LIVE REPORT

HY ライブレポート

HY

『HY カメールツアー!! 2017』

2017年03月26日@新木場STUDIO COAST

取材:宮本英夫

2017.03.31

ツアータイトルの“カメール”とは、沖縄方言で“掴む”という意味。明るく自然体の楽曲が揃ったニューアルバム『CHANCE』の世界を再現するライヴは、1曲目からとにかくハッピーなオーラ全開で、みんなのハートをがっちり掴みにかかる。ツアー初日で緊張してるかも?という心配はまったくの杞憂で、フロントの3人はぐいぐい前に出て煽りまくり、オーディエンスも大歓声で応えてクラップ、ワイパー、ジャンプを決める。“未来につながるライヴ、一緒に作っていきましょう!”と、新里英之(Vo&Gu)の声も明るく弾んでいる。

演奏面では名嘉 俊(Dr)の情熱あふれるプレイと、宮里悠平(Gu)のテクニカルな指さばきが目と耳を惹いた。ファンキーな曲ではカッティング、ワウ、ロックな曲ではディレイなどを駆使して曲に表情を付け、許田信介(Ba)と仲宗根 泉(Vo&Key)の堅実なプレーががっちりを土台を支える上で、ヒデが伸びやかな歌声を響かせる。5人のバランスは完璧だ。そして、恒例のイズコーナーは...まだ初日なので中身は明かせないが、期待以上の歌唱力と演技力を見せる堂々たる姿に、オーディエンスは爆笑と感動で忙しい。後半も懐かしい曲にはイントロでどよめきが起こり、『CHANCE』からの曲はひたすら笑顔で盛り上がる、豊かなバラエティーと大らかな雰囲気が生み出す一体感こそがHYだ。

来年にはセルフカバーアルバムの制作、そして47都道府県ツアーを行なうことを発表し、“いってらっしゃい!”“いってきます!”と、最後は大きな声でオーディエンスに背中を押されてツアーへと旅立った5人。明るい未来を目指し、バンドの力強い歩みに終わりはない。
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  1. 現在ツアー中のため、セットリストの公表を控えさせていただきます。

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