告白野口五郎 | 野口五郎 | 千家和也 | 馬飼野俊一 | 馬飼野俊一 | 何をためらうの 僕を前にして 愛のあやまちは 誰にもあることさ 細い指先を 胸におしあてて 君は眼を閉じて 僕に近づく 僕は僕は この指で 君を君を 壊しそう たとえそれで 傷ついても 君に罪はないのさ 僕が悪いからさ こんなにおびえて 何をおそれるの 僕を前にして 愛は美しく 悲しいものなのさ 長い黒髪を そっと噛みしめて 君は泣いている 僕のかわりに 僕は僕は この指で 君を君を 壊しそう 人に悪く いわれようと 君に罪はないのさ 僕が悪いからさ こんなにおびえて |
青いコーヒー・カップ麻丘めぐみ | 麻丘めぐみ | さいとう大三 | 馬飼野俊一 | 馬飼野俊一 | 青いコーヒーカップに 涙がひとつぶ ぽつり小さな また輪をつくる 今も遠いあの人を 想い出してる 海の見えるあの店で 私はひとり そうよ何もかもが 昔と同じよ あとはほほえむ あなたがいれば 誰もいない浜辺を ひとりで歩けば 波が時々 足跡消した 今もそっと目をとじて 想い出すたび 何故か知らず この頬に涙が落ちる それは愛の言葉 交わさず二人に 消えてしまった ひとつぶの恋 |
白い微笑麻丘めぐみ | 麻丘めぐみ | さいとう大三 | 馬飼野俊一 | 馬飼野俊一・八木正生 | 白い季節が 訪れる頃は 遠いあなたを 想い出す 愛する事を少し 憶えたあの日 忘れられないわ 愛の接吻(くちづけ) そっと残して どこにあなたは 海辺の砂の 白い絵の中に 淋しさまわす レコードに やさしい顔で笑う あなたが浮かぶ 忘れられないわ 愛の接吻 そっと残して どこにあなたは ブルーの縞の 手のひらの貝に 約束告げた 指先に 初めて愛をくれた あなたを想う |
夏の終りに来た手紙麻丘めぐみ | 麻丘めぐみ | さいとう大三 | 馬飼野俊一 | 馬飼野俊一 | 夏の終りのあのお手紙は さよならだったのね 怖くて私は読んでいません どことなくあなた 違ってたから あなたが いなくなってから 私の目には 涙だけ さよならの理由(わけ)は きっとそれにしるしてあるわ やさしいあなたの事だから 夏の終りのあの横顔は さよならだったのね あの日はやっぱり気づかいでしょう 理由もなくだから 笑ったのでしょう 口では言えぬ やさしさが あなたの目には あふれてる さよならの理由を 今はとても知りたいけれど 私は怖くて読めません 私は怖くて読めません |
美しく燃えながら麻丘めぐみ | 麻丘めぐみ | さいとう大三 | 馬飼野俊一 | 馬飼野俊一・八木正生 | あなたのひとことを 私は待っています 涙をためた瞳で ふるえる肩で 見つめ合った 二人 愛し合った 二人 だからいいのよ 季節が街の色を 少しづつ変える様に 二人の愛がゆれている 美しく美しく 燃えながら あなたの優しさを 私は忘れません コーヒー挽いたその手も 抱かれた胸も 語り合った 二人 許し合った 二人 だからいいのよ 季節の風にゆれて 散りそうな花の様に 二人の愛が ゆれている 美しく美しく 燃えながら 二人の愛が ゆれている 美しく美しく 燃えながら |
ひとつの道チェリッシュ | チェリッシュ | 林春生 | 馬飼野俊一 | | この広い大空の下で めぐり逢えた 二人の奇跡を 大切にしたい この愛は何よりも深く 虹のような 恋する気持を大切にしたい 今は…… ひとつの道を 二人で歩く 夜明けの道を 二人で歩く 離れない心で 愛しあう心で この長い人生の中で めぐり逢えた 二人の奇跡を 大切にしたい この愛に幸せをつめて 夢のような 恋する世界を大切にしたい 今は…… ひとつの道は 明日へと続く ひとつの道を 二人で歩く 離れない心で 愛しあう心で ひとつの道は 明日へと続く ひとつの道を 二人で歩く 離れない心で 愛しあう心で |
辞書チェリッシュ | チェリッシュ | さいとう大三 | 馬飼野俊一 | | 赤瓦の屋根が並ぶ この町の 図書館に勤めて 三ヶ月(みつき)にもうなる あなたに是非見せたかった この町は 花が舞う一番きれいな時期です あなたに借りたまま 返す時を失くした この辞書を見つめて 書く手紙は きっと最後のものになるのでしょう あらたまって文字に する様な想い出 探してみると 少ないけど 石畳の坂が多い この町で いつの日か 私も嫁いで行くでしょう あなたもまた別な場所で 幸せを 見つけ出し楽しく 暮しているでしょう すべてが遅すぎる そんな時になったら この町に遊びに来て下さい きっと笑って会える事でしょう その時までこの辞書 借して下さい 想い出とって おきたいから やはりあなたは こない 日が暮れる 日が暮れる 静かに まっくらな まっくらな 一日 ただ一人 ただ一人 私は くちびるかむのです さむい雨に濡れて 帰る道は遠い そっと うしろみても やはりあなたは こない 雨が降る 雨が降る 四日も なにもかも なにもかも 悲しい 泣きながら 泣きながら 私は ねむりにつくのです |
美術館チェリッシュ | チェリッシュ | さいとう大三 | 馬飼野俊一 | | いつもの小径を 歩いたの コートのえりを立て ただひとりだけ 想い出すわ 風の中で 涙の中で 愛がゆれて 恋がゆれて どこかに消えた いつもの海岸 あの人と 毎日通ったわ 日暮れの街を あなたは今頃 何してる 絵筆を握りしめ 暮しているの 想い出して 恋の終り 一年前の 愛がもえて 恋がもえて どこかに消えた 古びた街角 なつかしい ひとりで来てみたの 美術館 |
がまがえるガマエル子門真人 | 子門真人 | さいとう大三 | 馬飼野俊一 | | 名前は ガマエル がまがえる いつでも 序の口の おすもうさん からだは とっても 大きいが 勝負は いつも 負けばかり うちがけ そとがけ よりたおし 今日の 相手も 強かった それでも じっと 空を見て がまん がまんの がまがえる ガマエル ガマエル がまがえる 明日の 相手は いぼがえる あいつに にらまれたら 動けない とのさまがえるは いつだって みごとに 勝って しまうのに おしだし つりだし うわてなげ 明日も やっぱり 負けそうだ それでも じっと 星を見て がまん がまんの がまがえる ガマエル ガマエル がまがえる かわいい 友達 アマニエル 今日も がんばれって 言ってくれる 雨ふる 時には いつだって おうえん ぼくにしてくれる よりきり つき出し せおいなげ ぼくは 今日も だめだった それでも ぼくは 泣かないぞ がまん がまんの がまがえる ガマエル ガマエル かまがえる |
透きとおった哀しみあべ静江 | あべ静江 | 山上路夫 | 馬飼野俊一 | | ここで花を買った ここでお茶を飲んだ 子供のように並木の道を二人駈けたわ あなたがいた時は幸せだった街 今は今は哀しみ色よ 愛したあの季節ふたたびめぐるのに ひとり哀しみの中よ ここで夏のシャツを 二人見つけたのよ お揃いだからとってあるのよ今も私は どうして歓びはいつでも短かいの 夢は夢はさめるものなの 二人のあの季節ふたたび唄うのに ひとり哀しみの中よ あなたの想い出が心に痛いのに 今日も今日もこの街に来た 愛したあの季節ふたたびめぐるのに ひとり哀しみの中よ |
愛の記念日あべ静江 | あべ静江 | 山上路夫 | 馬飼野俊一 | | あなた待つのよ 花を飾り 甘いケーキも 焼けた頃よ 今日はそうよ 愛の記念日 思い出して この日を めぐり逢いいつの間に 一年が過ぎたのよ 愛を育てて 一つローソク ともしましょう 愛の想いを ひそかにこめて きっとあなたは 忘れたでしょう 街に緑が ゆれていたわ 今日はそうよ 愛の記念日 忘れないで ほしいの あの時の空の色 あざやかに想い出す この目とじると 二人ローソク 吹き消しましょう 愛の祈りを ひそかにこめて 今日はそうよ 愛の記念日 思い出して この日を めぐり逢いいつの間にか 一年が過ぎたのよ 愛を育てて 二人ローソク 吹き消しましょう 愛の祈りを ひそかにこめて |
もの想いあべ静江 | あべ静江 | 阿久悠 | 馬飼野俊一 | | 時にはひとりで もの想いに沈みたい 海辺のテラスで 人生など思いたい 貝がらを耳にあて波のうらないを ききながら泣くこともいいと思うわ あの恋はしあわせか あのひとはいいひとか そんな時にきっとわかるわ 誰にも逢わずに もの想いに沈みたい 季節が終った 海辺に来て過ごしたい 色あせた舟にのり夏のおもいでを ききながら泣くこともいいと思うわ あの恋はどこ行った あのひとはどうなった そんな時にきっとわかるわ 色あせた舟にのり夏のおもいでを ききながら泣くこともいいと思うわ あの恋はどこ行った あのひとはどうなった そんな時にきっとわかるわ |
ぼく松本ちえ子 | 松本ちえ子 | さいとう大三 | 馬飼野俊一 | 馬飼野俊一 | ぼく 高校の今二年生 オレンジがすきでスヌーピーがお気に入り ちょっとうるさいママの小言をとりのぞいたら わりに今豊かな気持なんだよ ぼく 勉強もまあ真面目だよ 議論なんかもたまにたたかわせるんだ 日曜日にはブーツカットのジーンズはいて 原宿や鎌倉なんかも行くよ 結婚と恋愛 別だけど いつか誰かとめぐり逢い いいお嫁さんになりたい それが ぼくの夢なんだ ぼく 恋人はまだいないけど 男のともだちわりに多いほうなんだ でも 今んとこぼくの気に入る人はいないよ 味のある男が理想なんだな ぼく 眠る前よく想うんだ ミレイユ・ダルクをまねたおしゃれをしたいな 今 大切にしてる詩集はいつか恋人 できた時何かの役に立つかな 結婚と恋愛 別だけど いつか誰かとめぐり逢い いいお嫁さんになりたい それが ぼくの夢なんだ 結婚と恋愛 別だけど いつか誰かとめぐり逢い いいお嫁さんになりたい それが ぼくの夢なんだ |
青い日曜日野口五郎 | 野口五郎 | 大日方俊子 | 馬飼野俊一 | 馬飼野俊一 | 何もしたくない 淋しい日曜日 ギターも弾かない 歌もいらない ひとりの部屋で 壁を見つめて 泣きたいような ぼくだけれど きみは知らない こんなぼくを それがいちばん それがいちばん 悲しいの 何をすればいい ひとりの日曜日 電話も鳴らない 本も読めない 扉の鍵を そっとはずして 誰にも言わず 外へ出かけ バスに乗ったら 何処へ行こう きみをさがしに きみをさがしに 何処までも ラララ…ラララ… |
めぐり逢う青春野口五郎 | 野口五郎 | 大日方俊子 | 馬飼野俊一 | 新井英治・馬飼野俊一 | 愛は謎のように ぼくに問いかける 昨日の悲しみが 喜びに変るとき きみがはじめての 甘くいたむ心 何もためらわずに 幸せかみしめて 離さない 離したくない 今ぼくに訪ずれた 離さない 離したくない 涙ぐむ青春を 何故かわけも知らず 君に魅せられた 愛だと知ったんだ 涙を見せたその日 許しあえるなら 二人が歩く道 何が待っていても 怖れたりはしない 離さない 離したくない 今ぼくは追いかける 離さない 離したくない めぐり逢う青春を 離さない 離したくない 今ぼくは追いかける 離さない 離したくない めぐり逢う青春を |
大阪午前0時浅田あつこ | 浅田あつこ | いとう彩 | 馬飼野俊一 | 伊戸のりお | 街の灯りが 綺麗すぎるから 負けていまうの あなたの嘘に 指をからめて 頬をよせながら やさしく抱いて 子供のように ねえ 誰やの… あなたを少しずつ わたしから 奪って行く人は 一途な気持ち もてあそぶのはやめて おんな心を 傷つけないで 悲しくて せつなくて …でも言えない 夜霧に濡れてる 午前0時の大阪 愛の暮らしを 絵に描いたような そんな明日を 夢見ていたの リボン解くよに 流れるライトの 高速道路 涙で滲む ねえ 誰やの… あなたを少しずつ わたしから 奪って行く人は 冷めたコーヒーを あなたの膝にかけて 席を立とうか 映画のように 悲しくて せつなくて …でも出来ない 夜霧に濡れても 午前0時の大阪 ねえ 誰やの… あなたを少しずつ わたしから 奪って行く人は 誰やの… |
宿り木みたいな人だけど松原のぶえ | 松原のぶえ | いとう彩 | 馬飼野俊一 | 竜崎孝路 | 好きな人の 身代わりに 死ねるのかと 聞かれたら ハイと即座に 答えます あんな男で いいのです そんな男で いいのです 宿り木みたいな 人だけど 誰にもあれこれ 言わせない …惚れた男でございます 好きな人に 好きなこと させてあげる 喜びを やっとおぼえた わたしです こんな女で いいのです そんな女で いいのです 何度も停車は したけれど 終着駅で 待っていた …たった一人の男です あんな男で いいのです こんな女で いいのです 宿り木みたいな 人だけど ふたりは一緒に 枯れて行く …惚れた男でございます |
能登の風唄浅田あつこ | 浅田あつこ | 平純平 | 馬飼野俊一 | | 旅のおんなの 情けに咲いた 冬越え能登の 波の花 愛に疲れた こころを洗う みぞれまじりの 日本海 風がひゅるひゅるひゅるひゅる 雪がちらちらちらちら あ…あなた哀しい 唄になる 岩にすがって しぶきに凍る 海鳴り能登の 恋かもめ 愛にはぐれた 一夜の宿は 眠りつけない 泣きまくら 夢がほろほろほろほろ 指がきりきりきりきり あ…あなた恋しい爪を噛む 沖でふるえる 寒さにたえる 漁火能登の 冬ほたる 愛の入江で 今夜もひとり 錨おろせぬ おんな船 風がひゅるひゅるひゅるひゅる 波がゆらゆらゆらゆら あ…あなた切ない 唄になる |
ペパーミント・キャンディーチェリッシュ | チェリッシュ | さいとう大三 | 馬飼野俊一 | | 花もいっぱい 買いました 愛の言葉も 暗記した そしてルルル…… それから ペパーミント・キャンディーを ひと袋 いつも大事なときには たよってしまう 私の私の 秘密のくすり 特に恋には よくきくの うまくあなたに 伝えたい そっと心を 知らせたい だからルルル…… おじさん ペパーミント・キャンディーを 下さいね かりたレコード 持ちました 服もいつもと かえました だけどルルル…… だけども ペパーミント・キャンディーを ひと袋 いつも大事なときには たよってしまう 私の私の 秘密のくすり 特に恋には よくきくの なにげないよな 顔をして かたくならずに しゃべりたい だからルルル…… おばさん ペパーミント・キャンディーを 下さいね いつも大事なときには たよってしまう 私の私の 秘密のくすり 特に恋には よくきくの うまくあなたに 伝えたい そっと心を 知らせたい だからルルル…… おじさん ペパーミント・キャンディーを 下さいね |
若草の髪かざりチェリッシュ | チェリッシュ | 阿久悠 | 馬飼野俊一 | | あなたが髪に 結んでくれた 芽生えたばかりの 草の髪かざり やさしい春の ひざしの中で 私はあなたの 胸で夢みてる ほんの普段着の ウエディングドレス ベールのかわりの 若草の髪かざり ひばりの歌が のどかにきこえ ふたりはいつしか そっとくちづける 緑がつづく 野原を歩く そよ風みたいに 甘くゆれながら 恋したひとと 結ばれるなら なにもいらない これでしあわせよ ほんの普段着の ウエディングドレス ベールのかわりの 若草の髪かざり 小さな家が 谷間に見えて ふたりを迎える 鐘がなりひびく |
避暑地の恋チェリッシュ | チェリッシュ | 林春生 | 馬飼野俊一 | | 赤い屋根の時計台が 朝を告げて 光りの中に 愛の鐘が鳴る あなただけにめぐり逢えた幸福が 小さな胸に 愛の灯をともす そっと重ねた指に ああ ひとさし指に 恋の恋の始まりがある いつか結ばれるなら ああ 結ばれる日に もう一度 夢見る 赤い屋根の時計台が 朝を告げて 光りの中に 愛の鐘が鳴る 古くなった石の道を あなたと歩く 朝もやの中に鳥の声がする 二人だけの愛を誓う軽井沢で 小さな胸に 恋がこだまする そっと重ねた指に ああ ひとさし指に 恋の恋の 始まりがある いつか結ばれるなら ああ 結ばれる日に もう一度 夢見る 古くなった石の道を あなたと歩く 朝もやの中に 鳥の声がする ラララ… |
てんとう虫のサンバチェリッシュ | チェリッシュ | さいとう大三 | 馬飼野俊一 | | あなたと私が 夢の国 森の小さな 教会で 結婚式を あげました 照れてるあなたに 虫達が 接吻(くちづけ)せよと はやしたて そっと あなたは くれました 赤 青 黄色の衣装をつけた てんとう虫が しゃしゃり出て サンバにあわせて 踊りだす 愛する二人に 鳥達も 赤いリボンの 花かごと 愛の接吻(くちづけ)くれました 今日は楽しい 夢の国 森のおまつり 舞踏会 白いドレスで 出掛けます 幸せ誓った おいわいに 森の可愛い 虫達が 楽器を持って 集まった 赤 青 黄色の衣装をつけた てんとう虫が しゃしゃり出て サンバにあわせて 踊りだす まあるいまあるい お月様 愛の光で ほほえんで 森の月夜は ふけました 赤 青 黄色の衣装をつけた てんとう虫が しゃしゃり出て サンバにあわせて 踊りだす まあるいまあるい お月様 愛の光で ほほえんで 森の月夜は ふけました |
白いギターチェリッシュ | チェリッシュ | 林春生 | 馬飼野俊一 | | 白いギターに 変えたのは 何か理由(わけ)でも あるのでしょうか この頃とても 気になるの あなたの身辺(まわり)の 小さな事が 愛しあう 二人には 恋の予感が 嬉しくて 花を摘む 草原に 秋の陽ざしが まぶしくて 爪をかむのを 止めたのは 何か理由でも あるのでしょうか 黙っていると 気になるの あなたの身辺の 小さな事が 愛しあう 二人には 恋の予感が 嬉しくて 花を摘む 草原に 秋の陽ざしが まぶしくて 愛しあう 二人には 恋の予感が 嬉しくて 花を摘む 草原に 秋の陽ざしが まぶしくて ラララ…… |
ひとりで泣くなよ山本譲二 | 山本譲二 | さいとう大三 | 馬飼野俊一 | | 酒に酔ったら 思い出すだろ 昔別れた 人の事 夢も男も 捨てた分だけ そうさ 淋しい夜がある ひとりで泣くなよ ひとりで泣くな 俺が 今夜は いるじゃないか 男だったら 女だったら そんな呟き 夜の街 誰も人生 思いどうりに そうさ ならない時がある ひとりで泣くなよ ひとりで泣くな 俺も 淋しく なるじゃないか どこか似ている 人に会ったら 過去を忘れて ついてゆけ 傷をかくして 生きるやつには そうさ 一緒の夢がある ひとりで泣くなよ ひとりで泣くな いつか 倖せ 来るじゃないか |
一ぱいのお酒真咲よう子 | 真咲よう子 | 千家和也 | 馬飼野俊一 | 渡辺博史 | 最初の一ぱいは 私につがせて あなたを誰かに 盗(と)られないうちに お酒の楽しさを ふりまく人だから グラスのまわりに 陽だまりができる すこしでいいの 心の隅に 私の愛を 住まわせといて かたほうの眼で なにげなく 私の影を 追いかけて 最後の一ぱいは 私にのませて 信じて待ちわびた ごほうびのように 最初の一ぱいは 私にかえして あなたの名残(なごり)を 独(ひと)り占(じ)めしたい お酒のせつなさを 知ってる人だから かくれてひそかに 傷ついているわ いつでもいいの 気が向いたとき 私の愛を たしかめにきて かたほうの手で くりかえし 私の眉に 触れてみて 最後の一ぱいは 私にのませて やさしいおやすみの 口づけがわりに すこしでいいの 心の隅に 私の愛を 住まわせといて かたほうの眼で なにげなく 私の影を 追いかけて 最後の一ぱいは 私にのませて 信じて待ちわびた ごほうびのように |
姿見牧村三枝子 | 牧村三枝子 | 千家和也 | 馬飼野俊一 | | 鏡に姿を うつしてみれば 不幸が着物を 着てるよう 涙にむせて 張り裂けそうな この胸この手で 押さえています 私どこから 間違えたのかしら 男と女の もつれた糸は 鋏(はさみ)でぷつりと 切りましょか できれば過去を 釦(ボタン)のように つけ替えられたら いいのでしょうが 私いつから 間違えたのかしら 躰が細ると 心もやせて 夢までちいさく しぼみそう しおれた花に 盛りの頃の 色艶(いろつや)問うのは 酷(むご)すぎますわ 私なにから 間違えたのかしら 私…… 間違えたのかしら |
一ぱいのお酒牧村三枝子 | 牧村三枝子 | 千家和也 | 馬飼野俊一 | | 最初の一ぱいは 私につがせて あなたを誰かに 盗られないうちに お酒の楽しさを ふりまく人だから グラスのまわりに 陽だまりができる すこしでいいの 心の隅に 私の愛を 住まわせといて かたほうの眼で なにげなく 私の影を 追いかけて 最初の一ぱいは 私にのませて 信じて待ちわびた ごほうびのように 最初の一ぱいは 私にかえして あなたの名残を 独り占めしたい お酒のせつなさを 知ってる人だから かくれてひそかに 傷ついているわ いつでもいいの 気が向いたとき 私の愛を たしかめにきて かたほうの手で くりかえし 私の眉に 触れてみて 最後の一ぱいは 私にのませて やさしいおやすみの 口づけがわりに すこしでいいの 心の隅に 私の愛を 住まわせといて かたほうの眼で なにげなく 私の影を 追いかけて 最初の一ぱいは 私にのませて 信じて待ちわびた ごほうびのように |
ふねがゆく水木一郎 | 水木一郎 | 伊藤アキラ | 馬飼野俊一 | | おおきなうみを ふねがゆく みなとにつくのは いつでしょう せかいをいっしゅう ごうかきゃくせん さかなをさがして トロールぎょせん あらしにまけない じゅんしせん 4ほんマストの はんせん にほんまる カモメがみてる かぜがみてる なみをのりこえ ふねがゆく みさきをまわる ふねがゆく ヨットがてをふり すれちがう からだをうかせて ホーバークラフト ジェットのちからで すいちゅうよくせん ひともくるまも カーフェリー しぶきをつっきる モーターボート カモメがみてる かぜがみてる なみをのりこえ ふねがゆく みなとをでるふね はいるふね いろいろしごとで いそがしい みなとのそうじ しゅんせつせん かじがおきたら しょうぼうせん にもつのもちあげ クレーンせん けしきをながめる ゆうらんせん カモメがみてる かぜがみてる なみをのりこえ ふねがゆく |
来た道・寄り道・帰り道三田明 | 三田明 | 千家和也 | 馬飼野俊一 | | 降りしきる雨で 坂道は滑る はねかえる小石が せせらぎに落ちる 送らないと言いつつ 肩を寄せて歩く 少しやせたような 姿が気にかかる 人眼(ひとめ)につくから 抱いてやれないが まだ帰したくない 降り続く雨が 足元を濡らす 振り向いて見交わす 眼尻(まなじり)が赤い 急がなくていいわと 街の灯り見てる どこかすねたような 仕草が愛(いと)おしい 寄り道ついでに お茶をすすろうか まだ帰したくない 降り止まぬ雨が 来た道を隠す 吹きかけた吐息が 耳元にからむ ここで別れましょうと 冷えた足を止める 何を言えばいいのか 言葉が浮かばない 明日も逢えると 知っているけれど まだ帰したくない |
人生希望と辛抱だ細川たかし | 細川たかし | 大塚正士 | 馬飼野俊一 | | 泣きたい時もあったよな 楽しい時もあったよな 一に辛抱 二に辛抱 何が何でも勝つんだと おまえに苦労をかけたよな 今は仕事も快調さ 明日の希望はでっかいぜ ああ人生希望と辛抱だ 悲しい時もありました 苦しい時もありました 一に辛抱 二に辛抱 胸に希望の灯を燈し あなたを頼りに耐えてきた 今は幸福そのものよ 明日の希望が膨らむわ ああ人生希望と辛抱だ 体と体強く抱き 心と心重ね合い 一に辛抱 二に辛抱 二人で歩く人生さ お前も少しやつれたな 今は苦労も吹き飛んで 明日の希望が輝くよ ああ人生希望と辛抱だ ああ人生希望と辛抱だ |
フライト前川清 | 前川清 | さいとう大三 | 馬飼野俊一 | | リムジンバスが 遠ざかる あなたを残して 街から このまま二人 つづけたら どちらも傷つく 気がして あゝ何も言わず あゝ逃げるような こんな別れ こんな別れ 女だから 悲しい 夜の空港 未知(みし)らぬ国へ ひとり 旅立つ 南の空へ 飛んで行く ひとりの時間が 悲しい 手を振る人の その中に あなたの姿を 探した あゝ好きなくせに あゝ逃げるような こんな女 こんな女 あなた早く 忘れて 夜の空港 未知らぬ国へ ひとり 旅立つ 夜の空港 未知らぬ国へ ひとり 旅立つ |
部屋キム・ヂョンチャン | キム・ヂョンチャン | さいとう大三 | 馬飼野俊一 | | 部屋を借りたわ 二人のために 鍵もひとつは あなたのために ほんの わずかな時を 誰にも じゃまされたくなくて あゝ 離れられない あゝ 別れられない 今は あなたは私の 男でしょう 私はあなたの 女です あなたすべてを ほしくはないの 黙る背中を 見たくはないの 逢える 二人の時が 悲しくなる程 楽しいの あゝ 死にもできない あゝ 燃えていくだけ 今は あなたは私の 男でしょう 私はあなたの 女です あゝ 離れられない あゝ 別れられない 今は あなたは私の 男でしょう 私はあなたの 女です |
別れて生きる時も前川清 | 前川清 | 有馬三恵子 | 馬飼野俊一 | | いつとはなしの秋のように つらいさだめがしのび寄る日 泣きはしないと言いつつあふれた 君の涙を忘れはしない 罪は罪だと知って燃えた 熱い二人の恋だから 別れ別れで生きる時も 愛が心の支えだよ 黄昏 変る空のように とどめきれないしあわせ色 いつかかならずもどると誓えば 君は信じるふりしてくれた 思い思いに耐えた気持 他人(ひと)に言えない歳月(としつき)さ 別れ別れで生きる時も 愛が心の支えだよ ひとりひとりにかえるけれど 夢でいつでも逢えるから 別れ別れで生きる時も 愛が心の支えだよ |