LIVE REPORT

WHITE ASH  ライブレポート

WHITE ASH

『WHITE ASH One Man Tour 2015「DARK EXHIBITION」』

2015年04月17日@新木場 STUDIO COAST

撮影:柴田恵理/取材:荒金良介

2015.04.24

WHITE ASHの3rdアルバム『THE DARK BLACK GROOVE』レコ発ワンマンツアー『DARK EXHIBITION』ファイナル公演がついにやってきた。今日の会場である新木場スタジオコーストに入ると、すでに観客でビッシリ埋め尽くされていた。ライヴ中にのび太(Vo&Gu)が“初めて来た人?”と尋ねると、結構な数の観客が手を挙げている。新作でこのバンドの魅力に吸い込まれた人たちが増えたのだろう。そんな新規ファンをも虜にする圧巻のパフォーマンスに釘付けになった。オープニング曲「Orpheus」を含めて「Just Give Me The Rock 'N' Roll Music」「King With The Bass」と早くも新作から3曲を披露。これらの楽曲が異様にライヴ映えすることに興奮し、序盤から体が熱くなる。もともとシンプルな音像を特徴としているが、そこからさらに無駄なものを削いで核心だけを叩き付けるような凛とした音色が実に生々しい! バンドの個性はもちろん、メンバーの個々のプレイも立体的に迫ってくる。また、季節柄を重視した「Xmas Party Rock Anthem」、「Would You Be My Valentine?」の2曲もプレイ。これがまたオールタイムベストと言える普遍的な輝きを放っていた。中盤すぎには「Speed It Up」でウォーウォーのコール&レスポンスを観客と交わし、グルービーなベースがうねる「Teenage Riot」では拳を突き上げて会場の隅々までジャンプする光景が広がった。性急なスピード感や煌びやかなメロディーとは一線を画し、WHITE ASHの持ち味をフル発揮した鋭利なロック衝動、腰を揺さぶるグルーブは文句ナシのカッコ良さ。心地の良いバラードナンバーの「Night Song」を挟み、後半は「Casablanca」を皮切りに躍動感抜群のナンバーで一気呵成に畳み掛ける。それから「Hopes Bright」、本編ラストは、ゲストにバイオリン奏者を迎えての「Gifted」を熱演。アンコールでは新曲も披露され、新作とはまた別モードのアッパーな曲調で初耳のファンを大いに沸かせた。唯一無二のダーク感を追求した新作の楽曲群はライヴではより一層スパークし、過去曲との相性も良く、バンドがひと回りもふた回りもデカくなったことを痛感したライヴだった。
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  1. 現在ツアー中のため、セットリストの公表を控えさせていただきます。

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