終焉の儚き願いとはああ 散り急ぐ紅葉 もう いいのだ その 最期の際の 美しき深紅よ お前 お前が離さぬ この手は幻だ 否すべて 亡霊の身よ お前が 泣くことはない 今 終焉が 始まるのだ 永久の 絶望の 祝福よ 破滅に向かう 欲望を 拒む あどけなき横顔 …儚き願い 私のものに… ああ 仮面をはずす そう たわむれ その 指先の望みは 何でも許そう お前 お前が涙で 紡いだ蜘蛛の巣を 幾千の 紅葉で飾れば ふたりの 棲家になろう ああ 終焉が 始まるのだ 永久の 沈黙の 喝采よ 破滅に向かう 静寂に 響く 鈴虫の啼き声 …哀しき音色 お前に似合う… 今 終焉が 始まるのだ 永久の 絶望の 祝福よ 破滅に向かう 欲望を 拒む あどけなき横顔 滅ぶ世界に 手を貸すより 姿 鈴虫と 成り果て 愛しいお前の 為にだけ 旋律う至福を ふと妄想う …愚かな願い 己を嘲笑う… | アクラム(置鮎龍太郎) | 田久保真見 | 高山淳 | 高山淳 | ああ 散り急ぐ紅葉 もう いいのだ その 最期の際の 美しき深紅よ お前 お前が離さぬ この手は幻だ 否すべて 亡霊の身よ お前が 泣くことはない 今 終焉が 始まるのだ 永久の 絶望の 祝福よ 破滅に向かう 欲望を 拒む あどけなき横顔 …儚き願い 私のものに… ああ 仮面をはずす そう たわむれ その 指先の望みは 何でも許そう お前 お前が涙で 紡いだ蜘蛛の巣を 幾千の 紅葉で飾れば ふたりの 棲家になろう ああ 終焉が 始まるのだ 永久の 沈黙の 喝采よ 破滅に向かう 静寂に 響く 鈴虫の啼き声 …哀しき音色 お前に似合う… 今 終焉が 始まるのだ 永久の 絶望の 祝福よ 破滅に向かう 欲望を 拒む あどけなき横顔 滅ぶ世界に 手を貸すより 姿 鈴虫と 成り果て 愛しいお前の 為にだけ 旋律う至福を ふと妄想う …愚かな願い 己を嘲笑う… |
終の刻に抱くもの水に映る お前の姿 崩しながら 愛でようか 何もかもが 対(つい)の理(ことわり) 崇拝と支配 闇と炎(えん) 真っ直ぐに 伸ばすその手 引き寄せて迷う 愚かな刹那 遠く遠くに 響く お前の囁き この胸に触れる 全てくだらぬ この世 淡きくちびるの お前を奪おうか 終(つい)の果てに 空を仰ぐ お前の姿 風で乱し 泣かそうか 末を待つ世 互いを別つ 偽りと真(まこと) 天と地 微笑んで 私を呼ぶ 怖れさえ知らぬ 無邪気な罪よ 遙か遙かに 霞む 細きその身体 手折りそうになる 全てくだらぬ この世 儚くて強い お前の他などは 握り潰す 犠牲 静寂 破滅 温もりは邪魔だ 欲しい筈がない 枯れて枯れ果て 朽ちろ 野望を奈落に 飲み込ませようか 全て全ては 無常 穢れなきままの お前に背中向け 天に放つ | アクラム(置鮎龍太郎) | 片桐幸代 | 飯塚昌明 | | 水に映る お前の姿 崩しながら 愛でようか 何もかもが 対(つい)の理(ことわり) 崇拝と支配 闇と炎(えん) 真っ直ぐに 伸ばすその手 引き寄せて迷う 愚かな刹那 遠く遠くに 響く お前の囁き この胸に触れる 全てくだらぬ この世 淡きくちびるの お前を奪おうか 終(つい)の果てに 空を仰ぐ お前の姿 風で乱し 泣かそうか 末を待つ世 互いを別つ 偽りと真(まこと) 天と地 微笑んで 私を呼ぶ 怖れさえ知らぬ 無邪気な罪よ 遙か遙かに 霞む 細きその身体 手折りそうになる 全てくだらぬ この世 儚くて強い お前の他などは 握り潰す 犠牲 静寂 破滅 温もりは邪魔だ 欲しい筈がない 枯れて枯れ果て 朽ちろ 野望を奈落に 飲み込ませようか 全て全ては 無常 穢れなきままの お前に背中向け 天に放つ |
日蝕の鍵穴緑瑪瑙の足枷を 引き摺る蜃気楼 瞼には氷晶の 砂漠が広がる 火蛾が逃げ水に 身を投げ溺れる 美しき終焉と 不死酒でも呷ろう ああ お前を 氷杭の檻で愛でようか 否 お前を 赤珊瑚の椅子に座らせて 沈めたいのか 日蝕の鍵穴 胸に奈落の底 何処にゆけばよい 自堕落すぎて永眠れもしない 砂の花弁を 齧れば馨しい 飄風を殺せぬと 蠍の懺悔よ 空耳に静寂の 悲鳴が止まない 生きながら閉ざされた 暗冥の柩 ああ お前を 蜜蝋に閉じ込めようか 唯 お前に 幾千の玉虫の羽根ちぎり 埋め尽くそうか 日蝕の鍵穴 胸に奈落の底 何をすればいい 退屈すぎて語れもしない 日蝕の絶望 日蝕の恍惚 お前が私に重なり 孤独に鍵穴 開けるのか 蟻の葬列よ 朽ちた青薔薇よ 歪む砂塵の城 己を白昼夢の中で嘲笑おう | アクラム(置鮎龍太郎) | 田久保真見 | 佐藤英敏 | 萩原祐二 | 緑瑪瑙の足枷を 引き摺る蜃気楼 瞼には氷晶の 砂漠が広がる 火蛾が逃げ水に 身を投げ溺れる 美しき終焉と 不死酒でも呷ろう ああ お前を 氷杭の檻で愛でようか 否 お前を 赤珊瑚の椅子に座らせて 沈めたいのか 日蝕の鍵穴 胸に奈落の底 何処にゆけばよい 自堕落すぎて永眠れもしない 砂の花弁を 齧れば馨しい 飄風を殺せぬと 蠍の懺悔よ 空耳に静寂の 悲鳴が止まない 生きながら閉ざされた 暗冥の柩 ああ お前を 蜜蝋に閉じ込めようか 唯 お前に 幾千の玉虫の羽根ちぎり 埋め尽くそうか 日蝕の鍵穴 胸に奈落の底 何をすればいい 退屈すぎて語れもしない 日蝕の絶望 日蝕の恍惚 お前が私に重なり 孤独に鍵穴 開けるのか 蟻の葬列よ 朽ちた青薔薇よ 歪む砂塵の城 己を白昼夢の中で嘲笑おう |