LIVE REPORT

水樹奈々 ライブレポート

水樹奈々

『NANA MIZUKI LIVE THEATER 2015 -ACOUSTIC-』

2015年01月18日@さいたまスーパーアリーナ

撮影:上飯坂 一/取材:榑林史章

2015.01.30

水樹奈々にとって、初のアコースティックライヴ。各楽曲の根底にある魅力がシンプルな演奏によってストレートに引き出され、演奏に歩み寄りながらも多彩な音楽性に対応していく、水樹の歌の上手さがより一層際立ったステージだったと言える。パイプオルガンの荘厳な音色をバックに歌った「Trinity Cross」がオープニングを飾り、「Lovely Fruit」や「ストロボシネマ」はバイオリンによって楽曲の軽やかさがより前面に押し出されたアレンジに。また、「パノラマ -Panorama-」はマンドリンでカントリーっぽく、アコーディオンを使った「終末のラブソング」はフラメンコっぽいイメージ。ステージは、教会、街、庭園、BARという4つのシチュエーションに分かれており、BARステージではホーン隊を迎えて「哀愁トワイライト」や「Ladyspiker」を夜のムードで、ジャズっぽく披露した。また、ゲストにSuaraと速水奨を迎えてのデュエットや、この日のためにお正月返上で練習したというタップダンスも披露。冒頭で“いつも以上に、手に汗!”と話していた水樹だが、終始楽しそうだったのが印象的だ。いつもなら大迫力のバンドサウンドに負けじと、パワフルに鬼気迫るほどのヴォーカルを響かせるが、この日はアコースティック編成による柔らかい音もあってか、実にリラックスした様子で、声はより温かみが増し、明るく、どこか弾けていたように思う。“これからも新しいこと、楽しいことにどんどんチャレンジしていきたい”と語った水樹。ラストには“新しいことを始める時にぴったりな曲”と「New Sensation」を観客と大合唱し、いつもの水樹で締め括った。
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