Mav作曲の歌詞一覧リスト  5曲中 1-5曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
House Of MirrorsFor Tracy HydeFor Tracy Hyde管梓・MavMav鏡に写らない白い顔がある――ぬるい仮初の愛も。 夜半の情調にひどくねじ曲がって、ただしならせる態度。  花火ひとつない夏。 氷漬けの部屋のテレビを消してつくったサイレンスに浮かぶ合図、 描く君の紅い爪の小指――なにを結んだ?  灯りで照らせない優しさににじんで、どろり溶けてゆく体温。 夜半の冗長に愛想笑いでただ満たしあう肺を。  革命を告げるアナウンスを待ちぼうける部屋のテレビ。 決して鳴らないサイレンじみたハートビーツを起こしてくれないか―― ベイビー、どこへ消えたい?  Just twin mirrors, just twin mirrors――見合わせた目の奥には、 Just twin mirrors, just twin mirrors――二人が無限にいるだけ。  わからない、変わらないようで変わる様相。 映せない、崩せないと見せかけ焦燥。 逃走か投降かせめぎ合いの快楽。 甘美なる災厄の採択。 見せかけも本性も、どちらも想像。 鏡の奥底、見失う本当。 それは愛じゃないと誰に見える? 君が君じゃないと誰に言える?  Just twin mirrors, just twin mirrors――見合わせた目の奥には、 Just twin mirrors, just twin mirrors――二人が無限にいるだけ。  Just twin mirrors, just twin mirrors――終わりに焼けた朝には、 Just twin mirrors, just twin mirrors――一人が無限にいるだけ。  (Never gonna be the same This goddamn game's driving me insane Thoughts racing through my brain And I'm not erasing you 'cause I'm the one to blame)
Welcome to CookievilleFor Tracy HydeFor Tracy HydeU-1・MavMav光射さない静寂の床に、薄く溶ける影。 鳥だって飛びやしない、切り抜きの狭い空。 視界満たす溜息、深緋色に染まる風、 訳知ったような顔、朽ちて果てる花。  忘れ去られた往来を泳ぐ。 チームのベースボール・キャップ被り、 期待も後悔も持たず、 気の向くほうへ走っていく。  分かれ道さえない迷路、ハズレのない玩具のスロット。 飛び乗ったバスは行く――似通う景色へと。  街の模様はループ・アンド・ループ、同じ表情した家と人、 まるでクッキーカッターで型どって作ったパッケージだ。 淡い無味の日々を棄て、甘い眠りの世界へ。 まるで夢みる機械人形のように、残りの夜を待っている。  吐いて捨てていくchewing gum。 昇る空さえfalling down。 虚ろ移ろう日々。  砂に書いたラブレター、 永遠のように願っていた、 冷たい真夏の朝。
The Nearest Faraway PlaceFor Tracy HydeFor Tracy Hyde管梓Mavヘイ――銀幕越しに見た夢が夢のまま終わらないように祈った。 カリフォルニア――恋人たちの国。   ヘイ――あの海の潮音は遠い川のせせらぎをいまでも懐かしむ。 あなたを想うわたしのように。 わたしを想うあなたのように。   逆光に融けてゆく輪郭もほつれて、 ピント外れのまま夏のため息へと。 砂漠の流血を読み流すラジオさえも止めたなら、 愛の言葉もない静寂のなか。   ヘイ――銀幕越しに見た夢をみんな死ぬまで見つづけて紡いだ。 カリフォルニア――恋人たちの国。 カリフォルニア――近くて遠い国。 カリフォルニア……。
ライトリークFor Tracy HydeFor Tracy Hyde管梓Mav外れた雨の予報は遠く姿を変えて、 あなたは僕の知らない誰かの腕を濡らしていたと知る。 四月の嘘のように。  醒ませば月より涼やかに本能を揺らすその声。 どこか知らない星へそっと投げかけるように口ずさむの。  悩んでも、悔やんでも、恨んでも、歪んでも、 日はただ傾くし、心もすり減るだけ。 費やした想いと滲んでゆく赤さにただ焦げついてる円盤の上。  あなたが海になれる場所で、 あなたが海に変わる音で、 あれるように祈ることで息をしている。 数多の眼差しのなかで、 あなたの目と耳と心を、 探しては年月を回し続けるよ。  外れた雨の予報はここで姿を変えて、 あなたは僕の覚束ない行き先を照らす光のまま……。
OutciderFor Tracy HydeFor Tracy HydeMavMav蒼い岬に満月を見上げて、君はずっとなにを想ってるの? 白い街の結晶を見下ろして、もう過ぎ去った日々を思い出すの?  ラムネの瓶に閉じ込めたラピスラズリを見つめて、 甘く苦く過ぎてくこのシーンはどこへゆくの?  吹き去って囁いた風に意識は奪われ、 焼きついたはずだった思い出も掠めてく。 そうやっていつだって、ほら、忘れてしまうんだ。 頼りないいまより、涼しげな過去のこと。  この世界のすべての青はどこから来てどこへ行ってしまうの? いつかそれに気づいたとき、君はどういう表情を見せるの?  変わらないよ、あの頃から。 巡る季節のパノラマ。 わたしたちに残した胸の痛みが融けたら、  連れ立って駆けてった砂浜と犬の声。 煌めいて夢だった水の街のパレード。 疲れ切って行きついた木漏れ日に眠った、 忘れるべき日のセピア色の風景。  満天の星が降って雪が頬を濡らして、 焼きついたはずだった思い出がじっと滲んだ。 そうやっていつだって忘れたいんじゃないんだ。 寂しげな過去じゃなく、いまだけを。  「もういいかい」「まあだだよ」なんて笑ってごまかして、 手を振って行ったのは、あの夏で待ってたわたし。 誰だって消え去っていくだけのイメージ。 夏の終わりを告げる汐風とともに、  さようなら。
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