山倉たかし作曲の歌詞一覧リスト  7曲中 1-7曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
長編歌謡浪曲 その夜の上杉綱憲三山ひろし三山ひろし北村桃児山倉たかし伊戸のりおこの討ち入りの夜 父 上野介襲撃さるるの報に接し 直ちに軍勢を率いて出馬しようとした人がいた、 その身は従四位下、上杉弾正大弼綱憲。 出羽米沢十五万石の名家の為に泣いて止めた千坂兵部、断ち難き親子の絆。 彼も亦運命の糸が操る人間相克の劇(ドラマ)の中の人であった。  一、赤穂浪士の討入りは 敵も味方も雪の中 此処が命の 捨てどころ 月が照らした 人間模様 十と四日の 夜が更ける  二、弾正大弼綱憲は 父を案じて床の中 何故か今宵は 胸騒ぎ 閉(と)じる瞼が 眠りに落ちぬ 十と四日の 夜が更ける  「夜中恐れ乍ら御大守様に申し上げまする。 只今御尊父上野介様お屋敷へ浅野の浪人が斬り込みましてござりまする。 人数の程は、しかと分かりませぬが百人以上との注進にござりまする!」  「何!真か!!うむ己れ!すぐさま 家来共に戦じゃと申せ! ええ!直ちに本所へ繰り出し 浅野のやせ浪人ひとり残らず討ち取るのだ!!」  吉良家の嫡男と生れたが わずか二才で養子となって 名将上杉謙信の 家名を継いだ綱憲が 怒り狂うも無理じゃない 父の命の瀬戸際を 何んでこの侭見逃そう 鎖かたびら身にまとい 黒の小袖に錦の袴 たすき十字に綾なして 槍を小脇にツッ、ツッ、ツツ…… 走り出でゆく玄関先 早くも雪の庭前に 居並ぶ勇士の面々は 家老色部の又四郎 深沢重政 森監物(もりけんもつ) 更に柿崎弥三郎 その数実に三百人  「おう!馬を引け」 我につづけとまたがれば 大門開く八文字 駒はいななき白雪を けたててパッパッパパ…… 日比谷の屋形正に出でんとした時に  「殿!しばらくしばらく!!」 馬のくつわをしっかりと 押えた人は誰あろう 上杉随一、智恵の袋とうたわれた 家老上席千坂兵部その人なり  「兵部何故止めるのだ、現在(いま)父と吾子の義周(よしちか)が浅野の 家来に襲われているのだぞ!そこを退け!兵部ええ!! 退かねば突殺すぞ!!」  槍をかざして馬上に立てば ぐっと見上げた千坂兵部 此処が我慢の仕どころじゃ 貴方は貴方の務めがござる 若しも広島浅野の御宗家 四十万石力にかけても仇討たせると 軍勢まとめて繰り出したなら 最早やひくにもひけませぬ 正に天下の一大事 後の咎は何んとする 歴史に残る上杉の 家名を潰す綱憲様は 愚か者よと笑われましょう 儂の言葉が無理ならば 斬って出陣遊ばせと 血を吐く想いで諫める千坂 その一言が 磐石の 重みとなって胸を打つ  「兵部解った。皆の者それぞれ持場に帰り指示を待て。 千坂よ、仏間に御法燈(みあかし)を灯せ。天下に恥をさらしたとて 父は父。余は独り静かに、あの世へ旅立ちなさる父上の 御冥福(めいふく)を祈ろう。千坂のじいよ。大名の子は辛いのう」  三、槍を大地に突き立てて 泣いて堪えた綱憲の 顔を照らして 陽が昇る 仇も恨みも 降り積む雪も 解けて流れる 朝が来る
長編歌謡浪曲 元禄桜吹雪 決斗高田の馬場三山ひろし三山ひろし北村桃児山倉たかし江戸は夕焼け 灯ともし頃に 夢を求めて みなし子が 国の越後の 空を見る 顔も赤鞘(あかざや) 安兵衛が 何時か覚えた 酒の味  喧嘩するなら 相手になろか 俺は天下の 素浪人 真武士(まことぶし)なら 男なら やると決めたら 安兵衛は 行くぞ白刃の 只中へ  のりやのばあさんが差出した 手紙を開く中山安兵衛 急ぎしたため参らせ候 堀内源左衛門先生道場で 深く知り合い 叔父甥の 義を結んだるこの菅野 引くにひけない武士の意地 村上兄弟一門と 高田の馬場で果し合い 六十すぎた拙者には 勝目は一つも御座無く候 後に残れる妻や子を お願い申す安兵衛殿 文武秀れたそなたじゃが 酒をつつしみ身を修め 天晴れ出世なさるよう 草葉の陰から祈り参らせ候と 涙で書いた遺言状  「ばあさん、今何ん刻だ。何、辰の下刻か。うぅむ、 高田の馬場まで後半刻、南無や八幡大菩薩、 此の安兵衛が行きつくまでは叔父の身の上守らせ給え。 ばあさん、水だ、水を呉れ!」  関の孫六わし掴み 牛込天竜寺竹町の長屋を飛出す安兵衛は 小石を蹴とばし砂巻き上げて 宙飛ぶ如く駆けてゆく 此れを眺めた大工に左官 床やも八百やも米やのおやじも魚やも それゆけやれゆけ安さんが 大きな喧嘩を見つけたぞ 今夜はたらふく呑めそうだ 後から後から付いて行く 一番後からのりやの婆さん息を切らして ヨイショコラショ ヨイショコラショ 安さん安さん 喧嘩は止しなと駆けてゆく 高田の馬場に来てみれば 卑怯未練な村上一門 わずか二人を取り囲み 白刃揃えて斬りかゝる 哀れ菅野と若党は 次第次第に追いつめられて すでに危うく見えた時 馬場に飛込む安兵衛が 関の孫六抜く手も見せず 村上三郎斬り捨てて 天にも轟く大音声 中山安兵衛武庸が 叔父の菅野に助太刀致す 名乗りを上げてさあ来いと 脇差抜いて左手に 天地に構えた二刀流 右に左に斬り捲くる 折しも叔父の背後(うしろ)から 薙刀(なぎなた)持って祐見が 斬り下ろさんとした時に 撥止と投げた脇差が 背中を貫き見事倒した有様は さながら鬼神か天魔の業か 固唾を呑んで見ていた群衆 どっとあげたる喊声が 高田の馬場にこだまする  剣がきらめく 高田の馬場に 桜吹雪が舞いかかる 買って驕(おご)らぬ 爽やかさ 花の青年  安兵衛の 顔に明るい 春の風
長編歌謡浪曲 その夜の上杉綱憲三波春夫三波春夫北村桃児山倉たかし山倉たかしこの討ち入りの夜 父 上野介襲撃さるるの報に接し 直ちに軍勢を率いて出馬しようとした人がいた、 その身は従四位下、上杉弾正大弼綱憲。 出羽米沢十五万石の名家の為に泣いて止めた千坂兵部、断ち難き親子の絆。 彼も亦運命の糸が操る人間相克の劇(ドラマ)の中の人であった。 赤穂浪士の討入りは 敵も味方も雪の中 此処が命の 捨てどころ 月が照らした 人間模様 十と四日の 夜が更ける  弾正大弼綱憲は 父を案じて床の中 何故か今宵は 胸騒ぎ 閉(と)じる瞼が 眠りに落ちぬ 十と四日の 夜が更ける  「夜中恐れ乍ら御大守様に申し上げまする。 只今御尊父上野介様お屋敷へ浅野の浪人が斬り込みましてござりまする。 人数の程は、しかと分かりませぬが百人以上との注進にござりまする!」  「何!真か うむ己れ!すぐさま 家来共に戦じゃと申せ! ええ!直ちに本所へ繰り出し 浅野のやせ浪人ひとり残らず討ち取るのだ!!」  吉良家の嫡男と生れたが わずか二才で養子となって 名将上杉謙信の 家名を継いだ綱憲が 怒り狂うも無理じゃない 父の命の瀬戸際を何んでこの侭見逃そう 鎖かたびら身にまとい黒の小袖に錦の袴たすき十字に綾なして 槍を小脇にツーツーツーツ 走り出でゆく玄関先早くも雪の庭前に 居並ぶ勇士の面々は家老色部の又四郎 深沢重政森監物(もりけんもつ)更に柿崎弥三郎 その数実に三百人  「おう!馬を引け」  我につづけとまたがれば 大門開く八文字 駒はいななき白雪を けたててパッパッパッ…… 日比谷の屋形正に出でんとした時に  「殿!しばらくしばらく!!」  馬のくつわをしっかりと 押えた人は誰あろう 上杉随一、智恵の袋とうたわれた 家老上席千坂兵部その人なり。  「兵部何故止めるのだ、現在(いま)父と吾子の義周(よしちか)が浅野の 家来に襲われているのだぞ!そこを退け!兵部ええ!! 退かねば突殺すぞ!!」  槍をかざして馬上に立てば ぐっと見上げた千坂兵部 此処が我慢の仕どころじゃ 貴方は貴方の務めがござる 若しも広島浅野の御宗家 四十万石力にかけても仇討たせると 軍勢まとめて繰り出したなら 最早やひくにもひけませぬ 正に天下の一大事 後の咎は何んとする 歴史に残る上杉の 家名を潰す綱憲様は 愚か者よと笑われましょう 儂の言葉が無理ならば 斬って出陣遊ばせと 血を吐く想いで諫める千坂 その一言が 磐石の 重みとなって胸を打つ。  「兵部解った。皆の者それぞれ持場に帰り指示を待て。 千坂よ仏間に御法燈(みあかし)を灯せ天下に恥をさらしたとて父は父。 余は独り静かにあの世へ旅立ちなさる父上の御冥福(めいふく)を祈ろう。 千坂のじいよ。大名の子は辛いのう……。」  槍を大地に突き立てて 泣いて堪えた綱憲の 顔を照らして 陽が昇る 仇も恨みも 降り積む雪も 解けて流れる 朝が来る
長編歌謡浪曲 元禄桜吹雪 決闘高田の馬場三波春夫三波春夫北村桃児山倉たかし山倉たかし江戸は夕焼け 灯ともし頃に 夢を求めて みなし子が 国の越後の 空を見る 顔も赤鞘(あかさや) 安兵衛が 何時か覚えた 酒の味  喧嘩するなら 相手になろうか 俺は天下の 素浪人 真(まこと)武士なら 男なら やると決めたら 安兵衛は 行くぞ白刃の 只中へ  のり屋のばあさんが差出した 手紙を開く 中山安兵衛 急ぎしたため 参らせ候 堀内源左衛門先生 道場で深く知り合い 叔父甥の、義を結んだるこの菅野 引くにひけない 武士の意地 村上兄弟一門と 高田の馬場で果し合い 六十すぎた拙者には 勝目は一つも御座無く候 後に残れる妻や子を お願い申す安兵衛殿 文武秀れたそなたじゃが 酒をつゝしみ身を修め 天晴れ出世なさるよう 草葉の陰から祈り参らせ候と 涙で書いた遺言状。  「ばあさん!今何ん刻だ!何に辰の下刻か、 うーむ高田の馬場まで後半刻、 南無や八幡大菩薩此の安兵衛が行きつくまでは叔父の身の上守らせ給え! ばあさん水だ! 水を呉れ!」  関の孫六わし掴み 牛込天竜寺竹町の長屋を飛出す安兵衛は 小石をけとばし砂巻き上げて 宙飛ぶ如く駆けてゆく 此れを眺めた大工に左官 床やも 八百やも 米やのおやじも 魚やも それゆけ やれゆけ 安さんが 大きな喧嘩を見つけたぞ 今夜はタラフク呑めそうだ 後から後から付いて行く 一番後からのり屋の婆さん息を切らして ヨイショコラショ ヨイショコラショ 安さん安さん!! 喧嘩は止しなとかけてゆく 高田の馬場に来てみれば 卑怯未練な村上一門 わずか二人を取り囲み 白刃揃えて斬りかゝる 哀れ菅野と 若党は次第次第に追いつめられて すでに危うく見えた時 馬場に飛込む安兵衛が 関の孫六抜く手も見せず 村上三郎斬り捨てゝ 天にも轟く大音声(おんじょう) 中山安兵衛武庸が叔父の菅野に助太刀致す、 名乗りをあげて さあ来いと脇差抜いて 左手に天地に構えた 二刀流右に左に斬り捲くる、 折しも叔父の背後(うしろ)から薙刀(なぎなた)持って 祐見が、斬り下ろさんとした時に 撥止投げた脇差が 背中を貫き見事倒した有様は、 さながら、鬼神か天魔の業か かたずを呑んで 見ていた群衆 どっとあげたる歓声が 高田の馬場にこだまする。  剣がきらめく 高田の馬場に 桜吹雪が舞いかかる 勝って驕(おご)らぬ 爽やかさ 花の青年 安兵衛の 顔に明るい 春の風
決闘高田の馬場島津亜矢島津亜矢北村桃児山倉たかし江戸は夕焼け 灯(ひ)ともし頃に 夢を求めて みなし子が 国の越後の 空を見る 顔も赤鞘(あかざや) 安兵衛が 何時か覚えた 酒の味  喧嘩するなら 相手になろうか 俺は天下の 素浪人 真(まこと)武士なら 男なら やると決めたら 安兵衛は 行くぞ白刃の 只中へ  のり屋のばあさんが差出した 手紙を開く 中山安兵衛 急ぎしたため参らせ候 堀内源左衛門先生 道場で深く知り合い 叔父甥の 義を結んだるこの菅野 引くにひけない 武士の意地 村上兄弟一門と 高田の馬場で果し合い 六十すぎた拙者には 勝目は一つも御座無く候 後に残れる妻や子を お願い申す安兵衛殿 文武秀れたそなたじゃが 酒をつゝしみ身を修め 天晴れ出世なさるよう 草葉の陰から祈り参らせ候と 涙で書いた遺言状  「ばあさん!今何ん刻だ! 何に!辰の下刻かうーむ 高田の馬場まで後半刻 南無や八幡大菩薩 此の安兵衛が 行きつくまでは叔父の身の上守らせ 給え!ばあさん水だ! 水を呉れ!」  関の孫六わし掴み 牛込天竜寺竹町の 長屋を飛出す安兵衛は 小石をけとばし砂巻き上げて 宙飛ぶ如く駆けてゆく 此れを眺めた大工に左官 床やも 八百やも 米やのおやじも 魚やも それゆけ やれゆけ 安さんが大きな喧嘩を見つけたぞ 今夜はタラフク呑めそうだ 後から後から付いて行く 一番後からのり屋の婆さん 息を切らして ヨイショコラショ ヨイショコラショ 安さん安さん!! 喧嘩は止しなとかけてゆく  高田の馬場に来てみれば 卑怯未練な村上一門 わずか二人を取り囲み 白刃揃えて斬りかゝる 哀れ菅野と 若党は次第次第に追いつめられて すでに危うく見えた時 馬場に飛込む安兵衛が 関の孫六抜く手も見せず 村上三郎斬り捨てゝ 天にも轟く大音声(おんじょう) 中山安兵衛武庸が 叔父の菅野に助太刀致す 名乗りをあげて さあ来いと脇差抜いて 左手に天地に構えた二刀流 右に左に斬り捲くる 折しも叔父の背後(うしろ)から薙刀(なぎなた)持って 祐見が 斬り下ろさんとした時に 撥止投げた脇差が 背中を貫き見事倒した有様は さながら 鬼神か天魔の業か かたずを呑んで 見ていた群集 どっとあげたる歓声が 高田の馬場にこだまする  剣がきらめく 高田の馬場に 桜吹雪が舞いかかる 勝って驕(おご)らぬ 爽やかさ 花の青年 安兵衛の 顔に明るい 春の風
大人に聞かせる子守唄神陽子神陽子夏菜山倉たかしねんねん坊やは なんの夢 世間の風の冷たさを 忘れてねむれ この膝で お前の肌のぬくもりが 俺の心のやすらぎと わたしの胸に 手をのばす  ねんねん坊やは いまいくつ お酒に酔って忘れたと わたしをそっと 抱き寄せて お前の胸のやさしさに 頬をうずめてねむるのが 好きだよという 甘えん坊  ねんねん坊やが 大好きよ あなたとならば荒海も 木の葉の上で のりきれる 可愛いあなたの横顔に そっと口づけしてみれば 寝言でわたし 呼びました
まけたぜ萬八呂萬八呂中村規予昭山倉たかしこんな俺など 忘れちまいなと 琥珀のグラスを ゆすっていえば マッチをすって 炎を見つめ この火を消してと 睫毛をふせた まけたぜ  初心なお前の いちずさに  もっとお寄りと 肩抱き寄せれば このままずっと 寄り添いたいと うるんだ声で それだけいって 他人目を気にせず 泣きだすお前 まけたぜ  なにもおそれぬ 純情に  声をころして 泣いてるお前の 背中をそっと さすってやれば 今夜はずっと あなたといると 涙の瞳で 見あげるお前 まけたぜ 俺の心も 泣けてくる
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