ヒグチアイ作詞の歌詞一覧リスト  89曲中 1-89曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
悪魔の子 - from CrosSing石川由依石川由依ヒグチアイヒグチアイ石原剛志鉄の弾が 正義の証明 貫けば 英雄に近づいた その目を閉じて 触れてみれば 同じ形 同じ体温の悪魔 僕はダメで あいつはいいの? そこに壁があっただけなのに 生まれてしまった 運命嘆くな 僕らはみんな 自由なんだから  鳥のように 羽があれば どこへだって行けるけど 帰る場所が なければ きっとどこへも行けない  ただただ生きるのは嫌だ  世界は残酷だ それでも君を愛すよ なにを犠牲にしても それでも君を守るよ 間違いだとしても 疑ったりしない 正しさとは 自分のこと 強く信じることだ  鉄の雨が 降り散る情景 テレビの中 映画に見えたんだ 戦争なんて 愚かな凶暴 関係ない 知らない国の話 それならなんで あいつ憎んで 黒い気持ち 隠しきれない理由 説明だって できやしないんだ 僕らはなんて 矛盾ばっかなんだ  この言葉も 訳されれば 本当の意味は伝わらない 信じるのは その目を開いて 触れた世界だけ  ただただ生きるのは嫌だ  世界は残酷だ それでも君を愛すよ なにを犠牲にしても それでも君を守るよ 選んだ人の影 捨てたものの屍 気づいたんだ 自分の中 育つのは悪魔の子 正義の裏 犠牲の中 心には悪魔の子
もしももう一度恋をするのならヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイTHE CHARM PARKどっちでもいいなんて 強がりだよ ほんとの気持ち わかるでしょ  曖昧にしてきたのは 両成敗だよ 謝らないし 謝らないで  長く長く同じものを 吸って吐いて そりゃ似てきちゃうね  最後の恋にさせて いつもそばにいて つまらないくだらない 日々を愛して もしももう一度 恋をするのなら あなたと出会って 同じ道を歩きたい ハッピーエンドの向こう側へ  少女漫画みたいな 瞬間もたしかに 存在してたし 覚えてるけど  同じ時を刻む時計の 針はいつも2人揃ってるわけじゃないな  こんなにもわたしおんなのこ あなただけのわたし こんなにもわたしおんなのこ あなたしか知らない わたし  最後の恋にして欲しい 信じたい あなたのこと 最後の恋にしてもいい? せーのでテープを切ろうよ  最後の恋にさせて いつもそばにいて つまらないくだらない 日々を愛して もしももう一度 恋をするのなら あなたと出会って 同じ道を歩きたい ハッピーエンドの ハッピーエンドの向こう側へ
ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイサクライケンタあの子 いつも 鼻歌ばかり あたし いつも ため息ばかり 二人 時に 似たような匂い  蝶々を追ってる姿は 想像よりずっと滑稽 笑っていいよ  誰誰誰誰 あれこれそれどれ 誰誰誰誰 さてはてあれ待って 見失ったの 手も口も足も 名も性も明日も この記憶さえ あれ誰 これ誰  あの子 いつも 夢物語 あたし いつも ないものねだり 二人 たまに ひそひそ話  ささくれむいて 真っ赤がにじむ カーテンうらで 真っ赤をなめた  あの子 見てる あたし 見てる あの子  笑っていいよ  「痛い痛い痛い痛い」  誰誰誰誰 あれこれそれどれ 誰誰誰誰 さてはてあれなんで 見失ったの 手も口も足も 名も性も明日も この命さえ あれ誰 これ誰
TwilightChroNoiRChroNoiRヒグチアイヒグチアイ兼松衆夜じゃないよ 目を閉じているだけ あけてごらんよ 何も見えないから  ここは海の底 朝も夜も変わらないけど 大丈夫 この先もずっと 僕だけが 小さな灯りをともしてあげる  トワイライト 止まらない 時を漂うカレント トワイライト こわくない こわいねと言い合えてるから 僕しか君を見ていないよ だから君は僕から目を絶対逸らさないで  遠くから 光は見えるから 天敵にだって 見つかりやすいのさ  いつでも背中を 狙うやつらに追われている 千切れても生えてくる腕は 元通り 泳いでいるけど 痛みは消せない  トワイライト バカみたい 虚像も真実も嫌悪 トワイライト 終わらない 闇に溺れたくなる日でも 君の目に映る僕の 灯りがまた僕を照らしてくれる 君だって希望だ 希望だ  たまたま君の隣に立ったんだ はたまた僕の隣に立ったんだ ほんとは寂しかったんだ  トワイライト トワイライト やわらかい あたたかい  トワイライト 止まらない 時を漂うカレント トワイライト それでも 僕らはたしかに生きている 1つにはなれないけど 照らし合って影重ねよう 目を 開けたままで そっと 夢を見よう
わがままヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイひぐちけいどんなウソをつけば君を 部屋に連れ込めるかしら 電気切れたとか 熱が出たとか よくある理由じゃバレるかしら  こんなことならもっともっと 弱そうなふりしとけばよかったなあ  わたしはわたしのまま愛されたい それってわがままなことかな 変えたくないけど愛されたい 誰でもなく君だけに ああ いっそ もう いっそ 誰かのものになってよ 手の届かないところに 行っちゃって  隙を見せてバカなフリで 君が振り向くとしたら 好きになったのは わたしなのにちょっと 嫌いになるかもしれないな  こんなことならもっともっと 考える前に動けばよかったなあ  わたしがわたしのまま愛される 自信が少しでもあったなら わがままなんて言わせないで このまま全部愛せよ!と言うよ  わたしはわたしのまま愛されたい それってわがままなことかな 変えたくないけど愛されたい 誰でもなく君だけに ああ いっそ もう いっそ 誰かのものになってよ 手の届かないところに 行っちゃって
最後にひとつヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイひぐちけい大掃除で見つけた段ボール ガムテープを剥がす よく着てたコートのポケットの中 古いレシート タイムカプセル  わたしは飲まない缶ビール わたしは吸わないセブンスター あなたに捧げたもの全部 返して欲しいと泣いていた影はもう消えそうだ  最後にひとつ  なんでもないなにものでもないわたしを受け入れてくれたのは その瞳で録画し続けてくれたのはあなた 彼女と呼んで 好きだと言って 名前を囁いてくれたのは あなた以外誰もいない さらば もう恨んでないよ どうかおしあわせに  「これからの人生誰のことも 愛さないと思う」と フラれた日にあなたに伝えたこと 忘れてほしい 勝手だけど  死ぬまで消えない傷になれ 苦くて幼い願い事 ごめんね ほんとはわかってた あなたがいないとわたしの存在がなくなりそうで怖かったんだよ  もう大丈夫 この手に持てるだけのしあわせが 似合うわたしだから  なんでもないなにものでもない わたしは何者かになれたよ あなたの影を踏まずに 1人きり日向を歩く  彼女と呼んで 好きだと言って 名前を囁いてくれたのは あなた以外 誰もいない さらば もう思い出の果て どうかおしあわせに おしあわせに
このホシよヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ髪型を褒められただけで わたし宙にも浮けそうよ 目と目が合っただけで わたし宙にも浮けそうよ  恋をしている わたし あなたに恋をしている その事実で死ぬまで 生きていけそうよ お願い お願い このホシよ滅んで  呼び捨てでわたしを呼んで ほかを苗字で呼ぶあなた 手を振って別れたあとに 一度振り向いてくれるあなた  恋は止まない わたし あなたに恋が止まらない このままだともっと欲しがっちゃいそうよ だから お願い このホシよ滅んで  恋をしている わたし あなたに恋をしている その事実で死ぬまで 生きていけそうよ お願い お願い お願い このホシよ滅んで
mmmヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ最強スリーピース昼過ぎに鳴るLINE 感染者は 最初は見ていた会見 同じこと繰り返す やめちゃった総理の 体調は心配だけど やめらんない わたしたちは やめらんない 日本人を  友だちに子どもが 生まれた おめでとう 死にたいと言ってたあの子が今 誰かのために生きている じいちゃんっ子の友だちは 最期に立ち会えなかった 今は幽霊を信じてる 悲しむあの子を見ているはずだよ  ライブ ライフ 生きていくんだ ライブ ライフ 背負ったままで あいう じゃなく mmm 口を開けずにうたを歌う ハミング mmm 愛を歌う mmm  マスクにつくファンデーション 減らないリップグロス 口角に気をつけない暮らし これが本当のわたし 潰れたライブハウス 画面越し触れる指 あなたがいないと始まらない あなたがここにいてやっと鳴る音楽  ライブ ライフ 生きていくんだ ライブ ライフ 背負ったままで あいう じゃなく mmm 口を開けずにうたを歌う ハミング mmm 愛を歌う mmm  わたしの人生をあげるから あなたの時間をちょうだいよ トイレもスマホも我慢してさ そんなのここにしかないでしょう 生に変わるもんはない わたしはわかったの あなたに会いたい 明日も明後日もずっとずっと会いたい  ライブ ライフ 生きていくんだ ライブ ライフ 背負ったままで あいう じゃなく mmm 口を開けずにうたを歌う ハミング mmm 愛のうた mmm
大航海ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ宮田‘レフティ'リョウこのままでいいのかい 人生は一度きり 今やりたいことが 明日やりたいとは限らない  このままでいいのかい 穏やかな海をゆく 遠くの島も見えてる それはね人生の果てなんだよ  衝動よ 感動よ わたしを置いていかないで 太陽よ 台風よ わたしを見離さないで  からっからに乾いて しょっぱくても飲んで 堪えきれなくて涙流して 今 綺麗になった爪と顔で 澄ました笑顔がサマになる 何様なんだ 無様じゃないか 成せないことに慣れてしまうなよ  このままでいいのかい ライバルが友になり 今日も酒がうまいなあ これは最終話の先なんだよ  羨望よ 焦燥よ わたしを振り落とさないで 激情よ 情熱よ わたしのそばにいてよ  今思えば逆境の反動で進んでた 今思えば不自由が地図を作った 今じゃ否定もなけりゃ期待もない 生きやすいから死に急ぐのさ  誰も想像できないアフタートーク 自分で描くんだ スピンオフでも ヒットしろ 火をつけろ その声でひっかけ  衝動よ 感動よ 同情よ 葛藤よ 羨望よ 焦燥よ 激情よ 情熱よ  からっからに乾いて しょっぱくても飲んで 堪えきれなくて涙流して 今 綺麗になった爪と顔で 澄ました笑顔がサマになる 何様なんだ 無様じゃないか 成せないことに慣れてしまうな なれないことに慣れてしまうなよ
いってらっしゃいヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイYamato Kasai from Miliずっと探してた 捧げた心臓の在処 本当の想いを教えて 夢物語でいいから  最後になにがしたい?どこに行きたい? わたしはね 帰りたいよ 一緒の家に帰ろうよ  もしも明日がくるのなら あなたと花を育てたい もしも明日がくるのなら あなたと愛を語りたい 走って 笑って 転んで 迷って 庇って 抱いて また会えるよね おやすみ  ずっと気付いてた 強がりだらけのあなたが たどり着いた答えの先に 大人になっていたこと  掴んだ手を振り払って 強さと孤独を手に取った 大きく羽ばたき空の向こう やっと今手が届いた わたしの胸に耳を当てて あなたはずっとここにいる  ほらね 鼓動が聞こえる  もしも明日がくるのなら あなたと花を育てたい もしも明日がくるのなら あなたと愛を語りたい 走って 笑って 転んで 迷って 庇って 抱いて また会えるよね おやすみ  ずっと探してた 捧げた心臓の在処 こんなところにあったんだ あなたの心臓のそばに
誰でもない街ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイfox capture plan今夜も不確かな記念日 欲が渦巻く最果てタウン 深夜帯 無数のサイレン ゴールデンタイム 始めよう  グッバイ グッナイ 焦燥 競争  ああ時間が止まれば あなたはわたしを見つけるかしら ああ時間が止まれば 許せないことも愛せるかしら もうどうにでもなればいい もう明日のことは知らない 酒をくれよ 失せろ  冷蔵庫の中には 凶器が冷えているのさ 開かないように 鍵を隠したロックグラス  グッバイ グッナイ 煩悩 妄想  ああ時間が止まれば わたしはあなたに見つかるかしら ああ時間が止まれば 赦されないことも笑えるかしら ねえ偽善でも構わない 曖昧な境い目は生きづらい 酒を飲めど 素面  グッバイ グッナイ 偶像 感情 グッバイ グッドラック 本性 解放  ああ時間が止まれば わたしは一つになれるのかしら ああ時間が止まれば 欲も愛も善も悪も 選ばせて  ああ時間が止まれば あなたはわたしを見つけるかしら ああ時間が止まれば 許せないことも愛せるかしら もうどうにでもなればいい もう明日のことは知らない 酒をくれよ 今宵も踊ろう  失せろ
この退屈な日々をヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイfox capture plan愛してる、の言葉よりも 愛してる、が伝えられる 言葉はあるのかな  大切にすればするほど 離れてく、この気持ちに 終わりはあるのかな  よかったことばかり思い出して あなたとの日々を進めてゆく その日々のことを愛と呼ぶのかな 誰も知らないなら決めていいよね  バカじゃないけどバカしたい ただそばにいれば 満たされるみたいに 続きたい、永遠になりたい 目を見て話せば 知りすぎてしまう まだあなたを探したい  本当を伝えたいのに 本当のことを言うと ウソみたいと笑う  公園の隅に散らかる 空き缶を蹴飛ばすよな ドラマみたいな恋じゃない  所詮他人なのにわたしたちは 繋がり合いたいと思い合う 一つになりたい そういうんじゃなくて 二人は二人のままここにいたいだけ  変われない、それでいいんじゃない? 不器用なこの手 傘もさせなくて 濡れてる、けど泣いてない どうしようもないねと ため息つくけど その目は優しかった  あきらめよう 似合わないものはある あきらめよう 笑えないこともある 明日にはなおってるご機嫌も ごめんねと言えないの 今日だけは  バカじゃないけどバカしたい 二人だけの海 泳いでゆけたら そうじゃない、わたしたちは コンクリートの上 スニーカーで歩く つまらなくてもいい バカみたいに真面目でいい 襟を正すような愛し方でいい 守りたい、約束しよう 退屈な日々を 笑えない日々を 永遠の 永遠の愛と呼ぼう
自販機の恋ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイTHE CHARM PARK僕は君がいい だから僕を選んでくれませんか?  そんな優しい顔で 見つめてくるってことは ちょっとぐらい ちょっとぐらい 自惚れてもいい?  またご飯いこうねって 誘ってくれたってことは ちょっとぐらい ちょっとぐらい 自惚れてもいい? いいよね  自動販売機の前で 始まる恋の行方は 右か左かわからない でも君の心確かめたい  つめたいのとあったかいの 甘いのと甘くないの どっちがいい? どっちがいい? 好きなの教えて 変わり映えのない日々に 選択肢をくれたんだ 僕は君がいい だから僕を選んでくれませんか?  1人はさみしいけど 2人のさみしさもわかる どっちの方が どっちの方が つらくなるのかな  それでも手に触れたんだ もう離さないって決めた 君と2人で 君と2人で いけるところまでいきたい そうでしょ?  つめたいのとあったかいの 甘いのと甘くないの どっちがいい? どっちがいや? 嫌いなの教えて わからないも 知らないも 溢れるほど見つけよう 誰かと同じじゃなくてもいいんだよ 僕らだけのもの  奇跡みたいなんだ 今この時現在地 君に会えたこと  つめたいのとあったかいの 甘いのと甘くないの どっちがいい? どっちがいい? 好きなの教えて 変わり映えのない日々に 選択肢をくれたんだ 僕は君がいい だから僕を選んでくれませんか? だから僕を信じてくれませんか?
恋の色ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイTHE CHARM PARK叶わない恋の色が わたしを染めてしまったの  赤い頬 銀の涙 もう笑われたくないの  恋してるだけなのに恋されてるあの子が 羨ましい  叶わない恋の色が わたしを染めてしまったの 少しだけ ほんの少しだけど 強くなれた気がするの 強くなれた気がするの  灰色の 雨に濡れた 洗濯物はほっておけば いつか乾くから今日は眠ろう  恋させたいなら恋ばっかしてちゃだめ ドラマのセリフ 思い出す わたし ホントはなんにも捨てたくない 恋も夢も全て  叶わない恋の色が わたしを染めてしまったの 青く滲む 朝焼けの中 また陽はのぼるよ また陽はのぼるよ  あなただけ あなただけが わたしを染めてくれたの 笑いかけて 言葉をくれた 透明なわたしに 名前をくれたの  叶わない恋の色が わたしを染めてしまったの 少しだけ ほんの少しだけど 強くなれた気がするの 強くなれた気がするの
荒野に立つのんのんヒグチアイヒグチアイ松岡モトキこの涙は悲しいからじゃない 気付いて 気付いて 気付かないでいい この苛立ちは怒ってるからじゃない 気付いて 気付いて 気付かないでいい  わたしが信じなければ 裏切られることもなかったけれど わたしが信じなければ 先に手をとってくれたかな どうかな 今となってはもう  荒野に立つわたしは一人 燃え盛る火を眺めてた どうか このちくりと痛む後悔が いつか灰になって風に吹かれてほしい 壊さなければ壊される 笑わなければ笑われる ぼろぼろの鎧まとって 錆びついた剣ふるって わたしはどこへ行こう  この心臓はいつもあたたかい 誰かにとっては熱すぎるぐらい ぎゅっと抱きついて甘えているのに 誰かの心を焦がしてしまう  ふざけんな 否定するな 諦めて手を引いたくせに ふざけんな 同情するな 怖がって震えてたくせに ふざけんな 嘘をつくな 真実に興味はないくせに ふざけんな どうにでもなれ あの日わたしは この手で火をつけた  荒野に立つわたしは一人 遠くに昇る陽を見ていた どうか どうか 気付いて 気付いて 気付いてほしい  荒野にたつわたしは今も 雨が降るのを待っている どうか 芽吹いた命のかけらたちが この地で繁って育ってくれますように 壊さなければ壊された 笑わなければ笑われた 鏡に映ったのは 傷だらけのわたし それを見ていた君が 君の傷を見せてくれた 同じだねと笑ってくれた
祈りヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ晴れた日には肌を焦がして 君と同じ地図を作ろう 寒い日には息を白くして 雪が舞う日は共に震えよう  どんなときだって 二つは一つだって 約束したから 心はいつも君のもの  手をあげて 声をあげて 足鳴らして ここにいるよ 歌に乗せて 名前呼んで 願ってるよ 祈ってるよ  君が笑う時はいつでも 悔しいことがあった時でしょ だから君が泣く日は僕が笑うから ほら 一生分の涙見せてよ  明けない夜を越えて ここまできたんだね 君だけを信じて 本当によかった  手をあげて 声をあげて 足鳴らして ここにいるよ 歌に乗せて 名前呼んで 願ってるよ 祈ってるよ  離さないで 見失わないで 目を逸らさないで 手を握って 怖がらないで 振り向かないで 夢の続きを 共に描こう  きみのそばにいたい 雨が降ろうとも きみのそばにいたい 風が吹こうとも きみのそばにいたい
小さな夢ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ・松岡モトキ僕の夢は 夜明けを見ること 朝日の欠片が散らばって あくびをすれば夜が笑う  わたしの夢は 時計を直すこと 父の形見の腕時計が 脈を吸い込み動き出す  秘密にするほどじゃない でも誰にも言えない夢 叶えたときには教えてあげる  僕の夢は 車に乗ること 星を探しに行こうよ 雨の降る夜にも  僕の夢は 君を許すこと 悲しいバトンを受け取って 僕はアンカー ゴールするのさ  秘密にするほどじゃない でも誰にも言わない夢 叶えたときには教えてあげる  わたしの夢は 大人になること 幼いわたしの頬撫でる 母のささくれ  小さな夢がある もう叶わない夢がある 小さな夢がある いつか見た夢がある
ネオンライトに呼ばれてヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイA.G.O初恋をあなたとしよう 知らないこと調べてみよう どこまでも沈んでいけそう 口渡しで空気与え合おう  初恋をあなたとしよう 知ってることもやり直そう 偽物から本物見つけよう 片時も手を離さないでいよう  わたしが選んだあなたは わたしを選んで正解よ お似合いの二人は ハッピーエンドを超えるから  ネオンライトに呼ばれて 朝が来るまで 眠らないで触れてみて どんな女の子とも違うよ ネオンライトに呼ばれて 朝が来るまで 眠らないで語り尽くしたら 特別な女の子だってわかるよ わかるよ  初恋をあなたとしよう わがままなの、悪くないでしょう 甘いだけじゃつまらないでしょう かわいいだけなんて飽きちゃうでしょう  ひとつだけなんて選べない 手に入れたくって仕方ない 夢も恋も全部 愛してんの だからちょうだい  未来はいらない 今だけでいい 初めてだって言って  ネオンライトに呼ばれて 朝が来るまで 眠らないで触れてみて どんな女の子とも違うよ ネオンライトに呼ばれて 朝が来るまで 眠らないで語り尽くしたら 特別な女の子だってわかるよ わかってよ
しみヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイシャワー浴びながら思い出した後悔の夜 流しても擦っても落ちないシミは 鏡の中 頬に刻まれる  どうにかしなきゃともがいたところで あの日の罪を消すことは無理だ 期待しないで 背中丸めて 日陰を生きていこう  そんなもんだろう そんなもんだろう 人生なんてそんなもんだろう って言うほど 思うほど そんなわけがないと思う いつだって素顔でいたい 恥ずかしくも恥じていたい 愛せなくてもいいの 愛されていたから 諦めに似たような ああ これがわたし  わたしだけが悪いのと 逃げたくなる日を あなただけが悪いのと 責めたくなる日を 重ねていくの 平気なフリして  いっそシミだらけになってしまえば 全て元に戻るのでしょうか 覚悟はなくて まだ捨てきれなくて 日向だって歩いていたい  そんなもんだろう そんなもんだろう 人生なんてそんなもんだろう っていうほど 思うほど 忘れてしまえないだろう 傷つけたかわりに 手に入れた優しさで また愛していくよ 誰でもないわたしを 諦めに似たような ああ これがわたし 諦めに似たような ああ これがわたし
ランチタイムラバーヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ松岡モトキつまり これは恋だってこと? 気付いてからは節約をやめたんだ ふわり 春風が吹いたから いつもの店に吸い込まれていくのよ  自動ドアの向こうにあなたを見つける その前で透けてるわたしは服を撫でる 目立ちたいわけじゃない 見てほしいわけじゃない だって  あなたの顔が あなたの髪が あなたの指が 動くのを見逃したくない 今だけなんだ 限られてんだ 美味しそうに食べるあなたが好き 名前も知らない なにも知らない ランチタイムラバー  いつも 一人で来ているのに 今日は楽しそうに友だちと会話 初めて 見れた笑い皺も 名前も会社名もメモする紙ナプキン  そのときに気付いたの わたしはあなたを なにも知りたくなかった 知れば知るほど 手の届くような場所で 似たような日々繰り返してる  うつ伏せで寝るから まつ毛が短いの 想像だらけ それが全て 造られた花なら 枯れることもないの わたしの恋 芽吹かないで  あなたの顔が あなたの髪が あなたの指が 動くのを見逃したくない 今だけなんだ それだけでいいんだ 美味しそうに食べるあなたが好き 名前も知らない なにも知らない ランチタイムラバー
劇場ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ佐久間薫・松岡モトキステージの上 一本のスポットライトがさす 客席には二人の男と女 わたしは泣いた ありったけの力を込めて それだけで客席は埋まっていく  ステージの上 一本のスポットライトがさす 客席から立ち去る人もいたけど それ以上に座る人が増えていた わたしのことを見て欲しくなった もっと  もう会えない人よ もう会わないと決めた人よ あなたの劇場でしあわせでいて 目に入ったもの全てが わたしの身体の一部になるの 例外はなく あなたも  ステージの上 一本のスポットライトがさす 踊る私に拍手は鳴り止まない 生きる意味は見つけたんだ 見つけたけれど これがなければ生きる意味はないとも思った  ステージの上 一本のスポットライトがさす 無表情で立ち去る人が増えた 蛇を飲もうか 服を脱ごうか 血を流そうか なにをしたら 座ったままでいてくれるの どうか  もう会えない人よ もう会わないと決めた人よ あなたの劇場でしあわせでいて 目に入ったもの全てが わたしの身体の一部になるの 例外はなく あなたも  わたしが存在する意味はわからないのに あなたが存在する意味はこんなに胸に溢れている 出会いや別れを肯定や否定で色付けしたくない 息をするように 当たり前に わたしがいる  ステージの上 一本のスポットライトがさす 客席には誰一人座っていない 無音の劇場 わたしは一人 歌い踊る あなたからもらったもので わたしはできてる さみしいけど孤独じゃないの 愛してくれて ありがとう
ハッピーバースデーヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ松岡モトキもう好きじゃないこと知ってるよ 甘い期待するほどバカじゃない でも 一年に一度 誕生日ぐらいは 連絡してもいいよね  きみんちにいる猫の名前はぼくがつけて ぼくんちにいるカメの名前はきみがつけた 呼ぶたびに思い出すより 呼ぶたびに薄れていく 記憶はいつも 口から溢れる  おめでとう きみが産まれたから こんなに苦しくて さみしい夜があること知ったんだ でもおめでとう きみが産まれたから 乗り越えられる強さがぼくにあること知れたんだ 来年こそ祝わずに過ぎればいいな ハッピーバースデー  もう好きじゃないこと知ってるよ 未練なんてほろ苦いものはない 昨日じゃなく 明日じゃない 誕生日になると きみを 思い出すんだ  意味深に鳴る電話の音 嫌だったから 夜中に鳴らすなんてことはできないんだ 食べ損ねがちのランチタイム 好きな食べ物に挟んで ちらりと覗いて ぼくを思い出して  きみの指とぼくの指結ばれた糸 奥歯に挟まった物取ろうとして プツンと切れたんだ 何も言わなけりゃ今もまだ共に 手作りのダサいケーキ笑い合って 気持ち押しの安いリング交換してさ 未来を信じてた きっと来年も その先も  おめでとう きみが産まれたから こんなに苦しくて さみしい夜があること知ったんだ でもおめでとう きみが産まれたから 乗り越えられる強さがぼくにあること知れたんだ 来年こそ祝わずに過ぎればいいな ハッピーバースデー ハッピーバースデー
悪い女ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイGeorge「二回ぐらいしただけで 彼女ヅラしないで」 そう言い捨て去った最悪な人 あなたは今でも最愛の人  当たり前の幸せ 脱ぎ捨て飛び込んだ 結婚するならあの人だけど 隣にいたいのはただあなただった  たくさん会えなきゃやだよ 女の子と遊ばないでね なんて言える権利 一つもないのに 夜をまたいで 朝を迎えた  裏切りでも 遊びでもない わたしがきっと だめだったんだろう そう思えば 楽になるから あなたは悪くない わたしが悪い 悪い 悪い女  思い出せる思い出 何周したんだろう 少ないくせに色濃いもんだから 褪せても破けても捨てたりできない  仕事で忙しいとか ほんとか嘘か わかるもんだね なにが悪くて なにがよかったの 答え合わせの時間をちょうだい  裏切りでも 遊びでもない だとしたら ちゃんと名前つけて そうじゃないと 期待しちゃうよ 簡単に起きるよ 奇跡ぐらい あなたと出会えたんだし  一瞬の熱だとか あなたはそう思ってるけど わたしは ずっと恋をしてたから 交わらない 視線怖くなって 寝顔ばかり見ていた  裏切りでも 遊びでもない わたしがきっと だめだったんだろう そう思えば 楽になるから あなたは悪くない わたしが悪い 悪い 悪い女
サボテンヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ松岡モトキ持っていくもの 捨てていくもの 2人で買ったもの 捨てていいもの 引っ越し先の 部屋は狭いから ほんとに大事なものだけ抱えていくよ  これぐらい1人でできる 最後の日まで強がってるの 元気でねときみは泣いた わたしはこんなときまで笑ってた  バイバイ  捨てられないプライドだって 立派に育ってるんだよ 守られたいときに限って きみはどっか行ってたんだよ 1人じゃいられない けど1人でも大丈夫 背伸びだってわたし ジャンプしたってわたしだし  最後に一つ お願いがあるのよ 優しくなくていい きみはそのままでいい でも育てた花には ちゃんと水をあげて サボテンもほっとけば 枯れちゃうんだから  1人が2人になって できることが増えたんじゃないって 2人が1人になって 気付いたの わたし、少し弱くなった  バイバイ  捨てられないプライドだって 立派に育ってるんだよ 人前じゃ泣けないのは きみのせいじゃないんだよ 涙は拭かないでいい こぼしてあげた方がいい 泣いた記憶をね 刻んであげるんだよ  悲しくて さみしくても 連絡はしないから かわいくない わかってるよ わかっても変われないんだよ いいよね?このままでも わがままもかっこつけも きみが好きになったわたしが好き  捨てられないプライドだって 立派に育ってるんだよ 見捨てない わたしだって 立派に育ってきたんだよ 1人じゃいられない けど1人でも大丈夫 背伸びだってわたし ジャンプしたってわたしだし  バイバイ
火々ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ松岡モトキ・宮田'レフティ'リョウねえ あのとき手を振って 別れたときにはさ まだ僕を好きだったよね? だって振り向いてくれたよね はにかみながらさ  最後の言葉の意味なんて 考えれば考えるほど 君が僕を好きだったこと 証明できてしまうんだ  想い出を燃やして生きてく 盛る火を抱きしめ歩いてく 僕たちは終わった恋を想う 色褪せることはないのに 終わらない青春はまぼろし わかってるんだ わかっているのになあ  ねえ あの頃二人は この東京の街に 馴染めないことが不安で でも馴染まないことにホッとして ありきたりだったね  空っぽのままじゃこわいから 大袈裟な荷物 背負ってた 特別になったフリをして 君を愛していたかった  想い出を燃やして生きてく 盛る火を抱きしめ歩いてく 僕たちは終わった恋を想う 色褪せることはないのに 終わらない青春はまぼろし わかってるから  想い出を燃やして生きてく 焼け跡を踏みしめ歩いてく 僕たちは終わった恋を想う 日々は続いていくから 終わらない青春はまぼろし わかってるんだ わかっているのになあ  ねえ 君が僕にくれた 大丈夫よって言葉 バッジみたい 胸についている 今も熱を帯びている はにかみながらさ
悪魔の子PLATINA LYLICヒグチアイPLATINA LYLICヒグチアイヒグチアイヒグチアイ鉄の弾が 正義の証明 貫けば 英雄に近づいた その目を閉じて 触れてみれば 同じ形 同じ体温の悪魔  僕はダメで あいつはいいの? そこに壁があっただけなのに 生まれてしまった 運命嘆くな 僕らはみんな 自由なんだから  鳥のように 羽があれば どこへだって行けるけど 帰る場所が なければ きっとどこへも行けない  ただただ生きるのは嫌だ  世界は残酷だ それでも君を愛すよ なにを犠牲にしても それでも君を守るよ 間違いだとしても 疑ったりしない 正しさとは 自分のこと 強く信じることだ  鉄の雨が 降り散る情景 テレビの中 映画に見えたんだ 戦争なんて 愚かな凶暴 関係ない 知らない国の話 それならなんで あいつ憎んで 黒い気持ち 隠しきれない理由 説明だって できやしないんだ 僕らはなんて 矛盾ばっかなんだ  この言葉も 訳されれば 本当の意味は伝わらない 信じるのは その目を開いて 触れた世界だけ  ただただ生きるのは嫌だ  世界は残酷だ それでも君を愛すよ なにを犠牲にしても それでも君を守るよ 選んだ人の影 捨てたものの屍 気づいたんだ 自分の中 育つのは悪魔の子 正義の裏 犠牲の中 心には悪魔の子
まっさらな大地ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイねえ 隣で笑ってくれれば それだけでいいから その腕 おろして  いつのまにかあなたがわたしを 守ってくれてた 今さら 気付いた  ごめんね 謝れない 大人のために 子どもは泣くの  どこまで行けば たどり着くかな あなたが言ってた 自由はこれなの? 傷が疼いて 仲間の顔 よぎれば まっさらな大地に咲いた花を わたしは綺麗だと言えるかな  ねえ あのとき選んだ言葉が 違ったら未来は 変わっていたかな  わたしだけがあなたをわかってる そう思うだけで 強く生きてこれた  ごめんね 許したいけど このままじゃきっと 孤独になるよ  どこまで行けば 繋がれるかな あなたの心は 遥か遠く  どこまで行けば たどり着くかな あなたが言ってた 自由はこれなの? 傷が疼いて 仲間の顔 よぎれば まっさらな大地に咲いた花を わたしは 綺麗だと言える資格があるかな まっさらな大地がまた新しい命に 埋め尽くされる日まで わたしは笑えない
やめるなら今ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ泣きたくなるような 夜は最近ない やる気もないから なんにも浮かばない  やめるなら今かな やめるなら今かな  大体似合ってない 人前はこわいし お金は少しだけ 貯めたりはできない  やめるなら今かな やめるなら今かな 終わりのきっかけに 大したドラマはない  いつも心の中に もう一人の自分がいるんだ なだめながらなんとかやってきたんだ いつも斜に構えて疑り深くてすぐひねくれて そんなおまえにずっと憧れているんだよ  やりたい理由も 始めた理由も そんなの意味はない 今残るのは ただただ勝ちたいだけ 絶対 絶対 わたしを信じてる おまえを信じてるから なんでも良い そのままで良いから 続けろ 続けろ やめんなよ 続けようよ  孤独になるのは なにかがあるから 淋しくなるのは なんにもないから  やめるなら今かな やめるなら今かな 1人に愛されて 満足できたなら  なんのためにここまで なにがしたくてここまで そんなの上京 3年目で消えたんだ 優しくされたくて愛されたくてそんな人生送りたくて 夢見てきたわけじゃないだろう  見えない未来を 言い訳にすんなよ あてのない旅を始めたあの日に 誰の足跡もない場所へ行こうと決めた 恐れていいんだよ 怖がっていいよ 飛び降りる勇気すらなくていい その弱さはいつかの強みになるから おまえを信じてるわたしを 信じてるから なんでも良い そのままで良いから 続けろ 続けろ やめんなよ 続けようよ
距離ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイほんのちょっとの距離のせいで ふたりはすれ違っていいんだよ いいんだよ それでいいんだよ きっといいんだよ  君と買ったコートを今も着てるよってさ その店随分前に潰れてるけど まだ言えていないんだよな  髪を切った写真が送られてきてもさ 柔らかさも地肌のあたたかさも もう覚えていないんだよな  笑ってる君 その背景 知らない街 知らない友だち もしわたしが 泣いてても 言わなければ君は気付かない  ほんのちょっとの距離のせいで ふたりはすれ違って 疑うことさえ怖くて それでも想い合っていいんだよ いいんだよ それでいいんだよ きっといいんだよ  わたしがもっと子どもで 君が若かったら 今すぐ会いに行ってる 曖昧な未来 確かめたくて今日も働く  電話の向こうの音で居場所を知るとか 君に恋する友達はいないかとか 全部通り越して ふたりはふたり ひとりでもふたり 会えないだけで君の理由を なくしたりしない  ほんのちょっとの距離のせいで ほんのちょっとの距離のせいで ふたりはすれ違って 見えないから全部知らなくて それでも想い合っていいんだよ いいんだよ それでいいんだよ きっといいんだよ
悲しい歌がある理由ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイお姫様みたい、と褒められてから着続けてる 真っ白いワンピースはもう制服です 飲み会で上司にお酌をする係はわたし 別にあんたのために着てるわけじゃないの  結婚したいと言ってる本当の理由は 結婚したいと思われるほど愛されたいってこと かっこ悪くてもお金がなくても優しくなくてもいい 誰でもないわたしを必要と言ってよ  悲しい歌はあなたを傷つける 古傷を庇うかさぶた 剥がしてしまう だけどほらみて 皮膚は厚くなって 残る傷跡はその優しさに変わってる もう痛くないはずだよ  武器だと言われて歯を食いしばり堪えた涙 ずっとそうしたらいつの間にか泣けなくなった なんで泣かないの?薄情だと言われた葬式で 本当のわたしを知る人は棺桶の中  殴られるなら触られる方がまだ良いから黙ってた なんか言えよって笑えよって頬殴られた 誰かが拾った小さな小さな小さな幸せは わたしからこぼれ落ちたものかもしれない  悲しい歌はあなたを傷つける 古傷をもう一度斬りつけてしまう だけどほらみて 同じ痛みじゃない 何度思い出すたび向き合ってきたんだ あなたはずっと強くなった  悲しい歌はあなたを傷つける 古傷を庇うかさぶた 剥がしてしまう だけどほらみて 皮膚は厚くなって 残る傷跡はその優しさに変わってる もう痛くないはずだよ もう許していいんだよ
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ自由気ままで 自分勝手で わたしを置いてくあなたが 歩幅合わせて歩くようになった それが寂しい  素直になれないわたしたちは 諦めることを覚えた このまま向かい合わずに 隣で同じ景色見ようよ  あなたがいたから わたしがいるのよ わたしがいたから あなたがいるのよ それだけは混じりっけない 事実 事実だから  年重ねれば 丸くもなるさ それもしあわせの形ね だから削りカスを集めてまた 棘を作っていく  雲が翳って雷が 落ちるまでがあなたでしょう 優しくなんかならないで 隣で憎ませてほしいよ  あなたといたくても わたしは変わらない わたしといたくても あなたは変われない あなたといたいから わたしは離れた いつまでも背中ごしの景色 見ていたいよ  あなたがいたから わたしがいるのよ わたしがいたから あなたがいるのよ それだけは混じりっけない 事実 事実だから
春花火わーすたわーすたヒグチアイ草野華余子岸田勇気晴れ渡る青空に 風を描いて 何度もなぞった道に 別れを告げる 手を振り 涙を拭き その瞳に映している 未来に 大きな夢を抱いて  悲しみにつられて 明けない夜 彷徨い 一人膝抱えていた それでも 朝はきたんだ だからここにいる もう迷わない 強くなれた  「キミに幸あれ」 両手を目一杯 開いて 音もなく空に咲いている 春花火よ 背筋を精一杯 伸ばしてるキミを 照らしているから そっと 照らしているから  電車の中 小さな手で握りしめてた 片道の切符と 優しい母からの手紙 「元気でさえいてくれれば それでいいのよ」 その言葉が 今でもお守りだよ  自由を手に入れて 翼は生えたけど 飛べる力はなかった それでも 信じていれば 何かになれるよ 何度だって 立ち上がるよ  「キミに幸あれ」 両手を目一杯 広げて 夏も秋も長い冬の日も 変わらずに 風に吹かれて 雨に濡れながら 春を待っている  限りある命 尽きるまで 儚く散る花は美しい キミが道を迷わぬように どんな日々も進めるように 打ち上げよう 千輪の花  「キミに幸あれ」 繋いだ手と手 離した それを勇気と呼んでくれたね まだ帰れない さよなら またね いつか会う日まで 走っていくから 待ってて 両手を目一杯 開いて 音もなく空に咲いている 春花火 もう見えない場所に一人 キミがいないこの街で 今年も咲くから  満開 贈る春花火
ココロジェリーフィッシュヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ予報はずれの雨の日は 透明のくらげがただようよ 苦し紛れについたウソ 心に雲を運んでる いつもより静かな街は 色をかすかに残しているよ 君が忘れた黒い傘 いつまでもかわいたまんま  ねえ こんなことやめようよ 2人傷つくだけだよ 少しずつ離れてく距離にすがってるしかないでしょう ねえ いつだっけ約束した2人の未来は雨でにじんで 見えないうちに 背を向けてしまおう  ココロジェリーフィッシュ つながった気持ちは いつも最短距離を走るの でも今は届かない 聞こえない そんな鼓動さえも 海の中 ゆらゆらと揺れては 闇をベッドに星を仰いで 会えるなら会いたい 素直な気持ち  あれから途絶えた連絡 つぶやいたメールは減ってくよ 自然に消えていくのかな? いつまでも聞けないまんま ねえ こんなことやめたいよ ほんとはただ逃げたいの 君の心の行方を知りたいの  君もジェリーフィッシュ 寄せては返すよに 2人の関係は曖昧で 誰が悪者になれば あたしが傷つくだけですむの? 海の中ぷかぷかと浮かんで そのまま流れに身を任せて 知らぬ間に 君の隣に 流れ着きたい  いつかジェリーフィッシュ 失ってしまえば 線は2つの点に変わって 向こうから続く足跡 波がさらっていくよ それでも逃げ出しそうな身体足も手も全てねじふせて 君のもとへ  もいちど 君に気持ち伝えて 一からやり直そうだなんて 今さら言えないこの小さなプライド壊してしまえよ 海の中2人で泳いだね きらきら揺れる波に向かって 戻りたいなんて言わない 欲しいのは未来
東京ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイもう嫌だよって理由もわからないまま 家を飛び出して駆け込んだ電車 持ってるのは320円 知ってるところまでしか行けない  わかってるあたしがわがままなだけ やりたくないとかできないとか弱音ばっか 変わったのはあたし このまちじゃない  東京のビルはこんなに綺麗だったっけ 知らないところみたいだ 自分勝手で弱虫で帰る場所がある あたしを笑ってる  流れてゆく時間や人の速さ 追い付けないどころか追い越されてゆく  わかってるあたしはあたしだよね でも焦ってでもできなくてまた繰り返す 迷ってないのに答えは見えない  東京のビルはこんなに綺麗だったっけ 知らないところみたいだ 自分勝手で弱虫で帰る場所がある あたしを笑ってる  東京で生きる、決めたのはいつだったっけ 忘れていた未来は 簡単に届くものじゃないとわかってたはずだろう もう一度 前を向いて  東京で生きる、手を振って出てきたあのまちも 全て置いてきたのに いつのまにか増えていた荷物を捨てなくちゃ何も掴めない あたしは選べない
八月ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ八月のぬるい夜 些細な出来事で 溢れ出したコップの水に 二人溺れたの  毎回同じことで争って 泣いて慰めて抱き合って眠れば 解決したような顔で笑える 決まりきったドラマの脚本みたいだ  孤独に喰われた 未熟な生き物 今でもたしかに あなたを想ってるのに 飲み干せるだけの渇きは 恋が始まるときだけ 今じゃ諦めちゃって心地がよくて 一緒にいるだけ これが愛なの?教えてほしい  チクタクと針が鳴る ポツポツと雨が降る アスファルト照らす 信号の灯り あなた 帰らない  足りないの つたないよ 欲しがる方が恥ずかしくて もういいよ 虚しいよ あの頃の ままじゃいられない いっそもうこのまま  孤独じゃ生きれない 未熟な生き物 終わらせることさえ 1人で選べないくせに ほんとうの愛なんて 流れる星のようだね 自分勝手に願って叶わなくて また願ってる 今以上をいつだって 探し迷ってしまう 「あなたじゃなきゃ」じゃなくて あなたがいいってちゃんと選びたい 帰っておいでよ 話をするから
黒い影ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ午後6時歩道橋に伸びるもう一人のキミ 足元に付きまとう光から避けるように バレてないはずだうまくできたと思っている それがただの驕りだと気付くのは後日談  傷付ける言葉だけうまくなっている現状 守ってるものそんなに大切なモノなの?  太陽が僕の心臓を押し出す 黒い影 照らし出すは裸の心 いつの日にか熱く焼かれてしまうよ 黒い影 切り離して空へ飛ばせたら  キミが思うその何倍もあの子は傷付いてた 気づけないそうじゃないだろ わかろうともしなかった 明日があまりにも近くに見えてしまうから 忘れてくキミの目が濁ること死んでくこと  知ってるかい?キミがぶち壊したあの子の惨状 それでも間違いに気付いて  太陽が沈む 迷いこむ心 黒い影 明日になればまた出会えるだろう  間に合えばいい 明日でいい その理由はなんですか? あの子の心闇に溶けてしまう前に  太陽が僕の心臓を押し出す 黒い影 照らし出すは裸の心 走り出せよ 夜が明けてしまうから 黒い影 自分の中に心があるうちに 黒い影 信じられるのは今 今
東京にてヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ渋谷も変わっていくね オリンピックがひかえているから 張りぼての元気などを纏って サラリーマンが肩をぶつける  ライブハウスができてはつぶれて 名前が変わってまた戻って 解散したバンドは友だちじゃないけど わたしのこと 歌ってた  ロックバンドから見える東京 ホームレスから見える東京 ピンヒールの OL の東京 どれも嘘でどれも本当 誰かの作った方程式じゃない 新しい答えを作ろうよ 最初で最後 きみだけの きみだけの東京にて  バスターミナルできみに 手を振ったのはいつだったっけな 見送るのが苦手だと言って 背中を向けて逃げたセンター街  あの子ともあの子ともあの子とも 潜ったこの赤い提灯の下 神様仏様ぼくはちゃんと 今この人を愛しています  ロックバンドから見える東京 ホームレスから見える東京 ピンヒールの OL の東京 どれも嘘でどれも本当 誰かの作った方程式じゃない 新しい答えを作ろうよ 最初で最後 きみだけの きみだけの  会社をやめたサラリーマン 笑い方を忘れた芸人 引っ越し手伝いにきた父親 結婚したい派遣社員 見えてるものは一緒でも 違う方法で見つけたものだろ 最初で最後 きみだけの きみだけの東京にて
言葉のない手紙ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイわたしが育った街は今も 変わらなくて 開かずの踏み切りも 歩道の穴ぼこも 思い出さなくても 浮かぶ思い出  大人になったら 強くなれる 魔法みたいに 変われるはず 現実はどうだ 自分のことばっか 助けられたことも忘れて  その手にいまはなにもなくても いつか誰かを愛すだろう 争わなくていい 優しくあればいい それが強さだから  この手を握る その小さな手は いつか誰かを守るだろう 目にうつるすべては 人を繋いでいく 言葉のない手紙  好きなものを愛そう 好きなものを好きでいよう 誰かのため 自分のため できることはなんだろう  この手を握る その小さな手は いつか誰かを守るだろう 目にうつるすべては 時を紡いでいく 言葉のない手紙  目にうつるすべては 人を繋いでいく 言葉のない手紙
街頭演説ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ・松岡モトキ・宮田'レフティ'リョウ街頭演説の声が 休日の微睡み 壊した 先の平和より今の平穏を 選べば叩くの?  わたくしごとになりますが 同棲してる恋人の 2度目の裏切り 見つけてしまった そろそろさよならするでしょう  誰にももらえない愛が 誰もがわかるような平和に 喧嘩を売ってる 愛されないと 他人の幸せ願えない  あきらめたくなって それじゃ生きれなくて ずっと前から 鳴り続けてた 5時のチャイムが 帰れない大人と 帰りたくない子ども いつでも母が 迎えてくれた 必ず 明日を連れて  清き一票の裏には 絶望と欲望が巡る 欲のない社会に理想なんてない わかっているでしょ  再放送のドラマでは 寿退社が当たり前 子供のころ想像した未来は今じゃ一つも叶わない  ため息吸い込んで 愚痴に蓋をしたんだ 笑っていろよ 仏になれと 声が聞こえる 誰と手を取り合って 誰と愛を誓うの こんなわたしを 誰が選ぶの 死ぬまで 働かなければ  アンバランスなバランス ビル風は強く アンバランスなバランス 靴はハイヒール アンバランスなバランス たのしめりゃいいよ アンバランスなバランス 選び続ける人生だ  あきらめたくなくて 愛されてみたくて ずっと前から 耳塞いでた 警笛の音 時代に流されて 楽をしちゃだめなんだ 正しさはどこ 選びたいもの この手で 夜明けを告げて
風と影ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ・松岡モトキ・宮田'レフティ'リョウ結婚したんだ 言われて見せられた奥さま 画面の向こう 笑ってる顔にはもう女の文字はなくて 家族ってこういうことかな ビールの泡がのぼっていく カウンター並んだ二人はどう見えるのかな  一度だけ 酒の勢いで あやまる君は靴下 裏返しのまま出て行った わたしの気持ちに気付いてることに わたしは気付いてるから 君のずるいところも包んであげるつもりだったのに  薫る風 通る風になびく二人の影 わたしだけ薄くなる さよなら なんて言えないや 涙さえ 見せないでいるのはわたしのため まだそばにいたいから 肩が触れない位にいさせて  終電間際に そわそわしている旦那さま かわいい奥さんが待っているんでしょ、 なんて余計な助け舟 おごりおごられることはナシ 絶対の二人の決め事 降り出した雨 君は一度も振り返らない  春が来て ちゃんと夏が来て 秋と冬が来る みたいに友達なんだろう 梅雨があることも知ってて それでも四季と呼んでるように 当たり前なんだ それが嬉しくてやっぱり悲しくて  夜の雨 通り雨に濡れる わたしの影 少しだけ泣けてくる さよなら いつかするのかな その日まで 言わないでいられるよ 隠すから まだそばにいさせて たまにでいい 君のずるいとこ見せて  わたしは こんなに やなやつ だったんだ わたしは こんなに 君だけ なんだな  その日まで 見せて夢 その日まで  薫る風 通る風になびく二人の影 わたしだけ薄くなる さよなら 君はしてたんだ 涙さえ 拭えない君のその指先に リングが灯る頃 きっとこの恋は 風に揺れてる
バスタオルヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ佐久間薫・ヒグチアイ・松岡モトキ新しくしたバスタオルは 最低でも一年は一緒にいることの証だよね  ねえそんなことで わたしはわたしを安心させてる 失くした恋のせいで わたしはいつまでも 居場所を探してる  つよくならなきゃ つよくならなきゃ あなたに好かれたわたしのこと 救ってくれたあなたに 曇ることなく 胸を張らなきゃ あなたが見つけて くれたわたしだから 大丈夫よ きっと  古くなった バスタオルは 柔軟剤でも 戻らない 今日で 使うの最後にしよう  ねえ 捨てちゃえば なんにも思い出せなくなるかな 言葉かけてくれたね 誰かと一緒でも 孤独なわたしに  つよくならなきゃ つよくならなきゃ 強くなくてもいいんだよと あなたは言うでしょう わかるから  つよくならなきゃ つよくならなきゃ 道間違えても 歩いてきた だから出会えた あなたに  過去を許して 未来を信じて あなたが見つけてくれたわたしだから 大丈夫よ 大丈夫よ きっと
走馬灯ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ佐久間薫・ヒグチアイ・松岡モトキ肩書きが名刺の真ん中に書かれていて 親がくれた名前はいつのまにか消えた ママでもない 主任でもない おまえでもない おばさんでもない わたしはどこにいるんだろう  わたしじゃないなにかに成り代わっていれば 言われたことに傷つきにくいことを知ってから 頼ってた 頼りきってた 迷いはなくて 迷う暇もなくて わたしから逃げてきたんだよ  朝起きて鏡の前で おまえは誰だと呟く 卒業証書をもらったときは たしかにたしかにわたしだった  あの頃に戻りたいのは 楽しかったからじゃなくて 疑うことなく何者でもない わたしがいたから  どれぐらい稼いで なにを買ったのか だれとのんで どれだけ寝てないかを 競っている 飲み屋の隅で 大切なもの 守るために 上手く笑えるようになるんだ  虚しさを 照らした街灯 全部捨てたいと 思う夜 捨てらんないよな 簡単じゃないよな だから うまく ごまかしてる  つまづいて 立ち止まれば 脳裏に浮かぶ走馬灯 スカートの下に体操服はいて 坂をのぼる 赤い自転車  あの頃に戻りたいのは 楽しかったからじゃなくて 疑うことなく何者でもない わたしがいたから
ほしのなまえヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ見えているものだけに 名前をつけたのだろう 見えないもの 名前もなく 消えてしまうかな ゴールテープはすでに 誰かに切られている それでもまだ走っている 見つけてもらう日まで  時の流れが足を急がせる 年をとれば 歩みも遅くなる 競う人も名前を呼ぶ人も 今は一人もいない  何億のうたと本が 埋もれていくように 何億のわたしとおなじような人が 星を作る 燃やしながら 叫んでるの ずっと 自分の名前を  いつもの思い出話 笑えない後ろめたさ 今もまだ戦ってる 眠れない夜越えて  何億の恋と夢が 忘れられるように 何億のわたしと同じような人が 迷い、選ぶ ここではない どこかになら 幸せ 溢れてるの?  迷うなら 足跡のない道を進んでゆけ 始まりに立つわたしが わたしと交わした約束 変わること怖がらないで 変わらないもの信じ続けて 小さな光でも 確かな星だから  何億のうたと本が 埋もれていくように 何億のわたしとおなじような人が 星を作る 燃やしながら 叫んでるの ずっと 自分の名前を ずっと わたしの名前を
一週間のうたヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ・松岡モトキ・宮田'レフティ'リョウ一階の駐車場 こなごなのマグカップ 火曜日は不燃の日 大量の思い出を  どちらかと聞かれればロングだと言ったから 水曜日バッサリと 首元のネックレスも  毎晩の連絡は 週一へ 月一へ 木曜日「ちゃんとする」素っ気ないあなたから  女は全てを 忘れて次へ行く ちがうの 準備が上手な生き物  歯ブラシと靴下を 無表情 ゴミ箱へ 金曜日 可燃の日 あなたが触れたものも  なんで、とか どうしてとか 友だちが驚いてる 土曜日のランチでは 優しいトゲ刺さる  別れよう すら言えない 男にも 好かれたい 日曜日 ひたすらに 謝るひと 抱きしめる  女は全てを忘れて次へ行く ちがうの 準備が上手な生き物 女の強さに 男は甘えるの 本当の涙に 男は気付かない 女はどこかで わたしを笑って 男はどこかで わたしを思い出す  目を開けて いつもの朝 いつも通り 目覚ましの音 月曜日 手を伸ばす つもりが動かない 動かない 動かない
いちごヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ佐久間薫・ヒグチアイ・松岡モトキ小さな ケーキに いちご一つ 苦手だからと 嘘ついて いつもくれた  口から 出るのは 愚痴ばっか 少し休めば? いつもそう 無責任なきみ カレーライス 隣に いちご一つ 変なバランス けどなんか 泣けちゃった  あんなに好きって言ったのに あんなに好きって言ったのに きみはもう だれかのもの  甘くないよな ずっと 甘え続け それが愛だ恋だとか 伝え続けた きみが最後の人だと思ってたんだ  風のよう 噂は 走り抜けた 永遠の愛を 誓った みたいね  あんなに好きって言ったのに あんなに好きって言ったのに きみはもう だれかのもの きみはいまもたからもの  忘れないでね ずっと そばにいたんだ 心残りじゃなくて 後悔でもなくて すれ違う匂いに ただただ振り向くだけ  小さな ケーキに いちご一つ 苦手だからと 嘘ついて いつもくれた
聞いてるヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ・松岡モトキ・宮田'レフティ'リョウここに目指すものはないからと バックレた新人アルバイト 夢を盾にして 牙を剥くことで 主人公になれたかい  整形でもしなきゃ治らない コンプレックスを突っついた 赤面の笑顔 作る人の上で 絶景は見えたかい  僕よ わたしよ 胸に聞いてる 君よ あなたよ 胸に聞いてる  答えなどない問いの答えに 指でバツをつけるSNS その親指で涙も拭える 立てればエールも送れる  裏切られた過去のトラウマを 壊す勇気ならもらったでしょ 1 パーセントの残りは君自身 頼りない勇気 振り絞れ  僕へ わたしへ 届いてほしい 君へ あなたへ 届いてほしい  ステージの袖で 震えているんだ 速くなる鼓動が身体を揺らすんだ それは空高く飛ぶ前の手拍子だ いつだってそばにある 高鳴りを信じてる  叩いた数だけ息をしてる 叩いた数だけ生きていける  僕よ わたしよ 胸に聞いてる 君よ あなたよ 胸に聞いてる
ラブソングヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ佐久間薫・ヒグチアイ・松岡モトキ誰かを救う うたをかきたい なんて言うくせに 救われたことがない 流行りの歌も 往年のラブソングも 他人の人生 私のじゃない  わかってよ 私の思ってること わかってる わかる人なんていないこと  誰も救えない こんなうたでも あなたのために なるとするなら 友だち 家族 もう会えない恋人 思い出すことは想うことだよ 記憶の中のあなたは 決して一人じゃない 愛されていたんだよ  誰かを救う うたをかきたい なんて言うくせに 救われたことがない すぐに悩みを 話す人が羨ましい そのたび強く思う わかられてたまるか  静かな夜はこわくなるんだ このまま 一人きりだったらどうしよう  狭いアパート いつもの顔ぶれ 話尽きずに 朝焼け見たこと 思い出せるように もう忘れないように ここに今 書き残すよ 今もどこかであなたを思い出す人がいる 大丈夫  誰も救えない こんなうたでも あなたを想う そのためだけに 生まれてきたの もう忘れはしないよ ずっとそばにいなくても 記憶の中のあなたは 決して一人じゃない 愛されていたんだよ  誰かを救う うたをかきたい なんて言うくせに 救われてばっかなんだな  記憶の中のわたしは 決して一人じゃない 愛されていたんだね
どうかそのままヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ・松岡モトキ・宮田'レフティ'リョウどうかそのままで どうかそのままで きみを苦しめた わたしのことなど もう忘れてしまって 二度と思い出さないで  改札前 きみが肩を濡らしてた 一本の大きな傘 持って 傘をさすのが下手なんだと 付き合いたての頃に聞いた 暖かな 部屋にかえってくれば 正しく並んだ 洗濯物 「帰ったらやるから放っといてね」 今朝のセリフはほんとの気持ち  わたしはいつも、感謝してばかリ できないわたしを縁取られて 小さな優しさに責められた気がして ついに逃げ出した  どうかそのままで どうかそのままで きみを悪者に すリかえたことを 今 後悔している でもそうしなきゃ生きられなかった  描いた未来 通リ過ぎても 二人は まじめに 向かい合った それが一番 大切なことなど 誰もがわかる答え  できないことをやろうとするわたし そのままでいいよと言ったきみ 完璧で正しくて何一つ勝ち目がない きみのそばにいると わたしを嫌いになってしまう  どうかそのままで どうかそのままで きみはきみのまま 正しいままでいて どうかそのままで どうかそのままで きみはきみのまま 優しいままでいてね 二人を守る大きな傘はずっと乾いたまま もう忘れてしまって 二度と思い出さないで
前線ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ・松岡モトキ・宮田'レフティ'リョウ深夜3時 ファミレスの ドリンクバーは優しい 開いたノート 真っ白いまま 家に帰る毎日  一丁前にフラストレーション たまっちゃって すみません 開いたゲーム ちょっとだけの 言葉が朝に溶ける  やらなくちゃ わかってるけど やればできる そんな才能もないでしょ  今更 夢を見るな 果たせない約束はするな おまえに言ってるんじゃなくて わたしに叫んでるんだよ 逃げるな 逃げなければ その場所が前線だ  満員電車 泣き叫ぶ 子どもあやす 母親が 引退して結婚した かつての戦友に似てた  きみはいつも 夢語ってた なにかがきみの道を塞いだんだと 思っていた  変わらない夢を追えば 後悔のない人生と言えるの? 守るべきだれかがいて その誰かのために生きる 選んだことに間違いはないと きみは笑ってた  このままでいいの? 自問自答  それでも夢を見てる 居場所が ここだけだと 隣を追い越していく人も 遠く離れていく人も 誰もが立っているんだよ 自分だけの前線へ
コインロッカーにてヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ隠すから見たいんじゃん 隠すの下手なんだからすんな 何回めだろ 案外続く関係 涙溜める表情に 自分の心 騙していたんだ セーフティエリアを広げるのが仕事  若い芽を摘んで摘んで摘んだのに 知らぬ間に伸びた豆の木にょきにょき わたしが間引きしなければ いつか全部枯れたかも しれないのに  コインロッカー 待ち合わせ 冷たくなったナキガラを そっと入れて鍵閉めて 黙って去って鍵は川に投げて わたしが悪いの?女狐?? 責任感のない男ね 育てる気もないくせに 勝手に作って 怖くなって  わたしの誕生日を 暗証番号にしたんだって 満面の笑みで報告したときは 近年稀な日本晴れ それが絵画だったとしても 窓を塞いで 打ち付けた幻想  5W1Hの答えは曖昧 わたしはどうするつもりで? 戻る術は謝罪じゃない 墓場まで背負うのよ 覚悟はある?  コインロッカー 待ち合わせ 顔すら見れないくせに 濡れ衣ばっか着せている なんでこんな男(ひと)がいいのかしら 手向けの花は間に合わせ 最後ぐらいは手を合わせ 恨んだり妬まないで 来世は誰かに愛されて  とおりゃんせ とおりゃんせ いきはよいよい かえりはこわい とおりゃんせ とおりゃんせ いなけりゃいいのは ほんとはわたし  コインロッカー 待ち合わせ 冷たくなったナキガラを そっと入れて鍵閉めて 黙ったあんた 渡したナイフで わたしの胸を突き刺して わたしをここに捨て去って 犠牲の上に成り立った 愛と情の狭間で生きれない
かぜ薬ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ伊平友樹39度の熱が出た 身体が久しぶりに走った翌日みたいに痛い おままごとみたい水でしぼったタオル きみはぼくにのせた  このまま熱 さがらないで そしたらきみ いてくれるかな 昨日話した 別れ話 忘れてずっと 一緒にいようよ  このまま熱 さがらないで そしたらきみ いてくれるでしょ 昔話 水に流して あやまるから 一緒にいようよ  ハロー ぼくの声はまだ きみに届いてますか? ハニー 甘い甘い夢の中 今でも彷徨ってる  ねーね、って呼ばれた気がした 階段から落ちたみたい跳ね起きてしまった 思い出せない二人暮らし 狭い布団 独りに慣れてきたのに  あの日の熱 さがったあと 2日分 残された薬 「ちゃんとして」きみは何度も 伝えてた たしかにそうだった  許してくれたとき やめられてれば たられば ばっか 仕方がないや 早く結婚でもして 知ってる笑顔 誰かに見せて  引き出しの奥 丸い文字 熱が出たとき 咳が出るとき 輪ゴムでまとめられた薬 ちゃんと2日分 最後の優しさ  ハロー 元気でいますか? ハロー 月が綺麗だよ ハロー 風邪をひいたんだ 熱が出たんだ  ハロー ぼくのことをまだ きみに探しててほしい ハニー 甘い甘い夢の中 目を覚ましたくはない
玉ねぎヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ御供信弘帰らないなら 連絡ぐらいしたらいいのに あたためればいいよ そういうことじゃない 一緒に食べたいだけ  溶けてるから 見えないけど 一番手間かけて炒めた玉ねぎ  ありきたりなエンディングの映画で 泣けちゃうくらい 泣きたいんだ 言わないけど消えてないの たしかに あなたのこと 胸の奥で 呼んでる  お風呂掃除も 洗濯もちゃんとやったよ 僕がやったらいいの? そういうことじゃない 抱きしめてほしいだけ  あきらめること 悲しいことじゃない 一生一緒にいるんだから  違う さっき玉ねぎ切ってて それなら なんでずっと 泣いているの? 不満じゃない不安なんだ 言えない わたしのこと 優しいって 思ってるでしょ?  ありきたりなエンディングの二人は 気づかない間に はなればなれ あの日の熱 変わらないもの 探して 夜が来ても 帰らないまま きつね色に染まる空は 一瞬で 写真の中 ずっとずっと 見ていた
わたしのしあわせヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ勉強もしないで 学校にも行かないで 友達も作らないで ただひたすらに  常識も知らないで 言うことも聞かないで 遊びにもいかないで ただひたすらに  わたしのしあわせは だれにもはかれない わたしのしあわせは だれのものでもない  結婚もしないで 親孝行もしないで 子どもも作らないで ただひたすらに  お金ももたないで 贅沢もしないで おしゃれもしないで ただひたすらに  わたしのしあわせは だれにもさわれない わたしのしあわせは だれにもわたせない  悲しい顔をしないで かわいそうだと思わないで あなたがくれたもの 一つ 大切にもってるから  毎年届くりんご 食べきれないほどの野菜、お米 昔好きだったお菓子、ジュース 真似してかいたあなたの文字 心配させてごめん 読みきれないほどの涙溢れ 信じてほしい 信じてほしい わたしはあなたでできているよ  わたしのしあわせは だれにもはかれない わたしのしあわせは だれのものでもない  どうかあなただけに 知っていてほしいの ここにいれるだけで 大丈夫 しあわせ
ぽたりヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイさびついた涙腺が もうすぐで壊れそう 曖昧な朝焼けと 身代わりのくもり空  やりたくて やれなくて やらなくて やりきれなくて あきらめて 忘れては その時を もてあそぶ  靴の底は擦りへったまま 雨が降ると走れないまま たばこ屋の屋根の下で ずっとずっと雨宿り ずっとずっと雨宿り  食って寝て泣いて 腹へって また食って まわって また同じ所に戻って 繰り返し 繰り返し 失敗も後悔も もう飽きたんだ だから僕は泣けない  一番の友だちは 裏側の自分だから いつまでも勝てなくて 時々はつらくなる  食って寝て泣いて 腹へって また食って 今日もまた同じところで悩んで 迷った道で拾った何かを ポケットにつめて  食って寝て泣いて 腹へって また食って まわって また同じ所に戻って 繰り返し 繰り返し 変わらない毎日を 送ってるはずなのに 君はずいぶん変わった やぶれそうなポケット ほら もう 泣けるはず
不幸ちゃんヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイどんだけ証拠集めても黒は黒 それでタイムマシンは作れない あの頃に戻りたいだけなんです それだけが無理なんです 攻め込む準備は万端 涙は洪水警報 カンカン 女の勘が当たる理由は 不幸の匂い嗅ぎ分けられるだけ  スマホのロックは夜中に外れる 履歴のインフォで通話時間を見る 白白黒黒白黒黒黒 だれこの「さおり」って? 写真のチェックは風景も外さない 一人でこんな場所に行くはずないじゃん 白白黒黒白黒黒黒 器用じゃないもんね  上司とさし飲みでカシオレ? 女子力刻む ポケットのレシート そっか 裏切られたんだ あたし何も悪いことしてないのに  もうやんなっちゃうな なんどもなんども同じことの繰り返し ずっとこのまんまかな 生前悪いことした先祖を恨んでいる  フォロワーチェックにいいね!や鍵アカも ホシアカウントがまさかの誤フォロー!ありがとう 白黒黒黒白黒黒黒 まだ泳がせておこう 疲れてるって常套句 数えましょう 知らない手つき どこで覚えてきたの? 黒黒黒黒黒黒真っ黒 決着つけなくちゃ  なんか言いたいことあるでしょ? 明らかに目が泳いで汗かき出した ちょっと カワイソになって 向こうと今別れるなら許しちゃう  もうやんなっちゃうな なんどもなんども同じことの繰り返し ずっとこのまんまかな 生前悪いことした先祖を恨んでいる  かみさま ちゃんとあたしやりきりましたよね? 生前の罪は清算できましたよね? 「あなたは自分を大切にしてないでしょ それも罪 ちゃんと罪 一番大切にできるのは 自分なんだから」  もうやんなっちゃうな なんどもなんども同じことの繰り返し ずっとこのまんまかな 生前悪いことした先祖を恨んでいたい もうやんなっちゃうな 心広くて優しい人になったのに ずっとこのまんまかな あたしを一番愛してくれる人いるかなあ
最初のグーヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイおんなじクラスの男子 からかわれてばかり喧嘩は毎日 知らない傷はヒーローの証 わたしだけが気付いてる  かっこ悪くっていいから いざという時は絶対逃げて 絶対逃げないことわかってて お願い ちゃんと 帰ってきてね  へらへら笑うときは 強くいたいと思うとき 涙を流すときは 誰かのために  握った拳を掲げた顔は きっと笑っていたんだろう いつになっても変わることはない 想いを抱きしめて あなたを待っている  バンソコだらけの顔の 理由は口を結んで話さない 心配かけないようにしてること わかるから心配になるのよ  バカにされたときは のらりくらり かわすのに 仲間のことになると ボロボロでも立ち上がる  叫んだ言葉は胸に刺さって 信じる強さに変わってく いつか傷ついて 帰ってきたら 褒めてあげよう あなたは正しいって  どんなときも希望を捨てないで どんなときも挑み続けて どんなときも仲間を信じて どんなときも自分を信じて  握った拳を掲げた顔は きっと笑っていたんだろう いつかあきらめそうになったら 教えられたように わたしに 伝えて欲しい  叫んだ言葉は胸に刺さって 信じる強さに変わってく いつか話してくれた夢が叶いますように ここで祈っている
ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイこのままどこか 知らないところへ 行ってしまえと 荷物を包んで 歩き出した 歩き出したが 戸締り元栓 気になって帰った  なにもせず なにも食べず 本を読んだ 言い訳で眠る 誰 誰からも 愛されないと 思えば思うほど 浮かぶ人の顔  飲めない酒を 飲めば変わるか つけない嘘を つけば変わるか 敬えないと 思う人でも 僕より長く 続けているんだ  なにもせず なにも食べず 欲は悪だと 言い聞かせ眠る 誰 誰しもが 欲しがられたいのだ 生きている意味は 誰かがくれるもの  なにもせず なにも食べず 本を読んだ 言い訳で眠る 誰 誰からも 愛されないと 思えば思うほど 浮かぶ人の顔
きっと大丈夫ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ帰る場所はここだからね、と背中押してくれた 心の中 柔らかい火がそっと灯っている ただいま おかえり 優しいその声 小さな一歩踏み出した いつだって味方だよ  夕方のチャイムが鳴り響く 僕の小さな街 笑い声が遠ざかるまで膝を抱えていた 薄暗い部屋で ひかり 探してた ご飯だよ、と あなたがいつも名前 呼んでくれた  つらい時は休めばいいと 頭撫でてくれた 生まれてきてくれた それだけで 幸せなことだよ あたたかい言葉 ふわり 燃えている 靴をはいて 歩き出そうよ もうきっと大丈夫
花霞ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ春が咲き乱れる 靴を履いたままで 窓の低い フローリング  街は雲にのって 熱い酒におぼれ 口の中にサンゴ礁 掴む腕の やわらかさ  霞がかる頃に あなたのことを思い出そうとしてみるのに どこにもいない うらら 影をおとして  雪が積もるように 夜が白くなるね ひらけた空 月あかり  曇る川に沿って 道が続いていく 急な坂道 知らんぷり それでもなお 行くと言うの  霞がかる頃に 遠くの駅であなた見かけた気がした もう知らない人 うらら はじけて消えた  霞がかる頃に あなたのことを思い出そうとしてみるのに どこにもいない うらら 影をおとして うらら どうか元気で
永遠ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ伊平友樹・ヒグチアイ天才かバカだとしたら 限りなく前者だった 無知を盾に戦うの 制服とスカーフで無敵でしょ  やっぱり脱いだら普通の女の子 やっぱり育てば普通の女の人 ちやほやされた理由わかってる 被れど履けども 似合わない  ああ ここまでか ここまでか 永遠は 感じるものだ さよならの数だけさよならがあるだけ  ローファーかスニーカーで分かれる ハイソより短めが旬 不自由の海を泳ぐの 生温くて守られて快適だもん  しっかり恋というゲーム ハマってる 実際 落として終わりにゃならないもの ふりふられ ふらふら彷徨うけど 気付かないキッズレーン 失敗はない  さあ ここからだ ここからだ 永遠は わたしのものだ さよならの数だけ 始まりがあるから  最強最高これ以上ない 限界知らない興味などない あの頃のわたしがちらつくけど 片道限りの旅でしょ 土産は いらない  ああ ここにきて 気が付いた 永遠は なくしたものだ 戻れない過去なら 永遠と呼べるらしい ここからは ここからだ 永遠は 感じるものだ 傷ついた初恋も 約束も感情も まばたいた光に 照らされた一瞬だ
わたしはわたしのためのわたしでありたいヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ御供信弘彼氏いたってお金あったって つらくなることないですか? 世界で一番わたしが 不幸だって思ってもいいですか?  なにが不満だって 言えないよわかって 誰のせいでもないんだよ 呪いみたいに縛られて 寝ても覚めてもいつも夢の中  ハードルを高く高く決めたの 絶対下げたくない 傷はいつかを 思い出す鍵だ なんども転べ  誰もいない街 誰も見てないステージ 踊り続けられるだろうか 擦れたかかと 引き摺って それでもまわるまわる 誰もいない道 誰もくれないトロフィー 走り続けられるだろうか わたしのために わたしのための わたしでわたしでありたい  かわいくたって頭良くたって つらくなったっていいですか 憧れとごちゃまぜにして 話合わせに語る夢じゃない  ねえどうか今を最高地点と 決めつけないでいて 旗は立てるな 大きく振れよ 風を味方に  誰もいないベンチ 誰もいない客席 削り続けられるだろうか 厚くなった手のひら 信じて 進め 進め 誰もいない未来 誰も知らないストーリー 描き続けられるだろうか わたしのために わたしは生きるの つらいなら、こわいなら、大丈夫  しあわせの数 増えて見つけた ちいさなかわいい家 これが全てだ そう言った友よ しあわせでいて  誰もが背を向け 誰からも忘れられて いつか来る日がこわいけど 誰でもないわたしがわたしを覚えている 強く強く  誰もいない街 誰も知らないメロディー うたい続けると誓うよ わたしのために わたしのための わたしでわたしでありたい わたしでわたしでありたい わたしでわたしでありたい
夏のまぼろしヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ「7月に入ったら船に乗って海に行こう 誰もいない静かなビーチで 言葉のいらない景色だけ追いかけて ゆっくり過ごしていよう」 カレンダーめくったら 長い横矢印で 書き込んだのは君だったっけ 消すのも癪だし 一か月ぐらい我慢して見ないように過ごしていよう  探せないものならあきらめもつくけどさ なくしたところに 置いてけぼりかな 忘れただけかな  きらきらと光るのは夏の幻 ぼんやりと灯るのは涙のせいかな ゆらゆらと陽炎が僕を笑って 手が届かないところへ 君を泳がせたのさ  サンダルの裏にはさまった石の粒 あの砂浜の星の砂 小さな瓶に入れて いつか一緒に返そう 君はいつも笑ってた  いつでも君が僕を見つけてくれた なくしたところで 探しているかな もう戻れないかなあ  きらきらと光るのは君の幻 さびしくて胸の中 風が吹いてる  きらきらと光るのは夏の幻 ぼんやりと消さないで 走る想いのまま ゆらゆらと陽炎が僕を笑って 手が届かないところへ 君を泳がせたのさ 君は夏の幻
みなみかぜヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ伊平友樹・ヒグチアイ南風が吹いた あなたの匂いがした 借り猫みたい 椰子の木々が揺れてる  台風が来るのかしら 海の家は早仕舞いね 砂に書かれた相合傘 知らない人の幸せ願うほど  わたしはいい人じゃない 繋いだ手を無理にほどいた 救ってくれたのはあなたなのに 出て行くわたしを許したのもあなた  悲しみのルージュ 今も浮き立つような赤は くちびる焦がす わたし 守るためのプライド  繋がれた船の音は クジラの鳴き声みたいね どこかの誰かを探してる 遠く知らない街で暮らす人よ  わたしは強い人じゃない それでも想い続けていたの 二人で作った積み木の城 守ることしかできなかったけれど  優しい あなたは 溺れて しまった 優しい あなたを 奪って しまった  わたしはいい人じゃない 崩れた音 聞こえてたのに 救ってくれたのはあなただから せめて最後ぐらい きれいに終わらせて  南風が吹いた あなたの匂いがした 悲しみのルージュ 今も消えない心の赤
やわらかい仮面ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ岩田賢治・ヒグチアイうらめばうらむほどわたしはきれいになる 「どうか あなたが幸せになりませんように」  今もまだ誰かの前で 芝居続けてる もう気付いてる? 騙されるふりしてあげていること  あなたがつけた やわらかい仮面は 誰かに合わせて 醜く歪むの 吹きさらしの心に 野草の棘が ただ ただ 刺さっただけ 傷を 言い訳に そんなの 許さない  うらめばうらむほどわたしはきれいになる 離れた その日から時計は止まったまま  今もまだ誰かの前で 踊り続けてる うらやましい 代われるなら わたしを騙してください  形を変える やわらかい仮面は 剥がせないほどに 馴染んでしまった うそしかない日々が 真実になる ただただ流されて 失う 本当の顔 そんなの バカみたい  あなたがつけた やわらかい仮面は 誰にも愛されない自分 隠すため 今にわかるわ 愛す気もないのに ただただ甘えただけ 傷つかず傷つけて そんなの許さない 一生 許さない 死んでも 許さない
ラジオ体操ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイコンビニの店員がちょっとやな感じで その日一日ブルーになったり そんなときに限って歯磨き粉 切れてるの忘れてたり  なにもかもいやになって限界まで走って たどり着いた場所はよく知っていた 一人のちからで行けるとこ 初めから地図に書いてあった  まけたくない、で突き進めるほど 甘くはないけど まけたくない、がなくなったぼくに 一体なにができるだろう  今日を生きることが 明日につながるから なにも残せなくていい ただ基礎は忘れるなよ ラジオ体操みたい きただけでもらえるハンコ 生きただけでもらえるハンコ よくがんばりましたって押してほしいよ  錆びたカッターでちょっと指を切ったときに そっと絆創膏を 巻いてくれた 優しさ、より痛みの方が 胸にしつこく残るもんだな  誰かよりぼくは不幸なんじゃないかって 比べて幸せでも信じなくて 手を伸ばすより手で包む方が ずっと力がいるってことだ  追い風がきみを進ませて 向かい風が支えてる いつだって真ん中 きみがいる だから1人じゃないんだよ  今日を生きることが 明日につながるから 眠れず朝を迎えていい ただ夢は忘れるなよ ラジオ体操みたい きただけでもらえるハンコ 生きただけでもらえるハンコ よくがんばりましたって押してほしいよ  まけたくない、帰り道ぽつり こぼれたのは愚痴か それとも決意のうたなのか まだ答えはでないけど  今日を生きることが 明日につながるから なにも残せなくていい ただ基礎は忘れるなよ ラジオ体操みたい きただけでもらえるハンコ 生きただけでもらえるハンコ よくがんばりましたって押してあげるよ
妄想悩殺お手ガールヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ夏になったら 湘南のビーチで 大胆な水着で 朝まで踊り明かすの  夏になったら 江戸川の花火で 菖蒲の浴衣で 大人の色気魅せるの  悩殺悩殺悩殺悩殺  妄想ばっか膨らんでます 鏡の前でファッションショー (座布団でサーフィン)  妄想ばっか膨らんでます 平等に夏は降り注ぐのよ あたしの夏はジャイアントコーン 1つで完結しちゃってお手軽  夏になったら 軽井沢ドライブ 満点の星空 見ながら指絡ますの  夏になったら 地元に里帰り 初恋のクラスメイト 振り向くのはきみのほう  悩殺悩殺悩殺悩殺  妄想ばっか膨らんでます 畳の上でバタフライ (ゴーグルも完備)  妄想ばっか膨らんでます 本棚に並ぶ 恋の教科書 あたしの夏はBetaなLove1つで 満足しちゃってお手軽  連れ出して バカみたいな オープンカー 音楽かけて 膨らました 浮き輪持って 裸足で 太陽の下 きみと二人で  悩殺悩殺  妄想ばっか膨らんでます 鏡の前でファッションショー (座布団でサーフィン) 妄想ばっか膨らんでます 平等に夏は降り注ぐのよ あたしの夏はジャイアントコーン1つで 完結しちゃって あたしの夏はBetaなLove1つで 満足しちゃってお手軽
残暑ですヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ葛西大和「なにしてんの?」 「誰と一緒にいるの?」 「ねえ返事返してよ」 「あなたのことずっと想ってる」 「ああ会いたいなあ」 既読はつかない むしろ前より 全然 恋してる  いつもの三倍の電気代も痛い 人に言えないバイト こっそり始めたり 波に飲まれて 日焼けした肌は 誰も知らない クラクラ あなただけ  お揃いiPhoneケース 毛先の広がった青の歯ブラシ 寝巻きのXLTシャツは 洗濯しちゃった 間違った  扇風機返してよ 取りに行くのでもいいよ 教えてよ住所 絶対 もらったらすぐ帰るから 最寄駅遠回り 寄り道 コンビニアイス 30度続きで盆 残暑です残暑です ハッピーエンドはドラマの中だけ 中だけ  たまの休みは友だちとランチ 口を揃えて「別れろ」絶対?絶対! だけどあなたのいいところ一番 知ってるのは私 絶対 間違いない  真夏にさよなら 告げるように 舞い踊る花火に背を向けて 指切ったはずの約束 針のんだ位胸が痛むよ  扇風機 返してよ 返さなくたっていいよ あなたの生活にわたしのものがあるってことでしょ いつまでも持っててね 夏には思い出して 30度続く九月 残暑です 残暑です あなたに会えないまま 残暑です 残暑です ハッピーエンドはあなたの中だけ 中だけ
誰かの幸せは僕の不幸せヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ最近のニュースに触発された偽善者みたいなやつらが 140字以内でまとめようとした残骸が通り過ぎていく お前は一体誰なんだい?自分のようで自分じゃない 結局のところ枠の外からのぞく傍観者  そいつらを全部排除しろ 名前を出せ 顔を晒せ そういったやつらは笑ってる 誰一人もれなく笑ってる 冷静なふりして熱くて そのくせ強がったふりして 結局のところ枠の外はたださみしいんだ  誰かが端にならなきゃ みんなの幸せの余りさ 誰かが橋にならなきゃ 犠牲はしょうがない 誰かが 自分以外の誰かが  誰かの幸せは僕の不幸せで 誰かの不幸せは僕の幸せで わかりあえないなあ わかちあえないなあ 幸せの裏にはいつでも手招く悪魔がいる よく見ればそいつはこないだの僕だ  考えてみたんだ すべての人がつながる術を 両手を広げて 隣の人と手を繋ぐんだ でも駄目だったんだ 大切な人を 守るため 抱きしめるため 片方の手はその人のために 僕らはとても弱い  誰かの幸せは僕の不幸せで 誰かの不幸せは僕の幸せで わかりあえないなあ わかちあえないなあ だけどわかりあいたいなあ わかちあいたいなあ
猛暑ですヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ「なにしてんの?」「お風呂入ってるの」 「なら写真送ってよ」「なにバカなこと言っちゃってんの」 「会いたいな」「わたしも、会いたい」 大人になっても キラキラ恋してた  エレベーターで こっそりキスをする 人に言えない 秘密の夜を過ごしたり 別れたあとで すぐ電話しても しゃべりたりない ランラン恋してた  12時過ぎてから 何回も電話してるけど 繋がんない ひっくり返してる iPhoneを想像して 胸ぎゅっとなる  扇風機返してよ 車で返しに来てよ エアコン高いよ 絶対7月乗り越えたいよ 汗が伝う太ももに 暑いよロングスカート 30度超えたらもう猛暑です 猛暑です ハッピーエンドはドラマの中だけ 中だけ  たまの休みは お弁当作って 卵焼きは甘いの シュウマイは絶対?(絶対!) たまの出張は ご褒美みたい 二人好き同士なら 全然恋のスパイス  段々離れてく 君から好きになった 責任とって 一度踏み入れたら 毎分毎秒細胞侵食 止まんない  扇風機返してよ そのまま車でしようよ 好きなの知ってるよ 全部見せちゃったの失敗だった 神様は信じてる あたし悪い子だから 大切にされないのはしょうがない しょうがない  君を想ってたら ツンとする鼻の奥 こころがあるのかな 窓開けたら夏 お祭りだって行こう 約束指切った  扇風機返してよ 返さなくたっていいよ 会えたらなんだっていいよ とりあえず話しがしたいよ 無視してる連絡は そのまま無視していいよ 30度超えたらもう猛暑です 猛暑です 君に会えないまま 猛暑です 猛暑です ハッピーエンドはドラマの中だけ 中だけ
ぼくとおばあさんヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイぼく あなたと いきてこれてよかった もうあえないこと わかってるよ  さみしいと言えば 困らせてしまうかな さみしくないと言えば さみしい想いさせるかな  一番 最初の幸せくれたあなたに 一番 最後の幸せあげたい  ぼく あなたと いきてこれてよかった もうあえないけど わすれないよ  どこかへ行くの? 素敵なところかな あなたの大好きな 菜の花咲いてるかな  新しく買ってくれた服よりも あなたのほつれたセーターが好き 知らない街へ旅をするよりも 編み物するあなたの横が好き  あなたが呼んでくれた名前より ぼくはあなたを呼んでいたんだ 雨の日も 風の日も 晴れの日も  あなたが毎日手を合わせて ななめ上の方を見ていた その場所にいる優しい人の笑顔 会えるだろうか 会えていてほしいな  一番 最初の幸せくれたあなたに 一番 最後の幸せあげたい  一番 最初の幸せくれたあなたに 一番 最後の幸せあげたい  幸せあげたい
さっちゃんヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ幼馴染みのしょうちゃん 今度結婚するんだってさ チクッとさされた 胸の痛みに笑えた 小さな声で「おめでとう」涙が出た  明日友達のちいちゃんと 新幹線に乗って帰る 大好きなバナナも 喉につまる想いがした もう一度「おめでとう」笑って言わなくちゃ  慣れない服と席と匂い 大人びた彼の隣にいるのは背の高い綺麗な人 さっちゃんはね ずっと言えなかった 大好きです、と 言えなかった 目と目が合えばあの頃のように 笑ってくれるかな  転校することが 決まって最初に言ったのは 面倒みてくれた お兄ちゃんみたいなしょうちゃん  背も伸びて身体も 男らしく変わってしまったなぁ でも笑うと目尻が 下がるのだけは変わらない やっぱ言えない「おめでとう」弱虫  ねぇ知ってた?ってちいちゃん 「あなたがいなくなって 一番寂しがってたのはしょうちゃんであなたが初恋の人」  さっちゃんはね ずっと言いたかった 大好きです、と 言いたかった 離ればなれは辛かったけど 君の笑顔 思い出してたよ  さっちゃんはね 伝えることができた 本当の気持ち じゃなくておめでとう 彼は笑ってあの頃のように 頭を撫でて「大きくなったなぁ」  それだけで笑えたんだ
衝動ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ簡単なことばかり質問しないで 勇敢であれよ青年 柔軟な脳みそ働かせたいよ 細胞がうずく衝動  先がない後がない 八方塞がり 四面、楚歌が聞こえる 年をとる以上の速さで 邁進して参ります  壊れたブレーキ 気付いてるのに 急速発進止まんない 何も見ないで振り返らないで 手招く甘い誘惑 点滅してる エンプティー 途中休憩はない すいも甘いも なんにも感じないこの頃  感情論 いつかは枯れてしまうよ 哀愁で補う晩年  道がない 跡がない 吉報 君だけじゃない大丈夫さ 舐め合う傷なら とっくの昔に治ってるはず  華やいでいた 青春10代 誰かのレールを辿って 自由を知って 不自由になった 何も特別じゃなかった 点滅してる信号 鳥はもう鳴いてない 進む進まない 選択 正解 わかんない  先がない後がない 八方塞がり 四面、楚歌が聞こえる 可能性って言葉で逃げた日々 あの街に捨てたはず  壊したブレーキ 必要ないし 踏み込むアクセルだけでいい 何も見ないで 振り返らないで 過去も悔いもただの残像 点滅してるエンプティー 針は右に回る 止められない 鼓動を聞いて  壊れたブレーキ 最終ステージ クリアしたって続いてる まだ先あるって たどり着いたって 胸の高鳴りを信じて 光り続けるエンプティー ぎりぎりで生きてる 進め 衝動が尽きるその日まで
恋人よヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ恋人よ 二度と言わない だからお願い ゲームをやめて さよならは一度きりなの とけない魔法 かけてしまうの  道で眠るあなたを起こして 始発を待つ駅のホーム 見た朝焼け わたし以外あなたを愛せない 望んでいた ただそれだけ  恋人よ 帰らなくても うわさきいても 一緒にいたわ 「優しいね」言われる度に あなた許した それが間違い  捨てないで 惨めなわたし可哀想 嫌わないで こんなに尽くしてきたでしょう わたし以外わたしを守れない 誰のために 愛していた?  恋人よ 悪いのは誰? あなたとあの子? そうじゃないのよ 悲しいね 今さらわたしを好きになっても もう遅いのよ  恋人よ 二度と言わない だからお願い ちゃんと聞いて 愛してた 間違いじゃない だからわたしは決して言わない
ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ改札抜けたら 静かなバス停 濡れてるベンチと 裸の街路樹 終電間際のコンビニ盛況 眩しい光に喪服が映えるわ  たたんだ傘より 冷たい指先 雨粒舐めても 塩味しないね  路上でたむろう 若者は 同級生 一回りしたかしら あなたも わたしも 慣れないヒールで剥がれた絆創膏 裸足で歩いた 想像だけした  震える携帯 期待はしないの あなたの名前を 今でも消せない 聞こえる聞こえる湿った夜風に あなたの名前が 聞こえる 聞こえる あなたの名前を 今でも 呼んでる あなたの名前を 今でも 呼んでる
ハダノアレヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ点と点だけがぽつりぽつんと 光っては消えていくの 先に見えなくなったのはわたしのほう  ノート 切れ端「これからもずっと一緒にいようね」 かすんだ油性ペン 不器用なあなたらしいよ  NO と 言えなかった浮気性と 自己否定の盾に嫌悪 許す優しさより弱さが勝る  鏡の前 髪あげて 食べ過ぎたチョコレート思い出す  愛し愛され振り振られ 愛し愛され振り振られ 愛し愛され振り振られ 十字切って祈ってる 愛し愛され振り振られ 愛し愛され振り振られ 愛し愛され振り振られ あなたのことを想う  ぎゅっと抱きしめられた匂いを かすかな記憶と照らそう 似ても似つかない甘い甘い香り  目も合わせないかと思うと 急に熱くなる視線に 酔って 帰巣本能 あなたへ帰る  ローファーじゃ足りないよ 制服のスカート折り込んで  雑誌の後ろページ コンプレックス向き合い 12分の1の運命照らし合う 「想い続けることが大事 ラッキーアイテムは黄色いバンダナ」  愛し愛され振り振られ 愛し愛され振り振られ 愛し愛され振り振られ 十字切って祈ってる 愛し愛され振り振られ 愛し愛され振り振られ 愛し愛され振り振られ あなたのことを想う
アイカギヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ昨日君が出て行った 空っぽの隣の部屋 ポストの中 銀色の合鍵  こぼれ落ちる思い出は 壁や床にも散らばって 手が届かないときにはどうしたらいい? 眠れない夜はどうしたらいい?  帰ってきてよ なんて言えない この想い届かない ずるい人だわ あたしが君に染まって戻れないこと 知ってるくせに  「好きな人ができたんだ ごめん」と 裸のまま 君は涙 こぼしていたんだ  何も考えないように セミダブルベッド潜り込んで 幸せだけを描いて眠ろう 戻らない幸せは捨てなくちゃ  帰ってきてよ なんて言えない 一人きりのこの部屋は しみついた君のにおい消えない 紛れてる 一つしかない君の靴下 2人は世界の真ん中で 右や左も知らないままで だから君の行方も知らない 今日も厚い雲が空を覆ってる  帰ってきてよ なんて言えない この想い届かない ずるい人だわ あたしが君に染まって戻れないこと 知ってるくせに
シンプルヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ僕はいつも何かに迷っていた 朝着る服も食べるものも 体洗う順番も捨てるときも だから全部おんなじ物にしたんだ  それからというものシンプル イズ ベスト 持てない、のでなく、持たない、のだ いつか来るだろう大切なことだけは 時間をかけて選ぶんだ  好きなことだけ仕事にして 必要じゃないものは切り捨てて 一人になった 僕は誰に 必要とされるだろう  ある日素敵な人に出会ったんだ 向日葵のように笑う人だ すぐさま愛の告白 頷いた君 二人は幸せを誓ったんだ  ずっと一緒に歳を重ねてきて 僕の灯りがいよいよ消えるとき 振り返った 大切なことほどに すぐ答えが見えたんだ  君を愛して良かった
備忘録ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ中学二年生の頃、変わったね、と言われて いじめられてからもう10年以上経ちますが 事故だと言い張れない傷に今も悩まされています 人に嫌われない術を身につけたかわりに自分のことを嫌いになって 押し殺した感情腐らせても捨てる場所はないのです 果てにたどり着いた処理場が「うた」でした  ちやほやされてできたものは19で消えた 身体切り刻んでできたものは今も宝石 天邪鬼でも高飛車でも好きになってくれた人 どうかどうか忘れないで  25になったら地元に帰ると言ったけど帰るような勇気はありません 評論家 会社員 に並ぶような冠名の前に自称とつく可能性の高さ 憧れは「pink」で描かれていた東京 染まれたら楽になれたでしょうか 「終電逃してタクシー」「有名人に会いました」 いつだって蚊帳の外 貯金なし恋人なし なのになぜかどこか安定しています  ちやほやされてできたものにすがっている 超えていくと誓ったものに近付けている なりたかった自分になれたくせに嫌いになった 矛盾だけが 風を吹かせます  人生かけて愛した人がいました 裏切られてもなお愛していました 鉛筆で書いた文字を指でこするように 誤魔化し諦める方法を覚えていました いつかのわたしが今のわたしを見たら なんて言うでしょうか?大人だって言うでしょうか? 好きになってくれた人しか好きになれないのは 自分のこと好きになれないから  誰かと生きることを生きる意味にしてたんだ 理由つけてあきらめて自分騙してたんだ なにも始めてない なにもやり遂げてないよな 1人になって気付く 孤独と夢はいつも共にあった  ちやほやされてできたものは19で消えた 身体切り刻んでできたものは今も宝石 天邪鬼でも高飛車でも愛してくれた人 どうか元気でいてほしい  愛していたやりたかった居たかった 欲しかった待っていた夢だった もう全部捨てた 全てを捨てたつもりで全てのおかげさま 背負わずとも背中を押す無数の手のひら どうか自分よ 忘れるな どうか自分よ 忘れるな
朝に夢を託したヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ僕は朝焼けを待っている 遠くの空を見つめている 膝を抱えて震えている 夜の闇を食べてよ  「あんたのことが嫌いだった」 あの頃言われた一言に 心はしばられてるまんま 僕の闇を食べてよ  本当の気持ちは靴底に 嫌われたっていいって笑ってる  飛べないのは 羽がないから 嫌になったなぁ 理由をつけて 逃げたい 捨てたい 壊したい 今が楽ならいいのかな  僕は朝焼けを待っている 何か変われると思ってる 毎日願い続けている 返事してよ 神様  羽があれば 飛べるだろうと 足があっても 走らないのに 信じ続けるのかい 夢はいつまでも夢のまま  求めてばかり いつもそう ずっとそうなの?  飛びたいのは 羽がないから 走れないのは 足があるから やめよう 目を反らさない ほら もう朝が来るよ
ツンデレヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイくたびれたTシャツが お気に入りの君は すがるような茶色い目で じっと見上げていた  気づいたらそばにいて 探したら見つからない 気まぐれな君に 僕は振り回されている  明日晴れたらどこかへ行こうか 君の知らない世界へ 連れてってあげるから  触れられるとこにいてよ 僕には君しかいないから  伝わることなんてない 心にそっとしまってる思い  朝起きて腕の中 君が目を閉じていた 息をふっと吹きかけたら 瞼が少し揺れた  ゆっくりと起きだして お腹すいたと鳴いた キッチンに向かう僕は知ってる もう君はいない  今日は片付けして 君待とうか 僕の知らない世界を 旅しているんだね  いつでもそばにいてよ 君には僕だけじゃないけど  叶わない夢だとしても 追い続けてしまってる  ツンとして たまにデレて そんな君に僕は夢中  いつの日か僕だけの君 なんて願っているだけ 期待しているだけ 心にそっとしまってる思い
まぼろしの人ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイスクランブルした 交差点で君と すれ違ったような気がした 点滅してる 青が呼んでる 決して振り返ったりするな  よみがえるのは 夕方の空 君の瞳にとらわれた 電車の音が 遠く聞こえる 右の手の平がしびれる  その時気付いた 君のこと こんなに愛してしまってた 小さなプライド 捨てても 君のこと 守っていたのに  くだらない君との日々 何もかも見えなかった 忘れたいよ 忘れられない 正しい愛はどこ?  新しい人 君の隣で 堂々と笑っていたけど あなたもいつか 同じ気持ちで 別れる日がきっと来るでしょう  もう一度戻りたい 君のこと 今でも変わらずに愛してる それでも本当は 同じだけ 憎んでる 守っていたのは  くだらない優しいウソ 重ねては 傷つけ合った 気付いてたの 見ないフリして笑えば 続いてくもの  くだらない君との日々 何もかも見えなくなった 忘れないよ 忘れられない 身体で覚えてるの  走り出した 君のもとへ まだ君のこと好きなの 手を掴んで 振り向いたのは 知らない 君じゃない 私が見てたものは?
まっすぐヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ門出を祝うには 少しだけ時間がかかりそうだ 言えない本音は胸の中 しまいこんでしまった  正しいかどうかなんて必要じゃない ずっと味方でいたいだけ  なくしてしまった夢のこと いつからなんだろう 「必ず迎えに行くから」と昔からの友だち  変われないことなんて重要じゃない 何かが心に触れたんだ  ゴー ストレート 君の道は 分かれたり 下ったり それでも ゴー ストレート 間違いじゃない そのおかげで 僕ら出会えた  矛盾した 生き方だ 分かってる だけどやめられない 嫌われたくないと言いながら 人を遠ざける  何も言わずに抱きしめてほしい 勝手な僕を許してほしい  ゴー ストレート 君の道が 僕の道と 並んだなら そのとき ゴー ストレート いつかの話 まだ続きは 知らないままなんだ  ゴー ストレート さよならじゃない 思うままに 進んでゆけ それでも ゴー ストレート さみしい時は いつでも 想っていること 忘れないで  ゴー ストレート 君の道は 分かれたり 下ったり それでも ゴー ストレート 間違いじゃない そのおかげで 君に出会えた
ポケットヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ君のくれたピアス外して 君のくれた時計しまって 君と選んだワンピース脱ぎ捨て 気付いたらあたしが無くなってた  冷めた態度に気付いた 遠くを見るその目が 追ってるのは未来じゃなく 過去の幸せ  きれいなものはそのまま置いてゆこう 青が消えて行く 空からあたしを残して 離れて行く君に 離した手を振るの これをさよならと呼ぶんだね  君のポケットに入れてたものは 右手だけじゃないよ 怖くてずっと言えずにいた想いをぎゅっと握り締めてた  気付けば君と出会った季節 毎年そう思うかな 忘れても思い出してね 2人でいた日々  君が選んだ道なら大丈夫さ 先が暗くても明かりを灯して歩けば あたしはここで変わらず生きて行くけど 君はもう二度と帰らない  さよならいつか会いたい 愛する人 いつもと同じ 小さな改札口で 「待ってるから」と言う声 追いかけるよ 今ではその声も聞こえない  これをさよならと呼ぶんだね
ペーパームーンヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ取ってつけたような月 切って貼ったような月 そんなことはないのに 手に届きそうな月  僕らはきっと今ばかり見て 天井があると思ってる 漠然とした夢語るなら 誰だっていつだって出来る  かりそめの姿は信じない  人の評価は気にしない 嫌われてもしょうがない 強がって生きてると 強くなった気がしてる  本当はずっとさみしいなんて 今更言えることじゃない 自信だなんてそんなものなら とっくの昔に朽ちてる  愛されたいと願っていても 自分自身が好きじゃない ねぇ 僕はどんな風に生きてれば 自分らしくなれるだろう  かりそめの姿は信じない かりそめの姿を壊せない
雨の交差点ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ根本に残った黒い髪 2回折り込んだスカート 赤く腫れてる耳たぶと 八百屋のトマトみたいな口紅  あの子は走ってく どこか遠いところへ  追いかけても届かない そっと爪を手の平に立てる 青信号が赤に変わる そっと胸を撫でおろして 背を向ける 雨の交差点  片耳イヤフォンから聴こえる バンドは何一つ知らない 放課後校舎の奥の方で あの子はギター弾きながら歌ってる  あの子は去ってく あたしも連れて行って  追いかけても間に合わない だからやめた 背伸びすることを 発車のベルが鳴り響く 次に乗ればどこか行ける だけど絶対追いこせはしない  追いかけたら届くかな どうか誰か結末を教えて 青信号が点滅する 走る止まる 決められない 手招いて あたしいつだって 旅立つ準備はできている
あなたが一番ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイもしも あなたが死んじゃったら あたし何をすればいい? ただの友だちのフリをして 涙流すだけでいい?  本当はトマトとナスが嫌い グチやワガママも抱きしめるよ だけどそれを我慢する 場所にあなたの愛がある  このままでいい訳じゃなくて あなたの一番になりたいのに  晴れた日には傘をさし 雨の日には踊ってみる おかしいことが面白くて あなたがいれば楽しくて  もう会えなくなってしまうのなら あなたの一番になれなくてもいいや  晴れた日には傘をさし 雨の日には踊ってみる おかしいことが面白くて あなたがいれば楽しくて  もしもあなたが死んじゃったら あたし何をすればいいの? もしもあたしが死んじゃったら あなた何かしてくれるの? あなたと早く出会ってたら わたし あの人になれたかなぁ
つばめの巣ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイあの子死んじゃった 誰にも知られないまま 何にもしゃべらず 1つの涙も見せずに  お母さんとお父さんの夜は長い 朝が来たら仕事に行って お腹がすけばご飯を食べる  この頃よく出会うんだ 死にたいって やめたいって 変わりたいって 言いながら生きてる人に  あの子死んじゃった 愛されてることを忘れて 何にも伝えずに 頼ることもできないで  お母さんとお父さんの心の穴を 埋められないと弟はだれも恨めないまま カレンダーにバツをつける  この頃よく出会うんだ 逃げたいって 知りたいって 壊したいって 言いながら生きてる人に  この頃よく出会うんだ 死にたいって やめたいって 変わりたいって 言いながら生きてる人に 生きてる人に
青春の日々ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイあぁ それでも僕は生き続けなきゃいけない あぁ いつから僕は満たされてなかったんだろう  小汚い河川敷で 夢中で水切りをした 意味なんて分からなくても 笑っていたね  青春の日々よ 青春の日々よ 僕を忘れないでくれ  あぁ いつかは僕らさよならしなきゃいけない あぁ これから僕はどこに向かって行くんだろう  殴り合って怒られて煮えきらないまま帰っても 朝目があって照れくさくて 笑ってしまった  青春の日々よ 青春の日々よ 僕を連れ去ってくれ  錆びついた鉄棒にいつまでもすがりついちゃいれない 校庭のグラウンドでずっと走り続けちゃいられないな 笑って 笑って 笑っていたいな  青春の日々よ 青春の日々よ 誰が忘れようとも 僕は忘れないから 忘れないから  あぁ あの日の風を たまに思い出すんだ
サクラヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイもうすぐ桜が咲いて もうすぐ春風吹いて もうすぐ新たな扉開いて 君とさよなら  何度も距離縮めようと 何度も声をかけて ついた名前はクラスメイト それでも君とさよなら  明日もまた同じ 朝がやってくるなら こんな心の痛みがあると 知らずに生きてた  毎日通った教室 見上げた中庭の空も 心の中にしまって 前へと歩き出すんだ  明日もまた同じ 朝がやってくるなら 行く先に待ってる道が 一つと信じてた  時はやがて 君をのせて遠い街へ 運んで隠して 見えなくなってしまう それでも想ってるよ  明日はもう同じ 朝はやってこないから こんな君への想いにも 別れ告げなきゃな  またね いつになるか知らない でも確かな約束 桜の花が咲くころに 君にまた会いたい  もうすぐ桜が咲いて もうすぐ春風吹いて もうすぐ新たな扉開いて 君とさよなら もうすぐ 君とさよなら
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