おかあさんふるさとの風が 心に吹くひるさがり そっと呼んでみたくなる おかあさん あの雲のむこうに 青空があるように 悲しみのむこうに いつもやさしいほほえみが おかあさんの おかあさんの顔がある 遠い日の花が まぶたに咲くひるさがり そっと呼んでみたくなる おかあさん ああ何度呼んだか 甘えてた幼い日 泣きじゃくる背中に いつもかわらぬやすらぎが おかあさんの おかあさんの声がする (セリフ)「おかあさん 元気ですか 小さくなったあなたの肩 いつもやさしさだけが ひっそりとすわっているのね かあさん長生きして下さい」 あの雲のむこうに 青空があるように 悲しみのむこうに いつもやさしいほほえみが おかあさんの おかあさんの顔がある | 高峰三枝子 | 保富康午 | 平尾昌晃 | 小谷充 | ふるさとの風が 心に吹くひるさがり そっと呼んでみたくなる おかあさん あの雲のむこうに 青空があるように 悲しみのむこうに いつもやさしいほほえみが おかあさんの おかあさんの顔がある 遠い日の花が まぶたに咲くひるさがり そっと呼んでみたくなる おかあさん ああ何度呼んだか 甘えてた幼い日 泣きじゃくる背中に いつもかわらぬやすらぎが おかあさんの おかあさんの声がする (セリフ)「おかあさん 元気ですか 小さくなったあなたの肩 いつもやさしさだけが ひっそりとすわっているのね かあさん長生きして下さい」 あの雲のむこうに 青空があるように 悲しみのむこうに いつもやさしいほほえみが おかあさんの おかあさんの顔がある |
乙女の戦士青い空には 希望の雲が あそぶ蝶々にゃ 小ちゃな夢が そうして そうして うたう乙女の 心の中にゃ 誰も知らない 可愛いい秘密 誰か泣いてる ミモザの花が かわいそうにと 黒髪撫でた しっかり しっかり 負けちゃいけない 嵐や雨に 清く生きるが 乙女の誇り 拭いてあげましょ あなたの涙 乙女仲よし 手に手を組んで そうとも そうとも 夢見ましょうよ いつかは逢える つよい腕(かいな)の やさしい君を いとし母さんも 姉さんも泣いた つらいこの途(みち) 女の途を ブラヴォー ブラヴォー 花をかざして 笑って越える 歌もほがらか 乙女の戦士 | 高峰三枝子 | 西條八十 | 古関裕而 | | 青い空には 希望の雲が あそぶ蝶々にゃ 小ちゃな夢が そうして そうして うたう乙女の 心の中にゃ 誰も知らない 可愛いい秘密 誰か泣いてる ミモザの花が かわいそうにと 黒髪撫でた しっかり しっかり 負けちゃいけない 嵐や雨に 清く生きるが 乙女の誇り 拭いてあげましょ あなたの涙 乙女仲よし 手に手を組んで そうとも そうとも 夢見ましょうよ いつかは逢える つよい腕(かいな)の やさしい君を いとし母さんも 姉さんも泣いた つらいこの途(みち) 女の途を ブラヴォー ブラヴォー 花をかざして 笑って越える 歌もほがらか 乙女の戦士 |
湖畔の宿山の淋しい湖に ひとり来たのも悲しい心 胸の痛みにたえかねて 昨日の夢と焚き捨てる 古い手紙のうすけむり 水にたそがれせまる頃 岸の林を静かにゆけば 雲は流れてむらさきの 薄きすみれにほろほろと いつか涙の陽がおちる ランプ引きよせふるさとへ 書いて又消す湖畔の便り 旅の心のつれづれに ひとり占うトランプの 青いクィーンの寂しさよ | 高峰三枝子 | 佐藤惣之助 | 服部良一 | | 山の淋しい湖に ひとり来たのも悲しい心 胸の痛みにたえかねて 昨日の夢と焚き捨てる 古い手紙のうすけむり 水にたそがれせまる頃 岸の林を静かにゆけば 雲は流れてむらさきの 薄きすみれにほろほろと いつか涙の陽がおちる ランプ引きよせふるさとへ 書いて又消す湖畔の便り 旅の心のつれづれに ひとり占うトランプの 青いクィーンの寂しさよ |
しのび泣くブルース虹の七色 消えたとて せめて紅色 ひといろは 燃ゆる心の 奥ふかく 秘めてひそめて 思い出に あゝ ひとふしの ブルースに 心みだるる この夕べ どうせこの世は 流れもの 思い砕ける 時もある 弱い乙女の かなしさは 泣いて嘆いて 帰るみち あゝ ひとふしの ブルースに 心みだるる この夕べ | 高峰三枝子 | 藤浦洸 | 万城目正 | | 虹の七色 消えたとて せめて紅色 ひといろは 燃ゆる心の 奥ふかく 秘めてひそめて 思い出に あゝ ひとふしの ブルースに 心みだるる この夕べ どうせこの世は 流れもの 思い砕ける 時もある 弱い乙女の かなしさは 泣いて嘆いて 帰るみち あゝ ひとふしの ブルースに 心みだるる この夕べ |
純情二重奏森の青葉の 蔭に来て なぜに寂しく あふるる涙 想い切なく 母の名呼べば 小鳥答えぬ 亡き母恋し 君もわたしも みなし子の 二人よりそい 竜胆摘めど 誰に捧げん 花束花輪 谺こたえよ 亡き母恋し 母の形見の 鏡掛け 色もなつかし 友禅模様 抱けば微笑む 花嫁すがた むかし乙女の 亡き母恋し 春は燕(つばくろ) 秋は雁 旅路はてなき 孤児ふたり 合わす調べに 野の花揺れて 雲も泣け泣け 亡き母恋し | 高峰三枝子 | 西条八十 | 万城目正 | | 森の青葉の 蔭に来て なぜに寂しく あふるる涙 想い切なく 母の名呼べば 小鳥答えぬ 亡き母恋し 君もわたしも みなし子の 二人よりそい 竜胆摘めど 誰に捧げん 花束花輪 谺こたえよ 亡き母恋し 母の形見の 鏡掛け 色もなつかし 友禅模様 抱けば微笑む 花嫁すがた むかし乙女の 亡き母恋し 春は燕(つばくろ) 秋は雁 旅路はてなき 孤児ふたり 合わす調べに 野の花揺れて 雲も泣け泣け 亡き母恋し |
情熱のルムバ嘆きの空の 夕焼けは ばらの花より なお紅い もやせ情熱 歌えよ ルムバ 想い出の 花びらを 今宵散らそよ どこへ行くのか あの船の なびく煙も 南風 ならせ リズムを はやせよ ルムバ 明日の日は あした咲く 花の色香よ 若い生命の ある限り 恋は散るもの ひらくもの たたけ 太鼓を おどれよ ルムバ くろかみの 長き夜を おどりあかそよ | 高峰三枝子 | 藤浦洸 | 万城目正 | | 嘆きの空の 夕焼けは ばらの花より なお紅い もやせ情熱 歌えよ ルムバ 想い出の 花びらを 今宵散らそよ どこへ行くのか あの船の なびく煙も 南風 ならせ リズムを はやせよ ルムバ 明日の日は あした咲く 花の色香よ 若い生命の ある限り 恋は散るもの ひらくもの たたけ 太鼓を おどれよ ルムバ くろかみの 長き夜を おどりあかそよ |
懐しのブルース古い日記の 頁には 涙のあとも そのままに かえらぬ夢の なつかしく 頬すり寄せる わびしさよ ああ なつかしの ブルースは 涙にぬれて うたう唄 ひとつ浮き雲 夜の空 なぜにか胸に しみじみと 思い出遠く ながれゆく 心にも似た かなしさよ ああ なつかしの ブルースは ひとりさびしく うたう唄 重く悲しい 唄なれど 生きてゆく身の つれづれに 夕闇遠い 行く末の のぞみはかなく 口ずさむ ああ なつかしの ブルースは この世の夢を うたう唄 | 高峰三枝子 | 藤浦洸 | 万城目正 | | 古い日記の 頁には 涙のあとも そのままに かえらぬ夢の なつかしく 頬すり寄せる わびしさよ ああ なつかしの ブルースは 涙にぬれて うたう唄 ひとつ浮き雲 夜の空 なぜにか胸に しみじみと 思い出遠く ながれゆく 心にも似た かなしさよ ああ なつかしの ブルースは ひとりさびしく うたう唄 重く悲しい 唄なれど 生きてゆく身の つれづれに 夕闇遠い 行く末の のぞみはかなく 口ずさむ ああ なつかしの ブルースは この世の夢を うたう唄 |
南の花嫁さんねむの並木を お馬のせなに ゆらゆらゆらと 花なら赤い カンナの花か 散りそで散らぬ 花びら風情 隣の村に お嫁入り 「おみやげはなあに」 「籠のオーム」 言葉もたったひとつ いついつまでも 椰子の葉かげに 真赤な夕陽が くるくるくると まわるよ赤い ひまわりの花 たのしい歌に ほほえむ風情 心はおどる お嫁入り 「おみやげはなあに」 「籠のオーム」 言葉もたったひとつ いついつまでも 小川のほとり お馬をとめて さらさらさらと 流れにうつす 花嫁すがた こぼれる花か 花かんざしに にっこり笑う お月さま 「おみやげはなあに」 「籠のオーム」 言葉もたったひとつ いついつまでも | 高峰三枝子 | 藤浦洸 | 任光 | 古賀政男 | ねむの並木を お馬のせなに ゆらゆらゆらと 花なら赤い カンナの花か 散りそで散らぬ 花びら風情 隣の村に お嫁入り 「おみやげはなあに」 「籠のオーム」 言葉もたったひとつ いついつまでも 椰子の葉かげに 真赤な夕陽が くるくるくると まわるよ赤い ひまわりの花 たのしい歌に ほほえむ風情 心はおどる お嫁入り 「おみやげはなあに」 「籠のオーム」 言葉もたったひとつ いついつまでも 小川のほとり お馬をとめて さらさらさらと 流れにうつす 花嫁すがた こぼれる花か 花かんざしに にっこり笑う お月さま 「おみやげはなあに」 「籠のオーム」 言葉もたったひとつ いついつまでも |
燃える瞳貴方なしでは さみしくて とても生きては 行けないの 泣き泣き今日も 筆をとる だけど だけど なんにも書けない わたしなの いつも冷たい 横顔を じっと見つめる やるせなさ どうすりゃいゝの この心 だけど だけど なんにも知らない わたしなの 月の光を あびながら 肩をならべて 帰るみち 嬉しくはずむ 胸の中 だけど だけど なんにも言えない わたしなの 願い届いて 許されて 強い腕に 身をなげる 夢みるような 恋の夜 だけど だけど なんにも出来ない わたしなの | 高峰三枝子 | 野村俊夫 | 万城目正 | | 貴方なしでは さみしくて とても生きては 行けないの 泣き泣き今日も 筆をとる だけど だけど なんにも書けない わたしなの いつも冷たい 横顔を じっと見つめる やるせなさ どうすりゃいゝの この心 だけど だけど なんにも知らない わたしなの 月の光を あびながら 肩をならべて 帰るみち 嬉しくはずむ 胸の中 だけど だけど なんにも言えない わたしなの 願い届いて 許されて 強い腕に 身をなげる 夢みるような 恋の夜 だけど だけど なんにも出来ない わたしなの |
宵待草待てど暮らせど 来ぬ人を 宵待草の やるせなさ 今宵は月も 出ぬそうな 暮れて河原に 星一つ 宵待草の 花が散る 更けては風も 泣くそうな | 高峰三枝子 | 竹久夢二 | 多忠亮 | | 待てど暮らせど 来ぬ人を 宵待草の やるせなさ 今宵は月も 出ぬそうな 暮れて河原に 星一つ 宵待草の 花が散る 更けては風も 泣くそうな |
別れのタンゴ別れの言葉は 小雨の花か 『さようなら』と 濡れて散る あつい情に 泣いたあの夜も はかない ひと夜のつゆか あふるる涙に 夜空がうつる 『さようなら』と 流れ星 恋のアルバム ひとりひらけば わびしや まぶたはくもる あの日の言葉を ひそめて抱いて 『さようなら』と またうたう 恋のなごりに 胸をやく身の いとしや 別れのタンゴ | 高峰三枝子 | 藤浦洸 | 万城目正 | | 別れの言葉は 小雨の花か 『さようなら』と 濡れて散る あつい情に 泣いたあの夜も はかない ひと夜のつゆか あふるる涙に 夜空がうつる 『さようなら』と 流れ星 恋のアルバム ひとりひらけば わびしや まぶたはくもる あの日の言葉を ひそめて抱いて 『さようなら』と またうたう 恋のなごりに 胸をやく身の いとしや 別れのタンゴ |