Masafumi Gotoh作詞の歌詞一覧リスト  41曲中 1-41曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
DororoASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohTakahiro Yamada・Masafumi Gotohこの世界を裏切って 腹のなかで蠢いている ハラワタ 食い破って 赤黒く漲っている  焼けた皮膚を破るまで  滾る闇の奥に光が在って 遠く声を確かめ合って 濡れた指先で撫でるように いつか君に触って  人間の残骸 喧噪 ダイナマイト 愛の欠乏を埋めるマネー 応答はない 勝敗もないが 随分 張り込んでいる  焼けた皮膚を破るまで  滾る闇の奥に光が在って 遠く声を確かめ合って 濡れた指先で撫でるように いつか君に触ってみせるよ
解放区 / Liberation ZoneASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohTakahiro Yamada・Masafumi Gotoh自由の裏路地で魂がカサカサのまま 干からびて 五寸釘で君を呪うくらいなら 僕の名をそっと呼んでくれよ  指で何度も頬骨を撫でて  自由の裏路地で悲しみがしたり顔で喚き散らして コメディのキャストじゃ足りないなら 明日 ちょっとだけ顔を貸すよ  笑えなくなっても 指で何度も頬骨を撫でて  車道を渡って君が走り出す 沿道に立って僕は手を振る 次第に姿が小さくなっても  頬をつたって感情が溢れ出す 沿道に立って僕は手を振る 指で何度も 涙を拭ってたんだよ  高層ビル越しの斜陽 工場街の雑踏 登りつめた先の緩やかな坂道を下る  通り雨の後の草むらの蒸気 ズブ濡れの雑誌 膨れ上がるイメージ  帰る家のない老人と暗い目をした青年 タワーマンションの最上階からバラ撒かれる紙クズ  手垢まみれの貨幣と足跡だらけの地平 地名だけが古いままの新しい地図  解放区 フリーダム  笑い出せ 走り出せ 踊り出せ 歌い出そう  解放!
ホームタウンASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotohナッシング 実は何にもない それに先立って 夢も希望もない 無愛想な商人の 即席のリアリティを ゴミ箱に叩き込んで燃やそうぜ  蹴飛ばして 愛を確かめたい 君にまたがって 声を確かめたい 止まったエンジンと漲ったバッテリーも 彼のことを思い出してキメようぜ  俯いていては 将来なんて見えない ほら 雨上がりの空から 子供たちが覗いて笑う ホームタウン  「こんなことして何のためになるんだ」 そんな問いで埋め尽くされてたまるかよ ねえ そうだろう  交差点の向こう側 ハグしようか 何度も  俯いていては 将来なんて見えない ほら雨上がりの空から 子供たちが覗いて笑う ホームタウン
レインボーフラッグASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh野道に咲き誇る リンドウ 山肌の後先に待ち受けるヴァイオレント 花びらの上に朝露が煌めく日も 雨の冷たさで動けない朝でも  野道に咲き誇る リンドウ 川べりの孤独に鮮やかなヴァイオレット 花びらの側で足を休める合間を 風が駆け抜けるよう  歩み出した片足のスニーカーの靴紐 緩んだ地面の上 七色のアーチと自由なフラッグを掲げよう 胸を張って進めよ 迷い人  いつだって悲しくなって 失意のまま ゲットダウン 何処だってドアが閉まって 苦笑いで ゲットダウン  腹立ってもう嫌になって 逃げ出すように ゲットダウン 声だって小さくなって 忘れられる ゲットダウン  いつだって悲しくなって 失意のまま ゲットダウン 何処だってドアが閉まって 苦笑いで ゲットダウン  雨だって斜めに降って お天気予報よ シャツだって濡れてしまって 肌着のまま ゲットダウン  騒ぎ立てないで ママ 泥濘に取り残されても  歩み出した片足のスニーカーの靴紐 緩んだ地面の上 七色のアーチと自由なフラッグを掲げよう 胸を張って進めよ 迷い人  野道に咲き誇る リンドウ
サーカスASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi GotohTVショウの残骸の上で カッとなって旅に出よう 予定にない散財とキャッシュカード きっと来世まで持って行けはしないよ  町外れにサーカス 寒空にサーカス  レジもないような売店で 冷えたビールを買って乾杯しよう でも 愛想笑いのスキルを ピカピカに磨く暇なんてないかも  町外れにサーカス 寒空にサーカス  嗚呼 もう見飽きただろう 愛なき日々のハーフタイムショウ 滑舌の悪い彼のスピーチが終わるころ 出口で会いましょう  足こぎの車で綱渡る猿たちを笑うひと  嗚呼 もう見飽きただろう 愛なき日々のハーフタイムショウ 滑舌の悪い彼のスピーチも 終わる日が来るだろう  町外れにサーカス 寒空にサーカス  町外れのサーカス
UCLAASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh鈍い息を吐くトラック 咳を鎮めるドロップ 灰色の空気も吸い込むしかないだろう 誰の彼がどうとか アイツがウザいとか 割れた画面をスワイプ 撫でた指の先  満たされないけど 投げ出せそうもない 少しずつ何かを削るような毎日 だけど彼の声とか ささやかな自由とか わたしはわたしを抱きしめたいだけ  約束を交わそう 今 出会ったみたいに  凍える夜を堪えたように 怒鳴るような太陽を避けたように 今はまだ雨宿り 急ぐほど重要な理由もない  呼び声が君に届くように 出会うべき人と出会うように 君はまだ雨宿り 耳だけは澄まして時を待つ  目が覚めれば ほら 日常が待つだろう 急かすようなビートでボロボロになって クシャクシャの何かも誇るような地図でさ 確かめ合おう  約束を交わそう 今 出会ったみたいに  凍える夜を堪えたように 怒鳴るような太陽を避けたように 今はまだ雨宿り 急ぐほど重要な理由もない  呼び声が君に届くように 出会うべき人と出会うように 君はまだ雨宿り 耳だけは澄まして時を待つ
モータープールASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotohスウィンギングバック 鄙びて沈み込む薬局(ファーマシー) 睡眠薬はいらない 夜はこれからさ  綻んだ顔を見なくなって久しい 目一杯 笑った 人の目もあるのに  静まるモータープール 色のない車 街灯とアイドリング オレンジの束  コインパース 焦ってぶち撒けたアイロニー 一枚ずつ拾った 夜はこれからさ  飼い犬たちが戯れ合って喧しい 鼻歌 歌った 好きな曲じゃないのに  静まるモータープール 色のない車 街灯の明かり オレンジの束  月夜の雲に 目を合わせて追えば 遠く旅客機が空をすり抜けて 流れる星を躱すんだ  どこまで行くんだろう
さようならソルジャーASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotohさようなら ソルジャー 北限のレストラン 干からびたパスタと冷めたビーフ 歪んだスピーカー越しのトーク これからは君が会いに来て  脱ぎ捨てれば 僕たちは また オールライト  不意に腕を握って 急に好きだと言って 自由に空を渡った水鳥のように 数十年 羽をたたんで 今まで この風を待って 遂に君と出会った もう 離れないでよ  虹の架け橋と壊れた時計塔 硬く閉じたドアを開けて 南の島へと辿り着くまで  離れ離れた時を越え 偲んで 忍んで 日々に手を振り いつか綻んで安らげる日を思って 温め続けている  境界線の向こう  不意に腕を握って 急に好きだと言って 自由に空を渡った水鳥のように 数十年 羽をたたんで 今まで この風を待って 遂に君と出会った もう 離れないでよ  さようならソルジャー オールライト
廃墟の記憶ASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohAtsushi Horie記憶と呼ぶには妙にぼやけた声が 表通りを抜けて彼の耳に届いた  遠い昔に忘れ去られたことが 立ち現れるだろう そして立ち去るのだろう  子供たちが解き忘れた自由や 君とよく似た顔や プラスチックの自動車 大人たちが手放した理由や ゴミ溜めに咲く花を蹴散らして歩く衛兵  照準を背中に合わすマシンガン 手を休めればたちまち蜂の巣さ 書類の改竄に勤しむ自警団 世界の終わりが酒場で待ってるぜ  愛と呼ぶには少し足りない言葉 読み返した部屋に音の速度で響いた  近い未来に忘れ去られることが 立ち現れるだろう そして立ち去るのだろう  若者たちが掴み損ねた理想や 君の名前の墓標や 足の途絶えた参列者 恋人たちが語り忘れた希望や 手向けられた祈りを蹴散らして歩く亡霊たち  照準を背中に合わすマシンガン 手を休めればたちまち蜂の巣さ 書類の改竄に勤しむ自警団 世界の終わりが酒場で待ってるぜ そうだろう?  君は残って ここに残って後を担うのか それとも足を引きずりながら 先を急ぐのか 長いばかりで中身のない話をしながら 最果ての街で裸になって生きて行くのか  記憶と呼ぶには妙にぼやけた声が 表通りを抜けて彼の耳に届いた  遠い昔に忘れ去られたことが 立ち現れるだろう そして立ち去って行くのだろう
イエローASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohTakahiro Yamada街の不条理を知って受け流すイエロー 日々の裏通りに立って黙り込んで消えろ  街の不条理を知って受け流すイエロー 彼の言う通りになってぎこちなく笑えよ  声を張った彼らがうずくまった狭い島 君が知らないなら 誰も知らないまま  闇雲な愛から浮き上がった悪夢は 君が知らないなら 誰も知らないまま  街の不条理を知って受け流すイエロー 日々の裏通りに立って黙り込んで消えろ  街の不条理を知って受け流すイエロー 彼の言う通りになってぎこちなく笑えよ  君らしさの果て 官製の屍  声を張った彼らがうずくまった狭い島 君が知らないなら 誰も知らないまま  闇雲な愛から浮き上がった悪夢は 君が知らないなら 誰も知らないまま
はじまりの季節ASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohTHE CHARM PARK朝焼けがアパートの 布の目を抉じ開けて燃える 今日が忍び込んで 赤色の笑い声 それでなんとなく助かった  もう余命だって 何十年とはないから 透明になって窓辺に漂う  それでも闇の終わりに 輪郭があったの 頼りなく揺れる身体に 輪郭があったの その布の目の向こうに光る街が見えた 酷い嵐の朝にも  照明なんて ここには当らないから 透明になって窓辺に漂う  それでも闇の終わりに 輪郭があったの 頼りなく揺れる身体に 輪郭があったの その布の目の向こうに光る街が見えた 酷い嵐の朝にも
Taxi DriverGotchGotchMasafumi GotohMasafumi Gotoh無愛想なタクシードライバー 雨降りの大通り 憂鬱で重量オーバー 過積載の違反キップ  街のほころびを結ぶように 固く握った手を解くように 飛び混んだトラフィックのなか アプリケーションの言う通り  傘は盗まれてた ずぶ濡れのデイバッグ背負って 遠く西のほうからささやかに太陽も 改札口の奥では君が凍りついていて ほら とりあえず珈琲でも  街のほころびを結ぶように タイトなビートの上で緩むように それなりのライフ&サヴァイヴァーズ 踊り明かそうか 土曜に  途絶えてしまった彼の声に ずっと縋って進めなくなって それなら丸っと 僕の肩に積み込んでしまって 歩き出せるね バイバイ  川上にのぼれば この街も 全部燃えてしまって 焼け野原 もう思い出せない昔の遠いことでも 連綿と今に向かって誰かが繋いでいて 僕らに渡しただけ  途絶えてしまった彼の声に 僕も埋まって 動けなくなって それならば ちょっと彼女の肩に両腕まわして やわらかくなって  途絶えてしまった彼の声に ずっと縋って進めなくなって それなら丸っと 僕らの肩に積み込んでしまって 歩き出そうよ バイバイ See you again
Farewell, my boyGotchGotchMasafumi GotohMasafumi Gotoh小さな箱に詰めた白百合と 木漏れ日に滲む薄い紅よ Farewell, my boy  見覚えのない この坂道を 登って少し行けば君の家さ Farewell, my boy Farewell, lovely boy  例えば 僕らはどこまでも捩れた首飾り こぼれ落ちた そのひとつ粒が 絡まった愛を解いて  Farewell, my boy Farewell, lovely boy
Easter / 復活祭ASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh人気のないビルの前で止まらぬ回転灯 真夜中のアフターパーティ 踊り狂うゴースト 亡者になって貪り食って彼らは笑う 灰になって透明になって 更地の回転ドア  このまま連れ立って凍りつけよ 芯まで 何したっていいんだぜ 無視したっていいんだぜ このまま墓場で運動会さ 朝まで 何したっていいんだぜ 黄泉帰っていいんだって ねえ  裸になって 裸足になって 街へ飛び出そう 肉になって骨身になって正しく滅びよう  このまま裸で凍りつけよ 芯まで 何したっていいんだぜ 燃え上がっていいんだぜ このまま街場で生きながらの屍 何したっていいんだぜ 黄泉帰っていいんだって ねえ  気づかないフリでやりすごそうか ゴーストタウン それとも身体を温めようか ゴーストタウン  人気のないビルの前で止まらぬ回転灯 朝になってゴミ溜めになって 更地の回転ドア 入口だって出口だって どこにも見当たらないだろう ここが君の住む街だよ  このまま裸で凍りつけよ 芯まで 何したっていいんだぜ 燃え上がっていいんだぜ このまま街場で生きながらの屍 何したっていいんだぜ 黄泉帰っていいんだって ねえ
パラレルワールドASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh・Kiyoshi Ijichi気後れで 夜まで 弛緩して 野を這うように 雨ざらし  場当たりの 歴史観で 論破して 積み上げれば クズの山  ここはどこなんだろう?  飛び降りるタイムマシーン 君を連れて行かせないさ もう二度と  気まぐれな誰かの 予言まで 信じ込んで 伸し歩き  あんな言葉信じるなって 場違いだって レイシズムなんて ろくでもないさ つまりは クズの山  ここはいつなんだろう?  飛び降りるタイムマシーン 君を連れて行かせないさ 自縄自縛の時代へなんて もう二度と
シーサイドスリーピングASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh・Kensuke Kita歩道橋の階段で 息を切らして 向いのバス停でドアは閉まって 君は走り去った 不満を吐き出して 地面を蹴飛ばして 虚しくなってしまったので 昼間からビールを呷ってしまう  銘柄はなんだって別によかった 夕べの諍いも泡で流す 運河沿いの公園で煙草ふかして 時化た日曜日 空っぽになってしまったので 止め処なく どこへでも漂って  潮風は吹き止んだまま モノレールが穏やかにスロープを下る 賑やかな遊園地では人々が鈴生りになって笑う  Lie down, down, down, down, 眠りこんでしまいそうだ  潮風は吹き止んだまま モノレールが穏やかにスロープを下る 賑やかな遊園地では人々が鈴生りになって笑う
ローリングストーンASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohKiyoshi Ijichi・Masafumi Gotoh退屈を煮詰めた僕の十代も 暗いトンネルのようだった二千年代も 朝靄とネクタイ 満員電車を乗り継いで やっと辿りついた 今日  繋がって 円になって回転する ロックンロール  午前3時半からのビートUKも 突然延期になったストーンローゼズも  繋がって 円になって回転する ロックンロール  愛はないぜ 未来もない 気分はどう? ローリングストーン  心などないぜ 悲しくもない それはどう? ローリングストーン  肩にシャム猫を乗せた外交官も 匿名を装う醜い弾丸も それを見過ごす羊たちも そう あんな大人になってはいけないよ  繋がって 円になって回転する ロックンロール  愛はないぜ 未来もない 気分はどう? ローリングストーン  心などないぜ 悲しくもない それはどう? ローリングストーン  距離感間違ったり 見た目が老け込んだり なんだか身体だるい それでも悪あがきしよう  愛はないぜ 未来もない 気分はどう? ローリングストーン  心などないぜ 悲しくもない それはどう? ローリングストーン  帰る家もないぜ 知られもしない 気分はどう? ローリングストーン
スローダウンASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotohあの夜 彼女は何をなくして この丘に立ったろう 彼は涙を流して 途方に暮れたんだろう  あの朝 君の背中を見送って どれくらい経ったろう やがて月日は流れて 薄れてしまうんだろうか  Baby, Slow down 都会の電車よ Baby, Slow down 雪原のモーターモービルよ Baby, Slow down 傷だらけの日々よ Baby, Slow down  道に咲いた一輪の花 そっと摘み取って 何気ない日に捧ぐ  君がいた あの日のまま そっと手を取って もう一度スローダンス スローなダンス  急な雨風が また 街の匂いを流してしまう 彼は今日も君を探して 未だ  Baby, Slow down 都会の電車よ Baby, Slow down 雪原のモーターモービルよ Baby, Slow down 傷だらけの日々よ Baby, Slow down  道に咲いた一輪の花 そっと摘み取って 何気ない日に捧ぐ  君がいた あの日のまま そっと手を取って もう一度スローダンス スローなダンス
ひかりASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh言葉など一言も出てこなかった 想いにもならないものが体を走って ポケットにはなけなしの空しさがあって 僕らは何処へも行けずにいる  どんなコードもふさわしくないと思った メロディでは辿り着けないと思った TVでは遠く街並が映って 僕らは何処へも行けずにいる  君の小さな指も 彼にはひかりのようだったろう 共に在った日を忘られずに 彼は生きて行くのだろう  スーパーマーケットの売り場をぼんやりと見渡して 何もかも都会の僕らには足りなかった 行列には並ぶ気にすらならなくて 僕らは何処へも行けずにいる  悲しみを打ち消すメカニズムはなくて 優しさを持ち寄るしか僕らはなくて TVでは遠く街並が映って 僕らは何処へも行けずにいる  彼と繋ぎ合った手も 彼女にはひかりのようだったろう 共に在った日を忘られずに 彼女は生きて行くのだろう  小さな指も 彼にはひかりのようだったろう 共に在った日を忘られずに 君は生きて行くのだろう  せめて僕は憶えていよう 東京の街で途方に暮れた日々を せめて僕は憶えていよう 圧倒的なこの無力を 花びら 春の風 木陰の居眠り 海辺の街並 君を思って祈る  小さな指も 僕にはひかりのようだったよ 共に在った日を抱きしめて 離さないで  繋ぎ合った手も 僕にはひかりのようだったよ 共に在った日を積み上げて 僕らは生きて行くんだよ
冷蔵庫のろくでもないジョークASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohKiyoshi Ijichi・Masafumi Gotohキリのない戯言積み重ねるなら 夜風に吹かれて溶けてしまいたい 死ぬまで君とふざけ合って 能書きをたれるほど猶予はない  嗚呼 馬鹿に塗る薬はない 冷蔵庫の ろくでもないジョーク 作り笑いで取り繕うほど 腐っていない  視界を遮った朝靄の道を抜け この旅はどこかに辿り着けそうか 機械音 笑った膝 オーバーヒート この旅はどうやら正解も不正解もない  キマらないポーズで夢を語るなら 夜風に吹かれて溶けてしまいたい しがない日々を叩き割って ノルマは焼いてドブに捨てる  嗚呼 場違いだったかね 冷笑を誘う ロマンチスト ツッコミ入れて悦に浸るほど 腐っていない  視界を遮った朝靄の道を抜け この旅はどこかに辿り着けそうか 機械音 笑った膝 オーバーヒート この旅はどうやら正解も不正解もない
夜を越えてGOLD LYLICASIAN KUNG-FU GENERATIONGOLD LYLICASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh音楽はあまりに無力なんて常套句に酔っても 世界をただ一ミリでも動かすことは出来るだろうか 悲しみだけが強かにレンズに映るけど 焼き増すだけならフィルムに埋もれるだけだろう  本当にそれで良いのか 本当にここでジ・エンドか  例えば身近な誰かが途方に暮れても 気付いてないような素振りで見て見ぬふりを出来るだろうか 遠くの街の出来事がニュースになっても 僕らはいつも他人事にして忘れてきたんだ  本当にこれで良いのか 本当にここでジ・エンドか 今 この場所がスタートだ  胸の想いが少し光って 星のない夜を温めた 途切れそうな細いロープを手繰って 闇と瓦礫を掻き分けて 辿り着いたんだ  重油の膜のように漂う悲しみも 光の届かぬ 冷たく深い海の底にも 確かな 命の息吹を  僕らはあまりに無力なんて君が嘆いても それでも何時かは何かを成し遂げてみたいんだ 現実という名の荒野で迷子になっても この日々を照らすイメージを  本当にこれで良いのか 本当にここでジ・エンドか 今 この場所がスタートだ  胸の想いが少し光って 星のない夜を温めた 途切れそうな細いロープを手繰って 闇と瓦礫を掻き分けて 辿り着いたんだ
マジックディスクASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh廻る 君と今 エイトビート ただし役目は終わりさ 銀のディスク ほら 退けよ そこ退けよ  踊れ 時代と寝るようなダンスビート つまり壱と零の群れ ハードディスクこそ 意味を そして分析を  ジャスト 今 君の希望 ロスト ほら 僕の理想  廻る 君とまだ エイトビート ただし役目は終わりさ 銀のディスク 押されても ここ 退かねぇぞ  時代を貫け エイトビート 群れる羊の最期さ ハードディスク増設を さらに増設を  ジャスト 今 君の希望 ロスト でも 僕は行こう  両手に愛とナイフ しけた顔をぶら下げて 守るべき形などない それはいつか消え失せて 折れそうでも ほら 僕は此処にいて 遠くても そう 君を想うよ  ジャスト 今 君の希望 ロスト ほら 僕の理想  ジャスト 今 君の希望 ロスト でも 僕は行こう  特に名前のない この喜びを集めて いまひとつ抑揚の無い日々に魔法を仕掛けて 折れそうでも ほら 僕は此処にいて 遠くても そう 君を想うよ
双子葉ASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohKensuke Kita・Masafumi Gotohあの話はどうなったの? 彼が得意気に自慢していた噂話 ほら 聞こえないよ  そう言えば先週はどうだったの? 行ったのは聞いたよ 僕は全部を知りたいの 君の秘密を 嘘でも  下らないかもしれない 詰まらない? ノウ ノウ それでも僕にとってはそれが全て 何気ないおしゃべりは終わらない ノウ ノウ 消えるよ いつか彼らも いつか彼女も 君だってそう  何気ないこの日々がかけがえないこと それを敢えて今さら 口にしないでよ 戻らないあの時は土に帰して 種を蒔こう 意味を語らずに  下らないかもしれない 詰まらない? ノウ ノウ それでも僕にとってはそれが全て 重ねよう今日を 降り積れ 何メートルも そこから いつか芽を出そう きっと芽を出そう  君だってそう
さよならロストジェネレイションASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh「将来の夢を持て」なんて無責任な物言いも 1986に膨らんだ泡と一緒に弾けたの  「何もないです」 それで「ロスト・ジェネレイション」か 忘れないで 僕らずっと此処でそれでも生きているの 息しているよ  「経済は底を打つはず」と博打打ちが煽るけれど 2010は僕たちを一体何処へ連れてくの  何もないです それならそうで 拗ねていないで この檻を出よう  「暗いね」って切なくなって 「辛いね」ってそんなこと言わないで 「暗いね」って君が嘆くような時代なんて もう僕らで終わりにしよう  「願いは叶います」なんて科白が空しく響いても それでも現在を生きることに何か希望を感じたいような  夢ではないです 頬をつねって 目を見開いて この檻を出よう  「暗いね」って切なくなって 「辛いね」ってそんなこと言わないで 「暗いね」って君が嘆くような時代なんて もう僕らで終わりにしよう  いつの間にか閉じ込められたのは言葉とこころの檻 自意識に埋もれて僕たちは内側だけを愛でているようだ 神様気取りで深く暗い沼の「自分探し」より 窓を開け その外側は何処へだって続いている  何もないな 嗚呼…何もないさ そうだ そんなものだ いつかは全部なくなって それでもせめて 君に会いに行こう  「暗いね」って切なくなって 「辛いね」ってそんなこと言わないで 「暗いね」って君が嘆くような時代なんて 今日でやめにしよう  それでは足りない? 何が足りないって言うんだろう 言え
青空と黒い猫ASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh彼は手のひらを前に差し出して 溢れ出る透明を少し汲み取って 喉を潤して 深く ひとつ息をする それは東アジアの朝方の風景 捨てられた黒猫の様な彼だって 喉を震わせて 自分以外を呼んだんだ  嗚呼 傷ついた兵士も 物乞いの坊やの暮らす路地も そう 届かなくても 交わらなくても 空がいつもと同じ青さをたたえていたって  誰の身体もいつかなくなって永遠はないのだろう それだって 君の魂とどこか繋がっていたいと僕は思う  何もなくて 不安で 胸の奥を掻きむしるような日々も 彼は生きて 目を開いて振り絞るように生きて それは僕だ それはきっともうひとりの僕だ 或いは君自身だ  嗚呼 些細な嘘も 繊細な君が泣き暮れても 届かなくても 交わらなくても 空がいつもと同じ青さをたたえていたって  誰の身体もいつかなくなって永遠はないのだろう それだって君の魂とどこか繋がっていたいと僕は思うよ そう願うよ  いるの? あるの? 想い描いているよ
架空生物のブルースASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh架空生物の鳴き真似のよう 溢れ出した泣き声 夜を端に追いやって 話そう 気が済むまで  話題が尽きたら裸になろう 架空生物の物真似みたいなスタイルで抱き合って 壊そう 溶け合うまで  街の静けさが生々しくて むき出しの僕らは此処に在って それでも何処かしら頼りなくて 最深部で濁るブルーから這い出すために糸を吐いて その糸でいつか希望を編んで ありもしない羽で空を飛ぶ日を思う  無い目 開いて 両手も一つになって生えているの 夜になって細胞も液状になって流れて 何処にも行けないもの  朝日を待つなら歌おう 通奏低音になるまで 悲しみの在処をふたりで掘り当てたら お別れだね  街の静けさが生々しくて むき出しの僕らは此処に在って それでも何処かしら頼りなくて 最深部で濁るブルーから這い出すために糸を吐いて その糸でいつか希望を編んで ありもしない羽で空を飛ぶ日を思う
ラストダンスは悲しみを乗せてASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh今さらもう遠い君に向かって どんな声をかければ 「さようなら」の切なさにすがって 独り ただ夜に浸った  暗がりのカーブミラーをじっと 足を止めて覗けば 縦長に歪む世界で ずっと僕は生きているみたい  右も左も逆さまになるほど 青い果実の その青さを  悲しみよ 此処に集まれ 君だけに罪はないみたい 踊るしかないや 夜明けまで ここで燃やすほかはない トゥナイト  どこまでも続くビートに そっと身を浸して佇めば 土曜日の夜は世界にだって 忘れられているみたい  右も左も何もなくなるほど 青い果実の その青さを  悲しみよ 此処に集まれ 君だけに罪はないみたい 踊るしかないや 夜明けまで ここで燃やすほかはない トゥナイト  君は何処にいる?  「アイ・ラブ・ユー」では遠いよな 反吐が出る ほら 嘘くさくて 踊る 癒えないから 更ける夜 誰もいなくて  「アイ・ラブ・ユー」では遠いよな 反吐が出る でも溢れ出して 踊る 言えないけれど  「アイ・ラブ・ユー」
マイクロフォンASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotohため息混じりの海に沈んだ貝のよう 悲しみも希望も全部拾ってマイクロフォン  何気なく君がボソリと零した声でも 拾い上げて何処までも飛ばしてマイクロフォン  こんな声では それは浮かばないよな 届けたいのは誰? 底まで沈んだまま  波打ち際を這った巻貝も いつかは星空で光る夢を見る 三日月の日を待って這い出した僕らの この想いよ 響け どこまでも  ため息混じりの夜をすくってマイクロフォン 悲しみも希望も全部拾ってマイクロフォン  このままでは それは浮かばれないよな 君がいないのはなぜ? 底まで沈んだまま  波打ち際を這った巻貝も いつかは星空で光る夢を見る 三日月の日を待って這い出した僕らの この想いよ 響け どこまでも
ライジングサンASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh溜め息見えるまで濃くなって 星も嘆くこんな夜には 月の裏巡って海まで 来る日々の打ち合わせしようよ  ビルの群れ 人影濃くなって 街が少し動き出した今日も 尽きない話だってこれまで 朝になれば空を登る太陽  そうさ 僕ら 今此処から 進む以外はないみたい 生まれたばかりの朝陽が燃え尽きるときを思うように ただ燃えている ギラギラと燃えている  クラスメイトたちは いつだって馴染めないゴシップネタを 今日もあの娘がはしゃいだってそれまで だけど少しも寂しくはないや  捻くれて日々を過ごす 捻くれと日々を過ごす 捻くれた日々を過ごして いつか大人になった  そうさ でもまだこれから なくしてばかりのライフスタイル 正午過ぎからの陽射しが 焼け付くような影を溶かすように ただ燃えている ギラギラと燃えている  永遠に君とまた会えないなんてこともざら すれ違ったあの日から誰とも会っていないの それがだって命よ だから僕は祈りを  そうさ 僕ら 今此処から 別々の道も良いみたい 遠く向こうで ほら 夕陽が赤い残像と揺れる  そうさ僕ら今此処から 進む以外はないみたい 生まれたばかりの朝陽が燃え尽きるときを拒むように ただ燃えている ギラギラと燃えているんだ
イエスASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh「繋いで」それだけを頼りに意気込んだ彼らの 屍 掻き集めるなら新しい何かを  イエス 今なら ほら だって後ならないぜ 誰だって例外じゃないのに 亡霊が彷徨い出す時代になって泣いたって遅いだろう?  イエス 今を そう君も  「繋いで」いるような素振りに掴まって浮かんでも 死ぬまで細胞は個の壁を乗り越えないだろう  イエス それも知っているんだ 後悔はないさ 誰にだってなれはしないのに 安直な共感を望んでアンドロイドのようになってしまう 本当はそうではない 「孤独」なんてバイブルが僕らを覆う そんな冗談を結構飲み込んだ奴らの手で  凍るリング コーリング音だけ響く夜に何がある? 神の降臨まで待てるほど猶予はないさ そう  イエス 今 もう何もかも捨てる イエス 今は そう君も  イエス 今なら ほら だって後なら無いぜ 誰だって例外じゃないのに 安直な共感を望んでアンドロイドのようになってしまう 本当はそうではない 「孤独」なんてバイブルに僕らはもう用がない それでは さようなら また会う日を
ASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh街灯の相槌 沈む夕日のマーマレード 渡り鳥のお別れの鳴き声 欠けた瓶の縁 蓋は開いたままで 満たすように苦いドロドロの毎日  黒塗りのナイトホーク 少女が失くした両目 消えない青痣のような砂漠の悪い夢  白壁のハイスクール あの娘が隠した両手 誰にも悟られぬように願いを抱えたまま  涙が落ちて 海に注いで 何時しか空まで戻るような 何一つ残らなくたって 君が笑えば それで雨が上がって 頬が乾いて その跡に虹が架かるような そんな時を想っているよ  混ざり合って仕舞えよ  密林の骸骨 少年が目指した「永遠」 消えない青痣のような半世紀の長い夢  眠らないコンビニエンス 現代が手にした「永遠」 何処かに忘れられたような願いは 置き去りのまま並んでいたんだ  涙が落ちて 海に注いで 何時しか空まで戻るような 何一つ残らなくたって 君が笑えば それで雨が上がって 頬が乾いて その跡に虹が架かるような そんな時を想って どうか君よ 笑って  混ざり合って 笑い合って 混ざり合って行くよ
迷子犬と雨のビートGOLD LYLICASIAN KUNG-FU GENERATIONGOLD LYLICASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi GotohKoh-ichi Fujimoto日溜まりを避けて影が歩くように 止めどのない日差しが路地を怒鳴りつけている 風のない午後を恨むような そんな土曜日の模様  人々は厚い雲で顔を隠して 行き場のない想いをずっと持って研いでいる 何もない街に埋もれても それでも 今でも  連なるウィンドウに並び立つ人形の悪い夢 それとも倉庫に隠れて塞いでいたって 埃だけ被って見つからない 誰の手にだって触れられない  僕たちの現在を 繰り返すことだらけでも そう いつか君と出会おう そんな日を思って 日々を行こう  曖昧な雨のビートの合図 寂しさが夜を満たす匂い 吸い込んだ雨が肺で泳いで 深く 深く潜るシーラカンス  曖昧な雨のビートの合図 捨てられた子犬の呼ぶ声 雑踏を分けて僕に届く ほら「誰か気付いて」と  僕たちの現在を 繰り返すことだらけでも そう いつか君と出会おう そんな日を思って 日々を行こう  夜の街角の 土砂降りになって震える迷子犬も きっと はにかんで笑う そんな日を思って 日々を行こう  僕たちの現在を 繰り返すことだらけでも そう いつか君と出会おう そんな日を思って 日々を行こう  生きて行こう
雨上がりの希望ASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohTakahiro Yamada・Masafumi Gotoh降り出した雨が いつかの悲しみを日々に流さないように 土に包まって芽吹きを待った 雨上がりの希望  雨降りに誰かのささやかな涙を辿り 晴れの日の道路で干涸びた小さな雨蛙 灰色を向こうまで追い出した青色が見える はじまりの合図が僕を今照らす  街路を飾るタイルを避けて 顔を出す小さな生命が眩しく光って  ひび割れた底で いつかの踞る君が乾かないように 土に包まって芽吹きを待った 雨のない間も  うす染めの藍 響くような空の 旅立ちのチャイムが鳴り出して 僕を呼んでいた 泣いたって怒って塞いだって 進まないだけ  街路を飾るタイルを避けて 顔を出す小さな生命が眩しく光って  降り出した雨が いつかの悲しみを日々に流さないように 今は此処で芽を出すことを誓う  降り続く長い雨の最後に 静かに種が顔を出すように 土に包まって芽吹きを待った 雨上がりの希望
白に染めろASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh・Takahiro Yamada山田貴洋嫌になって放り出して 無駄になったことだって 手で拾って積み上げた それだけが 此処に在ったのです  悲しくて泣き出した その目はまるで少女 手で拭っても 涙がほろりとこぼれ落ちたのです 戸惑って 焦った顔になって彼は固まって それだって この世界の要素のひとつ  彼女が泣いた理由にだって 日々の濁った怠惰にだって 僕の奥と奥で繋がったような匂い  誰かが持った悪意にだって 名も知らない街の夜にだって ひどく塞ぎ込んだ君とだって 繋がって続いているのだろうか  それを調べてみよう  片道のバス 雨降りの匂い 子供達は小さな寝息を立てて それを君が眺める顔も世界の要素のひとつ  彼女が泣いた理由にだって 日々の濁った怠惰にだって 僕の奥と奥で繋がったような匂い  誰かが持った悪意にだって 名も知らない街の夜にだって ひどく塞ぎ込んだ君とだって 繋がって続いているのだろう  そうだ 白く 白く塗ろう
新世紀のラブソングGOLD LYLICASIAN KUNG-FU GENERATIONGOLD LYLICASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotohあの日 僕がセカンドフライを上手に捕ったとして それで今も抱えている後悔はなくなるのかな 十五年経ってもまだ捨てられない僕がいて 生活は続く 生活は続く  夕方のニュースで何処かの誰かが亡くなって 涙ぐむキャスター それでまた明日 そんなふうには取り上げられずに僕らは死ぬとして 世界は続く 何もなかったように  ほら 君の涙 始まれ21st 恵みの雨だ 僕たちの新世紀  あの日 君が心の奥底を静かに飲み込んでいれば 誰も傷つかずに丸く収まったかな ボロボロになっても僕らは懲りずに恋をして 生活は続く 生活は続く  朝方のニュースでビルに飛行機が突っ込んで 目を伏せるキャスター そんな日もあった 愛と正義を武器に僕らは奪い合って 世界は続く 何もなかったように  ほら 君の涙 始まれ21st 恵みの雨だ 僕たちの新世紀  覚めない夢とガラクタ商品 背負い込む僕らのアイデア 冴えない詩の如何様ストーリー それを鳴らす それを鳴らす  変わりない日々をひたすら消費 縫い繋ぐ僕らのアイデア 冴えない詩の如何様ストーリー それを鳴らす それを鳴らす  確かな言葉が見当たらない 言い当てる言葉も見当たらない それでも僕らは愛と呼んで 不確かな想いを愛と呼んだ  本当のことは誰も知らない あなたのすべてを僕は知らない それでも僕らは愛と呼んで 不確かな想いを愛と呼んだんだ  息を吸って 生命を食べて 排泄するだけの猿じゃないと言えるかい?  ほら 君の涙 さようなら旧石器 恵みの雨だ 僕たちの新世紀  ほら 君の涙 さようなら旧世紀 恵みの雨だ 僕たちの新世紀
夜のコールASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohTakahiro Yamada・Masafumi Gotohかざす手を隠す 目を閉ざすことの根ざす場所 ほら 君のガラス窓を叩く音 それでも知らん顔 そういつも 夜更けに雨が降って 朝方に雪になって そんな日は心だってジリジリジリと凍る  フロイトの被験者と科学者の理論武装 悲しみのカラス鳩 鳴らす喉 ミドリ色 見せかけシュルレアリスムもいつかは灰になって 代わりに位牌を持って そんな気配があって このままで僕らは良いの?  言葉にすれば遠く いつからか臆病になった 想うだけではきっと 僕は何処へも行けないの 言葉だけでは遠く それでも また詩を詠んで 凍えきった君を乗せて ベッドルームから一歩 別世界に連れ出したいから  全ての想いを言葉にするのは無理でしょう それでも僕らは言葉から逃げられないだろう 全てが行き詰まって そんな時代になった 音楽は既に在って 僕たちは何を歌うの?  言葉にすれば遠く いつからか臆病になった 想うだけではきっと 僕は何処へも行けないの 言葉だけでは遠く それでも また詩を詠んで 凍えきった君を乗せて ベッドルームから一歩 別世界に連れ出したいから  その先は君のもの
藤沢ルーザーGOLD LYLICASIAN KUNG-FU GENERATIONGOLD LYLICASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh割と良くある日々のすれ違いを 他人のせいにして拗ねる 心揺れる 独り善がりの僕は筋違いを 抱えたままで抜けて折れる一号線  高いビル 愛は? 僕はほら 何にもないや  社会人 ライナー 三番線のホームから 今 手を振るよ  もう真昼の太陽が正午過ぎの猥談 ビルはシラけないように笑った  人混み分けて這うように 逃げ腰ぎみの回覧 君が遠くで僕を呼んだんだ  そうだ 高いリール買おうか 今日はほら 天気がいいから  社会人 ライナー 三番線のホームから 今 手を振るよ
夏蝉ASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh・Takahiro Yamada雲の影まで焼け付くような 白い太陽だった それも午後には見失ったな 愛車 ワイパー 雷難  叩くような雨粒が 窓辺を濡らす傘の上 迷い込んだ蝉の音が 染み入るような夕べ 夕べ  秋が微かに忍び寄るような そんな匂いがした それが僕には寂しかったな 時間がないな ないな  溶かすような朱の空が 心を急かす夕暮れ 迷い込んだヒグラシが 終わりを告げる夢  夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた 夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた 夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた 夏蝉 夏蝉 何もないな  夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた 夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた 夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた 夏蝉 夏蝉 誰もいないな
堂々巡りの夜ASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh無限ではない ほらみろ 求めたってさ 虚しくない? いろいろ無くしちゃってさ  理由もなく 隣の犬が鳴いたな 寂しくない? 夜風のやさしさってさ  大した意味もないようなことが不安で今日も立ち止まる 無駄ならやめれば良いのに そう いつだって何回も繰り返すだけ  無限ではない ほらみろ 求めたってさ 虚しくない? いろいろ無くしちゃってさ  夢のような響きを叫んだってさ 誰もが拾うとは限らないから  大した意味もないようなことが不安で今日も立ち止まる 無駄ならやめれば良いのに そう いつだって何回も繰り返すだけ
絵画教室ASIAN KUNG-FU GENERATIONASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh繰り返しの日常に答えなどないから 悲しみに暮れるだけ 中学卒業のアルバムに刻んだ淡い願い 思い出して揺れる胸  芽生えてしまった感情を分かっているくせに放棄して 自分で作った愁情に浸らないでよ プラスマイナスの勘定で量っているうちに 心まで染まってしまったその色は 君じゃないだろ  闇雲に塗るキャンバスにイメージがないから ドス黒く濁るだけ 去年三回の分割で買った画材では未来など描けません  落としてしまった破片だけ探す暗中の道すがら 拾った希望がこの胸にハマらなくても 掛け違った現状を嘆くのならば後にして 気を抜いたその一瞬で消えてしまうから  街を飾った緑が光る夏の青い春を 赤く染まった秋にも凍る冬の刺さる白を  芽生えてしまった感情を分かっているくせに放棄して 自分で作った愁情に浸らないでよ プラスマイナスの勘定で量っているうちに 心まで染まってしまったその色は 君じゃないだろ
未来の破片PLATINA LYLICASIAN KUNG-FU GENERATIONPLATINA LYLICASIAN KUNG-FU GENERATIONMasafumi GotohMasafumi Gotoh些細な言葉や何気ない仕草で 綻ぶ思いをただ確かめたい僕の歌  悲しい顔して 切ないふりして 消えゆく思いをただ塞き止めたい今日の歌  雨の道を這ってるトカゲみたいにきっと何処かで 止むのを待っているのさ きっと僕を  繋いでいたいよ 君の声が聞こえた日から萌える色 伸ばした手から漏れた粒が 未来を思って此処に光る  些細な誤解や行き違う心で 綻ぶ思いをただ塞き止めたい僕の歌  過ぎ行く時間が奪っては壊して それでも思いを繋いでいてよ  溶け出す心 僕の声が途絶えた日から萌える色 繋いだ手から漏れた粒が 未来を思って此処に光る  繋いでいたいよ 君の声が聞こえた日から萌える色 伸ばした手から漏れた粒が 未来を思っている  繋いでいたいよ 君の声が聞こえた日から萌える色 伸ばした手から漏れた粒が 未来を思って此処に光る  此処で光る君の破片 此処で光る僕の破片
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