー グローリー 最果てから声がする 選ばれなかった名前を 呼び続けてる光がある オンリー グローリー 君だけが貰うトロフィー 特別じゃないその手が 触る事を許された光  そして僕らは覚悟した 本当の恐怖に気付いたんだよ 隠れてみても 逃げてみても いつかは照らされるって事 位置について 息を吸い込んで 吐き出して 合図を待つ  笑われる事なく 恨まれる事なく 輝く命など無い 眩しいのは最初だけ 目隠し外せ ほら 夜が明けた  ロンリー グローリー 大丈夫 どうやら歩ける 一人分の幅の道で 涙目が捕まえた合図 オンリー グローリー 僕だけが貰うトロフィー 一人に凍える この手が 温もりと出会う為の光  息絶えた 心を撫でた 殺したのは 他ならぬ僕だ 傷跡に 雫が落ちた 動いたんだ 僅かでも確かに  まだ生きていた、僕の中で一人で 呼吸を始めた、僕と共に二人で  僕だったから それが見えた 「おはよう、ごめんな、思い出せるかい」 孤独を知ったから また出会えた 孤独じゃない  歩き出した迷子 足跡の始まり ここには命がある 選ばれなかったなら 選びにいけ ただひとつの栄光  ロンリー グローリー 最果てなど無いと知る この歩みよりも もっと速く 飛び続けてる光ならば オンリー グローリー それこそが狙うトロフィー 特別じゃない この手を 特別と名付ける為の光
EndingGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKENええと、うん、大丈夫! 君はまだ 君自身をちゃんと見てあげていないだけ 誰だってそうさ 君一人じゃない そりゃ僕だってねぇ…… ――まぁ、いいや  少なくとも 君には味方がいるよ プレゼントの物語の中の住人達 さぁ、これから何をするんだい? 僕はもう行かなきゃ  ほらまたどこかで 涙の落ちる音
グロリアスレボリューションPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN胸を張って誇れるモンが 自分にどんだけあるのかって? 名前と誕生日と キュートな指紋ぐらいあれば充分だろう そいつを さぁ 精一杯の大口で耽美に語ればいい ステージライトなんて ダイナモで充分だろう  呼吸をしてんだ 世の中のスミ 小さく でも確かに 言葉にするんだ ホラ いつまでつけてんだい? その自前の手錠をさ  グロリアスレボリューション その手で何を掴むんだい? 殴るんだい? 何を掲げ上げるんだい?  弱音という名の地雷原を 最短距離で走ってこい 自信という名のスーツは 大層丈夫な造りだから 凡人の一般論は アイロンかけて送り返せ 震えてるのかい? そいつは武者震いだろう  呼吸をしてんだ 世の中のスミでもちゃんとわかるように それを叫ぶんだ ネェ いつになりゃ気付くんだい? カギも自前だろう?  グロリアスレボリューション その目は何を見てきたの? 何を見ていくの? 見いだすの? グロリアスレボリューション その耳に何が聴こえるの? 「I'm a loser」? 願わくば「We are the champion」?  実は飛べるんだ その気になれば そりゃもう遠くへ! 放り投げるんだ その外したばっかりの エラい頑丈に造っちまった 自前の手錠をさ  グロリアスレボリューション 意外にもリッパな自分を 自由気ままに 逃がしてやれ グロリアスレボリューション なんだコレ オレにもついてるじゃねぇか エラく頑丈な自前の手錠がさ グロリアスレボリューション まいったな コレ とれねぇしよ カギも多分 失くしちゃった グロリアスレボリューション こういうケースもあるという リアリズム そんな目でオレを見んな
Ever lasting lieGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN砂の海で 錆びたシャベルを持って まるで闘う様に 夢を掘る人 赤く燃える太陽に 身を焼かれても 必死で 這い上がろうとする  愛する人の 命に値がついた そこら中に頭を下げても 足りなくて 石油でも掘る以外 無いんじゃないのって 皮肉を 本気にして飛び出した  でも 掘り出したのは 長い年月  Sir Destiny あんた 人の命を転がして 大層楽しいだろう 笑えよ 見ているんだろう この俺がジタバタ足宛いてるのを  死んだ街で 夜のドレス纏って 作り話の様な愛を 売らされる人 誰かの胸に腕に 身を預けても 心は ただ一人を待つ  愛するあの人は 優しく嘘をついた 二人は大丈夫 明日を信じて待っていてくれ 信じられる要素なんて どこにあるのって 思いながらも その言葉を おまじないの様に  呟き続けた 長い年月  Sir Destiny あなたでも この気持ちは動かせないでしょう 幾度目の朝も 変わらず 優しいあの嘘を 思い出している  夢を掘る人 それを待つ人 定めよりも 互いを信じていた  とある街の小さな教会で 優しい長生きおばあさんが 眠りについた ろくに動けなくなってからも 毎朝 何かを呟いて 微笑んだ  砂の海で 折れたシャベルを持って 作り話の様な 夢を掘る人 刻まれた皺の奥の 瞳は未だ 必死で ただ 必死で  掘り出したのは  Sir Destiny あんた 俺を見ているか もう飽きたなんて 言わせないぞ 今にも 夢を掘り出して 見事悔しがらせてやる  Sir Destiny 俺の夢って何だったっけ 何が ここまで俺を動かしていたんだっけ 大事な何かを待たせていた様な  夢を掘る人 それを待つ人 幾つもの夜を 乗り越えた嘘
リリィPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKENスポットライトの下 自分を叫び唄った 思う様に伝わらなくて その度にこぼれる弱音を 「今はマズイ!」と慌てて その場は巧く隠して 真夜中 鍵かけた部屋 膨れたポケット 裏返すと  ホラ 出てくる弱音の数 1日分 想像つくかい?  ところが君は笑った 幸せそうに笑った 当然 僕は怒った 「真面目に聞けよ!」って怒鳴り散らした それでも君は笑った 「かわいいヒトね」と言った 叫んでも 唄っても その一言には 勝てる気がしない  低いステージの上 必死で格好つけた 自分も人も上手に騙し 夢を見て 夢を見せた 「大言壮語も吐いてやろう」 そういう歌も唄った 心の中 鍵かけた部屋 その歌が ドアを叩き続ける  「出てこいウソツキめ!」と 自分の歌に格好悪く 脅されるんだ  ところが君は笑った 「格好いいよ」と言った これだけ僕が愚痴っても 僕の目を見て そんな言葉をくれた 「そういうトコロも全部 かわいいヒトね」と言った ツクっても 気取っても その一言には 全て見られていた  ポケット一杯の弱音を 集めて君に放った 強がりの裏のウソを 放った ぶちまけた  終電を告げる放送 慌てて駆けて行く人 右手に君の左手 もう離さなきゃ…… 改札を抜ける時 「最初で最後のヒト」 そんな言葉が浮かんだ 言わないで 行くとしよう  最後に振り返ろう 確かめたいコトがあるんだ  やっぱり君は笑った 別れの傍で笑った つられて僕も笑った 「また会えるから」って確かめるように やっぱり僕は唄うよ もう一度叫び唄うよ 今まで一度も使うことのなかった 言葉を混ぜて スポットライトの下 低いステージの上 改札で言わなかった あの言葉に もう1つ言葉を混ぜて こう呼ばせてくれないか 「最初で最後の恋人」 この歌が 部屋のドアを叩きに来たって 胸を張れるから
KPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN週末の大通りを 黒猫が歩く 御自慢の鍵尻尾を水平に 威風堂々と その姿から猫は 忌み嫌われていた 闇に溶ける その体目掛けて 石を投げられた  孤独には慣れていた 寧ろ望んでいた 誰かを思いやる事なんて 煩わしくて そんな猫を抱き上げる 若い絵描きの腕 「今晩は 素敵なおチビさん 僕らよく似てる」  腕の中足宛いて 必死で引っ掻いて 孤独という名の逃げ道を  走った 走った 生まれて初めての 優しさが 温もりが まだ信じられなくて  どれだけ逃げたって 変わり者は付いて来た  それから猫は絵描きと 二度目の冬を過ごす 絵描きは 友達に名前をやった 「黒き幸」“ホーリーナイト” 彼のスケッチブックは ほとんど黒尽くめ 黒猫も 初めての友達に くっついて甘えたが ある日  貧しい生活に 倒れる名付け親 最後の手紙を書くと 彼はこう言った  「走って 走って こいつを届けてくれ 夢を見て飛び出した僕の 帰りを待つ恋人へ」  不吉な黒猫の絵など売れないが それでもアンタは俺だけ描いた それ故 アンタは冷たくなった 手紙は確かに受け取った  雪の降る山道を 黒猫が走る 今は故き親友との約束を その口に銜えて 「見ろよ、悪魔の使者だ!」 石を投げる子供 何とでも呼ぶがいいさ 俺には 消えない名前があるから 「ホーリーナイト」「聖なる夜」と 呼んでくれた 優しさも温もりも 全て詰め込んで 呼んでくれた 忌み嫌われた俺にも 意味があるとするならば この日のタメに生まれて来たんだろう どこまでも走るよ  彼は辿り着いた 親友の故郷に 恋人の家まで あと数キロだ  走った 転んだ すでに満身創痍だ 立ち上がる間もなく 襲い来る 罵声と暴力 負けるか俺はホーリーナイト 千切れそうな手足を 引き摺り なお走った 見つけた! この家だ!  手紙を読んだ恋人は もう動かない猫の名に アルファベット1つ 加えて庭に埋めてやった 聖なる騎士を埋めてやった
ランプPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN小さく震える手にはマッチ 今にもランプに火を灯す とまらぬ泪を乾かすため ようやく振った なけなしの勇気 思いつく限りの夢や理想を 残らずポッケにつめこんできた ポッケに開いてた穴を見つけて 泣き出す瞬間 呼びかける声  「ハロー、ハロー、気付いておくれ 君の中で待っていたんだよ 大丈夫、大丈夫、僕は君のハートに住む 情熱のランプだよ」  落とした夢 理想の類 それを探しさまよう道を 照らしだすよ ハートのランプ 今まで気付かなかった誇れるベストフレンド  もらえる限りの 愛や安心を 入れた鞄大事にしてきた そいつも誰かにひったくられて くたばる寸前 呼びかける声  「ハロー、ハロー、聞こえるだろう? 君の中にずっと居たんだよ 大丈夫、大丈夫、いつも一緒だよ 君と生きる情熱のランプだよ」  失くした愛 安心の類 それを探し 凍える道を 温めるよ ハートのランプ 今まで気付かなかった 頼れるパートナー  「君が強く望みさえすれば 照らしだそう 温めよう 歩くための勇気にだってなるよ」  約束しろよ ハートのランプ もう一度僕を歩かせてくれ 「へんだな 僕は君自身だよ 自分が信じれないのかい?」 小さく震える手にはマッチ 今にもランプに火を灯す 闇に凍えるこの身を救う 最後の術は この身の中に 夢や理想 愛 安心の類 それを手にする力が情熱 小さく震える手にはマッチ 僕らが僕らに呼びかける声  ようやく聞こえた やっと気付いた 泪を乾かす力 当たり前の事に気付いた 自分自身知らなかった自分自身 落としたもの 失くした類 探す道を歩ける勇気 僕の中の情熱のランプ 今にもマッチは芯に触れる  今にもマッチは芯に触れる
続・くだらない唄GOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN湖の見える タンポポ丘の 桜の木の下で 下ろしたての コートのポケットに 手を入れて 数年前にもこの場所で 同じポーズしていた事 思い出してやっと実感 「僕は帰って来た」  積もった落ち葉が 踏まれて音をたてた あの日と同じ 乾いた音 昇った朝日に 手を振り夢を見た あの日が重なる中  この手は 振れない 大事なモノを落とし過ぎた この眼は 余りに 夢の見過ぎで悪くなった  あの日と違うのは 僕だけ  電車に乗って 2時間ちょっとの都会に出て来た 小さなそのプライドを 見せてやろうとした 電車に乗って 2時間ちょっと いつでも帰れると 軽く考えていたのが そもそもの間違いだった  ここで手にした“輝かしいどうのこうの”に それよりも輝かしい あの日が 見事に壊されていくようで 怖くって 何度も確かめてみる  この手に 今まで 掴ませた願いのカケラも この眼に 今まで 睨ませた明日の行方も  壊されちまうのか? 間違っていたのか?  湖の見える タンポポ丘の 桜の木の下で 手頃なヒモと 手頃な台を 都合良く見つけた 半分ジョークでセッティングして そこに立ってみた時 マンガみたいな量の 涙が 溢れてきた 数年前にもこの場所で よく こっそり泣いたっけ “あのコにふられた”だとか 可愛いもんだったけど 数年前と同じ気持ちで 朝日を待ってんだ あの やたらとくだらない唄も唄いながら  原因不明の涙を流しながら あの日の気持ちで 朝日を待つ また手を振れるかな 夢が見えるかな 景色に色が付く  この手が ゆっくり 僕の右上で弧を描いた この眼が 辛うじて 飛んでいく綿毛を見送った この手が 今まで 落としたモノは拾えるかな この眼が 今でも ギリギリで見えていて良かった  あの日と違うのは ヒゲの生えた顔ぐらいさ
ベストピクチャーGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央直井由文BUMP OF CHICKEN坂の下の 安アパートが僕の家 隣のビルのせいで 日が当たらない 宝物の電気スタンド・筆・机 空腹も忘れて ひたすら絵を描く  こんな家に住み こんな暮らしがしたい なんて事を キャンバスに塗りたくる 流す涙も タメイキすらも  「ねぇ 僕ここで生きてるよ まだ絵を描いてるよ ねぇ そこからは僕が見えるの? 僕を認めてくれるの?」  坂の上の お城みたいな僕の家 雲の上のような 日の当たり具合 宝物の 地位と名誉と満足感 失くす事 恐れて ひたすら絵を描く  「こんな風にしろ」と 筆も心も 何かに縛られたまま キャンバスを塗りつぶす 流す泪や タメイキの色で  「ねぇ 僕どこで生きてるの? なんで絵を描くの? ねぇ あなたには僕が見えるの? 僕を笑ってくれるの?」  宝物は何だっけ? 思い出せず苛ついて 折ろうとした筆が こう言った気がした 「ずっと見てたよ 絵が好きなんだろう?」  「ねぇ 僕ここで生きてるよ まだ絵を描いてるよ ここからは何が見えるの? 僕が描かずにいられない景色!」 「ねぇ ほら 見てくれよ! 生きてるんだよ? だって 絵を描いてるんだぜ!? あなたにも見えるでしょう?」  ベストピクチャー ベストピクチャー
グングニルPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKENそいつは酷い どこまでも胡散臭くて 安っぽい宝の地図 でも人によっちゃ それ自体が宝物 「こいつは 凄い財宝の在り処なんだ」 信じきった彼もとうとう その真偽を確かめる旅に出るとする  誰もが口々に彼を罵った 「デタラメの地図に眼が眩んでる」って  容易く 人一人を値踏みしやがって 世界の神ですら 彼を笑う権利なんて持たないのに  そいつは酷い出来映えだが こつこつ地道に作り上げた 自前の船 彼にとっちゃ記念すべき最初の武器 荷物を積み別れを告げ 朝焼けの海に帆を張った 堪え切れず掲げた拳 響き渡る鬨の声 そいつは酷い どこまでも胡散臭くて安っぽい宝の地図 でも誰にだって それ自体が宝物 ホントにでかい 誰もが耳疑うような夢物語でも 信じきった人によっちゃ 自伝に成り得るだろう  誰もが遠ざかる 船を呪い出した 「願わくば 高波よ悪魔となれ」  容易く 覚悟の前に立ちはだかりやがって 夢の終わりは 彼が拳を下げた時だけ  死に際の騎士 その手にグングニル 狙ったモノは必ず貫く  誰もがその手を 気付けば振っていた 黄金の海原を走る 船に向けて 自ら その手で破り捨てた 地図の切れ端を探して 拾い集め出した  容易く 自分自身を値踏みしやがって 世界の神ですら 君を笑おうとも 俺は決して笑わない 船は今 嵐の真ん中で 世界の神ですら それを救う権利を欲しがるのに
OpeningGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKENお訪ねします この辺りで ついさっき 涙の落ちる音が聴こえた気がして 駆けつけたんだけど 誰の涙かな そういや君は ずいぶん赤い眼をしてるね  ええと、うん、そうだ! いくつかの物語をプレゼントしてあげる ちゃんと読んでおく事、いいね?  それじゃ、また、後で
バトルクライPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN自分にひとつ嘘をついた 「まだ頑張れる」って嘘をついた ところが嘘は本当になった 「まだ頑張れる」って歌ってた ずっとそうやって ここまできた  憧れていたプリマドンナ 眠りの中限定パイロット 自分が主役の夢を見て 笑われないうちに忘れるんだ 本当に忘れたの? そりゃ無理だよね そりゃそうさ  それがまさに生きていく理由 何かを賭して手にするもの 傷つきながら しがみついて離せない それだけのもの ここが僕のいるべき戦場 覚悟の価値を決める場所 ひとつの嘘にさえ すがる僕に 捧げよう 誓いの唄 Shout a battle cry  日毎生意気になってやろう 大言壮語も吐いてやろう 最後に見事笑ってみせよう 主役を思い知らせてやろう 本当強がってんだ 強がって また嘘ついて  それが僕のわずかな力 ただの強がりも嘘さえも 願いを込めれば誇れるだろう 望めば勇気にもなるだろう ここが僕のいるべき戦場 覚悟の価値を決める場所 ひとつの嘘にさえ すがる僕の その嘘が誓いに変わる  戦場に赴く戦士に誓いの唄を 優しさでもいたわりでもない戦いぬく勇気を  ずっと強がってんだ 強がって また嘘ついて  それが僕の生きていく理由 何かを賭して手にするもの 傷つきながら しがみついて離せない それだけのもの ここが僕のいるべき戦場 覚悟の価値を決める場所 ひとつの嘘にさえ すがる僕に 捧げよう 誓いの唄 Shout a battle cry
ナイフGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN僕は今夜旅に出るよ 僕の行きたい場所に行くよ 小さな頃の唄を思い出すために 胸をはって旅に出るよ 朝の匂いの夢を見るよ 勇気の出る唄を思い出すために NO REASON  夜明け色のロケットに飛び乗ろう 怖いならよく見なよ 小さな虫だって短い命頑張ってんだからさぁ  強く望んだら望んだ分だけ 隠したナイフは鋭くなるもんさ 僕が笑ってたあの日の夕焼け 隠したナイフでもう一度とりもどせ PROVE YOURSELF  彼は現代の中毒者 うつろな眼をして笑って 小さな頃の唄を忘れようとする だけど忘れないで あなたは生きてる 勇気の出る唄を一緒に歌おう NO REASON  小さな手のひらにこぼれた 満月のかけらにも少し似た短い命 僕だけの宝物  強く望んだら望んだ分だけ 隠したナイフは鋭くなるもんさ 皆あこがれたヒーローみたいに 隠したナイフが僕を強くする PROVE YOURSELF  夜明け色のロケットに飛び乗ろう 怖いならよく見なよ 小さな虫だって自分の唄は覚えてんだからさぁ  強く望んだら望んだ分だけ 隠したナイフは鋭くなるもんさ いつも歌ってた勇気の唄を 隠したナイフでもう一度思い出そう  僕が望んだら望んだ分だけ 心のナイフは鋭く輝いて 子猫が歌ったような 子犬が叫んだような 何よりも大事なあの日の夕焼けうつしだすよ PROVE YOURSELF
とっておきの唄PLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKENゆっくりでいいから君が本当に 笑って泣けるような二人になろう  ちょっとずつアルバムを重くしよう 何でもない日も記念日にしよう どんなにめくっても終わりがないかわりに続きがある 二人のアルバム 魔法のアルバム  これからどこに行こうか僕ら 静かな場所ににぎやかな場所 どこでもいいんだよね それぞれの場所に 君らしい君がいれば そこはまさに  地図にもない場所で 手をつないで インスタントのカメラも持って 僕は花をつんで 「きみに似合う花なんだろうか」 なんて本気で首かしげたりして  単純な僕の単純な唄 大事な人の為だけの唄 よくあるLOVE SONGでも二人の前だけで 特別であればいい よくある唄でいい  誰でも見かけほど強くないし 自分で思うよりも泣き虫だから 「一人で大丈夫」なんて絶対言わせない 嫌がったって無理やり連れていくよ  地図にもない場所へ 手をつないで 君の大切な犬もつれて 時々口ずさむその唄少し覚えたから ちょっとでも一緒に歌わせて  小鳥が夜明けを唄で合図 とっておきの声でリズムとって 何でもない日にも 小さなドラマがあるって気付いたんだ  単純な僕の単純な唄 涙を止める為にある唄 不安のつのる夜は思い出して欲しい この日を僕は確かめ生きる この日に君を見つけて生きる この何でもない日が記念日になる  だから どんなに大きな 地図にもない場所へ 手をつないで 魔法のアルバムに続きを 不安のつのるヨルは忘れないで 君のための唄がある事  地図にもない場所へ 手をつないで 手をつないで  ゆっくりでいいから 君が本気で笑って泣けるような 地図にもない場所へ
ノーヒット・ノーランGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN物語の始まりはそう 成す術の無い僕らが主役 白いライト当てられて 期待を背負って 「頼むぜ 我らがスラッガー」 今日はどうした 未だノーヒットノーラン  一番前で見ている人の目 その想いは僕をあせらせて 高鳴る心の背中につかえる タメ息に勇気かき消されても「まかせろ」なんていう だけど  ライトからすぐ逃げたいよ 打てるかな 打てなきゃ ノーヒットノーラン スラッガーだって怯えるんだ  好きな時に好きな事をして時々休み また適当に歩き出していた それがいつの間にか 誰かに何か求められて 誰にも甘えられない  ライトからすぐ逃げたいよ だけど僕はスラッガー ノーヒットノーランのままじゃ 認められない そんな僕は存在しちゃいけない  願わくば怯える自分に逃げ場を与えてあげたい 願わくば誇れる自分と名誉とライトが欲しい  ボクになにがのこるんだろう? 臆病なボクにナニガデキルンダロウ?  ライトがまだ足りないよ 「ボクはスラッガー」 もっと思い込ませてくれ  物語の始まりはそう 成す術の無い僕らが主役 白いライト当てられて 期待を背負って 「頼むぜ 我らがスラッガー」 「まかせろ!!」って僕は胸をたたく  この手よ 今は震えないで この足よ ちゃんとボクを支えて 白いライトあてられて 怯えないように  帽子を深くかぶり直し 不敵に笑うスラッガー  普通に生きてりゃ 誰だって ライトを浴びる日は訪れる そんな時 誰でも臆病で 皆 腰のぬけたスラッガー  ノーヒットノーラン 誰かにそれを知ってほしいから 「まかせろ!」って僕は胸をたたく
リトルブレイバーPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN例えば日カゲでゆれるその花をなぜか愛しく思い 「どうにかして日なたに」と悩めたら少し強くなれる 例えば大事な人の泣くスガタに言葉がでなくても 「とっておきの唄」を聴かせてあげれればナミダも止められる  そのポケットのスミを探すのさ きっと勇気のカケラが出てくるだろう 自信を持っていいハズさ 僕ら時には勇者にでもなれるんだ  守るべきものがあれば リトルブレイバー 守るべきヒトがいれば リトルブレイバー 「どうにかして日なたでとっておきの唄を聴かせてあげよう」 だから もう泣かないで 僕が守るから  ぼくらだれでも大切なナニカをきっと持ってんだ 大なり小なり人それぞれのなにかを持ってんだ ボクラいつでも大切なナニカの為に生きてんだ 何かに笑って何かで怒ってたまに泣いてんだ  そして守るべき時が来たなら ほうら勇気のカケラも大きくなり ゆるぎないPRIDEになるんだ するとどうだろう何も怖くないんだ  守るべきヒトがくれる リトルブレイバー 守るべきものを誇る リトルブレイバー ねえ 単純に気高き夢のタメ 愛するヒトのタメ できない事なんて1つでもあるかい?  もうポケットはすでにいっぱいだ そいつを誇り信じれるだろう? 大事なコトもわかるだろう? 時には勇者にでもなれるんだ  守るべきものがあれば リトルブレイバー 守るべきヒトがいれば リトルブレイバー 僕にとって唄う事が ブレイバー 全身全霊のチカラを リトルブレイバー  単純に気高き夢のタメ 愛するヒトのタメ できないコトなんて やれないコトなんて そんな弱さなんて 哀しいもんだろう、、
くだらない唄PLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN得意の絵を描いてあげる 僕の右手と水彩絵の具で 丘の花は黄色にしよう その方が見つけやすいから  三日月が光る頃この絵と同じ丘で待ってるよ 明日僕らは大人になるから ここで思い出を作ろう  神様 見わたす限りに きれいなタンポポを咲かせてくれ 僕らが大人になっても この丘を忘れぬように  指切りをしよう 僕らにシワが増える前に 十年後の同じ日に またここで一緒に絵を描こう  今夜中にこの丘を僕の右手と絵の具でとじこめる 十年後の同じ日までに ネクタイで迷わぬように  神様 小さな二人に 今夜だけ魔法を唱えてくれ 僕らが大人になっても この丘を忘れぬように 少しだけ僕はせきをして 最後のひとふでに願いを込める となりで貴方はうつむいて タンポポでかんむりを  目が覚めれば…  神様 僕は震えてる 背広もネクタイも見たくないよ T シャツに昨日しみこんだ タンポポの匂いが忘れらんない 昨日の丘で一人きり 貴方が来るのをひたすら待った 来るはずないよ わかってた 僕はまだ震えてる
アルエPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN白いブラウス似合う女の子 何故いつも哀しそうなの 窓際に置いたコスモスも 綺麗な顔うなだれてる 青いスカート似合う女の子 自分の場所を知らないの 窓際に置いたコスモスも 花びらの色を知らないの  いつか君はブランコに揺られて いたいけな目を少し伏せて 哀しい顔で俯むいた 「私は独りで平気なの」  ハートに巻いた包帯を 僕がゆっくり解くから 日なたに続くブリッジを探しておいで 哀しい時は目の前で 大声出して泣いてよ そんな寒いトコ今すぐ出ておいで アルエ…  僕の大切なアルエ 一人で見ていた夕焼け 僕も一緒に見ていいかい 僕も一緒に居ていいかい 僕の大切なアルエ 本当はとても寂しいんだろう 僕はいつでも側に居る 僕がこれから側に居る  君は人より少しだけ 不器用なだけの女の子 「嬉しい時どんな風に 笑えばいいか解んない」  ハートに巻いた包帯を 僕がゆっくり解くから 笑顔を写すスライドの準備しといて 嬉しい時は目の前で 両手叩いて笑ってよ そんな寒いトコ今すぐ出ておいで アルエ…  ハートに巻いた包帯も もうすぐ全部解けるよ 怖がらないで素顔を見せてごらんよ 嬉しい時に笑えたら 哀しい時に泣けたら そんな寒いトコ今すぐ出て こっちにおいで  ハートに咲いたコスモスが 枯れない様に水を遣ろう 青空の下で揺れていてすごく綺麗さ ブリッジで撮ったスライドは 君が生きてるって証拠さ 暖かい日溜まりの中で一緒に 手を叩こう
ガラスのブルースPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKENガラスの眼をした猫は歌うよ 大きな声で りんりんと ガラスの眼をした猫は歌うよ 風に髭を揺らし りんりんと  声が枯れたなら川に行こう 水に映る顔を舐めてやろう 昨日よりましな飯が食えたなら 今日はいい日だったと 空を見上げて 笑い飛ばしてやる  あぁ 僕はいつも 精一杯 唄を歌う あぁ 僕はいつも 力強く 生きているよ  ガラスの眼をした猫は歌うよ お腹が空いても りんりんと ガラスの眼をした猫は歌うよ 生きてる証拠を りんりんと ガラスの眼をした猫は叫ぶよ 短かい命を りんりんと ガラスの眼をした猫は叫ぶよ 大切な今を りんりんと  生まれてきた事に意味があるのさ 1秒も無駄にしちゃいけないよ 嵐が来ようが雨が降ろうが いつでも全力で 空を見上げて 笑い飛ばしてやる  あぁ 僕はいつか 空にきらめく 星になる あぁ その日まで 精一杯 唄を歌う  声が枯れたなら川に行こう 水に映る顔を舐めてやろう 生まれてきた事に意味があるのさ 1秒も無駄にしちゃいけない だから僕は唄を歌うよ 僕はいつも唄を歌うよ 僕はいつも唄を歌うよ 僕は今を叫ぶよ  ガラスの眼をもつ猫は星になったよ 大きな声も止まったよ 命のかけらも燃やし尽くしてしまったね 得意のブルースも聴けないね  だけどお前のそのブルースは 皆の心の中に刻まれた これから辛い事がもしあったなら 皆は歌い出す ガラスの眼をもつ猫を思い出して 空を見上げて ガラスのブルースを  あぁ 僕はいつも 精一杯 唄を歌う あぁ 僕はいつも 力強く 生きているよ あぁ 僕の前に 暗闇が 立ち込めても あぁ 僕はいつも 精一杯 唄を歌う
ロストマンPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN状況はどうだい 僕は僕に尋ねる 旅の始まりを 今も 思い出せるかい  選んできた道のりの 正しさを 祈った  いろんな種類の 足音 耳にしたよ 沢山のソレが 重なって また離れて  淋しさなら 忘れるさ 繰り返す事だろう どんなふうに夜を過ごしても 昇る日は 同じ  破り損なった 手造りの地図 辿った途中の 現在地 動かないコンパス 片手に乗せて 霞んだ目 凝らしている  君を失った この世界で 僕は何を求め続ける 迷子って 気付いていたって 気付かないフリをした  状況はどうだい 居ない君に尋ねる 僕らの距離を 声は泳ぎきれるかい  忘れたのは 温もりさ 少しずつ冷えていった どんなふうに夜を過ごしたら 思い出せるのかなぁ  強く手を振って 君の背中に サヨナラを 叫んだよ そして現在地 夢の設計図 開く時は どんな顔  これが僕の望んだ世界だ そして今も歩き続ける 不器用な 旅路の果てに 正しさを祈りながら  時間は あの日から 止まったままなんだ 遠ざかって 消えた背中 あぁ ロストマン 気付いたろう 僕らが 丁寧に切り取った その絵の 名前は 思い出  強く手を振って あの日の背中に サヨナラを 告げる現在地 動き出すコンパス さぁ 行こうか ロストマン  破り損なった 手造りの地図 シルシを付ける 現在地 ここが出発点 踏み出す足は いつだって 始めの一歩  君を忘れたこの世界を 愛せた時は会いに行くよ  間違った 旅路の果てに  正しさを 祈りながら  再会を 祈りながら
sailing dayPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN目を閉じたその中に 見えた 微かな眩しさを 掴み取ろうとした 愚かなドリーマー  伸ばした手は 閉じた目に 写らなくて 途方に暮れる 射程距離から 随分遠く 滲む  どうにかまだ 僕は僕を 辞めないで 生きている たった一度 笑えるなら 何度でも 泣いたっていいや  精一杯 運命に抵抗 正解・不正解の判断 自分だけに許された権利  sailing day 舵を取れ 夜明けを待たないで 帆を張った 愚かなドリーマー  数えたら キリが無い程の 危険や不安でさえも 愛して迎え撃った 呆れたビリーヴァー  目を開いたその先に 見える 確かな眩しさが 空になったハートに 理由を注ぐ  そうしてまた 僕は僕の 背中を押していく たった一つ 掴む為に 幾つでも 失うんだ  精一杯 存在の証明 過ちも 間違いも 自分だけに価値のある財宝  sailing day 舵を取れ 哀しみも 絶望も 拾っていく 呆れたビリーヴァー  誰もが皆 それぞれの船を出す それぞれの見た 眩しさが 灯台なんだ  そうだよ まだ 僕は僕の 魂を持ってる たった一秒 生きる為に いつだって 命懸け 当たり前だ  精一杯 存在の証明 敗北も 後悔も 自分だけに意味のある財宝  sailing day 舵を取れ 冒険の日々全て 拾っていく 呆れたビリーヴァー  精一杯 運命に抵抗 決して消えはしない 僕だけを照らし出す灯台  sailing day 舵を取れ 嵐の中 嬉しそうに 帆を張った 愚かなドリーマー  誰もがビリーヴァー  永遠のドリーマー
ホリデイPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN失敗しない 後悔しない 人生がいいな 少し考えてみただけさ 有り得ないって解ってる  君に貰った花 3日と持たず 枯らしたよ 詳しい人に話聞けば 水の遣り過ぎらしい  巧くいかない 日々が繋がって いっそ 止めたくなって それも出来ない そんなモンだって 割り切れた訳でもない  貰った花 色とりどり ちゃんと咲いたよ いつまでも続けばいいな これは夢だって気付いてる  外は雨降り模様 薄目で見た時計が止まってる 今何時かな 気になったけど 目を閉じてしまった  どうやらまた 朝に繋がった 遅刻かも 起きなくちゃ いいや、ホリデイ 今日は起きないぞ 夢の続き 見るんだ  失敗しない 花も枯れない 人生がいいな ざまぁみろ 僕は見つけたぜ まぶたの裏側で  もしかしたら そろそろ玄関を 開けてなきゃ やばい頃 だけど ホリデイ 僕は起きないぞ 駄目だ 眠れない  巧くいかない 日々が繋がって いっそ止めてみたら なおさら酷い こんな僕だって 朝を繋いでる  失敗しない 雨も降らない人生なんて ない 遅刻でもいいから 行こうかな そんで 帰る時覚えてたら 君に貰った花を 買って帰ろう 時計の電池も  あと 2回 寝返りしたら 試しに起きてみよう  あと 3回 寝返りしたら 今度こそ起きてやろう
スノースマイルPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN冬が寒くって 本当に良かった 君の冷えた左手を 僕の右ポケットに お招きする為の この上ない程の 理由になるから  「雪が降ればいい」と 口を尖らせた 思い通りには いかないさ 落ち葉を蹴飛ばすなよ 今にまた転ぶぞ 何で怒ってるのに 楽しそうなの?  まだキレイなままの 雪の絨毯に 二人で刻む 足跡の平行線 こんな夢物語 叶わなくたって 笑顔はこぼれてくる 雪の無い道に  二人で歩くには 少しコツが要る 君の歩幅は狭い 出来るだけ時間をかけて 景色を見ておくよ 振り返る君の居る景色を  まだ乾いたままの 空のカーテンに 二人で鳴らす 足音のオーケストラ ほら夢物語 叶う前だって 笑顔は君がくれる そんなの わかってる  まだキレイなままの 雪の絨毯に 二人で刻む 足跡の平行線 そうさ夢物語 願わなくたって 笑顔は教えてくれた 僕の行く道を  君と出会えて 本当に良かった 同じ季節が巡る 僕の右ポケットに しまってた思い出は やっぱりしまって歩くよ  君の居ない道を
彼女と星の椅子GOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央・直井由文藤原基央・直井由文BUMP OF CHICKENテレビの前で 彼女は一人 椅子に座って 煙草に火を付けた テレビの中 唄う スターを見て 煙と共に 皮肉を吐いてる  本当はスターになりたい君が 何も出来ず 椅子に座ってる  散々 人に当たったって 自分が 惨めになるだけさ こんな 損な事はないよ?  夜の窓辺で 彼女は一人 星に向けて 歌を唄ってる 「私は一体 何がしたいんだろう?」 不安と共に 煙草をくわえた  本当はスターになりたい君が 怯えながら 唄う その歌は  一番 君を解っていて 何度も 君を守ってきた どんな とんがった雨からも  さぁ!まわりを見てごらん 最初に君が 立つべき舞台は すぐ近くに  朝の窓辺で 彼女は一人 椅子に座って 歌を唄ってる  本当の君を もっと見て欲しい君が 君に唄う 最初のメロディ  散々 今まで唄ってきて 開演待たずに「はい、カット!」 そんな、そんな終わり方はないよ! だんだん 自分に近づいて 自分が 充分 見えるだろう? そんな、そんな幸せはないよ!  テレビの前で 彼女が一人 椅子に立って 歌を唄ってる 
ハルジオンPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN虹を作ってた 手を伸ばしたら 消えてった ブリキのジョウロをぶらさげて 立ち尽くした 昼下がり 名前があったなぁ 白くて 背の高い花 視界の外れで 忘れられた様に 咲いてた  色褪せて 霞んでいく 記憶の中 ただひとつ 思い出せる 忘れられたままの花  いつだったっけなぁ 傷を濡らした あの日も 滲んだ景色の中で 滲まずに 揺れてた いつだったっけなぁ 自分に嘘をついた日も 正しいリズムで 風と唄う様に 揺れてた  いつの日も ふと 気付けば 僕のすぐそばで どんな時も 白いまま 揺れてた 誰のタメ? 何のタメ?  生きていく意味を 失くした時 自分の価値を 忘れた時 ほら 見える 揺れる白い花 ただひとつ 思い出せる 折れる事なく 揺れる  虹を作ってた 一度 触れてみたかった 大人になったら 鼻で笑い飛ばす 夢と希望 ところが 僕らは 気付かずに 繰り返してる 大人になっても 虹を作っては 手を伸ばす  幾つもの景色を 通り過ぎた人に 問う 君を今 動かすモノは何? その色は? その位置は?  夢なら どこかに 落としてきた 希望と 遥かな距離を置いた ほら 今も 揺れる白い花 僕は気付かなかった 色も位置も知っていた  虹を作ってた いつしか花は枯れてた 視界にあるのは 数えきれない 水たまりだけ 大事な何かが 音も立てずに枯れてた ブリキのジョウロが 涙で満ちてった ―――― …  まだ  虹を作ってる すがる様に繰り返してる 触れられないって事も 知りながら 手を伸ばす 名前があったなぁ 白くて 背の高い花 枯れて解ったよ あれは僕のタメ 咲いてた  気付くのが 遅くて うなだれた 僕の目が 捕らえたのは 水たまりの中の 小さな芽 新しい芽  生きていく意味と また 出会えた 自分の価値が 今 生まれた  枯れても 枯れない花が咲く 僕の中に深く 根を張る  ほら ここに 揺れる白い花 僕は気付かなかった 忘れられていた名前 僕の中で揺れるなら 折れる事なく揺れる 揺るぎない信念だろう
バイバイ、サンキューGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN明日はとうとう 出発する日だ 最後の夜なのに する事がなくて 入りの悪いラジオなんか聴いて 調子外れの口笛なんか吹いていた  上着もちゃんとカバンに詰めた 切符も財布に入れた ついでにあのコの写真も 今日のうちに皆に会っておこう これからしばらくケンカもできない  明日の朝 発って 丸一日かけて 夢に見た街まで行くよ こんなにステキな事 他にはない だけど ひとりぼっち みんないなくて 元気にやって いけるかな  僕の場所は どこなんだ 遠くに行ったって 見つかるとは限んない ろくに笑顔も作れないから うつむいて こっそり何度も呟いてみる  ひとりぼっちは怖くない…  手紙を書くよ 着いたらすぐに ガラじゃないけど 青い便箋で ピンボケでよけりゃ 写真も添えて 何より先に 手紙を書くよ  明日はとうとう 出発する日だ バイバイとか サンキューとか簡単だけど 明日はいつも 出発する日だ 怖がってなんか いないよ  昨日の夜できた唄を持って 夢に見た街まで行くよ こんなにステキな事 他にはない だから ひとりぼっち 空の下で 上手に唄ってみせるから  僕の場所はココなんだ 遠くに行ったって 僕の場所は 変わんない これから先 ひとりきりでも たぶん 大丈夫 みんなが ココで見守っている  僕の場所はここなんだ おじいさんになったって 僕の場所は変わんない これから先 ひとりきりでも −うん、大丈夫! みんなは ここで見守っていて 見守っていて  ひとりぼっちは怖くない…
天体観測MILLION LYLICBUMP OF CHICKENMILLION LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN午前二時 フミキリに 望遠鏡を担いでった ベルトに結んだラジオ 雨は降らないらしい  二分後に君が来た 大袈裟な荷物しょって来た 始めようか 天体観測 ほうき星を探して  深い闇に飲まれないように 精一杯だった 君の震える手を 握ろうとした あの日は  見えないモノを見ようとして 望遠鏡を覗き込んだ 静寂を切り裂いて いくつも声が生まれたよ 明日が僕らを呼んだって 返事もろくにしなかった 「イマ」という ほうき星 君と二人追いかけていた  気が付けばいつだって ひたすら何か探している 幸せの定義とか 哀しみの置き場とか  生まれたら死ぬまで ずっと探している さぁ 始めようか 天体観測 ほうき星を探して  今まで見つけたモノは 全部覚えている 君の震える手を 握れなかった痛みも  知らないモノを知ろうとして 望遠鏡を覗き込んだ 暗闇を照らす様な 微かな光 探したよ そうして知った痛みを 未だに僕は覚えている 「イマ」という ほうき星 今も一人追いかけている  背が伸びるにつれて 伝えたい事も増えてった 宛名の無い手紙も 崩れる程 重なった  僕は元気でいるよ 心配事も少ないよ ただひとつ 今も思い出すよ  予報外れの雨に打たれて 泣きだしそうな 君の震える手を 握れなかった あの日を  見えてるモノを見落として 望遠鏡をまた担いで 静寂と暗闇の帰り道を 駆け抜けた そうして知った痛みが 未だに僕を支えている 「イマ」という ほうき星 今も一人追いかけている  もう一度君に会おうとして 望遠鏡をまた担いで 前と同じ 午前二時 フミキリまで駆けてくよ 始めようか 天体観測 二分後に君が来なくとも  「イマ」という ほうき星  君と二人追いかけている
ラフ・メイカーPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN涙で濡れた部屋に ノックの音が転がった 誰にも会えない顔なのに もう なんだよ どちら様? 「名乗る程 たいした名じゃないが 誰かがこう呼ぶ“ラフ・メイカー” アンタに笑顔を持って来た 寒いから入れてくれ」  ラフ・メイカー? 冗談じゃない! そんなモン呼んだ覚えはない 構わず消えてくれ そこに居られたら泣けないだろう  ルララ ルラ ルララ ルラ  大洪水の部屋に ノックの音が飛び込んだ あの野郎 まだ居やがったのか 消えてくれって言ったろう 「そんな言葉を言われたのは 生まれてこの方 初めてだ 非常に哀しくなってきた どうしよう 泣きそうだ」  ラフ・メイカー? 冗談じゃない! アンタが泣いてちゃ仕様がない 泣きたいのは 俺の方さ こんなモン呼んだ覚えはない  ルララ ルラ ルララ ルラ  二人分の泣き声 遠く……  ドアを挟んで背中合わせ しゃっくり混じりの泣き声 膝を抱えて背中合わせ すっかり疲れた泣き声 今でもしっかり俺を 笑わせるつもりか ラフ・メイカー 「それだけが生き甲斐なんだ 笑わせないと帰れない」  今ではアンタを 部屋に入れてもいいと思えたが 困った事に ドアが開かない 溜まった涙の水圧だ そっちでドアを押してくれ 鍵なら既に開けたから ウンとかスンとか 言ってくれ  どうした? おい、まさか  ラフ・メイカー? 冗談じゃない! 今更 俺一人置いて 構わず消えやがった 信じた瞬間裏切った ラフ・メイカー? 冗談じゃない! 逆側の窓の割れる音 鉄パイプ持って 泣き顔で「アンタに笑顔を持ってきた」  ルララ ルラ ルララ ルラ  小さな鏡を取り出して 俺に突き付けてこう言った 「アンタの泣き顔笑えるぞ」  呆れたが なるほど 笑えた
ダイヤモンドPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN何回転んだっていいさ 擦り剥いた傷を ちゃんと見るんだ 真紅の血が輝いて 「君は生きてる」と 教えてる 固いアスファルトの上に 雫になって落ちて 今まで どこをどうやって 歩いて来たのかを 教えてる  何回迷ったっていいさ 血の跡を辿り 戻ればいいさ 目標なんか 無くていいさ 気付けば 後から付いてくる 可能性という名の道が 幾つも伸びてるせいで 散々 迷いながら どこへでも行けるんだ  大事なモンは 幾つもあった なんか 随分 減っちゃったけど  ひとつだけ ひとつだけ その腕で ギュッと抱えて離すな 血が叫び教えてる 「君は生きてる」という 言葉だけは  一体どれくらいの間 助けを呼ぶ声を 無視してんだ その背中に貼り付いた 泣き声の主を 探すんだ 前ばかり見てるから なかなか気付かないんだ 置いて行かないでくれって 泣いて すがる様な SOS  聴いた事ある 懐かしい声 なんか随分 大切な声  ひとつずつ ひとつずつ 何かを落っことして ここまで来た ひとつずつ 拾うタメ 道を引き返すのは 間違いじゃない  やっと会えた 君は誰だい? あぁ そういえば 君は僕だ 大嫌いな 弱い僕を ずっと前に ここで置きざりにしたんだ  何回転んだっていいさ 何回迷ったっていいさ 大事なモンは 幾つも無いさ  後にも先にも ひとつだけ ひとつだけ その腕で ギュッと 抱えて離すな 世の中に ひとつだけ かけがえのない 生きてる自分 弱い部分 強い部分 その実 両方が かけがえのない自分 誰よりも 何よりも それをまず ギュッと強く 抱きしめてくれ  上手に唄えなくていいさ いつか旅に出るその時は 迷わずこの唄を リュックに詰めて行ってくれ
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