LIVE REPORT

吉井和哉 ライブレポート

吉井和哉

『YOSHII BUDOKAN 2009』

2009年12月28日@日本武道館

撮影:有賀幹夫/取材:ジャガー

2009.12.20

今年も残りあとわずか。と言うことは、年末恒例の“YOSHII BUDOKAN”の季節である! 恒例になるほどに求められるものは大きいが、毎年それ以上のものを必ず作り上げるこのライヴ。アーティストだけでなく、会場にいる者ひとりひとりがきっちり参加して完成させるため、言わば“祭り”に近い存在ではないだろうか。だからと言って、特別派手なセットを用意するわけではない。どちらかと言えばシンプルな飾りっけのないステージが広がるのだが、ひとたび演奏が始まるとカラフルに彩ってしまう。

そんなライヴを行なう当の本人曰く、“今日は吉井和哉ソロの歴史グレイテスヒッツ”。これまでの歴史を堪能できるセットリストが用意されていた。中には、“ジョン・レノンが俺に作ってくれた”と言わせるほどに本人としても馴染んでいる「Yer Blues」をカバー。記憶に新しいアルバム『VOLT』の力強さ、ツアー『TOUR 2009 宇宙一周旅行』の活発な動きを観ていると、ソロ以降ますます魅力的な存在へとなっている。その吉井和哉が初めて人前で歌った日が12月28日であり、2009年はTHE YELLOW MONKEYの生誕20周年でもある。バンドからソロになって、改めて自分は歌っていくのかどうか思い悩んだ時に作った曲として「CALL ME」を熱唱。こうやって自分が苦しんだことも歌にしてしまう精神力に感銘すると同時に、すごく救われる思いだった。

“知る人ぞ知るで構わない。君たちの魂に伝わる曲、俺にしかできない曲をこれからも作りたい”と音楽活動に意欲を見せる発言、2010年も飛躍の年になることは間違いない。
この歌手の歌詞一覧 この歌手の動画一覧

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 1

    JUST A LITTLE DAY

  2. 6

    Yer Blues

  3. 8

    LONELY

  4. 9

    CALL ME

  5. 10

    FALLIN’ FALLIN’

  6. 13

    BLACK COCK’S HORSE

  7. 15

    TALI

  8. 16

    ONE DAY

  9. 19

    BELIEVE

  10. 22

    FINAL COUNTDOWN

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