歌川二三子の歌詞一覧リスト  24曲中 1-24曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
いっしょがええなあ荒れる嵐に まがり坂 なんどこの道 行き止まり おまえの支えで すくわれた 夕日がきれいな 風の丘 やっぱり いっしょが ええな ええな  若い頃には 倖せが すぐに来る気が したものさ 今では時間を ゆっくりと 心にきざんで 歩きたい やっぱり いっしょが ええな ええな  今の俺には 何よりも 君の笑顔が 宝もの やさしさぬくもり ありがとう 二人で手を取り 夫婦道 やっぱり いっしょが ええな ええな  (台詞) 永い事 苦労をかけて すまないな 本当にありがとう ありがとう歌川二三子大野勝彦三浦丈明池多孝春荒れる嵐に まがり坂 なんどこの道 行き止まり おまえの支えで すくわれた 夕日がきれいな 風の丘 やっぱり いっしょが ええな ええな  若い頃には 倖せが すぐに来る気が したものさ 今では時間を ゆっくりと 心にきざんで 歩きたい やっぱり いっしょが ええな ええな  今の俺には 何よりも 君の笑顔が 宝もの やさしさぬくもり ありがとう 二人で手を取り 夫婦道 やっぱり いっしょが ええな ええな  (台詞) 永い事 苦労をかけて すまないな 本当にありがとう ありがとう
命ひとすじ好きになっては いけない恋に はげしく燃える はげしく燃える 冬の花 あんな男と 云うのはやめて 親の情に そむいても いのち 一すじ 今、この恋に 燃やしたい  悪いひとだと 世間のうわさ そんなじゃないと そんなじゃないと ひとり言 しんはやさしい あなたの良さを 知っているのは 私だけ いのち 一すじ 今、この恋に 燃やしたい  ついておいでと あなたが云えば 嵐の海も 嵐の海も 越えてゆく きっと私に 幸せくれる 愛を信じて どこまでも いのち 一すじ 今、この恋に 燃やしたい歌川二三子水木かおる遠藤実前田俊明好きになっては いけない恋に はげしく燃える はげしく燃える 冬の花 あんな男と 云うのはやめて 親の情に そむいても いのち 一すじ 今、この恋に 燃やしたい  悪いひとだと 世間のうわさ そんなじゃないと そんなじゃないと ひとり言 しんはやさしい あなたの良さを 知っているのは 私だけ いのち 一すじ 今、この恋に 燃やしたい  ついておいでと あなたが云えば 嵐の海も 嵐の海も 越えてゆく きっと私に 幸せくれる 愛を信じて どこまでも いのち 一すじ 今、この恋に 燃やしたい
江戸の華~野狐三次~ハァードッコイ 年の始めの 出初め式 四十八組 揃い組 ソーレ ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ 捩じり鉢巻き 若い衆 男火消しの 山車がゆく 華のお江戸の 祭り好き 三次だ 三次だ 三次だ 三次だ ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ 男の祭り  格子造りに ご神燈下げて 兄貴や家かと 姉御に問えば 兄貴や二階で木遣りの稽古 音頭とるのは ありゃ内の人 エンヤラ エンヤラヤ エンヤラ ヤレコノセーサノセー アレハサ エナヤラヤ  ハァードッコイ 孝行鳶は に組の三次 浅草観音 授けもの ソーレ ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ 鳶の勲章 ほりものは 親子狐で 命がけ 華のお江戸の 人気もの 三次だ 三次だ 三次だ 三次だ ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ 男の祭り 半鐘鳴るたび 野狐は 火の粉 火の雨 かぶっても 華のお江戸の 屋根に立つ 三次だ 三次だ 三次だ 三次だ ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ 男の祭り  サァー どけどけどけー 野狐三次の お通りだい 歌川二三子歌川二三子宮川 ひろし池多孝春ハァードッコイ 年の始めの 出初め式 四十八組 揃い組 ソーレ ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ 捩じり鉢巻き 若い衆 男火消しの 山車がゆく 華のお江戸の 祭り好き 三次だ 三次だ 三次だ 三次だ ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ 男の祭り  格子造りに ご神燈下げて 兄貴や家かと 姉御に問えば 兄貴や二階で木遣りの稽古 音頭とるのは ありゃ内の人 エンヤラ エンヤラヤ エンヤラ ヤレコノセーサノセー アレハサ エナヤラヤ  ハァードッコイ 孝行鳶は に組の三次 浅草観音 授けもの ソーレ ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ 鳶の勲章 ほりものは 親子狐で 命がけ 華のお江戸の 人気もの 三次だ 三次だ 三次だ 三次だ ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ 男の祭り 半鐘鳴るたび 野狐は 火の粉 火の雨 かぶっても 華のお江戸の 屋根に立つ 三次だ 三次だ 三次だ 三次だ ワッショイ ワッショイ ワッショイ ワッショイ 男の祭り  サァー どけどけどけー 野狐三次の お通りだい 
おとうさんあなた愛して 生きるときめた そんな ふたりを 引き離す お腹に ややこが いるのです 運命(さだめ)を うらんでも うらんでも 生まれて 来る子に 罪はない  『この子は きっと いい子に育てて見せます』  かわい我が子の 寝顔を見れば 父の ない子に 出来ないと 幸福願って 生きました やさしく 母さんは ほほえんで 子供は 命の きずなです  『育ての 父が この世を去り その後 実の父も他界 その時 初めて 母から 聞かされました 父親に 縁のない子だね』  離ればなれで 我が子と抱けず そっと見守る 実の親 今では 空から 見ています 一度で いいんです 父さんと 呼びたい 逢いたい 抱きしめて  『おとうさん』歌川二三子歌川二三子くにひろし池多孝春あなた愛して 生きるときめた そんな ふたりを 引き離す お腹に ややこが いるのです 運命(さだめ)を うらんでも うらんでも 生まれて 来る子に 罪はない  『この子は きっと いい子に育てて見せます』  かわい我が子の 寝顔を見れば 父の ない子に 出来ないと 幸福願って 生きました やさしく 母さんは ほほえんで 子供は 命の きずなです  『育ての 父が この世を去り その後 実の父も他界 その時 初めて 母から 聞かされました 父親に 縁のない子だね』  離ればなれで 我が子と抱けず そっと見守る 実の親 今では 空から 見ています 一度で いいんです 父さんと 呼びたい 逢いたい 抱きしめて  『おとうさん』
男意地~田原坂~雨は降る降る じんばはぬれる 越すに越されぬ 田原坂  明日の日本を 創るため 丸に十(じゅ)の字の 藩旗をかかげ 薩摩隼人が 打って出る 同胞(はらから)たちを まきこんで だれが戦を したかろう あ~ 若者よ 許してくれと 西郷隆盛 男泣き  小野小町の ふるさとよ 小野の泉水 湧き出る処 お湯と縁が 国じまん 田原の坂の 激戦は 勝つも負けるも 時の運 あ~ 雨空を 見上げるギョロ目 西郷隆盛 何想う  男同志の 夢かけて 続く戦い 十七昼夜 泥にまみれた 薩摩軍 多勢に無勢 弾丸(たま)も無し 今は これまで いさぎよく あ~ 雨の中 田原よさらば 西郷隆盛 男意地  「晋どん もうこの辺で よかばい」 歌川二三子歌川二三子くにひろし雨は降る降る じんばはぬれる 越すに越されぬ 田原坂  明日の日本を 創るため 丸に十(じゅ)の字の 藩旗をかかげ 薩摩隼人が 打って出る 同胞(はらから)たちを まきこんで だれが戦を したかろう あ~ 若者よ 許してくれと 西郷隆盛 男泣き  小野小町の ふるさとよ 小野の泉水 湧き出る処 お湯と縁が 国じまん 田原の坂の 激戦は 勝つも負けるも 時の運 あ~ 雨空を 見上げるギョロ目 西郷隆盛 何想う  男同志の 夢かけて 続く戦い 十七昼夜 泥にまみれた 薩摩軍 多勢に無勢 弾丸(たま)も無し 今は これまで いさぎよく あ~ 雨の中 田原よさらば 西郷隆盛 男意地  「晋どん もうこの辺で よかばい」 
男の魂(セリフ)今日は 九州男児のお披露目ばい 怒濤さかまく 玄海灘は 男みがいた 心の故郷さ  波が時化ても 怖くはないが ほれた女の 笑顔に弱い  それが男さ 九州育ちの 男じゃないか   (セリフ)酒は火のもと 黒田節 男の値打ちは 見掛けじゃなかとよ  揃い浴衣の どんたく祭り  櫓太鼓に 男の汗が散る  身分しがらみ およばぬ恋と 男涙を こぶしでふいて  ばちが火を吹く 九州育ちの 男じゃないか  (セリフ)西郷どん、 大久保どん、江藤新平、 吉田磯松、玉井金五郎、 みんな男の中の男ばい  ひとの値打ちは みかけじゃないさ  義理が重たい 男の意地もある  惚れた弱みで 言うのじゃないが 男度胸の 心も熱い  今に見ていろ 九州育ちの 男じゃないか歌川二三子歌川二三子宮川ひろし池多孝春(セリフ)今日は 九州男児のお披露目ばい 怒濤さかまく 玄海灘は 男みがいた 心の故郷さ  波が時化ても 怖くはないが ほれた女の 笑顔に弱い  それが男さ 九州育ちの 男じゃないか   (セリフ)酒は火のもと 黒田節 男の値打ちは 見掛けじゃなかとよ  揃い浴衣の どんたく祭り  櫓太鼓に 男の汗が散る  身分しがらみ およばぬ恋と 男涙を こぶしでふいて  ばちが火を吹く 九州育ちの 男じゃないか  (セリフ)西郷どん、 大久保どん、江藤新平、 吉田磯松、玉井金五郎、 みんな男の中の男ばい  ひとの値打ちは みかけじゃないさ  義理が重たい 男の意地もある  惚れた弱みで 言うのじゃないが 男度胸の 心も熱い  今に見ていろ 九州育ちの 男じゃないか
おとこの出船男一代 大きな夢を 抱いて乗り出す 北海出船 腕はすじがね 舟なら新木 出船だぞ 出船だぞ 怒濤逆巻く おとこの出船  西は凪でも 千島の沖は 波が牙むく 爪をとぐ ここでひるんじゃ 男がすたる 出船だぞ 出船だぞ 吠える黒潮 おとこの出船  命知らずが 命をかけて 揚げてみせるぜ 大漁幟 女乗せない 荒くれ船さ 出船だぞ 出船だぞ 意気が自慢の おとこの出船歌川二三子飯塚義美五十嵐靖夫男一代 大きな夢を 抱いて乗り出す 北海出船 腕はすじがね 舟なら新木 出船だぞ 出船だぞ 怒濤逆巻く おとこの出船  西は凪でも 千島の沖は 波が牙むく 爪をとぐ ここでひるんじゃ 男がすたる 出船だぞ 出船だぞ 吠える黒潮 おとこの出船  命知らずが 命をかけて 揚げてみせるぜ 大漁幟 女乗せない 荒くれ船さ 出船だぞ 出船だぞ 意気が自慢の おとこの出船
おまえが出番がまんをするのがサー 人生だ この山越えたら なんとかなるさ 身内と思った あいつが敵で 敵だと思った あいつが味方 苦しい時こそ 真実(まこと)が見える 元気だせ 元気だせ おまえが出番だぜ  暗闇地獄にね 火を点(とも)せ 愛情灯りで 行先照らす 口先上手じゃ 仕事は出来ぬ 額に汗して 頑張りなされ 苦しい時こそ 真実が見える 元気だせ 元気だせ おまえが出番だぜ  はじけた夢なんか 忘れろよ 裸で生まれて 来たんじゃないか 一から出直しゃ 気持ちがいいぜ 負けてもまた勝つ 根性持とう 苦しい時こそ 真実が見える 元気だせ 元気だせ お前が出番だぜ歌川二三子遠藤実遠藤実前田俊明がまんをするのがサー 人生だ この山越えたら なんとかなるさ 身内と思った あいつが敵で 敵だと思った あいつが味方 苦しい時こそ 真実(まこと)が見える 元気だせ 元気だせ おまえが出番だぜ  暗闇地獄にね 火を点(とも)せ 愛情灯りで 行先照らす 口先上手じゃ 仕事は出来ぬ 額に汗して 頑張りなされ 苦しい時こそ 真実が見える 元気だせ 元気だせ おまえが出番だぜ  はじけた夢なんか 忘れろよ 裸で生まれて 来たんじゃないか 一から出直しゃ 気持ちがいいぜ 負けてもまた勝つ 根性持とう 苦しい時こそ 真実が見える 元気だせ 元気だせ お前が出番だぜ
父娘鷹 (台詞入り)(セリフ)この世で一番悲しいことは 親との別れではないでしょうか 返れないけれど もう一度昔に戻りたいと 思う時があります どんなに貧しくても昔の方が あったかさがありました  凩の哭き笛 身に沁む夜は 雪のふる里 越後が恋し 土産話しは いつの日できる 飛んで帰って 詫びたいけれど 父親は故郷の 父親は故郷の 墓の中  父の手をひき 山道越えて 何度通った 村から村へ 泣いて一節 笑って三節 遠い涙の 幼い日々が 今はなつかし  今はなつかし あかね空  (セリフ)見えない目の中で 父はどんな夢を見ていたのでしょうか 甘い黒豆湯を倖せそうに呑んでいました あの頃は日本中が貧しい時代でした  瞼とじれば 越後の海が 根性なしだと 私を叱る 演歌は浪曲 荒海仕込 ふたり揃って 舞台へ立った 夢が命の 夢が命の 父親鷹(おやこだか) 歌川二三子里村龍一岡千秋(セリフ)この世で一番悲しいことは 親との別れではないでしょうか 返れないけれど もう一度昔に戻りたいと 思う時があります どんなに貧しくても昔の方が あったかさがありました  凩の哭き笛 身に沁む夜は 雪のふる里 越後が恋し 土産話しは いつの日できる 飛んで帰って 詫びたいけれど 父親は故郷の 父親は故郷の 墓の中  父の手をひき 山道越えて 何度通った 村から村へ 泣いて一節 笑って三節 遠い涙の 幼い日々が 今はなつかし  今はなつかし あかね空  (セリフ)見えない目の中で 父はどんな夢を見ていたのでしょうか 甘い黒豆湯を倖せそうに呑んでいました あの頃は日本中が貧しい時代でした  瞼とじれば 越後の海が 根性なしだと 私を叱る 演歌は浪曲 荒海仕込 ふたり揃って 舞台へ立った 夢が命の 夢が命の 父親鷹(おやこだか) 
河内エーさては一座の皆様へ チョイト出ました 私くしは お見掛け通りの若輩で ヨォーホーイ ホイ (エンヤコラセー ドッコイセ) まかり出ました未熟者 御気に召す様にゃ読めないけれど 河内名物この一節を 唄い続けた河内音頭に乗せまして 精魂こめて唄いましょう  この街死ぬほど 好きやねん 生きてゆくため 芸のため 笑顔の影には 苦労をかくし 浪花生まれの 女じゃないか 想い出を有りがとう 大阪ごころ  出直し出来たら その時は 咲いてみせます 演歌みち つらい時には 自分に勝てと 街のネオンが 涙にひかる 灯しびを有りがとう 通天閣よ  おんなの人生 夢芝居 人の運命は めぐり逢い これが最後の 人生勝負 箱根山を 越えたいものと 咲かせます心華 大阪のはな 歌川二三子歌川二三子宮川ひろしエーさては一座の皆様へ チョイト出ました 私くしは お見掛け通りの若輩で ヨォーホーイ ホイ (エンヤコラセー ドッコイセ) まかり出ました未熟者 御気に召す様にゃ読めないけれど 河内名物この一節を 唄い続けた河内音頭に乗せまして 精魂こめて唄いましょう  この街死ぬほど 好きやねん 生きてゆくため 芸のため 笑顔の影には 苦労をかくし 浪花生まれの 女じゃないか 想い出を有りがとう 大阪ごころ  出直し出来たら その時は 咲いてみせます 演歌みち つらい時には 自分に勝てと 街のネオンが 涙にひかる 灯しびを有りがとう 通天閣よ  おんなの人生 夢芝居 人の運命は めぐり逢い これが最後の 人生勝負 箱根山を 越えたいものと 咲かせます心華 大阪のはな 
塩原太助物語ハードッコイ ドッコイ ドッコイナ ドッコイ ドッコイ ドッコイナ 上州自慢は 数々あれど(ハッ) 江戸の昔の お話ですが(ヨッ) ちょいと 気になる 塩原太助(ハッ) どんな 人なの 塩原太助 上州沼田 下新田の豪農に育ち 幼ない頃から 愛馬のアオと 暮らしてきた太助は 武士を志すも 父母に許してはもらえず 江戸をめざして 家を出る事を決意しました  野良着(のらぎ) 一枚 素足に わらじ こころ 残りは アオとの 別れ 村の はずれの 一本 松に つなぐ つなぐたづなに また涙  無一文の太助は やっとのおもいで 榛名山(はるなさん)の ふもと 山本坊に たどり着きました そこで 住職さんに訳を話し わずかばかりの お金を借してもらいました 和尚さん ありがとうございました これで江戸へ行けます ご恩は一生わすれません おー太助 たっしゃでな 太助十九才の 旅立ちでした  夢は うらはら 身投げを 覚悟 橋に たたずむ 背中に 夜風 捨てる 神ありゃ 救いの 神も それは それは炭商 山口屋  山口屋善右衛門は 命の恩人 太助は懸命に働いて 貯めた お給金で湯島 無縁坂の改修をしたり 世の為 人の為に尽くす やさしさのこもった 仕事ぶりを 二十年あまり続け そして 独立を いたしました  雪の 降る日も 嵐の 日でも 俵 かついだ 太助に 朝日 故郷(くに)を 出てから 幾年(いくとせ) 過ぎた 炭屋 炭屋塩原 花ざかり  ハー ドッコイ ドッコイ ドッコイナ 苦労苦の字は 苦楽の苦の字(ハッ) 苦の字なければ 楽にはなれぬ(ヨッ) 太助 苦楽の お話でした(ハッ) わたしゃ 太助に あやかりたいよ歌川二三子歌川二三子歌川二三子池多孝春ハードッコイ ドッコイ ドッコイナ ドッコイ ドッコイ ドッコイナ 上州自慢は 数々あれど(ハッ) 江戸の昔の お話ですが(ヨッ) ちょいと 気になる 塩原太助(ハッ) どんな 人なの 塩原太助 上州沼田 下新田の豪農に育ち 幼ない頃から 愛馬のアオと 暮らしてきた太助は 武士を志すも 父母に許してはもらえず 江戸をめざして 家を出る事を決意しました  野良着(のらぎ) 一枚 素足に わらじ こころ 残りは アオとの 別れ 村の はずれの 一本 松に つなぐ つなぐたづなに また涙  無一文の太助は やっとのおもいで 榛名山(はるなさん)の ふもと 山本坊に たどり着きました そこで 住職さんに訳を話し わずかばかりの お金を借してもらいました 和尚さん ありがとうございました これで江戸へ行けます ご恩は一生わすれません おー太助 たっしゃでな 太助十九才の 旅立ちでした  夢は うらはら 身投げを 覚悟 橋に たたずむ 背中に 夜風 捨てる 神ありゃ 救いの 神も それは それは炭商 山口屋  山口屋善右衛門は 命の恩人 太助は懸命に働いて 貯めた お給金で湯島 無縁坂の改修をしたり 世の為 人の為に尽くす やさしさのこもった 仕事ぶりを 二十年あまり続け そして 独立を いたしました  雪の 降る日も 嵐の 日でも 俵 かついだ 太助に 朝日 故郷(くに)を 出てから 幾年(いくとせ) 過ぎた 炭屋 炭屋塩原 花ざかり  ハー ドッコイ ドッコイ ドッコイナ 苦労苦の字は 苦楽の苦の字(ハッ) 苦の字なければ 楽にはなれぬ(ヨッ) 太助 苦楽の お話でした(ハッ) わたしゃ 太助に あやかりたいよ
女傑−島村ギン物語−風の噂を伝便り、 年齢七つの幼子が 母さん恋しや父恋し、雪の函館後にして ひもじさ、こらえて来たとゆう  女盛りのを どてらにかくし 女傑一代 修羅の道 好きで選んだ 人生ではないが 筋を通さぬ 奴もいる  (セリフ)そりゃ世間じゃ、どてら婆さんとか、女やくざとか 噂しちょる事はよう知っちょるばい ばってんあてんと様に、恥じる事は何もしちょらんとよ こげん女が、ひとりぐらい、おっても 罰ちゃあたらんばい  馬鹿じゃなれない 利口じゃなれぬ まして女じゃ なおなれぬ 恋もあきらめ 女も捨てて 度胸ひとつの 修羅を行く  (セリフ)母と名乗れず、我が子と抱けず、ましてやくざな女伊達 心を鬼に詫びながら、腹も空いたろう、疲れてもいよう  ひと風呂浴びて手作りの、浴衣を着せて髪をすく 春もらんまん 月も十六夜、若松港、 女狭一代 島村ギン物語  ひとを押し退け 世間をせまく 生きる奴には 牙をむく せめて日本の いしずえに なれるものなら 悔いはない歌川二三子和田健一宮川ひろし風の噂を伝便り、 年齢七つの幼子が 母さん恋しや父恋し、雪の函館後にして ひもじさ、こらえて来たとゆう  女盛りのを どてらにかくし 女傑一代 修羅の道 好きで選んだ 人生ではないが 筋を通さぬ 奴もいる  (セリフ)そりゃ世間じゃ、どてら婆さんとか、女やくざとか 噂しちょる事はよう知っちょるばい ばってんあてんと様に、恥じる事は何もしちょらんとよ こげん女が、ひとりぐらい、おっても 罰ちゃあたらんばい  馬鹿じゃなれない 利口じゃなれぬ まして女じゃ なおなれぬ 恋もあきらめ 女も捨てて 度胸ひとつの 修羅を行く  (セリフ)母と名乗れず、我が子と抱けず、ましてやくざな女伊達 心を鬼に詫びながら、腹も空いたろう、疲れてもいよう  ひと風呂浴びて手作りの、浴衣を着せて髪をすく 春もらんまん 月も十六夜、若松港、 女狭一代 島村ギン物語  ひとを押し退け 世間をせまく 生きる奴には 牙をむく せめて日本の いしずえに なれるものなら 悔いはない
人生坂足で踏まれて 育つ麦 いつか芽が出る 花も咲く 二人で荷物 背負いながら 辛抱してくれ 夫婦道 夢に…夢に 夢に向かって 歩きたい のぼり下りの 人生坂  苦労苦の字を 越えてゆく 人は一人じゃ 生きられぬ お前と俺の 助け合い 海原山坂 乗り越えて 夢に…夢に 夢に向かって 歩きたい のぼり下りの 人生坂  七つ転んで 八つで起き 三歩進めば 二歩下がれ 泣きたい時は 泣けばいい 涙があるから 笑いもあるさ 夢に…夢に 夢に向かって 歩きたい のぼり下りの 人生坂歌川二三子歌川二三子三浦丈明池多孝春足で踏まれて 育つ麦 いつか芽が出る 花も咲く 二人で荷物 背負いながら 辛抱してくれ 夫婦道 夢に…夢に 夢に向かって 歩きたい のぼり下りの 人生坂  苦労苦の字を 越えてゆく 人は一人じゃ 生きられぬ お前と俺の 助け合い 海原山坂 乗り越えて 夢に…夢に 夢に向かって 歩きたい のぼり下りの 人生坂  七つ転んで 八つで起き 三歩進めば 二歩下がれ 泣きたい時は 泣けばいい 涙があるから 笑いもあるさ 夢に…夢に 夢に向かって 歩きたい のぼり下りの 人生坂
大祭~馬追い祭り~(お囃子)ドウカイドウカイ (口上)九州 火の国 熊本に これぞ 馬追い 若い衆 イヤサ  神幸行列 随兵と 歴史 受けつぐ 馬追で これから 始まる 秋まつり 朝から 晩まで ドウカイ  イヤサ イヤサッサ 街ねり歩く 馬が跳ねれば 日本晴れ  (お囃子)ドウカイドウカイ (口上)熊本 お城の お殿様 知恵で 築いた 武者返し イヤサ  ここは 火の国 肥後の国 街に 秋風 そよぐ頃 揃いの はっぴに 身をつつみ 馬追い 奉納 ドウカイ  イヤサ イヤサッサ 声 高らかに 祭りばやしで 躍り出す  (お囃子)ドウカイドウカイ (口上)熊本 生まれの 勢子達の 燃える 血潮は 親ゆずり イヤサ  年に一度の 飾り馬 鳴らす ラッパと おはやしで 男も 女も にぎやかに こどもも おとなも ドウカイ  イヤサ イヤサッサ ああ うかれだす 皆んな集まれ 藤崎宮  (お囃子)ドウカイドウカイ (口上)九州 火の国 熊本に これぞ 馬追い 若い衆 イヤサ歌川二三子歌川二三子くにひろし池多孝春(お囃子)ドウカイドウカイ (口上)九州 火の国 熊本に これぞ 馬追い 若い衆 イヤサ  神幸行列 随兵と 歴史 受けつぐ 馬追で これから 始まる 秋まつり 朝から 晩まで ドウカイ  イヤサ イヤサッサ 街ねり歩く 馬が跳ねれば 日本晴れ  (お囃子)ドウカイドウカイ (口上)熊本 お城の お殿様 知恵で 築いた 武者返し イヤサ  ここは 火の国 肥後の国 街に 秋風 そよぐ頃 揃いの はっぴに 身をつつみ 馬追い 奉納 ドウカイ  イヤサ イヤサッサ 声 高らかに 祭りばやしで 躍り出す  (お囃子)ドウカイドウカイ (口上)熊本 生まれの 勢子達の 燃える 血潮は 親ゆずり イヤサ  年に一度の 飾り馬 鳴らす ラッパと おはやしで 男も 女も にぎやかに こどもも おとなも ドウカイ  イヤサ イヤサッサ ああ うかれだす 皆んな集まれ 藤崎宮  (お囃子)ドウカイドウカイ (口上)九州 火の国 熊本に これぞ 馬追い 若い衆 イヤサ
知覧の母 ~ホタル~(セリフ)昭和二十年四月七日午後二時二十五分、 戦艦「大和」が海の藻屑と消えました。 後は特攻隊の体当たりしか無かったのでしょうかッ。  花は色よく 知覧の海に 行かせともなや あの空へ 帰らぬ命 又一つ  (セリフ)「トメおばさんッ、お早う御座居ますッ」 「まあッ金井さんッ、朝早か」 「おばさんッ。僕今日で十七歳に成りました。 おばさんを母さんだと思って報告に参りました。 今日まで本当に有難うございました」 「今日…行くとねッ」 「金井文博、本日見事敵艦に体当たりする日が参りました。 お別れに自分の故郷の歌を聞いて下さいッ…。唄いますッ。 ♪アリラン アリラン アラリヨ アリラン コーゲル ノモカンダ」 「…金井さんッ、朝鮮の生まれだったのッ」  散りに行く身の 此の若桜 死出の旅路を 急ぐ身は 生贄ありて 平和あり  (セリフ)「自分はきっと逢いに帰ってきますッ。おばさんの胸にッ」  声を限りに 哭く不如帰 季節外れの「ホタル」とは 誓いを守り この胸に  (セリフ)「あッ 此のホタルは…金井さんじゃッ。 約束通り帰って来やったとねぇ…来やったとねぇ…」 「金井さんッーッ」  ♪(鉄砲節) 声を限りに泣きじゃくる 爆弾抱いて散って行く 幼い命数知れず 忘れまいぞえ知覧の海に 今なお深く沈んでる 平和日本の生贄がその英霊よ魂よ 何時何時までも安らかに  (セリフ)「オモニィーッ」 歌川二三子鉄砲光三郎鉄砲光三郎池多孝春(セリフ)昭和二十年四月七日午後二時二十五分、 戦艦「大和」が海の藻屑と消えました。 後は特攻隊の体当たりしか無かったのでしょうかッ。  花は色よく 知覧の海に 行かせともなや あの空へ 帰らぬ命 又一つ  (セリフ)「トメおばさんッ、お早う御座居ますッ」 「まあッ金井さんッ、朝早か」 「おばさんッ。僕今日で十七歳に成りました。 おばさんを母さんだと思って報告に参りました。 今日まで本当に有難うございました」 「今日…行くとねッ」 「金井文博、本日見事敵艦に体当たりする日が参りました。 お別れに自分の故郷の歌を聞いて下さいッ…。唄いますッ。 ♪アリラン アリラン アラリヨ アリラン コーゲル ノモカンダ」 「…金井さんッ、朝鮮の生まれだったのッ」  散りに行く身の 此の若桜 死出の旅路を 急ぐ身は 生贄ありて 平和あり  (セリフ)「自分はきっと逢いに帰ってきますッ。おばさんの胸にッ」  声を限りに 哭く不如帰 季節外れの「ホタル」とは 誓いを守り この胸に  (セリフ)「あッ 此のホタルは…金井さんじゃッ。 約束通り帰って来やったとねぇ…来やったとねぇ…」 「金井さんッーッ」  ♪(鉄砲節) 声を限りに泣きじゃくる 爆弾抱いて散って行く 幼い命数知れず 忘れまいぞえ知覧の海に 今なお深く沈んでる 平和日本の生贄がその英霊よ魂よ 何時何時までも安らかに  (セリフ)「オモニィーッ」 
鶴と亀ハァー春のはじめに この家旦那様は 七福神のお供して コラ俵つみに参った  今日は 娘の 嫁入りと 庭の 小梅も ほころびを 見せて くれたは 祝うため 花嫁 すがたが 良くにあう 祝う 言葉は 鶴と亀  (セリフ)ハァーめでたい めでたい  やっと おまえに さずかった かわい 初孫 じじ ばば は だいて うれしいや 恵比寿顔 我家の 宝が また ひとつ 祝う 言葉は 鶴と亀  年の 初めに 目出度いと お家 繁盛 俵つみ 無病息災 金茶釜 炉りを 囲んで 福がくる 祝う 言葉は 鶴と亀  ハァーめでたいナー めでたいナー この家 旦那様は 億万長者と申される歌川二三子歌川二三子くにひろし池多孝春ハァー春のはじめに この家旦那様は 七福神のお供して コラ俵つみに参った  今日は 娘の 嫁入りと 庭の 小梅も ほころびを 見せて くれたは 祝うため 花嫁 すがたが 良くにあう 祝う 言葉は 鶴と亀  (セリフ)ハァーめでたい めでたい  やっと おまえに さずかった かわい 初孫 じじ ばば は だいて うれしいや 恵比寿顔 我家の 宝が また ひとつ 祝う 言葉は 鶴と亀  年の 初めに 目出度いと お家 繁盛 俵つみ 無病息災 金茶釜 炉りを 囲んで 福がくる 祝う 言葉は 鶴と亀  ハァーめでたいナー めでたいナー この家 旦那様は 億万長者と申される
花影の母妻という名を 捨てても恋に 生きてゆきたい 人だった こんな母さん 許しておくれ 棘(とげ)をさすよな 世間の目より 純なこの子の 純なこの子の 目が怖い  誰れの力も 借りずにこの子 育てますわと 云ったけど 可愛いそうなは 片親育ち ただの一度も 父(とう)さんの手に 抱いてもらえず 抱いてもらえず 寂しかろ  沈む夕陽を 追いかけるよな 恋にひとすじ 燃え尽きた これでいいのか 間違いなのか きっとこの子も わかってくれる 女ごころと 女ごころと 母ごころ歌川二三子水木かおる遠藤実前田俊明妻という名を 捨てても恋に 生きてゆきたい 人だった こんな母さん 許しておくれ 棘(とげ)をさすよな 世間の目より 純なこの子の 純なこの子の 目が怖い  誰れの力も 借りずにこの子 育てますわと 云ったけど 可愛いそうなは 片親育ち ただの一度も 父(とう)さんの手に 抱いてもらえず 抱いてもらえず 寂しかろ  沈む夕陽を 追いかけるよな 恋にひとすじ 燃え尽きた これでいいのか 間違いなのか きっとこの子も わかってくれる 女ごころと 女ごころと 母ごころ
華があっての人生さ指をまるめて 世間を見れば 猫にこび売る 子ねずみばかり 見栄が七分で 生きてくよりも 誠三分を 抱いてゆけ 風に散ろうと 名を残す 華があっての  男の 男の 男の 男の人生さ  胸にかくした 男の夢を 咲かす散らすも 女の器量 銭の無いのは 心の裏に 秘めて笑顔で 惚れ通す 愛の一輪 かんざしに 華があっての  女の 女の 女の 女の人生さ  高い山ほど 谷間は深い ころげ落ちたら またはいあがれ 渡る憂き世は 切り紙細工 涙こぼせば しみになる 泣いて笑って 夜が明けて 華があっての  二人の 二人の 二人の 二人の人生さ  おもて通りの ひと筋裏は のぼる朝日も 遅れて当たる 楽を選ぶか 苦労をとるか とった苦労に 甲斐がある 我慢二文字 腹にさし 華があっての  目出たい目出たい 目出たい 目出たい人生さ歌川二三子里村龍一岡千秋指をまるめて 世間を見れば 猫にこび売る 子ねずみばかり 見栄が七分で 生きてくよりも 誠三分を 抱いてゆけ 風に散ろうと 名を残す 華があっての  男の 男の 男の 男の人生さ  胸にかくした 男の夢を 咲かす散らすも 女の器量 銭の無いのは 心の裏に 秘めて笑顔で 惚れ通す 愛の一輪 かんざしに 華があっての  女の 女の 女の 女の人生さ  高い山ほど 谷間は深い ころげ落ちたら またはいあがれ 渡る憂き世は 切り紙細工 涙こぼせば しみになる 泣いて笑って 夜が明けて 華があっての  二人の 二人の 二人の 二人の人生さ  おもて通りの ひと筋裏は のぼる朝日も 遅れて当たる 楽を選ぶか 苦労をとるか とった苦労に 甲斐がある 我慢二文字 腹にさし 華があっての  目出たい目出たい 目出たい 目出たい人生さ
母灯台世間の海へ 明日(あした)から 一人で船出を するおまえ 人生荒波 暗い海 なんの負けずに 乗り越えろ 無事を祈って ゝ 照らしつづける 母灯台よ  心配かけた 我が子ほど 愛しいものです 母ごころ 幼い頃から 今日までを 想い出すたび 辛いけど 涙かくして ゝ 照らしつづける 母灯台よ  わたしの背丈 追いぬいて 今では立派な 若者よ ふたたび故郷に 帰るまで どうか達者で いておくれ 無事を祈って ゝ 照らしつづける 母灯台よ歌川二三子鈴木宗敏遠藤実前田俊明世間の海へ 明日(あした)から 一人で船出を するおまえ 人生荒波 暗い海 なんの負けずに 乗り越えろ 無事を祈って ゝ 照らしつづける 母灯台よ  心配かけた 我が子ほど 愛しいものです 母ごころ 幼い頃から 今日までを 想い出すたび 辛いけど 涙かくして ゝ 照らしつづける 母灯台よ  わたしの背丈 追いぬいて 今では立派な 若者よ ふたたび故郷に 帰るまで どうか達者で いておくれ 無事を祈って ゝ 照らしつづける 母灯台よ
二三子の鉄砲節エーさては一座の皆様へ 一寸出ました私も お見かけ通りの悪声で ヨーホーホーイホイ ハーイヤコラセー ドッコイセー  罷り出ました未熟者 お気に召すよにゃ読めないけれど 父と私の思い出を 歌い続けた 鉄砲節に乗せまして 精魂篭めて唄いましょう ソーラーヨーイトコサッ サノーヨイヤーサッサー  エー雪のふるさと越後の海で 鍛えたノドで 一節を ヨーホーホーイホイ  ハーイヤコラセー ドッコイセー  語りまするは 浪花節 父の手を引き 旅から旅へ 父の目となり足となり 今は二三子も アンアンアン 唄います 鉄砲節と申します 聴いておくれよ 荷物にゃならぬ 聴いて心も浮き浮きしゃんせ 気から病は出るわいなぁ 唄の文句は小粋でも 私ゃ未熟で とっても 上手くも きっちり 実際 誠に 見事に読めないけれど 八千八声の不如帰(ほととぎす) 血を吐くまでも 血を吐くまでも 勉めましょう ソーラーヨーイトコサッ サノーヨイヤーサッサー 歌川二三子鉄砲光三郎、歌川二三子鉄砲光三郎池多孝春エーさては一座の皆様へ 一寸出ました私も お見かけ通りの悪声で ヨーホーホーイホイ ハーイヤコラセー ドッコイセー  罷り出ました未熟者 お気に召すよにゃ読めないけれど 父と私の思い出を 歌い続けた 鉄砲節に乗せまして 精魂篭めて唄いましょう ソーラーヨーイトコサッ サノーヨイヤーサッサー  エー雪のふるさと越後の海で 鍛えたノドで 一節を ヨーホーホーイホイ  ハーイヤコラセー ドッコイセー  語りまするは 浪花節 父の手を引き 旅から旅へ 父の目となり足となり 今は二三子も アンアンアン 唄います 鉄砲節と申します 聴いておくれよ 荷物にゃならぬ 聴いて心も浮き浮きしゃんせ 気から病は出るわいなぁ 唄の文句は小粋でも 私ゃ未熟で とっても 上手くも きっちり 実際 誠に 見事に読めないけれど 八千八声の不如帰(ほととぎす) 血を吐くまでも 血を吐くまでも 勉めましょう ソーラーヨーイトコサッ サノーヨイヤーサッサー 
北冬挽歌風の竜飛に 夕日が落ちて あんた恋しと ゴメが哭く 墨絵ぼかしの 津軽の海は やがて漁り火 船がゆく ハァ~ 沖が時化たらョー ハァ~ 火照った 躰が せつないよ あんたと唄った あいや節 寝床に響いて ひとり泣く ひとり泣く  せめてあんたの 飲む酒だけは 肌で温めて やりたいさ のぼり列車の 呼ぶ声聞けば 飛んで行きたい 雪の中 ハァ~ おんな盛りにゃョー ハァ~ ひと冬 我慢が 侘しいよ あんたが出かせぎ 行ったあと 私のこころは 冬の海 冬の海  ハァ~ 離ればなれはョー ハァ~ 今年で終りに しておくれ 雪解け季節を 夢にみて あんたの枕と 添い寝する 添い寝する歌川二三子里村龍一岡千秋池多孝春風の竜飛に 夕日が落ちて あんた恋しと ゴメが哭く 墨絵ぼかしの 津軽の海は やがて漁り火 船がゆく ハァ~ 沖が時化たらョー ハァ~ 火照った 躰が せつないよ あんたと唄った あいや節 寝床に響いて ひとり泣く ひとり泣く  せめてあんたの 飲む酒だけは 肌で温めて やりたいさ のぼり列車の 呼ぶ声聞けば 飛んで行きたい 雪の中 ハァ~ おんな盛りにゃョー ハァ~ ひと冬 我慢が 侘しいよ あんたが出かせぎ 行ったあと 私のこころは 冬の海 冬の海  ハァ~ 離ればなれはョー ハァ~ 今年で終りに しておくれ 雪解け季節を 夢にみて あんたの枕と 添い寝する 添い寝する
村上水軍瀬戸内 海はョー 朝日に 輝く 海原 にらむ これぞ 師清 男の 勇姿 能島 来島 因島… 俺の海 ここは 瀬戸内… 時代は戦国 その名はアアンア… 村上水軍ぞ  瀬戸内 海はョー きらきら きらめく 芸予の島は 歴史 重ねて きた 島々だ 兄の代わりに 鶴姫は… 鎧つけ 胸にお祈り… 木の葉に書こみ 乙女のアアンア… はかない恋ごころ  瀬戸内 海はョー 荒れて うずまく 厳しい海よ 板子 一枚 命を 掛けて 毛利 村上 攻めこんだ… 厳島  海の男の… 度胸の勝利 これこそアアンア… 戦国武勇伝歌川二三子歌川二三子くにひろし池多孝春瀬戸内 海はョー 朝日に 輝く 海原 にらむ これぞ 師清 男の 勇姿 能島 来島 因島… 俺の海 ここは 瀬戸内… 時代は戦国 その名はアアンア… 村上水軍ぞ  瀬戸内 海はョー きらきら きらめく 芸予の島は 歴史 重ねて きた 島々だ 兄の代わりに 鶴姫は… 鎧つけ 胸にお祈り… 木の葉に書こみ 乙女のアアンア… はかない恋ごころ  瀬戸内 海はョー 荒れて うずまく 厳しい海よ 板子 一枚 命を 掛けて 毛利 村上 攻めこんだ… 厳島  海の男の… 度胸の勝利 これこそアアンア… 戦国武勇伝
夢化粧もたれ掛かるか いと柳 川面にうかぶ うたかたさえも 身を寄せあって 流れてゆくわ 肌を合わせた あの人に 甘えて 尽し すねてもみたい おんな盛りの 夢化粧  春というのに 雪が舞う 泪も凍る この寒ぞらに どんな夢みて眠ればいいの こんな夜には あの人の ほほえむ顔や爪かむ癖を 想い出しては 未練酒  命かけます この恋に 世間の他人はゆるしはせぬが 切れちゃいやです 絆の糸よ 忘れられない あの人の たよれる胸で やすらぎほしい おんな紅ひく 夢化粧 歌川二三子神原裕次郎・池多孝春神原裕次郎・池多孝春もたれ掛かるか いと柳 川面にうかぶ うたかたさえも 身を寄せあって 流れてゆくわ 肌を合わせた あの人に 甘えて 尽し すねてもみたい おんな盛りの 夢化粧  春というのに 雪が舞う 泪も凍る この寒ぞらに どんな夢みて眠ればいいの こんな夜には あの人の ほほえむ顔や爪かむ癖を 想い出しては 未練酒  命かけます この恋に 世間の他人はゆるしはせぬが 切れちゃいやです 絆の糸よ 忘れられない あの人の たよれる胸で やすらぎほしい おんな紅ひく 夢化粧 
夢人生色々あったね おまえさん 本当にここまで よくきたわ 遊びぐせ耐え切れず 風呂敷抱いて 夜道で泣いた 日もあった 飲んで下さい 情けの酒を 今ではみんな 今ではみんな 遠い夢  頑張りましたね おまえさん 一緒にいるのが 不思議です 陰口やうしろ指 世間の風に 泣いたわ今に みていろと 飲んで下さい こころの酒を 過ぎれば遠く 過ぎれば遠く なつかしい  これからなんです おまえさん 人生仕上げの 楽しみは 後ろなど振り向かず 新たな海へ も一度船を 出しましょか 飲んで下さい きずなの酒を 酔えば嬉しい 酔えば嬉しい 夢づくり歌川二三子里村龍一岡千秋色々あったね おまえさん 本当にここまで よくきたわ 遊びぐせ耐え切れず 風呂敷抱いて 夜道で泣いた 日もあった 飲んで下さい 情けの酒を 今ではみんな 今ではみんな 遠い夢  頑張りましたね おまえさん 一緒にいるのが 不思議です 陰口やうしろ指 世間の風に 泣いたわ今に みていろと 飲んで下さい こころの酒を 過ぎれば遠く 過ぎれば遠く なつかしい  これからなんです おまえさん 人生仕上げの 楽しみは 後ろなど振り向かず 新たな海へ も一度船を 出しましょか 飲んで下さい きずなの酒を 酔えば嬉しい 酔えば嬉しい 夢づくり
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