ザンザ岬いい奴見つけて 一緒になれよ 俺らを当てに するなよと 野寒布岬で あのひとが 投げた別れの 横波が ザンザザ ザンザザ ザンザとヨー ザンザザ ザンザザ ザンザとヨー 女心を ゆさぶりまわす 熱い血潮が のたうちまわる あくびが出るほど 嫌った人を 死にたくなるほど 好きになる 女の潮時 かくれ岩 食わず嫌いの その性を ザンザザ ザンザザ ザンザとヨー ザンザザ ザンザザ ザンザとヨー 惚れて艶出す ヤン衆娘 礼文育ちの 鴎がわらう シベリア帰りの 蟹籠船の 雪焼顔を 待ちわびる 野寒布岬の 船宿は 三月前から 札止めさ ザンザザ ザンザザ ザンザとヨー ザンザザ ザンザザ ザンザとヨー 海が鳴るたび 乳房が軋む 秘めた素足が ぽっぽと火照る | 長谷川千恵 | 星野哲郎 | 鈴木淳 | 南郷達也 | いい奴見つけて 一緒になれよ 俺らを当てに するなよと 野寒布岬で あのひとが 投げた別れの 横波が ザンザザ ザンザザ ザンザとヨー ザンザザ ザンザザ ザンザとヨー 女心を ゆさぶりまわす 熱い血潮が のたうちまわる あくびが出るほど 嫌った人を 死にたくなるほど 好きになる 女の潮時 かくれ岩 食わず嫌いの その性を ザンザザ ザンザザ ザンザとヨー ザンザザ ザンザザ ザンザとヨー 惚れて艶出す ヤン衆娘 礼文育ちの 鴎がわらう シベリア帰りの 蟹籠船の 雪焼顔を 待ちわびる 野寒布岬の 船宿は 三月前から 札止めさ ザンザザ ザンザザ ザンザとヨー ザンザザ ザンザザ ザンザとヨー 海が鳴るたび 乳房が軋む 秘めた素足が ぽっぽと火照る |
琉球(しま)の恋歌南風が吹くたび 心が騒ぐ 珊瑚の海が 瞼にゆれる きっと貴男は あの麗海で 三弦奏で 恋歌綴る わたしは飛べぬ 山端水鶏 波の石垣 逢いにも行けず 噂通りに 貴男の恋歌は 誰かに盗られ 届いてこない 紅のデイゴか あの美人は 憎い花だよ 天まで焦がす わたしは飛べぬ 山端水鶏 思い乱れて 彩さえ冴えぬ 夢の中なら 千里も走り この黒髪で 繋ぎもするに 東風よ伝えて 誰より好きと 夜通し揺すれ 貴男の胸を わたしは飛べぬ 山端水鶏 闇の新月 祭りは遠い | 長谷川千恵 | 高林こうこ | 山田ゆうすけ | 高田弘 | 南風が吹くたび 心が騒ぐ 珊瑚の海が 瞼にゆれる きっと貴男は あの麗海で 三弦奏で 恋歌綴る わたしは飛べぬ 山端水鶏 波の石垣 逢いにも行けず 噂通りに 貴男の恋歌は 誰かに盗られ 届いてこない 紅のデイゴか あの美人は 憎い花だよ 天まで焦がす わたしは飛べぬ 山端水鶏 思い乱れて 彩さえ冴えぬ 夢の中なら 千里も走り この黒髪で 繋ぎもするに 東風よ伝えて 誰より好きと 夜通し揺すれ 貴男の胸を わたしは飛べぬ 山端水鶏 闇の新月 祭りは遠い |
流れて港町二泊三日の旅のつもりが 思えばかれこれもう二年 土地のなまりも身について 今じゃふるさと 北の町 帰ろうか 帰れない あなたの その胸に 出船入船 見つめて忍ぶ ひとり 流れて港町 何度書いたか手紙の束も 出さずじまいで置いてある まるで悲しいメロドラマ 仕方ないよね 恨んでも 忘れたい 忘れない あなたが 恋しいよ カモメ鳴く度 また冬がくる おんな 流れて港町 帰ろうか 帰れない 今更 その胸に 出船入船 見つめて忍ぶ ひとり 流れて港町 | 長谷川千恵 | たきのえいじ | 鈴木淳 | 前田俊明 | 二泊三日の旅のつもりが 思えばかれこれもう二年 土地のなまりも身について 今じゃふるさと 北の町 帰ろうか 帰れない あなたの その胸に 出船入船 見つめて忍ぶ ひとり 流れて港町 何度書いたか手紙の束も 出さずじまいで置いてある まるで悲しいメロドラマ 仕方ないよね 恨んでも 忘れたい 忘れない あなたが 恋しいよ カモメ鳴く度 また冬がくる おんな 流れて港町 帰ろうか 帰れない 今更 その胸に 出船入船 見つめて忍ぶ ひとり 流れて港町 |
雪散花しんしん降る雪 窓に咲く しのび逢う夜の 港宿 激しく抱いた その後で あなたは出て行く 私はひとり ゆれて哀しい 寒椿 雪に埋もれて 散る運命 ホロホロ涙が とまらない 枕 濡らして 夜が明ける 愛の名残りの 爪のあと 恨む側から ああ恋しがる 重ねた胸の ぬくもりに 未練涙の ひとり宿 しんしん胸が 痛みます 私の明日は 何処にある 凍る身体を 抱きしめりゃ あなたの吐息が 聞こえるようで 肌に未練が 燃え残る 恋を断ち切る 雪が舞う | 長谷川千恵 | 悠木圭子 | 鈴木淳 | 前田俊明 | しんしん降る雪 窓に咲く しのび逢う夜の 港宿 激しく抱いた その後で あなたは出て行く 私はひとり ゆれて哀しい 寒椿 雪に埋もれて 散る運命 ホロホロ涙が とまらない 枕 濡らして 夜が明ける 愛の名残りの 爪のあと 恨む側から ああ恋しがる 重ねた胸の ぬくもりに 未練涙の ひとり宿 しんしん胸が 痛みます 私の明日は 何処にある 凍る身体を 抱きしめりゃ あなたの吐息が 聞こえるようで 肌に未練が 燃え残る 恋を断ち切る 雪が舞う |