LIVE REPORT

BiSH ライブレポート

BiSH

『BiSH NEVERMiND TOUR』

2017年03月19日@Zepp Tokyo

撮影:外林健太/取材:田中 大

2017.03.27

年明けから各地に熱い興奮を届けてきたツアーもついにファイナル。BiSHのサウンドプロデューサーの松隈ケンタ(Gu)、強力なリズム隊である小原just begun(Ba)と楠瀬タクヤ(Dr)による“鬼バンド”の演奏に包まれながら歌い踊ったアイナ・ジ・エンド、セントチヒロ・チッチ、モモコグミカンパニー、ハシヤスメ・アツコ、リンリン、アユニ・D は、オープニングを飾った「Am I FRENZY??」によって、一気に清掃員(BiSHファンの愛称)を興奮の絶頂へと到達させていた。もともと歌とダンスの切れ味の良さに定評のあるグループだが、今年に入ってからさらにパワーアップしていることをあの場にいた全ての人が実感したはずだ。

昨年までは大人しいキャラクターだったアユニが突然キレて、“次の曲の立ち位置に付けよ!”と先輩メンバーを叱り飛ばして「スパーク」をスタートさせるなど、コントのようなMCがところどころで発揮されていたのも楽しかった。また、アンコールで披露された新曲「プロミスザスター」も印象深い。美しいメロディーがドラマチックに響き渡るこの曲は、今乗りに乗っているBiSHの輝きをまさしく示していた。幕張メッセイベントホールで7月22日にワンマン公演を行なうという嬉しい発表もあり、メンバーも清掃員も激しく盛り上がり続けていたこのライヴを締め括ったのは「BiSH-星が瞬く夜に-」の2連発。エモーショナルなバンドサウンドをバックに披露されたこの曲からは、彼女たちが抱いている闘志がまざまざと伝わってきた。
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