有村竜太朗作詞の歌詞一覧リスト  117曲中 1-117曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
メルヘンPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Tree薔薇色 枯らさないで 時計が回るように あの人 愛しくって 魔法をかけてるんだ ごめんね 知らなかった 綺麗な顔のまま 仮面の下は ずっと歪んで泣いてたんだ  ねぇ また花開く 麻痺した舌と舌 全てを受け止めて ほら いま腕の中  夢さえ お終いに気づくから 交わりは寂しく 間違いは愁しく このまま時間ごと連れてって 指先が触れたら 何処までも攫っていって  祈ってみても きっとそれに意味はないよ 絡んだ赤い糸も解くと切れてたんだ  ねぇ でも咲いてくの 色めき 毒のよう 多分もう戻れない あの日の小夜曲  目眩の渦のなか 追いかけて 鮮やかな幻 褪せないで瞞し 知らない秘密だけ告げるような くちづけで暗闇 涙ただ溢れて なんで?  不思議な気分だった 鼓動が早くなって あの人 愛しいのに 何も感じないや  夢さえ お終いに気づくから 交わりは寂しく 間違いは愁しく このまま時間ごと連れてって 指先が触れたら 何処までも攫って 目眩の渦のなか 追いかけて 鮮やかな幻 褪せないで瞞し 知らない秘密だけ告げるような くちづけで暗闇 涙ただ溢れて なんで?
夢落ちPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Tree始めから全部これは夢でした そんな終わりかもなぁ 星も生まれては消滅するから 極論どうでもいい どれくらい経った?現在?過去?未来?散らかった疑問符です 秘密色の空 知らない気持ちまで すべて映すつもり  寂しさの定義って 数式じゃないし 意味のない謎掛けだって 笑う  きらり ゆらぎ 儚ない日々は まるで光の粒のようだね あわく あまく 忘れる頃に 今日が始まるのでしょう  割れた画面からとりあえず流す 壊れかけのメロディ 傾いた世界 徒然なるままどこまでも行こうよ  ありがとう ごめんなさい 合言葉どっち? 見せかけの張りぼてだねって 燥ぐ  めぐり めぐる 季節はいつも どこか眩しい淺い憂鬱 ひとつ いくつ 失くなる前に 全部閉じ込めたら  束ねた願い事も 重ねた絵空事も 答え合わせはもう時間切れ さようなら またいつか  きらり ゆらぎ 儚ない日々は まるで光の粒のようだね あわく あまく 忘れる頃に 今日が始まるのでしょう めぐり めぐる 季節はいつも どこか眩しい遠い憂鬱 たどる あそぶ 生命を泳ぐ いつか追いつけるかな?
ざわめきPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Treeそれはおとぎ話 月光 嘘を見抜いた 朗読 胸の内 結末 子供騙しで  リアリズムの妄想で 意味不明に自己暗示 曖昧な運命も成れの果て  ざわめきで また不意に夢が覚めて 悪戯に ただ記憶彷徨うだけ 睫毛の先が 触れた距離も遠く なんて 告げて 逃げて  懺悔に応答無く 静かでとても騒がしい いつかは忘れましょう 追憶 燃えて広がる  デュアリズムの論争で 答えなき自問自答 多角形の感情で切ったの、どこ?  まばたきで また刹那 君が過る 表と裏の間 こゝろ攫う 一瞬なのに 永遠に 繋ぎ止めて なんで 揺れて 消えて  黒い髪が伸びて 暗闇に届いたら 増えていく秘密たち 夜の国 動かない秒針 まやかしに気づいたら きらきらと雨 はらはらと手に  ざわめきで また不意に夢が覚めて 悪戯に ただ記憶彷徨うだけ 睫毛の先が 触れた距離も遠く なんて 告げて まばたきで また刹那 君が過る 表と裏の間 こゝろ攫う 一瞬なのに 永遠に繋ぎとめて なんで 揺れて 消えて
痣花Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree羽をもがれた蝶みたい 影が伸びてそう見えた 無邪気な愁しみにただ 揺れていた 暮れていた 百度の恋知っても 慣れてしまうしか術なく どこにも行けないままで この身体 この心  同じ場所をぐるぐる回る 出口なくて 二度と戻れなくなる  僅かな塵を追うように 眺めてた夢覚めてひとり 残像 かげろう模様 水彩で描いたら いずれ 真っ赤に流れる想い 青褪めた気持ちだけ残る 歪な形が奇麗 咲いていた花の跡 花の跡 花の跡 跡  泡と消える人魚みたい 呼吸乱れて溺れて 美しい結末なんて 嘘ばかり 歌ばかり 誰も救われてないって おとぎ話を笑えば 何にも感じないことに 気がついて 気がふれて  壊れかけできらきら世界 ふたりぼっちのまま 逸れるの何故? ゆっくり吐いた煙は 戯れて逃げてあなたと同じ 全部 灰にしたくて 退屈を燃やしてた だけど やっぱり気まぐれに夜 口づけをして息を止めて 演じる泡沫芝居 憐情じゃ冷めるだけ 冷めるだけ 冷めるだけ だけ  嬉し寂しも移ろひて 有りの儘なる浮世のみ 故に想念常しなへ綴る 縷縷 縷縷  僅かな塵を追うように 眺めてた夢覚めてひとり 残像 かげろう模様 水彩で描いたら いずれ 真っ赤に流れてこゝろ 青褪めた気持ちだけ残る 歪な形が奇麗 咲いていた花の跡 ずっと ゆらり 血が揺らぐたび 静かに好きは永遠に続く 愛しい形で綺麗 裂いていて華の痣 ずっと ゆらり 血が揺らぐたび ゆらり 血が揺らぐたび
涙腺回路ゆきむら。ゆきむら。有村竜太朗有村竜太朗Nagacho・西川進涙腺 枯れた 回路 なにが外れちゃったんだろ? 最後―――――見えた君はどんな形だったけな  なんか忘れたんだよ なんか忘れないんだよ ロンリー キレイ事ならキライでしょ? なんで思い出せない? なんで思い消えない? ロンリー かかんない魔法試してよ  夕立 濡れた残骸 愁しそうな影なの 雨の匂い 満ちて アスファルト 染まってくの  なんか言いかけたろ? なんか隠したんでしょ? ロンリー 戯言でも 飾んなきゃ なんで絡まるんだろ? なんで捻れちゃうんだろ? ロンリー 切れない糸 ほどいてよ  見上げれば僕は雨の檻 ずっとずっと降って 囲まれた僕を裁くのは きっときっと君で  感情 チューニング狂う ト音記号歪んでさ あえぐ 言葉 加速 ひたすらただクロールだよ  なんか欠けてたんだろ? なんか落としたんだろ? ロンリー 端っから ねぇ なかったの? なんで笑い慣れても なんで痛がりなの? ロンリー 不実な身に 祝福を!  見上げれば僕は雨の檻 ずっとずっと降って 囲まれた僕を裁くのは きっときっと君で  見上げれば冷たい雨の檻 もっともっと降って 温かいモノが流れたら きっときっと、 涙―――
C.C.C.Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Tree何故か すぐに忘れてしまうせいで 続きのない夢ばかり見ているの 切なくなるだけの 期限切れの魔法だ 正気保ってれるの 君のおかげ 五線譜に無駄な言葉引っ掛けた 感情ぐらい どうか覚えていますように  散りばめたのは いつの涙? 瞳の中で 花が散って 移ろいでいく 今がいつも 愛しい 狂しい 眩しい  雨上がりの 甘い匂いが好きで 水たまりの向こう側 覗くけど 退屈だって どうせ飽きてしまうわけで 理由もなく 壊れそうになり 今日も 神様に嘘をついてベロを出す 明日も 明後日も 失なっては気づく  散らばるこれは 誰の涙? 瞳の奥で 風に舞って 在るはずのもの 今見当たらず 恋しい 哀しい おかしい  あの日にタイムスリップ 選べるエレクトリック あ か さ た な は ま や ら わ を ん  散りばめたのは いつの涙? 瞳の中で 花が散って 移ろいでいく 今がいつも 愛しい 狂しい 散らばるこれは 誰の涙? 瞳の奥で 風に舞って 在るはずのもの 今見当たらず 恋しい 哀しい おかしい
エンドロール。Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Tree始まりはエンドロール 切り替わる寸劇 なくしてく時間で触れてたのは何? 雨を欲しがったり 海を見たがったり 願い事の分だけ花を摘んだ  日々の中泳ぎ回って 息切れしては沈んでく 泡になって 朝になって また見上げる 空の水槽  古い記憶 どれも君と僕、それ以外 ふたりきりだったのにね 逸れるまでのストーリーは 鮮やかでも幻 覚めないまま微睡み 密やかに何告げた? 見せかけの白昼夢 しらじら 嘘つきは去って きらきら 眩しくって ずっと  別々の心音 重ねて離れて 庇ってた夢まで壊しちゃったなぁ  わがままはすぐ気づくのに 優しさにひどく鈍感で 「全然駄目だ」「これじゃ無理だ」って 声にしたら 風の伴奏  古い記録 どれも君と僕、それ以外 追ってみても 好きと嫌い 答えなんて探せない 忘れるのが怖いから 何処にも行きたくないの いつだって懺悔室の鍵はかかったままだ けらけら 戯れてたの遠く ずきずき 胸の奥 ぎゅっと  イミがなくなったら イマだけ残ったよ 秒針はぜったい戻らない決まりで 足りない未来  古い記憶 どれも君と僕、それ以外 ふたりきりだったけれど 逸れたラストシーンで 海に降る雨を見て おんなじ事思ってた こんな風に在ったとこに 戻れたらいいのにね さらさら 雨音続いて ぽつぽつ 言葉も消えて とくとく 鼓動だけ鳴ってて くらくら 世界が綺麗だ
潜像Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree暗室の中でしか写らない何か ホログラフィック理論的 恋愛幻想 過ぎ去った瞬間 また耳を横切れば 残酷な楽園で途方に暮れる  黒目の裏に或るレンズ 捉えたイミテーション 煌めく  ねぇ 透けてくのは何故? 硝子みたいに色を失って 君が視えない 止まってるだけの世界でどうか 目に映ったまま ずっと 消えないで 消えないで 消えないで  暗薬を潜ったら現れる残像 興ざめな口笛は 饒舌に寡黙  指で作る画角 ピント合わずにメランコリー 滲んで  ねぇ 透けてくのが嫌で こんな熱病に 瞼の赤闇 君が揺らぐの 離れてく程に側にいるとか 無いものねだりで こゝろ麻痺してらぁ  なんであんなブレてる? どうしてそんなボヤける? じゃあさ ぜんぶ燃やそっか だってどうせ戻らない き れ ぎ れ 赤い糸 さ め ざ め 青い糸 ほら いま 掌が君だらけ (ただいま おかえり おはよう おやすみ ことばとことがら うすれてく)  ねぇ 透けてくのは何故? 硝子みたいに色を失って 君が視えない 探した両手が触れたら 割れた 掻き集めるけど 元に戻らず 壊れた刹那で永遠を知るのに 夢が醒めるたび 花は散ってて 記憶じゃ脆くて 頼りないってさ 目に浮かんだまま ずっと 消えないで 消えないで 消えないで 消えないで 消さないで
くるおし花/kuruoshibana有村竜太朗有村竜太朗有村竜太朗有村竜太朗いつに見たっけなぁ 記憶 押し花 切ない いらない つまんない 芝居がかって 面影追ったら 昼も夜も 張りぼて  天気崩れた 傘は壊れた どうしよう どうしたい?破棄しよう 保証書ないし 修理は無理な 感情 恋情 その苦情  刻むリアル 秒針 ギザギザになる 故に 麻痺るばっか 涙みたく 歪む 確かなものは いつもここにないよ  雨に花 濡れて赫 鮮やかな愁しみで 胸を何故 過ぎる君 騒めいた硝子玉 きれい  誰かの変わり あれの代償 必要?不必要?好き?嫌い? 思惑違い 蜘蛛の巣落ちた 罪が罰を受けた  時を止めてどのシーン いつまで映す? それに意味はないよ 何もなくて空虚 それぐらいでいい いずれ 憂い 幽霊  闇に花 触れた蒼 冷めていた熱病で 胸の奥 逃げた君 嘘泣きの声だけが届く  夢だったら 覚めないでと 幼稚な願い事 閉じる いないこと いたいこと いらない心ばかり 開く  雨に花 濡れて赫 鮮やかな愁しみで 胸に何故 揺らぐ君 騒めいた硝子玉 はじまりは夜に似て 目覚めたらおしまいで 消える  思い出せたよ 記憶 押し花 切ったの 千切ったの 隠したの
憑影と月風/tsukikagetotsukikaze有村竜太朗有村竜太朗有村竜太朗有村竜太朗真夜中 目覚めて 月を探すのは なんとなく悲しい胸の風邪に効くから 曖昧なまんまで 置き去りは嫌だなぁ 白黒のどっちか選んだら呼んでね  不確かな世界がいいの 蜃気楼 遠くて綺麗 間に合わなくても 今そこに行くよ  月影 伸びるのが消えない闇なら 望んでる場所は何処?居心地はどうなの? ハレルヤ お祈りの呪文とか唱えたら 虚ろな光でも 救われてく気がして  月がただ眩しくて 夢も白けそう  私情 痴情 苦情 不浄 非常事態で炎上 騒がしい孤独のパレードは続いてく  羅列した数字のカレンダー めくるたび増える紙くず かき集めるけど記憶見当たらズ  月影 伸びるのが消えない闇なら 望んでる場所は何処?居心地はどうなの? ハレルヤ お祈りの呪文とか唱えたら 虚ろな光でも救われてくみたい  月風 吹いたなら涙も乾いてさ 知らない誰にでもふたりなれる気がして  月がただ眩しくて 夢も白くなり 上映が終わりを迎えて また明日
ザジ待ち/zajimachi有村竜太朗有村竜太朗有村竜太朗有村竜太朗ゆあん ゆよん ぶらんこのうえ  ぐにゃん ぐにょん ゆがんでてせかい  ふわん ふらん こいはさめず ぼくはいまだやみだらけ  ぐわん ぐらん みみなりんなか  がたん ごとん こわれたとけい  うわん わわん あいがかれて ぼくらいずれやみばたけ  いつわりは いつまでも にごるちが めぐったら  あふれそう あまえそう あらがえど あなたへと  みせたくないこと もざいくのこころもよう  けしたくないこと まやかしだらけ  いつわりは いつまでも にごるちが めぐったら  あふれそう あまえそう あらがえど あなたへと  くうきょには くちづけを ざんげには せんれいを  やさしくて やすらかで なまぬるく ねむいんです
色隷/sikirei有村竜太朗有村竜太朗有村竜太朗有村竜太朗吹き出し 台詞なし 無言 フローリング 憂鬱な女王様 使い慣れた嘘つけず 力尽きて白痴 吹き出す 演技放棄 不実 ベランダ 愚かな召使い 声は擦れて空気音 嵐覚めてしゃがむ  所詮、原因も起因も最初から 只の他人と他人の戯言 そんな模倣が徒労に終わって 今更 何の涙?何の涙?  共犯意識が通せんぼ 感傷主義の男女共に エンドロール待ちかねて 息を潜め混ざる  何が自因か主因かも知れず たかが他人と他人の猿芝居 どんな誇張も不評な結末 いったいどんな話?どんな話?  朗読の問いかけに答えても 意味はないよ この世界の法則で どの綺麗な果物も 腐ってしまうの  パレット 溢れた色事 シアン/マゼンタ/イエロー  所詮、原因も起因も最初から 只の他人と他人の戯言 そんな模倣が徒労に終わって 今更 何の泪色? 目が眩む歪むよく視えない だから綺麗で奇麗で剥がれない 自作自演独演終演です きらきら 何の涙?何の涙?何の涙?何の涙?何の涙?何の涙?
日没地区/nichibotsuchiku有村竜太朗有村竜太朗有村竜太朗有村竜太朗夕焼けに染められて 君も僕も燃えてく そんな夢を覚ました 5時のおわかれチャイム 摂取過剰な薬 あくび出すぎて滲む 水彩画みたい 奇麗 みんな連れて行ってね  ゆっくりと沈んでく世界で どうか そばにいて そこにいて 願うほど陽炎 僕らはね 最後まで ひとつになんてなれないの知ってた?と ねぇ 向こう岸で笑う  心いつ忘れたの?焼け残る影は誰? 祈るみたいに遊ぼう ぜんぶ赤くなるまで  訪れた幸福に怯えないように 僕の手で誰かの手をギュッと握れたら それは誓い ときどき痛い いつか息さえ塞ぐかも 未来まで ねぇ 奪うのが愛です  なんで 声を聞くだけで なんで どうして 見てるそれだけで いいの  ゆっくりと沈んでく世界で どうか そばにいて そこにいて 願うほど陽炎 僕らはね 最後まで ひとつになんてなれないの知ってた?と ねぇ 向こう側 揺れながら増えるのは幻ばかりだ もういいよ さようなら 空も消えるとこ 僕らがね このままで ひとりになんてなれないの 知ってた?と ねぇ 答えてと どう 問いかけても だんまり
19罪/jukyusai有村竜太朗有村竜太朗有村竜太朗有村竜太朗車の中はひとりで楽だな このまま 寝ちゃってもいいんだし 外は世界の終わりが来たぐらい 眩しい朝焼けだよ  昨日はあったけど 夢や理想など 何処かで落としてしまったの 問い合わせるにも聞くとこないから しばらく放置のまま  治らない風邪 ひいてるみたい 要らない咳がまたひとつ  ちゃんと理解した気になれたら 僕ら明日に進むんかな? こんなふうに今日知った事は いつか忘れてくだけだって いまを嗤う 嘘と本当で作り笑う  恋とか愛とか誰かが歌う 人事ぐらいでいいけど 奇跡を待つのも このコンビニも いい加減に飽きちゃったなぁ  いつもと逆の車線走れば そんな遠くもない東京  ちゃんと理解した気になれたら 僕ら明日に進むんかな? こんなふうに今日知った事は いつか忘れてくだけだって いまを嗤う 嘘と本当で作り笑う  トンネル抜けず 高速越えず 来た道をまた戻るだけ  ちゃんと理解した気になれたら 僕ら明日に進むんかな? こんなふうに今日知った事は いつか忘れてくだけでしょ? ずいぶん前からさ 気づいてたろ 幼いまま老いていく事 感想文はまだ書けないよね 大げさな未来がないんだって 今を嗤う 分からないから 思わず笑う  うん どれくらい もう 経ったかな ねぇ 見えてますか? はい 幾年も そう 過ぎたけど あぁ 変わらないよ さよならを ずっと ずっとだ ずっと ずっとさ また くりかえしの サンデーマンデーチューズデーウェンズデーサーズデーフライデーサタデー なんでー? サンデーマンデーチューズデーウェンズデーサーズデーフライデーサタデー なんでー?
インサイドアウトPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree風の中 何問いかけたの? ちっぽけな気持ちが揺れてた なみだ目でいつもどこ視てた? あい言葉 思いだせないなぁ  平常時で正常値だ 感情のパルス 自画像は色褪せる あらたな花を飾っても  誰かの夢の続き残して 夜が朝に変わるの インサイドアウト 昨日と違う世界の青が 映ってる気がしたら 深呼吸 目が覚める 蜃気楼 手招いてる  いつかまた すぐに会えるかな? いやたぶん もう逢えないでしょう  悪戯に書き足したイメージ滲む 自壊作用 色別不明 掌汚したら 遠く  形を変える記憶の君を 切り貼りして作ったモンタージュ 本当と嘘でモザイクみたい 思いっきり似てなくて 嗤うんだよ 切ないんだよ 探すんだよ 触れないんだよ  ひゅるりら 吹けば くるり回り きらら 何処まで透明になれる?  誰かの夢の続き残して 夜が朝に変わるの インサイドアウト 昨日と違う世界の青が 写ってる気がしてさ 光の在処教えて 闇が薄くなりだす 空はトワイライト 未来と過去が交ざったようなグラデーション 描くのは 新世界 君と僕 シンメトリー 繋がってる
遠国Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Treeたとえば それは輪舞曲 ふたりぐるぐる廻れど 繋いだ指ほどいて 次の人探す たとえば 難破船で ひとり嵐を漂う 波音だけがきっと 結末を知るの  歌を頼りに辿れど あてにはならぬけもの道 恋の鎌草 傷だらけ 動けなくなる  こゝろ 奪って 奪われて 繋がってる身体は誰? すべて これ 錯覚なら 醒めるだけ されるだけ はかなきは夢の続き せつなきは嘘の響き 何一つ誓い合わず 君と僕 切りもなく  たとえば 欠けていく 月を見送る葬列 身の程知らずなんて とうに知ってたの  性を頼って縋れば たやすく切れる蜘蛛の糸 愛の生け贄 堕ちていく 暗闇のなか  こゝろ 攫って 攫われて ほしがってた身体は何処? ぜんぶ それ 感覚だけ 意味はなく 響かなく 罪なきは 求めたこと 償いは殉ずること 何もかも 手後れなの 君と僕 霧の奥  たとえば 夢のように ふたりきりでいれたなら 誰にも交わらず 生きていたのでしょう
エクジスタンシアリスムPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラPlastic Tree二元的な解釈で 実存主義理解してる このマテリアル妄想 あのメモリアル崩壊 斜に構えて何諭す? 理論武装誤魔化せてる? そのフォトグラフ嫌い それオリジナルじゃない  ねぇ 透きとおって好きすぎて 見えなくなるから もう 現実も幻覚も 同じ顔だ そう 嘘つきで色つきで ずっと騙してて あぁ くらくらときらきらと 瞳孔  フィードバックで埋もれてる コミュ症な歌とか好き そこディレイとかかけて あとリバーブも足して  ねぇ 透けすぎて素になって 聴けなくなりそう もう 原形も幻影も どうでも良いや そう いつわりでいつまでも どうか謳ってて あぁ ぐらぐらとぐるぐると おかしな感じ  被写体 いなくなって ピントがあわなくって ぼやけてぶれまくって 写せない  ねぇ 透きとおって好きすぎて 見えなくなるから もう 現実も幻覚も 同じ顔で そう 嘘つきで色つきで ずっと騙してて あぁ くらくらをきらきらを 捉えた瞳孔  被写体 君になって ピントがちゃんとあって 「いま、世界触れたよ」って 笑った
サイレントノイズ相川七瀬相川七瀬有村竜太朗長谷川正nikkaプラットホームは真空 最終列車が通過 夢の終わりに着いたような気がして嗤う 運命線を辿ったら シアトリカルな新宿 結んで解いて掌に 何残すの?  恋情は憐憫に到るんで サンプル版が丁度いいのに 更新ばっか 感傷主義は日常化  刹那 こゝろ過る残像は いつか消えてしまう理と 記憶 組み合わせて再生を 奏でれば世界に響く サイレントノイズ  頭上でカラスが舞えば 真っ黒な天使みたい 低いハミングで懺悔歌えど 戯言  価値観は人それぞれだもん うしろのしょうめんだぁれ? 無駄にしちゃった存在証明 再発行  故に 脳裏刻む残響も いつの間にか違う声になる バイパス そのままの僕を鳴らせ あてのない世界が回る  天秤ばかりに掛けたなら 君、僕、等しくシンメトリー 或る筈のモノが無い此処に 間に合わせの星座 ギラギラ  刹那 こゝろ過る残像は いつか消えてしまう理と 記憶 組み合わせて再生を 繰り返すだけ その間、数秒ほどの空白に 何度恋い焦がれて堕ちていく? 自作自演の色事なれど 鮮やかな色に変えて バージョンアップ            プラットホームはもう遠く 窓にはビル群の墓標 夢が終わったの告げるように いまトワイライト
a crowd of rebelliona crowd of rebellion有村竜太朗有村竜太朗・長谷川正a crowd of rebellionこれは多分、恋愛療法。 副作用はいまだ抜けず、 歌にしてみたら5分くらいの麻酔がかかった。 君とじゃない口づけをした。横目で見ていた小さな月。 いちばん遠いもの、ただ想う。  恋煩い。胸に残った君の声、忘れ物です。 眠れない僕の夜はどこつながるんだろ? 星のない夜空ヘメール、エレクトリックな魔法送って、  青醒めて影。色違いは圏外。出会えるのなら、まほろば―――――。  ざわめく胸を羽ばたいた。光を忘れながら。 暗闇。君に触れそうな夢みせてよ、梟。 泣いてる片目閉ざした。 記憶の舞台裏でこぼれた涙支払って未来を覗いたら、 恋しくて、愛しくて、切なくて、苦しくて、悲しくって、 見えなくてまばたきをした瞬間、いま刹那スローモーション―――――。 逢いたくて、逢えなくて、追いかけて触れてみたその花は、 ずぶ濡れて、幻。  恋焦がれ、不意に笑った。 ひとりよがり。壊れた船。 沈んだら、僕も夜とおんなじ温度になった。 訂正の文字だらけで言葉のロジックは解けないままだ。  さかしまな想い。うずまく心模様。巡り逢えれば微睡み―――――。  軋めく胸が哭き出して、こゝろが壊れるから、 暗闇。君をつれさった夢映して、梟。 いびつに瞼おろして記憶を閉じ込めたら、 散らばる羽根の残像がいくつも宙を舞う。 キスをして、キズつけて、絡まって、重なって、堕ちていって、 永遠を過ぎてってその瞬間、いま刹那アイソレーション―――――。 何処までも何処へでも君を想い、散らかしたこの花も、 泣き濡れて、陽炎。  最終形の感情論で君に伝えたい事があります。 僕らはみんな誰かよりもちょっとだけ幸せになりたいの。 記憶が息を引き取ってってなくなってく愛の実感が、 いまや消滅してるあの星の光にもよく似ていて心細く、 送らないメールを書いた儀式も今日を最後に止めにします。 ――― で、僕、君、知らなくなる。  「フラ フラ 歩いたら ユラ ユラ 揺らめいて ――― キラ キミ 煌めいてさ」  ざわめく胸を羽ばたいた。光を忘れながら。 暗闇。君に触れそうな夢みせてよ、梟。 泣いてる片目閉ざした。 記憶の舞台裏に散らばる羽根の残像が、いくつも宙を舞う。 さざめく胸を飛び立った。光を隠しながら。 何度も夜、横切って未来を探してる。 恋しくて、愛しくて、切なくて、苦しくって、、悲しくって 見えなくてまばたきをした瞬間、いま刹那スローモーション―――――。 逢いたくて、逢えなくて、追いかけて触れていたあの君が、 ずぶ濡れて、幻。
SinkR指定R指定有村竜太朗長谷川正R指定何も知らない僕はいつか眠りつづけるから 誰も届かない夢の中で溺れて君の側へ沈んで  ねぇ 僕は夜のはじっこに居て もう 君がうまく見えないよ どこにかくれているの? 欠けた月の裏かな? またたく星の音が耳をふさぎ 世界が止まった  何も知らない僕はいつか眠りつづけるから 誰も届かない夢の中で溺れて君の側へ沈んで  ねぇ 夜の粒子状の闇が そう 静かにただ空気をそめるよ 君がこぼす言葉が胸でコトコト響く 涙みたいに僕の 肺の中に水があふれた  悲しみにさえ手を伸ばして君を探すけれど 迷子のように僕らはまた離れて痛みだけが残って  「赤い月をずっと眺めた。それだけでなんで泣くんだろう? 僕は消えたくなる。」  何も知らない僕はいつか眠りつづけるから 誰も届かない夢の中で溺れて 時間にさらされ悲しみは全部流れてしまうから 笑顔も泣き顔も多分僕らは忘れるから  どこまでも君の側へ僕は沈んで 沈んで 沈んで 沈んで  「バイバイ―――。」
ツメタイヒカリLM.CLM.C有村竜太朗有村竜太朗・長谷川正LM.C白い溜息 こぼしてる僕はポケットに手を入れてた 風は向こうで 僕を招いてる クリーム色の空まで  傘はもう要らなくなった 君が僕を見つけてくれるから  冷たい光が途切れて ほら 雪が舞い降りるよ 離れないように手をつないで 二人で ねえ このままで見えなくなろう このままで見えなくなろう  雪にうずもれて僕は死んだふり 君は笑って見てる  「ひとつ」にはなれない僕ら いつか二人の距離がとおくなる  音もなく雪が降りつづいて 足跡消してゆく 帰れなくなった僕らにただ鐘の音が いつまでも響きわたる いつまでも響きわたる  冷たい光が途切れて ほら 雪が舞い降りるよ 離れないように手をつないで 二人が埋もれたら どこまでも広がって「願いの果て」続いていく。 限りなく 限りなく白くなれ、嘘の世界―――――。  そして僕らを冬が連れ去った 光があふれてくる
みらいいろ緒方恵美緒方恵美有村竜太朗長谷川正黒須克彦果てなき世界ならば この胸には証しを 同じ涙濡れたら 僕ら笑いあおう  解き放ってった現実で 刻む鼓動にフレーズを 共鳴してく心に音をたてて咲く 名前のない花 おそろいの居場所 僕ら見つける  夢みるように目覚めて 未来までって伸ばした手 つかむ はなす くりかえし探して 思いついてく色で暗闇だって塗り変えながら きおく きずな きぼう と重ねたら みらいいろ ずっと僕らは描いてく  凹凸の鉄の町 寂しさに躓いて 痛くないふりをしてデタラメに笑う そんなロンリネスな論理なんて 全否定で一歩踏み出すよ 透明めいた心に 憧れて揺れる 壊れそうな花 つぎはぎの願い 僕ら捧げて  涙がいつか乾くほど 速く回ってメリーゴーラウンド 遊ぼう 遊ぼう 光まみれになる 思い巡ってく色に 愁しみだって消えていくから きせつ きせき きれい に写してく みらいいろ 望んだのはどんなイメージ?  明日に呼ばれてく 砂時計のルール ひとつ ひとつ 零れていく 忘れてしまうこと 失くしてしまうもの いくつ いくつ あるの?  夢みるように目覚めて 未来までって伸ばした手 つかむ はなす くりかえし探して  涙がいつか乾くほど 速く回ってメリーゴーラウンド 遊ぼう 遊ぼう 光まみれになる 思いついてく色で暗闇だって塗り変えながら きおく きずな きぼう と重ねたら みらいいろ ずっと僕らは描いてく  きらめき を確かめて描いてく
プラットホーム氣志團氣志團有村竜太朗ナカヤマアキラ氣志團衛生的。 タイルの駅。 どこかで笑い声、ケラケラ。 僕だけ目を閉じて耳を塞いだ。  水色の冷たいプラットホーム。 速やかに僕は潜り込んで。 何もかも僕は忘れてく。 地下鉄は闇のなか、進んで―――。  矢印は<幻想行き>。 前髪伸びすぎて、そう見えた。 とぎれたホームの端、 白線の上―――。  流れてく外が澱んでく。 誰も居ない海の底みたい。 何もかも僕が忘れたら、 地下鉄に雨が降りだすよ。  水色の冷たいプラットホーム。 速やかに僕は潜り込んで。 何もかも僕は忘れてく、 地下鉄は……。  離れてく僕の後ろには悲しみが小さくなっていく。 どこまでも行ける地下鉄は、 銀色の光、そのもので―――。
メランコリック清春清春有村竜太朗有村竜太朗三代堅メランコリックな日差し 太陽がいっぱい 気がふれてく夏 真昼の夢 つたえたい感情 つなげたい愛情 かなり僕は重症 ちぎれたまま ボンヤリ 気持ちは行方不明 沈黙 切り裂く蝉の声 現実捧げて伸ばした手は未来まで届くかな?  なぜか 涙こぼれておちた 瞼閉じて君を探したよ もしも 涙枯れてしまえば 何もかもが消えてしまいそう  降りだしたのは、雨。 降りだしたのは、雨。  メランコリックな夜 朽ちかけてく月 不安は進行形 喘いだ夢 目にあまる絶望 手にあまるのは希望 わかんなくて失望 宇宙の底 遠くで はなやぐ笑い声 花火 刹那的に消えた 風でとばされてた願いもどっかで咲くのかな?  なぜか 涙こぼれておちた 瞼閉じて君を探したよ だから お願い 声を聞かせて すべて失くなってしまう気がしたら  降りだしたのは、雨。 降りだしたのは、雨。  あんなに 日溜まり はしゃいでた日 いまじゃ忘却の彼方さ 確かな光に伸ばした手は未来まで届くはず  なぜか 涙こぼれておちた 瞼閉じて君を探したよ もしも 涙枯れてしまえば 何もかもが消えてしまいそうで 壊れながら 失ないながら 僕らは加速してつき進む 我を忘れ 時を忘れて いつかセツナイモノに変わったなら  降りだしたのは、雨。 降りだしたのは、雨。 洗い流して、雨。 洗い流して、雨。
空白の日GOOD ON THE REELGOOD ON THE REEL有村竜太朗有村竜太朗GOOD ON THE REEL例えば 晴れた朝に神様が迷子で みんなが狂ったら 記念写真を撮ろう ビルの屋上で大好きな君と  声は届かないまま 悲しい唄へと変わるよ  例えば 上手に笑う僕を見て君が もしも泣いたなら 赤・青・いろんな色 指のすきまから心が流れた  声は届かないまま 悲しい唄へと変わるよ 胸に刺さってたトゲなら 抜いたはずなのに まだ痛いんだ  いつか、カラッポの僕の中から 嫌いな自分までいなくなったら 僕には何が残っているんだろ? 両手をただ眺めてた  声は届かないまま 悲しい唄へと変わるよ 胸に刺さってたトゲなら 抜いたはずなのに まだ痛いから、歌った 歌った―。  「例えば……」っていう言葉で 未来を思い描いている僕です。
アンドロメタモルフォーゼThe NovembersThe Novembers有村竜太朗有村竜太朗THE NOVEMBERS体温計 赤いモノ 上昇してく僕の熱  心なら メタモルフォーゼ 欠けてく君の分 いずれ命 燃えてきます 灰になり 砂になり それならば 最初で最後 僕らが出逢えた事  名を呼んで 名を告げて 透明じゃない僕にして 食べかけの月が僕を冷たく睨んでる 未来まで一緒にさ 行けたならよかったな してあげたい出来ない事がたくさんあるんだよ  夢ならね 覚めないで 幾億の夜を越え 銀河にね 囲まれて 巡り会うの アンダーワールド どんなにね 暗くても すぐに見つけだせるよ 記憶のね 糸たどり きっと そこにいくよ  臆病なる魔法使い  愛の呪文 リフレイン  胸に宿す花なら 全部腐ってて酷い色 苦しくて うれしくて 切なくて 恋しくて こんなにね 咲いてるのに ひとつもあげれない  夢でもね 消えないで 幾億目の夜なの? 銀河にね 埋もれて はぐれてしまう アンダーワールド 月からね 吹く風で 涙もいつか乾いて そしたらね どこまでも ずっと 歩いてけそう
エンジェルダストPeople In The BoxPeople In The Box有村竜太朗長谷川正People In The Boxそして広場には 独り 僕が居て ブリキで出来た固い馬車に 乗り遅れたら 風はいつもより 気持ちよく刺さり 痛みは僕の骨に 冷たさを残しては 消える  植え付けた種は いつか芽を出して 指の痙攣は それまでは止まらない みんなが嫌う 僕の最低な顔で 素敵な昼下がり 白黒の中 歩こう  いつまでも淡い闇に手をのばす 少し冷たい  光の粒で無邪気になる子供達は 僕を笑う 消毒された醜い僕を地下室まで  連れてゆくよ 連れてゆくよ 音もなく
ゼロPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree1と1 足したら2 そこから解ってく世界 この距離も地球儀で見りゃ笑える位置 初めっから想いってさ 伝わらないように出来てるの 知ってたよ  消えちゃっても別にいいの それは嘘 なんだかなぁ 苦しそうにキミは笑うよ  鼓動が刻んで 紡ぐ4拍子 キミの心臓にまで僕よ、届け! 哀しみをあげる 微笑みをあげる あたたかな涙と引き換えにしてあげるよ 奏でる、ゼロ――――。  ケモノ道 焼け野原 僕が歩いていたトコ サナトリウム 乾いた血 僕は少し病気です 記憶から漏れてる風 身支度を軽くして もう行かなきゃな  忘れても別にいいの それも嘘 なんでかなぁ 嬉しそうにキミが泣くんだよ  鼓動が刻んで 紡ぐ4拍子 キミの心臓にまで僕よ、届け! 哀しみをあげる 微笑みをあげる あたたかな涙と引き換えにしてあげるよ 奏でる、ゼロ――――。  1と1 足したら2 それしか在り得ない世界 詩と音に組み替えて観たらキミを見つけた  鼓動が刻んで 紡ぐ4拍子 キミの心臓にまで僕よ、届け! 哀しみをあげる 微笑みをあげる あたたかな涙と引き換えにして 足しても引いても 掛けても割っても 何も変わらない魔法があるなら 明日を呪って 明日を夢見て どこかしら似てるような僕らに祝福を、 ゼロ――――。 奏でてく、ゼロ――――。 響いてく、ゼロ――――。 生まれてく、ゼロ――――。
水色ガールフレンドPELICAN FANCLUBPELICAN FANCLUB有村竜太朗有村竜太朗PELICAN FANCLUBビニール傘の花を閉じた 雨上がりしかでない空 なんかとても すばらしいので 君も見ていたらいいのになあ  夕立ち 止んで ひぐらし鳴く 僕の熱があがってく  水色ガールフレンド 雨色ガールフレンド いつも涙 ひとつせつなく キラメキきらり ユラメキゆらり そんなふうに君といれたらいいのに  ふいに突然 思慮深い発言 僕をビックリさせるんだ ボンヤリする 気のせいじゃない 恋の病いって本当だ  水滴 なまぬるく滲む 泣き虫は君の嘘  水色ガールフレンド 雨色ガールフレンド いつも涙 ひとつせつなく あこがれこがれ たそがれこがれ 全部思い通りになればいいのにね  僕の熱があがってく、僕の血が濃くなって―――――。  水色ガールフレンド 雨色ガールフレンド いつか涙 空に返して キラメキきらり ユラメキゆらり そんなふうに君といれたら 虹色ガールフレンド 夢色ガールフレンド 君の笑顔が虹をわたって届く
3月5日。MUCCMUCC有村竜太朗長谷川正ミヤはじめまして。 苦しくて僕は手紙を書きます。  痛みだけしか感じません。 例えば空に浮かぶ鳥にもその重さだけ 幸せはきっと在るのに。  もし君が僕を見つけ、病んだ草のように ただビラビラ笑ったら、やだな。 それでも、もしも僕を好きになってくれるなら 両手を広げてとべるんだ。  悲しみも寂しさも消えるから 居場所なんかもう、要らない。  僕が出した手紙は届くかな?
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
雨中遊泳Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree雨はただ 堕ちることに一途 それに多分 人は似ているんだろう 目も口も指も胸もその他も くっつけて一つごっこ  メトロノームみたく 揺れる夢と現 どちらを覗いても まだ きっと同じこと  偶然出逢えただけ だから今日で 突然終わって そんな風に僕ら あとはいくつ 意味を失う 出口見えなくなる きらきらで 雨ざらし  雨ひとつ 堕ちてく速度ほど まっすぐに 届く僕があれば 水たまり映る君の顔も 笑み浮かべ いろんなとこ  狭い世界だったなぁ だから会えたのかなぁ 案外簡単だったなぁ なんて嘯けば  目眩の渦の中 連れてかれて 傘もなくなった 知らないふりしながら 濡れてるのに 理由は要らないや 咲いて散ればいいって つらつらと 降るばかり  過ぎ去りし日々など徒然は 戯言同然 くずかごへ 聡明なあなたなら捨ててね 次の台本用意して  偶然出逢えただけ だから今日で 突然終わって そんな風に僕ら あとはいくつ 意味を失う 必然のさよならで 昨日はもう 不自然になって こんな風に全部 流れるけど 忘れたくないなぁ 出口見えなくなる きらきらに 惑う  ふいに明日(みらい)になり 見上げたら 雨はいない
念力Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree在らざる何を 信じるつもり? 暗示にかけて まやかし見せて 禁じ手使って 繋いでく配線 いいかげんな論理 組み立ててロンリー  漂白したら こゝろだってきれいねぇ 今度はなんかさ 違ったものに なれるかなぁ  ぐらぐら 目眩のような おかしな夢を覗けば 鮮やかすぎて僕だけ 透けそう 消えそう ぐるぐる 念力めいた 言葉で世界を説けば 触れないままの君へ 意識が届くかな?  あなたは異常です だがそれがおいしい 勘違いも一種 生きていく才能 出所不明の イメージを共有 一斉に着信 耳鳴りがループ  人間なんだし 繊細ぶるのもいいねぇ 感が鈍っても 考える葦で いれたらなぁ  ふらふら 目隠ししたら おかしな夢さえ残像 何を失くしてしまったの? 嘆いたら 共鳴 ぎらぎら 念力送信 瞼の紗幕を引いて 呼び出したけど君だけ 鏡の向こう側  アザムケ ハナムケ カオムケ フリムケバ アレダレ? カゲダケ ユレル ニゲル オイテケボリ  ぐらぐら 目眩のような おかしな夢を覗けば 鮮やかすぎて僕だけ 透けそう 消えそう ぐるぐる 念力めいた 言葉で世界を宙返り 出逢えてないのに君へ 意識が届くかな?  そこまで届いたらなぁ そばまで届いたらなぁ そのまま届いたらなぁ  そしたらわかるかなぁ
浮融/fuyuu有村竜太朗有村竜太朗有村竜太朗有村竜太朗みずうみの奥へひとりで泳ぐ 窓は開けたまま カーテン揺らぐ 置き去りでごめん 結末だから そこから見えなくなる僕を見ててよ  泡になったら 奇麗 憂い 沈みきったら 浮上 不浄 揺蕩う個体 此処 何処 漂う 世界 ただ居る 世界  光刻むような雨にみとれたい 消える感覚にとっても眠い さびしい夢へは立ち入り禁止 とおくの岸辺でサーカスが燃えている  泡と消える 呪文 自問 存在なら 不明 未明 彷徨う固体 救い 誓い 讃えて世界 ただいま世界 (  対岸に 幽閉 再会へ 遊泳 透明な 有毒 感覚が 融解 沈黙して 夕闇 回想も 悠遠 永遠で 憂鬱 曖昧じゃ 幽霊
魔似事/manegoto有村竜太朗有村竜太朗有村竜太朗有村竜太朗またねいつかで 最果てに来た 気がふれたような芝居おしまい いつでも夜の黒い瞳が ぼんやりと君見せた 咲いて散りゆく花になれたの? 思惑通り自分騙せた? 問いに答えて◯×記入 見事に全部はずれ  陽炎めいて 君が揺れる 世界は今日は何を攫う 知る由もない 未来のせいで 目に浮かんでも また歪んでさ 欺き合って 嗤いながら ほんとはぜんぶ忘れたいのに 奇麗だねって 消えなくなって 夢に残す 夢に残す  思わせぶりな赤い糸なの どうぞこのまま絡まるままに それとも針で この胸の穴 繕って塞いでよ  影絵みたいな 君を追っても はなやぐ声は透けてくだけで 惑わされたら 触れる事無い 時間が廻る 視界が曲がる 置き去りにした自分に聞いたら 過去形となり あなたはどなた 幻だっけ まやかしだっけ  あれ あれ 気づいたら 醒めるのが常ならば つら つら 書きためた 言葉さえ自己摸倣 さら さら いつの日か 触れたもの 灰と舞う  陽炎めいて 君が揺れる 世界は今日は何を攫う 知る由もない 未来のせいで 目に浮かんでも また歪んでさ 欺き合って 嗤いながら ほんとはぜんぶ忘れたいのに 奇麗だねって 消えなくなって 影絵みたいな 君を追っても はなやぐ声は透けてくだけだ 惑わされたら 触れる事無い 時間が廻る 視界が曲がる 離れ難くも記憶は脆く 鮮やかな色 失うばかり まちがいだって まねごとだって 夢に映る 夢に映る 夢に映る 夢を閉じる  またねいつかの 最果てでまた 気がふれたような芝居再演 救われたいと 見とれてたけど 滲んじゃって 泣き笑い
また、堕月さま/mata,otsukisama有村竜太朗有村竜太朗有村竜太朗有村竜太朗フラスコの空は透明に 僕ら その底で不純物 思い出も馬鹿みたい 隠したり見せびらかしたり 忘れちゃうくせに 多分 既読してるのに かくれんぼ 数を数えては返事待ち 気にかけてよ ほっといてよ めんどくさい 自意識は過剰 絡まれ小指の糸  目に映るものは要らぬこと 目に浮かぶものばかり追うの  嗤う月 夢と現 区切るのは言葉だけ 繋がらぬこゝろだから この闇の意味を知り 指切りで契ったのは すぐ側の遠いところって 気づいたら 憂い 憂い  攫われて空はがらんどう どこかよく似てる心模様 あれこれと邪魔だもの 思い出は 残像だらけ 騙されてたいけど無理  遊び歌 しょせん嘘ならば 花がただ枯れていくように  嗤う月 零れて夜 問いかけど答えなく 忘れてく理だと 茫漠の理由を知り 指切りで千切れたから すぐ側は遠いところへ 消えそうで 奇麗 奇麗  記憶はあてにならないでしょう いずれ朝巡りぬ  嗤う月 夢と現 区切るのは言葉だけ 繋がらぬこゝろだから この闇の意味を知り 指切りで契ったのは すぐ側の遠いところって 気づいたの 何故?  嗤う月 零れて夜 問いかけど答えなく 忘れてく理だと 茫漠の理由を知り 指切りで千切れたから すぐ側は遠いところへ 消えそうで 憂い 奇麗
猫夢/nekoyume有村竜太朗有村竜太朗有村竜太朗有村竜太朗覚めた夢をたどるたび 猫みたいに置き去りね ふりむいたら 嘘ついてて 居なかった うれしい夢に似せてみて 歌歌えど曖昧で 気がついたら 痣になって 滲むんだ  繋がって 繋がって 僕ら ただ 揺らぐように 連れてって 連れてって ふたり だけ 彷徨うように ずっと ずっと ずっと ずっと  こわい夢で迷子なの ベルが響く空室も 嫌だったから 燃やしちゃって 灰にした 悲しい夢を見上げたら ガラスの雨 土砂降りに 血が付いたら 花いっぱいに 咲いたんだ  なくしたもの なんだろ あるくとほしこわれた はつかねずみ わらった きれいだって わらった 繋がって 繋がって 僕ら ただ 揺らぐように 連れてって 連れてって ふたり だけ 彷徨うように 絡まって 絡まって 僕ら まだ 切れないように 漂って 漂って ふたり いま 溶け合うように ずっと ずっと ずっと ずっと  醒めた夢に逃げるけど 夜はいつも暗闇ね 君も僕も似た誰かも包む
鍵時計/kagidokei有村竜太朗有村竜太朗有村竜太朗有村竜太朗季節外れに咲きましょう 名も無いまま咲いてましょう 散ってしまうその日まで 揺れたいだけ 揺れたいだけ 声と言葉は違うけど くっつけて歌を作ったよ 耳の奥に置いとくから 遊んでおいて  枯れてく花を視てましょう 朽ちたなら種を撒きましょう 離れすぎた感情には いいわけを いいわけを ほんとう以外嘘だってさ とっくに気づいてはいるけど 知らないふりをしていれば 平和なの 今日  記憶のドアばかり叩いて廻るのは 何故でしょう 開かない扉の向こう 覗いて 僕を視てる僕は いつも 鍵をかける  記念写真を撮りましょう 褪せてけれど 残しましょう 芝居めいた感傷にも 幕引きを 幕引きを 退館時間はもうすぐ すみやかに此処を離れなきゃ 忘れ物はなきように おやすみなさい  記憶のドアばかり探して廻るのは 何故でしょう 割れた鏡みたい 会えない 僕に似てる僕 いっせいに 鍵をかける  記憶のドアばかり 叩いて廻るのは 何故でしょう 開かない扉の向こう 黙って 僕を視てるのは君? 確かめられないまま 知らない夢の前にいたらしい* 煩さい扉の向こう 覗いても 誰もいないから 時間の 鍵をかけた 鍵をかけた 鍵をかけた 鍵を
恋ト幻/rentogen有村竜太朗有村竜太朗有村竜太朗有村竜太朗「何時間でもこのままいたいよ ただ君の顔だけ見てたいの」 そんな都合いい事なんてないわけで あんな甘ったれた幻想に 戻りたい 戻れない なんで? 帰りたい 帰れない そっかぁ 触りたい 触れない じゃあさ 会えないんだし 知らないでいいよ  くちづけで咲いて 躯で色づいて きれいな果実が生ったなら 地面に落ちて腐っていくみたいに愛し尽くせたら良かったなぁ  欲しくって 欲しがって ばっか 遮って 彷徨って 空中 からかって ちらかってるまんま 片付かない 感情やだ  薬で飲む記憶 溶けて底漂う 効き目が切れたのは いつの事?誰の事?だっけぇ?  「何時間でもこのままいたいよ ただ君の顔だけ見てたいの」 そんな都合いい事がもしもあれば こんどは甘ったれた幻想に 覚めないで 醒めないで いるよ 消えないし 消さないし なんて ズルだけど コレだって デモにして 書き留めた どこだって そばだって いくよ ほらだって ここだって いるよ
サイレントノイズPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Treeプラットホームは真空 最終列車が通過 夢の終わりに着いたような気がして笑う 運命線を辿ったら シアトリカルな新宿 結んで解いて掌に 何残すの?  恋情は憐憫に到るんで サンプル版が丁度いいのに 更新ばっか 感傷主義は 日常化  刹那 こころ過る残像は いつか消えてしまう理と 記憶 組み合わせて再生を 奏でれば世界に響く サイレントノイズ  頭上でカラスが舞えば 真っ黒な天使みたい 低いハミングで懺悔歌えど 戯言  価値観は人それぞれだもん うしろのしょうめんだぁれ? 無駄にしちゃった存在証明 再発行  故に脳裏刻む残響も いつの間にか違う声になる バイパス そのままの僕を鳴らせ あてのない世界が回る  天秤ばかりに掛けたなら 君、僕、等しくシンメトリー 或る筈のモノが無い此処に 間に合わせの星座 ギラギラ  刹那 こころ過る残像は いつか消えてしまう理と 記憶 組み合わせて再生を 繰り返すだけ その間、数秒ほどの空白に 何度恋い焦がれて堕ちていく? 自作自演のいろごとなれど 鮮やかな色に変えて バージョンアップ  プラットホームはもう遠く 窓にはビル群の墓標 夢が終わったの告げるように いまトワイライ
静かの海Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree目眩渦まく嵐 過ぎて 結論めいた答えが出たら 複雑なのがこゝろなんて 子供騙しかなぁ  どくどく ずっと心臓 君を流す かたかた 書いた 理由ない 比喩表現 うとうと ちょっと眠った 隙に落ちた画面 こんなふうに消えたなら  使えない 伝えない 魔法だけが残る 手を出さず僕らは上の空 かからない つまらない そのくせに笑う 忘れる今日を笑う  記憶が色をなくす頃に 褪せないことを言葉にしたら 綺麗事なの承知だけど そこは自由でしょう  くどくど 何遍同じ 自問自答? だいたい 全部 メタファー 使い切ったろ そろそろ 最後なので まとめてみよう つまり 気持ち不明と理解して  使えない 伝えない 魔法だけが残る 手を出さず僕らは上の空 かからない つまらない そのくせに笑う 忘れた先 響かない 震えない 何も聴こえない 静かの海にある砂の城 崩れない 戻らない 置き去りで笑う 見送る日々を笑う  晴れたら影に 曇りは風に 雨には傘に 君が過れば 探したとして 居ないに飽きて それに気づくたび はなればなれ‥いつか慣れて
剥製Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Treeたのしいことがありますように 逢い引き  アンドロメダへまで  さびしさナイフ 刺さったままで 進めば 目眩の渦のなか  すてきなことがありますように 孔雀はいっせいに夢広げ 思惑通り 夜を迎えた 何も想わずに目を閉じる  空には穴が空いていて ひそかに人々そこに登る  始まりも終わりも わすれていくの こゝろには触れない抜け殻だけど 微笑んで歪んで 君は僕の腕でほら とっても奇麗  うれしいことがありますように 灯を消してく少女たち 醜いものはここにはないよ 気づけば 鏡の行き止まり  夢中で探す蜘蛛の糸 つかめば刹那にそれは切れる  浮かんだり沈んだり 融けなくて不純 声もなく叫んで誰を呼んでる? 1と1足しても 答えなんてないことは 永遠に秘密  ておくれ てのひら 傾いて世界 さかして さがして 暗闇畑 あかくて あおくて 心臓の音 薔薇色で憂鬱  始まりも終わりも わすれていくの こゝろには触れない抜け殻だけど 微笑んで歪んで 君は僕の腕のなか いっつも  ゆうるりと滅べば 静かな躯 傷ばかりいっぱいで何を知れたの? 愛しくて くらくら 胸の奥 並ぶ僕ら どれも奇麗
落花Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree空虚感 適切なの それ 歌にしてみてるの これ 最果てに辿りついたようなグラデーション いま夜明け 何千回こんな感じだっけ? 自己啓発すら笑止 でも今日は いや今日もなんだけど また明日も個の儘で  目の前に選択肢があって 私利私欲な感情で選んで 正しくも間違ってもなくて 過ぎてくの 日々  無下に咲いては 散り落ちし花 風は何処にこゝろ攫うの? 忘れ難きと記憶を追えば 鮮やかな様 僕だけが透ける  ふと気づくと 2,3分寝てた ずれてる秒針進む うわのそら 存在なくなって 消えてく感覚 わかる?  結末を忘れてく論理 運命も自己批判も浄化 必要か不必要じゃないか 問いかけて 日々  我を忘れし季節 束の間 風に言の葉 騒いでやまぬ うれしかなしき とめどなきかな 賑やかなまゝ 夢のやうに閉じる  なぁ 誰か いつまでも側に居てはくれまいか 然すれば このような愚行だって意味を持つ ねぇ どうぞ好き勝手に踊ってってくださいな もう だけど時間切れ 暗転 がらんどう  無下に咲いては 散り落ちし花 風は何処にこゝろ攫うの? 忘れ難きと記憶を追えば 鮮やかなれど あなたはどなた? 故に触れぬ絵空と知れば さよならいつか 世界へと堕ちる
マイムPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree夜に問う 答えなし 空欄の言葉埋まらず 追憶は刹那放つ お揃いだといいけど  好き 嫌い まばたきの数増えた目に 月の光 さりさり 刺さり やけに煩いから瞼の幕を下ろす  花をつけて 花を散らして 視えないもの演じて僕ら どれもすべて 戯れ言で夢 マイム マイム マイム  もう秘密 触れちゃ駄目 結末すら忘れました あやとりは絡まるだけ もう解くのは無理でしょ?  理論 模倣 自作自演の果てに なに 自問自答してるの? それ 歌にしても不純 金糸雀 幕を引く  花をつけて 花を散らして 視えないもの演じて僕ら どれもすべて 戯れ言で夢 マイム マイム マイム 吐息咲いて こゝろは閉じて 嘘つきの掌が舞う どうせ褪せる色事なのに 奇麗 奇麗 奇麗  夜に恋う 応答願う 空白が静かに騒ぐ 朱頂蘭 毒が廻る 観客は居なくなる  花をつけて 花を散らして 視えないもの演じて僕ら どれもすべて 戯れ言で夢 マイム マイム マイム 記憶だけが瞬くばかり 密やかに滅んで僕ら だから今日は おやすみなさい ネムル ネムル ネムル イナフ イナフ イナフ マイム マイム マイム  ふらふら うれしく はらはら かなしく ひらひら おかしく ぐらぐら なせかい
瞳孔Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree時間 夢現 眠れなくって朝をただ待ってんの 秘密 呪文 憂いすら微笑みにして ケセラセラ 日々 割れ 笑う 名もない感情の向かうその先は? からっぽの運命論 信じているその理由(ワケ)は?  偽りの両翼で飛んだら 未来 予測 不明 揺蕩うように戯れたくて また目を瞑った  触れない夢に瞳孔が開く 瞬きのちいさな闇に君が ゆらめいてきらめいて いつだって嗚呼 映るけど 瞞  論理(ロジック)  模倣 字詰めて見つめて探す自分を指す言葉 ごらん 外 賑やかな孤独のパレードがきれい  曖昧な存在じゃ否って 泣く 喚く 騒ぐ 饒舌な情熱に飽きて  無言劇の始まり  鈍色な夢が網膜に残る 花降りかかるお終いがきたら 永遠も一瞬も 舞い散って嗚呼 ぐるぐると目眩は螺旋  懺悔日和な晴天にどんな歌が似合うでしょう 繰り返す夢は輪唱 さよならは罅いて残響(エコー)  夜みたいな眼の奥で何を視てる? 表と裏の間 射した光 遮って彷徨って 手を伸ばしても 此れもまた 幻  触れない夢に瞳孔が開く 瞬きのちいさな闇に君が ゆらめいて きらめいて いつだって嗚呼 映り込む 瞞
ロールシャッハ(左)Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Tree午前0時―――― 鏡のなかに出演してる知らない僕だ 朝が来ても忘れぬように 夜が来ても失くさぬように  「ばいばい」だとか「さよなら」だとか 「またね」だとか「いつかね」だとか 全部 言って 聞いて 見せて 同じような表情(かお)  トゥトゥトゥルトゥトゥトゥトゥトゥトゥー トゥトゥトゥルトゥトゥトゥトゥトゥトゥー トゥトゥトゥルトゥトゥトゥトゥトゥトゥー トゥトゥトゥルトゥトゥトゥトゥトゥトゥー
ピアノブラックPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラPlastic Treeフリーズ スリープ 画面上は真っ暗になった 原因 不明 女王は永久に不在だ 呪文 無効 誓いは破ってしまおう 理想 悲壮 秘密基地はもう 燃やして 燃やして 燃やして 灰にすんの 燃やして 燃やして 燃やして 灰にすんの  非常ベル 鳴り出して みんな逃げてく ディレイ きれい 途方に暮れてしまうね 孤独 夢中 揺らいでる影と踊るよ 無限 無言 冷たく秒針 回って 回って 回って 戻れんの? 回って 回って 回って  愁しみはまだきれい いつまでも触れない 枯れてゆく花束を眺めてるだけなの でも君の目みたいな夜が来るたび また ブラックアウト ブラックアウト  いれないで インナーワールド ふれないで インナースペース けさないで インナーライト  愁しみはまだきれい いつまでも触れない 枯れてゆく花束を眺めてるだけなの でも君の目みたいな夜が来るたび また ブラックアウト 窓の外 落ちていく 誰か投げたピアノ 来る明日に望むのは 壊れてしまう世界  いま君の目みたいな夜の中にいるよ ブラックアウト ブラックアウト
ライフ・イズ・ビューティフルPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Tree左目には泣いて視えました 右目には笑って視えました 目と目の間に処理できない気持ちがいまだになんか在るんです  初めて上野駅へ行ったのは めずらしく雪が降るクリスマス 終電はもう向こう側 遠くに行っちゃう光を見送れば対照的 楽しすぎたから 喋りすぎたから 今度は黙って世界の音に耳を傾けた 公園の奥の消灯している博物館で剥製達は永遠の夢を見てる 例えば こんな美しい今日もそうあるようにと一瞬思う 舞ってる雪は積もりそうにもない  ライフ ライフ ライフ ライフ ライフ イズ ビューティフル ライフ ライフ ライフ ライフ ライフ イズ ビューティフル ライフ ライフ ライフ ライフ ライフ ワズ ビューティフルデイズ ワズ ビューティフルデイズ ワズ ビューティフルデイズ  僕は君が好きなふりをして 君が好きなものを好きとして だからまた誰かしらにそんな感情が芽生えるなら 全部そうする これらを録音した僕の歌を逆回転して再生すれば 記憶はキュルキュルキュルキュルキュルキュル虚しい呪文を唱えだして 切って貼っていった言葉全部 散って舞って逝ってしまうようです つまりは僕らは世界でちいさくメラメラ燃えるゴミになるの  ライフ ライフ ライフ ライフ ライフ イズ ビューティフル ライフ ライフ ライフ ライフ ライフ イズ ビューティフル ライフ ライフ ライフ ライフ ライフ ワズ ビューティフルデイズ ワズ ビューティフルデイズ ワズ ビューティフル ライフ ライフ ライフ ライフ ライフ イズ ビューティフル ライフ ライフ ライフ ライフ ライフ イズ ビューティフル ライフ ライフ ライフ ライフ ライフ ワズ ビューティフルデイズ ワズ ビューティフルデイズ ワズ ビューティフルデイズ  ちいさく吹雪く闇が なんでこんなにいつ迄も まだ綺麗 いつも見えない奥が なんか哀しくなるほどに ただ綺麗  そんな感情 なんとか伝達できますようにとタコ足配線で電球を 点滅 明滅 寂滅 消滅 光に気づいた皆様に あらゆる仮面を用意しておかなきゃ 陳腐な怪人百面相だ 泣いてる顔はどうだったろう? 笑ってる顔はどうだったろう? ねぇ?  ライフ ライフ ライフ ライフ ライフ イズ ビューティフル ライフ ライフ ライフ ライフ ライフ イズ ビューティフル ライフ ライフ ライフ ライフ ライフ ワズ ビューティフルデイズ ワズ ビューティフルデイズ ワズ ビューティフル アイ アイ アイ アイ アイマイミーマイン あい あい あい あい あいまいすぎて 愛 愛 愛 愛 愛されたいだけです ワズ ビューティフルデイズ ワズ ビューティフル ワズ ビューティフルデイズ ワズ ビューティフル ワズ ビューティフルデイズ
ロールシャッハ(右)Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Treeひとつ ふたつ 鏡のうえにヒビが入り割れて崩れた 僕と僕のふたりの模様 描くことないひとつの模様  「あいたい」だとか「あえない」だとか 「ひつよう」だとか「いらない」だとか 全部 消えてしまったのにな 同じような唄  トゥトゥトゥルトゥトゥトゥトゥトゥトゥー トゥトゥトゥルトゥトゥトゥトゥトゥトゥー トゥトゥトゥルトゥトゥトゥトゥトゥトゥー トゥトゥトゥルトゥトゥトゥトゥトゥトゥー
シオンPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Tree花に風が似合うのは 散ってしまうから 口笛擦れてくのは 寂しいから 日々の泡が浮かんで消える 一部始終を全部見届けました で、感傷的になっているところ  言葉途切れてつまるのは 意味なんてないから 外に出る気がしないのは 会えないから 理想 迷走 回転ドアを ぐるぐると永遠に回ってるんです 結局は一人になっちゃう決まりだ  きらめく世界で瞬きするたびに 胸が壊れて君が笑う 嘘つき 指きり 小さなさよならは まるで花びら揺れるように きらり きりり 痛み ゆらり ゆひら 騒ぐ  空を見上げたくないのは 眩しすぎるから メロディーよぎって俯くのは 切ないから ずっと夢の輪唱再生中 いつか引力からも解放されるから 時間も距離も離れてくばかりのこゝろとこゝろ スローモーション  きらめく世界で瞬きするたびに 短い暗闇 君の蜉蝣 滲めば 降る雨 両手で集めても まるで花びら濡らすように ぽとり ぽつり 落ちて ひらり ひとり  運命だけ頼りにして静かな嵐を彷徨う 夜がきても朝がきても いつも 誰がために鐘は鳴る? 我を忘れ叫べば ただただ君が好き きらきら光まみれ  きらめく世界で瞬きするたびに 胸が壊れて君が笑う 嘘つき 指きり 小さなさよならは まるで花びら揺れるように はぐれた未来で呼び名を忘れたら いつか風の音だけになる ざわめき 上書き 記憶を手放せば まるで花びら散らすように きらり きりり 痛み ゆらり ゆひら 騒ぎ ひゅるり ひゅるる 逃げて ふわり ふたり 変わる
くちづけPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree雨音を聞いていた 鍵盤を叩くような 気づいたら 記憶まで滲みだした そんな夜 呼吸する心臓が ざざ鳴りに 重なれば ふたりしかいない国 傘の中で たどり着いてた  見上げても 掴めない 切れてしまう 蜘蛛の糸 問いもない答えなら いっそ 求めないままで  裂けて笑う 傷跡に 触れてみたら 面影 明日さえも手放せば 日々は泡―――――。  瞼を伏せて 花が咲く くちづけは夢 美しい嘘をつく 君と僕 さよならは 胸の内 やまなくて雨 ざわめきも あざむきも 隠す  不確かな永遠で まほろばに結末を 手にいれて 失って 躯 こゝろ きっと忘れる  愛を知った 曖昧なんだ 逢い違って 相果てちゃうの IO エラー 哀憐ばっか 愛情なんて 哀情なんです (哀韻踏んで 哀願しては 哀咽する 哀婉な様)  刻む無情 涙声 微熱 冷めぬばかりだ いつか 失くなってくなら 全部消して―――――。  瞼を伏せて 花が咲く くちづけは夢 美しい嘘をつく 君と僕 鮮やかな透明で 流れ込む雨 受け止めて 受け止めて 瞼を閉じて 花開く くらやみで夢 何処までも 何処へでも 一晩中 さよならは 胸の奥 やまないで雨 ざわめきも あざむきも隠して 隠して
静脈Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Treeなまぬるい夢 静かに騒ぐ記憶 青く 青く 君が流れて 滲んでいけば いつのまにか微睡み こゝろ、行方不明――――。  くしゃみをして気づいた 冬はまだ長引くみたい 白い息を吐き出せば胸のモヤモヤも消えたらなぁ 心変わりは 空の色まで変えてしまうから 感傷さえもいよよ 虫の息 チグハグな口笛で  知らない愛を受信していく 戯れ言も洗礼めいて響いたなら 目眩の渦で瞳孔反射 悲しみと光の中でなにを思う?  なまぬるい夢  静かに騒ぐ記憶 青く 青く 君が流れて 廻ってくのは 鮮やかでも幻 触れてみたら 覚めるだけ  冷めるだけ 醒めるだけ いつも――――。  来る明日を望むから 燃え残りの想い棄てた 燃えないゴミが集まれば海にキラキラと夢の島  切り刻んでた運命線の五線譜で 僕らはただの音符になる いつか躯も過去も未来も 宇宙ごと全部なくなりそうだから  なまぬるい夢 静かに騒ぐ記憶 青く 青く 君が流れて 廻ってるのは 手放してく幻 届かない 胸の奥のほう 慣れてく嘘で 色とりどりに記録 あれもこれも君に混ざって 濁ってくから いつかどれも瞞し 辿れなくて 覚めるだけ 冷めるだけ 醒めるだけ いつも――――。
アイラヴュー・ソーPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗散文的に泣く 東京都のゴースト 水銀灯で寝て 超低温の夢視る 平然とさよ~なら 遠のいてくの、誰? 洗礼めいて雨 そうとう素敵  I love you so 確かな理想郷 I love you more 落下の一途なの I love you always 結果は木っ端微塵 I love you forever バラバラ  騒々しい想像 東京都でゴースト 真空管通して 超爆音の夢ん中 空間歪んでったり 重力消えてったり 感情過多になっちゃったり 幻滅したり  I love you so 刹那な理想郷 I love you more 接触一瞬なの I love you always 結局木っ端微塵 I love you forever 粉々  (なにもみえないの なにもいらないの なにもきえないの) (虚ろ 空ろ ロー)  断片的に不明 東京都のゴースト 誘蛾灯のようネオン 蝶々は全滅!  I love you so 不確かな理想郷 You hate me? バイバイ
さびしんぼうPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗例えれば さびしんぼう いつも通りの僕になる  窓も全部塞いだし ドアにはちゃんと鍵も掛けました 来る明日を拒んだら 滅ぶのが決まりだよ ふたりしかいない国 作った○と△と□  遠くて静かな夜の隅っこで 記憶の城壁 たてこもり眠る  積み木みたいに優しい嘘を 積み上げた恋はもう 崩れていって 色とりどりのココロがいくつも散らかるだけ  枯れ落ちる言の葉で くずかごは過去だらけ 捨てられない気持ちなら ゆっくり火にくべて忘れましょう  深くて冷たい夜の底でただ 借り物の愛に包まって眠る  燃えてく日々の灰が降る夢で 埋もれてく僕がもう 見えなくなって 居なくなっても こゝろの形は残ってほしい  積み木みたいに優しい嘘を 積み上げた恋はもう 崩れていって 色とりどりのココロが散らかるばかり 燃えてく日々の灰が降る夢で 埋もれてく僕がもう 見えなくなって 居なくなっても こゝろの形は残ってほしい 残って 残って 残って  気がつけば さびしんぼう 大丈夫 寂しさとか慣れるから
ブルーバックPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗佐藤ケンケン午前0時 雨 静寂に問う 思考はインク 流れ出して 潜れば  僕の色に 沈む 沈む  フィルム 逆走 日々なら模様 カレイド 覗いてほしい 混ざってく  僕の色が 回る 回る  愛 青 赤 想いは 痣 残れど いつか 消えて 無くなる  僕の色が 滲む 滲む  無言劇 続く 舞台の裏 秘め事 枯れてくバラ バラ バラ  僕の色が 散る 散る  息 声 指 躯 心 君がね ひとつひとつ 離れて 世界は また からっぽだ 視界 さかさま 身をゆだねて 堕ちれば 「おかえりなさい。」 すべてに  僕の宙が 降る 降る  失われていく記憶にいまさら触れたところでもう、幻。 手放した場面。重ねて映して。 なにもない此処はどうせ只の、 ブルーバック――――。
みらいいろPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree果てなき世界ならば この胸には証しを 同じ涙濡れたら 僕ら笑いあおう 解き放ってった現実で 刻む鼓動にフレーズを 共鳴してく心に 音をたてて咲く 名前のない花 おそろいの居場所 僕ら見つける  夢みるように目覚めて 未来までって伸ばした手 つかむ はなす くりかえし探して 思いついてく色で 暗闇だってぬり変えながら きおく きずな きぼうと重ねたら みらいいろ ずっと僕らは描いてく  凹凸の鉄の街 寂しさにつまずいて 痛くないふりをして デタラメに笑う そんなロンリネスな論理なんて 全否定で一歩踏み出すよ 透明めいた心に 憧れて揺れる 壊れそうな花 ツギハギの願い 僕ら捧げて  涙がいつか渇くほど 速く回ってメリーゴーラウンド 遊ぼう 遊ぼう 光まみれになる 思い巡ってく色に 愁しみだって消えていくから きせつ きせき きれいに写してく みらいいろ 望んだのはどんなイメージ?  明日に呼ばれてく 砂時計のルール ひとつ ひとつ 零れていく 忘れてしまうこと 失してしまうもの いくつ いくつ あるの?  夢みるように目覚めて 未来までって伸ばした手 つかむ はなす くりかえし探して 涙がいつか渇くほど 速く回ってメリーゴーラウンド 遊ぼう 遊ぼう 光まみれになる 思いついてく色で 暗闇だってぬり変えながら きおく きずな きぼうと重ねたら みらいいろ ずっと僕らは描いてく きらめきを確かめて描いてく
RustyPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Treeclose your life そうやって植えつけるんだね きっと ずっと 苦しまされる close your life 見えてくる「病院」の中 暗くしよう 明かりを消して 嘘の中まで ひどく居心地いい 目眩のような 君の言葉が好き  close your life フロアでは動物的な 嫌な 音が 響き始めた 錆びたパイプを ずっと流れてゆく 退屈な午後 僕は追いかけるよ  we have something don't hart yourself また零れてく… 長い廊下で…今…  くもりだしそう 僕の目の前から 迷い込む僕 何も見えなくなる  we have something don't hart yourself また零れてく… 長い廊下で…今… I know how it is  暗い病室 僕 サナギになりそう
ムーンライト――――。Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗・長谷川正Plastic Treeおしまいはこんな夜でした 『いつかまたね』って嘘つきなふたり いますぐに会いたいってわけじゃないけど 君のこと思い出します 夜空とは宇宙の一部で手の届かない領域に例えれば 満ちては欠けてく月でした 墜ちては泣けてく僕でした  傷つくことが恐いから 出来るだけ傷つけることはしません まして個人的な感情論 ぶつけるのなんてもってのほかで ともすればプラスティック的関係といえちゃうふたりでしたが それでも 愛おしいと想い こゝろに穴が空いたようです  メール画面 開いて閉じて たまに 過去を指さき確認 いつの 記録? 好きな言葉だ されど 記憶 期限切れだ  同じ月 同じこと 胸の奥を照らされたら あと1秒 1光秒 戻るほどに遠い 消えてかない 消えてかない 出口に似た光を かけ昇れば 君に逢える気がしてムーンライト――――。  現実が変っちゃうことは ちょっとは理解してるつもりだけど こんな気持ちに終わりはないし この先もやっぱり尽きなさそうだし 未送信フォルダーを整理 残ってたお願い全件削除 『内容が失われますが、消去してもよろしいですか?』  星に 問えば 煌めきすぎて すごい数で気が遠くなる ならば 呼び名 唱えた呪文 なのに なぜに忘れてくの?  どこまでも どこからも 想うのにね 離ればなれ 誰にもない 誰かじゃない 魔法だけが残る 振り向かない 振り向かない 夢の迷路に迷って 立ち止まれば 君が呼んだ気がしてムーンライト――――。  風も街も雨も花も刻も 吹いて揺れて降って舞って止めて 夢に色に熱に酔に恋に 醒めて褪めて冷めてさめていくのは 嫌 嫌 嫌 嫌  同じ月 同じこと 胸の奥を照らされたら あと1秒 1光秒 戻るほどに遠い 消えてかない 消えてかない 出口に似た光を かけ昇れば 君に逢えるんでしょ? くり返し くり返し 胸の奥を照らされたら 君の声 君の影 隠れた闇探す 守れない約束をたよりにして夜空を 追いかけてく ふたりが今繋がるムーンライト――――。
バンビPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Treeいまだに幻想進行系 知恵の輪ずっと外れないや 願望全部を空想ノートに描いたら ゼンマイ仕掛けの感情で涙の準備ができました 現実逃避のエンディングばっか作るよ  淡い甘い記憶で僕は 案外、悲しいだけじゃないかもね それはとてもまぶしい日々で いつまでも覚めなければいいのにな  東京地下鉄(メトロ)で深海を漂流している最中です 放心しちゃえば存在意義さえ希薄だ 人魚との恋も水の泡 孤独に揺らげば水中花 『永遠なんて』と印象的に笑ったっけ  淡い甘い記憶で僕は 案外、悲しいだけじゃないかもね それはとてもまぶしい日々で いつまでも覚めなければいいのにな  なんでも欲しがっては 足りないものだらけだ 遠回りしてばっかで まだ探せないんだけど 大事なこともあってさ 信じてみてもいっかな やるべき意味を それらの価値を 僕としてく  淡い甘い記憶で僕は 案外、悲しいだけじゃないかもね それはとてもまぶしい日々で いつまでも嬉しい いつもいちばん言いたいことは 胸がつまり上手く言えないよ どんなこともしてあげれたら いつかはさ 見つけれたらいいのにね
1999Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラハレルヤ ほうき星 悲観主義未来予想図は ノストラダムスの芝居 いく年月数えれば1、2、3、4、5、6、7、8、9、10年経過 両手ほどの涙 宇宙へと注いで  動脈 静脈 進化論は過渡期ですけど 天才にはなれません 心臓の奥 はなやぐ血 ドクドク独毒 時々ドキドキ 忙しくてさ 裏側にあるこゝろ ネジがサビました  1999年 世界はちょっと終わりっぽかったけど なんにもなくお伽話な嘘は消えた 1999年 素晴らしい未来なんてないって なんにもない自分が嫌で信じてただけ  ヘッドホン 不協和音 レプリカントの方舟 記憶の価値がチケット 独り言のカウントで10、9、8、7、6、5、4、3、2、1で僕は 電気羊の夢で、静かな月面へ――――。  1999年 世界はちょっと終わりっぽかったけど なんにもなくお伽話な嘘は消えた 1999年 素晴らしい未来なんてないって なんにもない自分が嫌で信じてただけ  新世界 点滅 何秒 イマジネーション 現実 非常事態 意識的 ブラックアウト 蜃気楼 明滅 存在 アブストラクション ゴースト 救済 慈愛的 ブラックホール  1999年 世界はちょっと終わりっぽかったけど なんにもなくお伽話な嘘は消えた 1999年 僕ならちょうど永遠に疑問で なんでもないフリしながら答えを探していた
エとセとラPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗はかない 切ない 似てる その他 メタ詩 宇宙送れば 浮世離れ あなた かなた なので途方に暮れた 憂い ディレィ 感情 引力 墜ちてくる エトセトラ 真冬 夜空 真空めいた 匂い 思わず くしゃみ  月が嘘見抜き僕を照らしたら 数えきれるような悲しみのはずで 星が揺れるのは歩いてるからで 何もかも全て穏やかなはずで  あー あれだ 見つけた 手の届かない領域の光  灯る タバコ 煙り プカリ 呪文 アブラ カタブラ  魔法使い 去れば 銀河 いくつもの君でした  月が嘘見抜き僕を照らしたら 数えきれるような悲しみのはずで 星が揺れるのは歩いてるからで 何もかも全て穏やかなはずで  あー あれだ 見つけた 手の届かない領域の光  理想 天使 迷走 不時着 終バス 自転車 シーソー ブランコ  二人乗りで揺らした心は ね、片っぽぬけちゃったら駄目だな 戻ろっかな 帰ろっかな でも百パー 迷子なんで それ 無理でしょ  月が嘘見抜き僕を照らしたら 数えきれるような悲しみのはずで 星が揺れるのは歩いてるからで 何もかも全て穏やかなはずで 月が罪消して 僕を赦したら 数えなくていい愁しみのはずで 星が壊れそう 生まれ変わりそう 明日 目覚めても忘れないで  あー あれだ 見つけた 手の届かない 領域だ あー 世界 揺さぶり 確かめてみた  君こそ光
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ドナドナPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗みどりいろのくさはたべてしまったよ きいろいおはなもすべてたべてしまったよ あかいいろしたおひさまでみえないけど あおいいろしたこころでどこへいきましょう  そらははればれ あきずにながめてるけど そらはぼくにはひとつもきづかないんだよ しらないどっかのね ひとりぼっちのだれかさん そう とてもよくにてるぼくといつかであいましょう  おもいでは ゆめのひきだしのなか さびしんぼう からかわれてなにうたう?  ゆれながら ゆれながら どこへいこう ゆれながら ゆれながら ゆれながら どこへいこう  こわれやすいものは おいてかなきゃね さびしんぼう ひやかされてなにおどる?  ゆれながら ゆれながら どこへいこう ゆれながら ゆれながら ゆれながら どこへいこう  よういしたのは ひゃくまんぺんのうそだよ でも ぜんぶいっこのほんとのはなしなんだよ おもっていたとこは たちいりきんしだったなぁ それではのどかなきょうをみつけにいきましょう
サナトリウムPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree目を閉じて、いろんな君、瞳の奥におさめました。 微熱みたく気づかないままで、恋は虫の息です。  こゝろ閉じて、いろんな僕、胸の中に溶かしました。 禁じられた遊びで燃やせば 孤独ってきれいな色。  回れ、止まらないレコード。針の先踊るは記憶。 うれしいくるしい、似てる呪文だ。辿れない時間へ、あと何センチ?  絡めた指をほどいていく、 ちいさくサヨナラ唱えるように。 はぐれた君の名を告げても、 戻らない世界の決まり。  風立ちぬ、甘い屑が数えきれず散らかりそう。 かき集めてパズルを作れば、恋も素敵なこと。  たくさんの光の中で、いくつも会えていたっけ。 合言葉だけなくさないで。巡り逢うところへ、あと何光年?  目眩で、夢の花開けば、 ゆっくりサヨナラ唱えるようで。 ざわめき。胸を囲まれたら、 何処にも行けないままで。  花束の花がひとつずつ、 枯れてくのを眺めているような。 触れないことにただ気づいて、 待ちこがれた涙が出た。  神様に嘘をついて、引き換えにさ、何もらったの? 指の隙間滑り落ちたのは、いつの日のことでしょう。  絡めた指をほどいていく、 ちいさくサヨナラ唱えた、声。 はぐれた君の名を呼んでも、 帰れない世界の決まり。  目醒めて、夢の花散らばれ。 愁しみも静かに、サナトリウム ------------ 。 ざわめき。 胸を埋めつくして、 此処から動けないままで。 何処にも行けないのは「こゝろ」 其処にいた君が笑うの。  サナトリウムで、サナトリウムで。 サナトリウムで。
Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗・長谷川正Plastic Treeこれは多分、恋愛療法。 副作用はいまだ抜けず、 歌にしてみたら5分くらいの麻酔がかかった。 君とじゃない口づけをした。横目で見ていた小さな月。 いちばん遠いもの、ただ想う。  恋煩い。胸に残った君の声、忘れ物です。 眠れない僕の夜はどこつながるんだろ? 星のない夜空へメール、エレクトリックな魔法送って、  青醒めて影。色違いは圏外。出会えるのなら、まほろば―。  ざわめく胸を羽ばたいた。光を忘れながら。 暗闇。君に触れそうな夢見せてよ、梟。 泣いてる片目閉ざした。 記憶の舞台裏でこぼれた涙支払って未来を覗いたら、 恋しくて、愛しくて、切なくて、苦しくて、悲しくって、 見えなくてまばたきをした瞬間、いま刹那スローモーション―。 逢いたくて、逢えなくて、追いかけて触れてみたその花は、 ずぶ濡れて、幻。  恋焦がれ、不意に笑った。 ひとりよがり。壊れた船。 沈んだら、僕も夜とおんなじ温度になった。 訂正の文字だらけで言葉のロジックは解けないままだ。  さかしまな想い。うずまく心模様。巡り逢えれば微睡み―。  軋めく胸が哭き出して、こゝろが壊れるから、 暗闇。君をつれさった夢映して、梟。 いびつに瞼おろして記憶を閉じ込めたら、 散らばる羽根の残像がいくつも宙を舞う。 キスをして、キズつけて、絡まって、重なって、堕ちていって、 永遠を過ぎてってその瞬間、いま刹那アイソレーション―。 何処までも何処へでも君を想い、散らかしたこの花も、 泣き濡れて、陽炎。  最終形の感情論で君に伝えたい事があります。 僕らはみんな誰かよりもちょっとだけ幸せになりたいの。 記憶が息を引き取ってってなくなってく愛の実感が、 いまや消滅してるあの星の光にもよく似ていて心細 く、 送らないメールを書いた儀式も今日を最後に止めにします。 ―で、僕、君、知らなくなる。  「フラ フラ 歩いたら ユラ ユラ 揺らめいて ― キラ キミ 煌いてさ」  ざわめく胸を羽ばたいた。光を忘れながら。 暗闇。君に触れそうな夢見せてよ、梟。 泣いてる片目閉ざした。 記憶の舞台裏に散らばる羽根の残像が、いくつも宙を舞う。 さざめく胸を飛び立った。光を隠しながら。 何度も夜、横切って未来を探してる。 恋しくて、愛しくて、切なくて、苦しくて、悲しくって、 見えなくてまばたきをした瞬間、いま刹那スローモーション―。 逢いたくて、逢えなくて、追いかけて触れていたあの君が、 ずぶ濡れて、幻。
コンセント。Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラPlastic Tree東京 月光は暗躍して 望郷 刹那的フラッシュバックで この手にはなにかある? 止まらないリフレイン 蜃気楼 ネオン街グラデーション 哀歌(エレジー) 演奏は哀ポッド この目になにが映る? 偽物ユートピア 揺らめいた  遊泳 訪徨うは真実で 暗唱 呟いて パスワード この夜になに探す? 足りないユーフォリア  運命線たどりながら囁いて あのメロディ 現実感ない感傷にときめいて戻れない  裂いて フィードバック 下げないで フェーダー 墜ちる インナースペース 届いて シグナル  旋律 覚えたてセンテンス 輪唱 ハモったらバージョンアッブ この闇になに隠す? 迷い込むアイロニー  輪郭線なぞりながら組み合わす モンタージュ 罪悪感ない感覚にきらめいて還れない  咲いて サイケデリック 醒めないで フィーバー 回る インナーワールド 引き抜いて コンセント  真空管よりテレパシー (ハイファイ) 逆回転ならラプソディー (ローファイ) 空中遊泳 ギャラクシー (アップデート エスケープ 論理 ロンリネス)  運命線たどりながら囁いて あのメロディ 現実感ない感傷にときめいて戻れない 輪郭線なぞりながら組み合わす モンタージュ 罪悪感ない感覚にきらめいて還れない  裂いて フィードバック 下げないで フェーダー 墜ちる インナースペース 届いて シグナル
うつせみPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree僕らはね、忘れていくから覚えていてね。黒猫よ。 くちづけでおぼろげな愛を証明してくふたりなの。 目をそらし見れば雨灯り。おそろいの夢は色違い。 しらしらと流るるは涙。この心、清くなれるなら。  絡まるたび、うわごと綴ってままごと。 狂おしさでふたり、静かなケモノで―――――――。  捻れていた心の花が開く。 ほら、綺麗で声も息も途切れそう。 暗闇。手をのばせど指先の向こう、うつせみ。 君は誰を見ているの?  針槐。禁じられた遊び。 ふたりだけの秘密がほしい。 雨音は鍵盤を叩く。追いかけて歌う涙声。  知りたいのは、問いも答えもなき事。 別々の鼓動がいま、重なって―――――――。  覗いてみて、心の花が咲く。 ほら、契って。世界が裏切るその前に。 掴めない手が捉えられないのは、あの面影。 君は何を見ていたの?  ロンリネス。 目隠しが邪魔でどうしても触れない。 テンダネス。 爪痕たどれば意識が遠のいて、まほろば―――――――。  捻れていた心の花が開く。 ほら、綺麗で声も息も途切れそう。 暗闇。手をのばせど指先の向こう、うつせみ。 君に僕は映らない。  止まない雨―――――――。 全ては水の泡。 嗚呼、うつせみ。 恋は消えていくばかり。 いくばかり。
テトリスPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Tree画面 テトリス 不安が落ちてく パーツ バラバラ クリアできないや 思案 窒息 ぎらつく七色 悲観主義って 現実セーブで 譜面 調弦 音叉を鳴らした 孤独 旋律 共振しちゃて 叙情 7th 曖昧コードで 不感 マネキン 瞳孔反射  愛を見れば君は夢 愛を想えば君は心 愛を弾けば君はピアノ 愛を狂えば君は誰? 愛を纏えば君は嘘 愛を呪えば君は毒 愛を問えば誰がために? ねぇ  残像 逆光 ハレーション なんで全部写ってない? 涙 涙 こぼして 凛と咲いて フリージア 残響 天使 ハレルヤ ちゃんと沸点までいって 泣いて 泣いて 千切って そっと散って フリージア  パズル 失敗 散らかる退屈 落下 奨励 にわかに堕落論 拒絶 モザイク ちらつく虹色 目眩 殺伐 啼きだすカナリア 記憶 二次元 線すら脆弱 嗚咽 感傷 狂騒しちゃって 加速 9th 適当コードで 麻酔 透明 条件反射  愛を降らせば君は雨 愛を綴れば君は歌 愛を笑えば君はピエロ 愛を迷えば君は何処? 愛を墜ちれば君は罠 愛を覗けば君は奈落 愛を募れば誰がために? ねぇ  残懐 妄想 アベレーション ずっと隠した蒼痣に 涙 涙 こぼして 凛と咲いて フリージア 残夢 明滅 イルミナ きっと僕ら寂しがり 泣いて 泣いて 契って そっと散って フリージア  ひとひらの情熱があふれてる蕾を宿す 凛憫なる虫の息 追憶の中に消ゆ チクタクチクタク 回る針 ポツリポツリ ひとりごと ヒュルリヒュルリ からっ風 ラリリルララ 支離滅裂 ピース  残像 逆光 ハレーション なんで全部写ってない? 涙 涙 こぼして 凛と咲いて フリージア 残響 天使 ハレルヤ ちゃんと沸点までいって 泣いて 泣いて 千切って そっと散って フリージア  散って フリージア 散って フリージア 散って フリージア 散って フリージア
フィクションPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラPlastic Tree絶望日和の茜空で口笛吹いてみる 人ごみの中で立ってられる定位置探してた 招かれざる世界って知って 涙がこぼれたら 生温いセンチメンタルに僕が滲むよ  効き目のない呪文みたいな歌を歌ってみる わかんなくなった周波数 ちゃんと合わしてさ 置き去りにした感情なら 行方不明のまま 僕は僕としているため、何をなくしたの?  サンセット サンセット 泣いたその訳を サンデー サンデー 笑うその意味を サンシャイン  目を閉じてイメージできたら 両手を広げてありのままで飛ぶ いびつな夢の羽をはためかせ 暗闇めくって風に乗れた気分 夕凪 夕凪 夕凪 そよいで 未来まで 未来まで 運んで  解ってる事ばっか探して ジッとして動けない ほろ苦いセンチメンタルで俯いてしまうけど ひとコマずつでも進め 現実はパレード イヌ、キジ、サルは居なくとも前のめりで行進!  フレーム フレーム 景色を詰め込んで フレーズ フレーズ 始まりはゆるやかに フラット  目を閉じてイメージできたら 両手を広げてありのままで飛ぶ 歪んだ夢で見つけた自由で 暗闇くぐって何処まで行けるかな? 夕映え 夕映え 夕映え 染まって 未来だけ 未来だけ 映した  UFOだよ 逃避行だよ そんなんやだよ 途中で降ろしてよ ふりきっちゃうんです 連れてっちゃうんです 例え話です  これはフィクションです  目を閉じてイメージできたら 両手を広げてありのままで飛ぶ いびつな夢の羽をはためかせ 暗闇めくって風になれそう 目を開けて素直になれたら 君の涙だって受け止められるよ  優愛 憂鬱 幽遠 感じて 雑踏 街並 遠い宇宙(そら) 駆け上る パノラマ オゾン層 大気圏 突き抜け グッドバイ グッドバイ バイバイ――――――。
斜陽Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラPlastic Tree窓に斜陽 なんか凡庸 しんとしてる 夕暮れ時 ぼーっとしてた 想ったりした 面倒くさい 止めにした からかいだした ユラユラ踊る 僕の影法師  聞いておくれ 黒いニセモノ 告白した 胸のうち 恥じらう事 忘れました 揺らいでいる カーテン越し 太陽は落下 死に物狂い 僕の影法師  焦がれて 茜色 濃くなる 血の色 赤く赤く染まる世界で問いかける 答えてくれなくて 覗いた影の中 過去しかいないから 未来がいないから  眩しすぎて 見えなくなる さらってくように射した、斜陽――――――。  窓の外 日々の果て スモッグのせい 目が痛い 陽が映る 床のうえ ちぎれて影 再生不能  帰れない 橙色 戻らない 血の色 赤く赤く染まる世界に僕と僕 話してくれなくて 触った影の中 指先触れたのは 名前のない感情 怯えもなく 救いもなく 消えてくんだね 孤独だけ残してさ  眩しすぎて 見えなくなる 燃やしてくように射した、斜陽――――――。
記憶行きPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Treeさよなら。 僕の事が思い出せなくても泣かないでね。 お伽の国の嘘だ。ほんとはすこしだけ泣いてほしい。 午前4時。まだ暗い駅。 僕は始発を待っているところ。 消せないメールだらけ。 携帯を開けば、夢灯り。  願いごとひとつだけで、何処まで行けるのでしょう。 君まで続いているレールが優しく軋んだ。  電車は<記憶行き>です。 あのとき、「またね。」と告げた事。  世界が回りだします。 名残の月も白けた顔だ。 遠くへ連れてけたら、よりかかり笑ってられたかな?  硝子の窓に映る、きらめく光の川。 <君駅>通り過ぎて向かってく、最果ての街。  何故かなぁ、穏やかでさ、 理由(わけ)もなくそれがただ恐いんだ。  振子時計。ネジを飲んで動かしてみせます。 全ての日を越えて、息が止まる時まで忘れない  願いごとひとつだけで、何処まで行けたのでしょう。 君だけ居ないような騒がしいホームに降りた。  送らないメール書いた。 携帯を閉じたら、時明り。  知らない君の目には僕はどんなふうに映るだろう――――――。
リプレイGOLD LYLICPlastic TreeGOLD LYLICPlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Tree最終便の観覧車―――。 君と僕が夜に浮かんでく。 星空とパノラマの街の光と光の真ん中らへん。 右手の中にある温もりは、いつか違う人を照らすでしょう。 リズムが早くなりだす鼓動。君の名を叫ぶ心臓です。  約束交わさずに、いつかまた逢えるなんてどんな魔法だろ? ごめん、ありがとう、さようなら、言いたくない言葉しか出なそう。 気が遠くなるほどの未来で、心が重くってうずくまる。 永遠によく似た10分間。その度、思うんだろう。  廻る、廻る、二人がほら夜に闇に光探す。 恋しい、愛しい、想うゆえに胸がひどく苦しい。  真夜中、止まった観覧車―――。 忘れ物を取りに来たんだよ。 瞬間接着剤の涙。開いた傷だってくっつけた。 あー、そうでした。俺、こんなでした。君と会う前、自分嫌いでした。 だから胸のいちばん奥で君の名を呼ぶんだよ。  廻る、廻る、心がまだ夜に闇に君を探す。 恋しい、愛しい、知らない間に消えてしまう光。  確かなものなんていらないや。涙で悲しみを拭く。 大丈夫。それでも僕だった。 何もない右の掌で、残ってる温もりが騒いだって。  まぶた閉じた。記憶墜ちた。星が瞬く隙に歌う。 100年分の鼓動のせて響く、声が届く。  巡る、巡る、君を想う。ひとつ、ひとつ、忘れながら。 廻る、廻る、あの日のまま二人、夜に浮かぶ―――。  あ、また同じとこ。戻ってきたら朝だよ。 赤。青。夢。嘘。色づく空。 帰宅。始発。陽射し。窓。きらめく世界流れた。 もう手を振らなきゃ、 サヨナラだよ―――。
サイケデリズムPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree胸撃つ、鳴き声でドリー 悲しきページまで食べた 口ずさむラヴソングは息切れ  オモチャのふりしたメリー 逆さま 裸足のリズム 揺らして 頭のなかをいっぱい  咲いて サイケデリックな夢 スポットライトで目がくらんだら、螺旋 毎夜 マイナス傾向な夢 タイトロープを落下して、終わり  胸裂く、泣き顔のマリー 楽屋で毒まで食べた 敢えなくカーテンコール 幕切れ  踊れない、独りきりキャリー 百合水 飲み干しピリオド 卑猥な熱から冷めていって  咲いて サイケデリックな夢 スポットライトで目がくらんだら、螺旋 毎夜 マイナス傾向な夢 タイトロープを落下して、終わり  咲いて サイケデリックな夢 スポットライトで目がくらめば、天井 毎夜 マイナス傾向な夢 タイトロープを落下、落下、落下―――――。 咲いて サイケデリックな夢 スポットライトで目がくらんだら、螺旋 毎夜 マイナス傾向な夢 タイトロープを落下して、終わり
アローンアゲイン、ワンダフルワールドPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Treeもー、会えないんだな。嘘みたいだな。眠り方も忘れたみたい。 いずれにせよ、夢の外だ。君がいないんじゃなぁ。 あー、恋しくなる。苦しくなる。どうにかなる。 触れない距離、積もる月日、それらがいま二人を離していくところ。  悲しみコードは爆音です。 君の声も聞こえない、届かない。 ざわめく風が薫る、るる ―――――――。  アローンアゲイン 頼りない世界。グルグル、いつまでも回る。 うずまく心は七色。また会えるのかな? ハロー、ハロー、届いたなら 悪戯にワンダフルワールド。  ねー、四六時中、思い出して名前を呼ぶ。こだましていく。 真昼の月。ひとつしかない答えが浮かんでて消えそう。  切なさモードの残像です。 君の顔も見えない、わからない。 ざわめく風が笑う、ふふ ―――――――。  スカートの翼を広げてユラユラ、君、夢、幻。 うるさい涙が散らかる。まだ探せるなら、 ハロー、ハロー、何処にいるの? 意地悪なワンダフルワールド。  哀愁ナラ今日モ更新終了 感傷ナラ明日モ申請中  あー、未来とかは手探りでも、あたらしい日々。 ばかみたいだなー。涙の向こう、君はなんて僕を叱るんだろう?  アローンアゲイン 頼りない世界。グルグル、いつまで回るの? うずまく心は七色。想い出で間違い探しだ! スカートの翼を広げてヒラヒラ、君、夢、幻。 うるさい涙が散らかる。まだ探せるかな? ハロー、ハロー、 何処かにいる君と僕、 ワンダフルワールド。
パラノイアPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラPlastic Tree僕はまるで石になるアンモナイト 君が見つけてくれるのを待ってる きっとそれは禁じられた遊び まわる秒針の針を眺めてる  言葉は掌から砂のように サラサラとサラサラとこぼれてく  パラノイア 覚めない夢の中 パラノイア 踊りつづけて パラノイア 覚めない夢だから パラノイア 映ろう世界は 全部モノクローム  心臓の音だけしか聞こえない とても静かな闇でただ待ってる きっとこれは美しい自己犠牲 尖る秒針の針が痛いから  失くしたものを思い出そうとするけど ヒラヒラとヒラヒラと逃げてくんだ  パラノイア 覚めない夢の中 パラノイア 何を想うの? パラノイア 覚めない夢を見て パラノイア 膝を抱えたら どれくらいロンリー?  「ソレでいいの?」「コレでいいの。」 「本当なの?」「かまわないで。」 「解らないの?」「解りたいの。」 自問自答―。  パラノイア 覚めない夢の中 パラノイア 踊りつづけて パラノイア 覚めない夢だから パラノイア 移ろう世界は 全部モノクローム  全部モノクローム
冬の海は遊泳禁止でPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラPlastic Tree冬の海は遊泳禁止で なんか誰もいなくていい感じ 映画でしか見た事ないような船が来るから ここで待ってよう ウミネコの巣は 岬のはしの灯台の上にあるけど 乗りおくれたら最後だから ちゃんと水平線を眺めてなきゃ  僕ら はずみで首をしめたり 心までしめたりしてしまうけど  ねぇ ねぇ 僕の目を見て ねぇ ねぇ そらさないで ねぇ ねぇ 四六時中 こんなにも 大好きで 大好きで  冬の海は水銀みたい 太陽は溺れてく寸前 きっといつか流した涙もこの海に帰っているんだね ウミネコの巣で身を寄せあって ヒナ達が眠っているように 僕達も体をくっつけて 2人の体温であたためあおう  笑っちゃうくらい 動きたくない ここ以外 行くあてもないんだけど  ねぇ ねぇ 僕の目を見て ねぇ ねぇ そらさないで ねぇ ねぇ 四六時中 こんなにも 大好きで 大好きで  ねぇ ねぇ 僕の目を見て ねぇ ねぇ そらさないで ねぇ ねぇ ちゃんと見ていて ねぇ ねぇ 離れないで ねぇ ねぇ 例えばこれが ねぇ ねぇ 嘘だとしても ねぇ ねぇ 四六時中 こんなにも 大好きで 大好きで  大好きで―。  冬の海は遊泳禁止で なんか誰もいなくていい感じ 灯台の明かりは届くかな? そして僕達もいなくなっていい感じ
月の光をたよりにPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラPlastic Treeもう夜って気付くまで だいぶかかった 星屑のシグナル 遠いなぁ もうつかめない 僕は ほら 宇宙の底にいる  明日は会えるといいね 散る故に花は咲くけど  おんなじ月を見て どんな事を想ってるの? 金色の光をたよりに 君につながれたら  僕達の落としものは 夜空にまだ残ったままだから 眠らずに探さなきゃ 神様 まだページをめくらないで  明日は晴れるといいなぁ 散る故に花が咲くから  おんなじ月を見て どんな事を想ってるの? 金色の光をたよりに 君を探すから おんなじ月を見て きっと君は笑っていて 金色の光をたよりに 君につながって 僕も 少し 笑う
ロムPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラPlastic Treeけっきょく 目が覚めたら 手つかずの世界がまた始まり 伴奏つきの夢の リアルな感触が残っていた 全部 モノクロじゃない 光まみれで君と手を繋いでいたっけ? そう繋いでたんだ  単純 僕の中で 素直に流れてる赤いモノと リンクしてるように 素直に回ってる日々の憂い 全然 消えそうにない 離してしまった憧れが募っていって また目をつむった  閉じた瞼の 赤い闇 何を見てたの? ほら 気づいたら ボンヤリと開いた  飾る花を探してみるよ 覚めた時間を辿りながら 邪魔な視界は無視しながら 冷たい針を戻して 冷たい針を戻して  迷走 無理承知で 試行錯誤くりかえして進む 感情 溢れ出して 言葉 仕草 涙 日々 切実 退屈 同じ景色 作りすぎた僕だけの窓を閉めていった もう見ないように  壊れそうなほど 何度でもドアを叩くよ ほら 気づいてよ 君の手で開いて  飾る花を探してみるよ 覚めた時間を辿りながら 邪魔な視界は無視しながら 冷たい針を戻して 冷たい針を戻して  飾る花を探してみるよ 覚めた時間を辿りながら 邪魔な視界は無視しながら 冷たい針を戻して  飾る花を探してみるよ 覚めた時間を辿りながら 邪魔な視界は無視しながら 戻していく  飾る花を見つけられたら 失くした声で唄いながら 見えない風を集めていくよ 冷たい針が回った 冷たい針が回った
眠れる森Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正明石昌夫・Plastic Tree眠れる森―――――。 夜をめくり、向かった。 胸の鼓動は変拍子を刻む。 優しい顔、君は笑うばかりで。 それはペルソナ。剥がれたら歪む。  暗闇、どこまでも君の事想うよ。 瞼の裏側で逃げていくのは何故。  何度でも追いかけて、迷って眠れる森。 こんなにもざわめいて心の枝が騒ぐ。 もう誰も触れない夢がほら、ひらいたら 僕の夜の中をうろついてる影は君だろ?  「忘れないで。」って僕はただ唄って、 「忘れたいの。」って君はただ踊る。  眠れる森―――――。 黒い霧、隠した。 二人はずっと目覚めないまま。  きれいな傷跡を僕にだけ見せてよ。 君の心の中、棲んでいるモノは何?  何度でも呼んでいて、探した眠れる森。 あんなにもゆらめいて笑って君が騒ぐ。 もう二度と戻れない夢がほら、ひらいたら 僕の夜の中をうろついてる影は君だろ?  何度でも追いかけて、迷って眠れる森。 こんなにもざわめいて心の枝が騒ぐ。 もう誰も触れない夢がほら、ひらいたら 僕の夜の中をうろついてる影。 何度でも呼んでいて、探した眠れる森。 あんなにもゆらめいて笑って君が騒ぐ。 もうきっと帰れない夢の幕ひらいたら 僕の夜の中をうろついてる影は君なんだ。 君なんだ。 君なんだ。 君なんだ。  君なんだ。
不純物Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗明石昌夫・Plastic Tree25:00 示す針 鋭く君を想う 世界中 ふたりだけ 甘い 悪い 夢の途中  ひどく赤く捻れてる 唇ふさいだら キレイ グロイ 色とりどり 嘘でも「君が好き。」  溶けなくて 溶けなくて 溶けなくて 沈んでく 透きとおって 透きとおって 透きとおって 消えれたら 重なって 重なって 重なって 君と僕 心の底、不純物――――。  去勢した悲しみなの? うるさい涙だよ ほら ごらん 全部あげる 嘘でも受けとめて  溶けあって 溶けあって 溶けあって 混ざれたら なくなって なくなって なくなってしまえたら 冷たくて 冷たくて 冷たくて 君と僕 心の底、不純物――――。  憐情なら―――手の鳴るほう 感情なら―――行方不明 恋は邪魔―――撤去予告 愛はゴミ―――廃棄処分  溶けなくて 溶けなくて 溶けなくて 沈んでく 透きとおって 透きとおって 透きとおって 消えれたら 重なって 重なって 重なって 君と僕  心の底 溜まって 心の底 積もって 残ってしまうの、不純物―――――。 ―――ァーァア アーァア アーァア
涙腺回路Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗明石昌夫・Plastic Tree涙腺 枯れた 回路 なにが外れちゃったんだろ? 最後―――――見えた君はどんな形だったけな  なんか忘れたんだよ なんか忘れないんだよ ロンリー キレイ事ならキライでしょ? なんで思い出せない? なんで思い消えない? ロンリー かかんない魔法試してよ  夕立 濡れた残骸 愁しそうな影なの 雨の匂い 満ちて アスファルト 染まってくの  なんか言いかけたろ? なんか隠したんでしょ? ロンリー 戯言でも 飾んなきゃ なんで絡まるんだろ? なんで捻れちゃうんだろ? ロンリー 切れない糸 ほどいてよ  見上げれば僕は雨の檻 ずっとずっと降って 囲まれた僕を裁くのは きっときっと君で  感情 チューニング狂う ト音記号歪んでさ あえぐ 言葉 加速 ひたすらただクロールだよ  なんか欠けてたんだろ? なんか落としたんだろ? ロンリー 端っから ねぇ なかったの? なんで笑い慣れても なんで痛がりなの? ロンリー 不実な身に 祝福を!  見上げれば僕は雨の檻 ずっとずっと降って 囲まれた僕を裁くのは きっときっと君で  見上げれば冷たい雨の檻 もっともっと降って 温かいモノが流れたら きっときっと、 涙―――
ザザ降り、ザザ鳴り。Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗明石昌夫・Plastic Tree胸の奥、揺れてるの。顔のない夢ばかり見るの。 閉じた目の赤い闇でちらつくから、まだ眠れない。 黒い夜。ガードレール。水銀灯。煙るような光。 気づいたら。落としてしまってはじけた僕の光。  ザザ降り 雨音 刺さってくメモリー 鮮やかな透明 流れない想いで ザザ鳴り 砂嵐 テレビ画面 モノクローム 賑やかな孤独 映らない心で 刻んで 刻んで イン マイライフ 刻んで 刻んで イン マイライフ  空回り。独り言。○書いて終わりにしたいな。 ガラス窓、ビー玉みたいにはじけた僕の意識。  ザザ降り 水滴 滲んでくメモリー 艶やかに透明 零れない想いで ザザ鳴り 雑音 ノイズ画面 シンドローム 華やかに孤独 見えない心で 千切って 千切って イン マイライフ 千切って 千切って イン マイライフ 残響。ひび割れ。非常事態。泣き笑い。 こわがり? つよがり? ネガティブ? ポジティプ? ? ? ? ? ? ? ? ?  ザザ降り 雨音 刺さってくメモリー 鮮やかな透明 流れない想いで ザザ鳴り 砂嵐 テレビ画面 モノクローム 賑やかな孤独 映らない心で 刻んで 刻んで イン マイライフ 刻んで 刻んで イン マイライフ
アンドロメタモルフォーゼPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗明石昌夫・Plastic Tree体温計 赤いモノ 上昇してく僕の熱  心なら メタモルフォーゼ 欠けてく君の分  いずれ命 燃えてきます 灰になり 砂になり それならば 最初で最後 僕らが出逢えた事  名を呼んで 名を告げて 透明じゃない僕にして 食べかけの月が僕を冷たく睨んでる 未来まで一緒にさ 行けたならよかったな してあげたい出来ない事がたくさんあるんだよ  夢ならね 覚めないで 幾億の夜を越え 銀河にね 囲まれて 巡り会うの アンダーワールド どんなにね 暗くても すぐに見つけだせるよ 記憶のね 糸たどり きっと そこにいくよ  臆病なる魔法使い  愛の呪文 リフレイン  胸に宿す花なら 全部腐ってて酷い色 苦しくて うれしくて 切なくて 恋しくて こんなにね 咲いてるのに ひとつもあげれない  夢でもね 消えないで 幾億目の夜なの? 銀河にね 埋もれて はぐれてしまう アンダーワールド 月からね 吹く風で 涙もいつか乾いて そしたらね どこまでも ずっと 歩いてけそう
真っ赤な糸Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正明石昌夫硝子の空に台風が来てるってさ すごい風だろ それだけでほら、笑う理由になる二人だよ  光まみれでもう見えなくなった 目を閉じたらこぼれてくコレは何?  さよなら ああ あなたが好きで絡めた想い 真っ赤な糸 ほどけて ああ 魔法が解けた 僕は独りで歩いていけるかな?  硝子の空は割れた 止まっていた世界 動きはじめた 僕ら以外は全部、吹き飛べってはしゃぐんだ  話したい事がたくさんあった 生まれ変わるなら君になりたいな  さよなら ああ 会えなくなるね 結んだ想い 真っ赤な糸 ゆびきり ああ やさしい嘘に騙されながらいれたらいい  うわごと ああ 名前を呼んだ 呪文みたいに繰り返した 忘れない ああ あなたの声も いろんな顔も 紡いだ心も  さよなら ああ あなたが好きで絡めた想い 真っ赤な糸 ほどけて ああ 魔法が解けた 僕は独りで歩いていく さよなら ああ 会えなくなるね 結んだ想い 真っ赤な糸 ゆびきり ああ やさしい嘘に騙されながらいれたらいい さよなら ああ さよなら ああ
藍より青くPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正明石昌夫クローバーを摘んでくように、ラストデイズ―――。 もう少しで繋いだ手を離す 思い出は持てるだけ持っていこうよ 頼りない世界には必要  消えないように 消さないように 何もかも塗り変えていく  藍より青く 君と僕の心 心 心 涙の変わりになれるモノを探す 探す 探す 流れてって 空は黄昏に変わる 変わる 変わる 心は目には見えないねって笑う 笑う 笑う  バラ線をくぐり抜けて ロストデイズ―――。 天使には出来ないことしよう ここにあることが全てならいいな 少しだけ優しくなれそうだよ  覚めないように 気づかないように 何度だって塗り重ねてく  藍より青く 君と僕の心 心 心 涙の変わりになれるモノを探す 探す 探す 流れてって 空は黄昏に変わる 変わる 変わる 心は目には見えないねって笑う 笑う 笑う  わかんなくなって わかりあえなくて 暗がり壊れながら走るよ 消えないように 消さないように 何もかも塗りつぶしていく  藍より青く 君と僕の心 心 心 涙の変わりになれるモノを探す 探す 探す 口づけしながら見た世界が回る 回る 回る うずまく空に堕ちていって溶ける 溶ける 溶ける  藍より青く君と僕は泣いて 泣いて 泣いて 涙が乾けば意味もなく笑う 笑う 笑う  藍より青く染まって 藍より青く染まって
スピカGOLD LYLICPlastic TreeGOLD LYLICPlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗北浦正尚・Plastic Tree・増渕東ふたつある星を ひとつの名前で呼ぶって たしか君から聞いたな 夜を拒むように たくさんの灯り いろんな色 飾る東京  夜空探した あれ、どれだったっけな? 何もかも全部 君に向かうから  ほら 星の光で 離れてしまった手と手が繋がるなら 覚えた星の名前が 届かなくなった未来を示すのなら ずっと となり同士 ふたりぼっち 白いスピカ  割りきれない恋 分数で解いた 答えは誰かと同じでいい 月見坂上り 宇宙で道草 唄うよ 猫の鳴き真似で  夜が明けるまで あと、どれくらいだろう? 嘘にならないで、消えていかないで  まだ 星の光が 忘れそうになった想いを繋げるなら 覚えた星の名前が 隠れてしまった未来を照らすのなら きっと となり同士 ふたりぼっち 白いスピカ  ほら 星の光で 離れてしまった手と手が繋がるなら 覚えた星の名前が 届かなくなった未来を示すのなら このまま 星の光が 忘れそうになった想いを繋げるなら 覚えた星の名前が 隠れてしまった未来を照らすのなら ずっと となり同士 ふたりぼっち 白いスピカ  やさしい、やさしい、 声が聴こえた。 悲しい、悲しい、涙堕ちた。 恋しい、恋しい、心には もう、会えないな。 もう、会いたいな―――。  ここから見えるのは とても遠い僕ら 過去にも未来にも見えた
内臓マイクPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree・増渕東ゆらぐ視界 刻んだのは散らかるプリズム 透明に突き刺さって 心に穴開いた  感傷はレンタルで 気に入れば延滞で 耳のなか齧ってくんだ にぎやかな孤独  ぶれる視界 回ったのは散らばるカレイド 殺伐と笑い声 バラ線をくぐって 感傷は燃えるゴミ きれいに灰になった 不感症のくせに 「愛して。」ってもがいて  恋愛 色事 戯事 残骸 置き去り つよがり 好き嫌い ロジック 残酷 切り足す運命線  内臓マイクの絶叫で 絡んだテープのSOS 泣いて笑って狂っても たぶん気まぐれ 悲しみ回路は劣化して パニくりそうだよSOS 感情解析不能でただ、歪んで―――――。  現実 こわがり いたがり 幻覚 つながり 歯ぎしり 憂鬱 ウィルス 野放し 併発 高熱 不整脈 スモッグ 曇り空 天使 失速 落下して墜落 問いかけ 沈黙 応答ナシ 鉄クズ ビルの墓標  内臓マイクの絶叫で 絡んだテープのSOS 泣いて笑って狂っても たぶん気まぐれ 悲しみ回路は劣化して パニくりそうだよSOS 感情解析不能でただ、歪んで―――――。  内臓マイクの爆音で ちぎれるテープのSOS がなってわめいて叫んでは またすがって 悲しみ回路の暴走で 蒸涙反応SOS 感情解体不能でただ、歪んで―――――。
ラストワルツPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree・増渕東蒼いインク そんな夜だ フラフラ 月を見てて迷子だよ 闇のどこか 貴方の声 ハラハラ 泣いてるのはなんでなの? 心が星座のように 繋がれるなら 想うよ 一晩中 だから おやすみ  何度でも きれいな夢だけ 貴方に見せてあげる 踊ろうよ 契りあうように 手をとり ラストワルツ  赤いインク そんな涙 ポロポロ 零れ落ちて綺麗だね 夜を裂いて 闇をめくり ユラユラ 何処まででも連れてくよ 点滅 唄ってるよ 銀の星クズ 聴こえる 一晩中 だから おやすみ  何度でも やさしい夢だけ 貴方は見てていいよ 踊ろうよ 千切れないように 手をとり ラストワルツ  何度でも きれいな夢だけ 貴方に見せてあげる 踊ろうよ 契りあうように 手をとり ラストワルツ 何度でも 命を泳いで 貴方に巡りあうから さようなら もう行かなきゃ 手をとり ラストワルツ 手をとり ラストワルツ
名前のない花Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree鉄で出来た凹凸の街でずっと見慣れた夢も枯れそう  交差点はこもれ陽でゆらいだ 途方にくれて見失う道 サヨナラをたくさん思い出して ふいに浮かぶメロディー  とても輝いて見える空を錆びたブランコこいで仰ぐ  流れてく雲はなんか叙情的 隙間の青をずっと眺めた 舞いあがって想いも投げたら 憂い消えた  風が変わって 冷たい季節の予感で グルグル回る 切ない心飛ばされて 漂いながら 君にまで届けばいいな 僕だけの花 季節はずれに咲いたらいいな  未来まで透けるような、寒い空―――――。  言葉つむいで作る希望 明日を手さぐりでまた探す  色つけずに世界を描いた 君を書く絵の具だけ残してさ 出来たらすぐ見せに行かなくちゃ 褪せる前に  風が変わって 冷たい季節の匂いで キラキラしてる 素直な心気づいたよ ただ揺れながら 君の前で笑ってたいな 名前のない花 季節はずれに咲いたらいいな  未来まで抜けるような、寒い空――――――。  風が変わって 冷たい季節の予感で グルグル回る 切ない心飛ばされて 漂いながら 君にまで届けばいいな 僕だけの花 季節はずれに咲いたらいいな ただ揺れながら 君の前で笑ってたいな 名前のない花 季節はずれに咲いたらいいな  未来まで透けるような、寒い空――――――。
37℃Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Tree・増渕東切り離すような天気雨。だから手をつなごう。 このままでいれたらなぁ。理由なんかなくても。 雨の糸をたどったけど、神様は居留守中。 誓えない2人でも水銀の祝福を―――――。  めちゃくちゃに振り回した手。 何、離したの? 気づかないふりしてたけど、 バレバレ。  ささやいて、ささやいて、 魔法をかけてよ。 さめないで、さめないで、 あがった僕の微熱。  未来ばっかり話して、隠したのは今日。 きれいな傷跡も触れないままだな。  やみくもに探し回った手。 何、つかんだの? ちっぽけな光だとしても、 かまわない。  ささやいて、ささやいて、 魔法をかけるよ。 ざわめいて、ざわめいて、 あがった僕の微熱。  ささやいて、ささやいて、 魔法をかけてよ。 さめないで、さめないで、 あがった僕の微熱。  ありふれた、ありがちな、 魔法がとけたら、 切なくて、つめたくて、 さがった僕の微熱。
空中ブランコPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Treeこの手をつかんで 怖くないから 何処までもずっと君を連れてくよ ちいさな傷跡 裂けて笑うけど 君が愛しくて何も感じない  夢のテント 映る影が重なる ちゃんと僕が受けとめてあげるから  ゆらゆら 揺れながら 僕らはただ求めてく 伸ばしている腕の向こうに君がいて 離れて 近づいて 僕らはただ繰り返す 繋いでいた腕を放したら闇の中、 堕ちて―――――――。  こぼれてくるのは 記憶の滴 涙目 鈍色 悲しい見せもの 耳をふさいでも響く笑い声 世界が終わるまで愛をあげるよ  ふぞろいでも 翼を手に入れたら きっと僕ら上手に飛べるから  ゆらゆら 揺れながら 僕らはただ喘いでて 伸ばした手の先で君がほら笑ってて 傷つけ 舐めあって 涙がまたこぼれたら 絡めていた指がほどけてゆっくりと、 堕ちて―――――――。  ゆらゆら 揺れながら 僕らはただ求めてく 伸ばしている腕の向こうに君がいて 離れて 近づいて 僕らはただ繰り返す 繋いでいた腕を放したら闇の中 ゆらゆら 揺れながら 僕らはただ喘いでて 伸ばした手の先で君がほら笑ってて 傷つけ 舐めあって 涙がまたこぼれたら 絡めていた指がほどけてゆっくりと、 堕ちて―――――――。
讃美歌Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Treeミッフィー 君 ウサギの目 悲しみ連れそって 何、見てるの? 妄想 針 尖る月 粘膜の夜に 深い傷跡を はかない 刹那の花 たやすく摘んでは また 燃やして くちづけ 多分 腐った蜜 涙の蒸気で ほら くもってくんだ  ムーンライト降って 回転木馬 グルグル回って 涙かわいて 心だけで どこまで飛べるの? 神様 堕落しちゃいそう――――。  讃美歌 色とりどりの世界で響いて君まで届いてよ キラキラ 夢の涙にふれたら全て許されてくような そんな気がして  錯覚 たやすく覚める 忘却しちゃえば 多分 幸せ 蜃気楼 花 不安色 解析不能の 僕の感情  トワイライトが来て 魔法が覚めても 君だけは消えないで 借りものの翼 バタつかせながら 神様、堕落しちゃいそう――――。  讃美歌 色とりどりの世界で響いて君まで届いてよ キラキラ 夢の涙にふれたら全て許されてくようで 讃美歌 色とりどりの世界で永遠の意味を教えてよ キラキラ 夢の涙があふれて全て救われてくから そんな気がしたんだ
六月の雨Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラ目を開けたままで 眠ってるみたいだな ボンヤリ 傘がない僕だよ 水色 水滴 銀色 空模様 望んでた六月の雨だよ  引力で堕ちて 重力で堕ちて 全部 ねぇ こぼれてしまうから いったりきたり 何千回ブルー? きっと もう どこにも居ない  君が降らした小さな雨 歪んでくのははなやぐ記憶 同じものだけ見てられたら どこまで解りあえたのかな?  アジサイの行列 黒い傘の葬列 騒がしい六月の雨音  錯覚おこして 窒息おこして 全部 ねぇ 忘れてしまうから いったりきたり 何千回メロウ? 小さい声 とぎれとぎれ  君が降らした小さな雨 薄れてくのは悲しい記憶 全てに笑いかけられたら 離れないでいられたかな?  君が降らした小さな雨 歪んでくのははなやぐ記憶 同じものだけ見てられたら どこまで解りあえたのかな?  止まない雨に打たれる事が、 今はこんなに優しく思う――――――。
ナミダドロップPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗Plastic Tree・増渕東ねぇ 夕暮れ たそがれ ビードロの街 残ったまんまの忘れ物があるんだ また胸の奥たたく声は君だよ 砕けないように想いをギュッと押さえなきゃ  名を呼び合い 名を告げあい ぐるぐる回る惑星で 君と僕 会えた事  涙こぼれたら何がなくなるの? サヨナラ溶けたら何が残るかな? 言葉にならない想い ひとしずく 冷たく乾いて 少しだけ苦いな  もう 宵闇 思い込み セロハンの街 無数の光の中で交わしたお別れ あの指切りしたあと 嘘つきの指 ささくれ出来て 今でもちょっと痛いよ  散らばってくスケッチを両手であわてて拾うよ 似てないな 君の顔  涙こぼれたら忘れてくのかな? カナシミ溶けたらちゃんと見えるかな? きらめく世界で揺らめくカゲロウ 冷たく乾いて 消えてく手 握って  月より風吹きかき消されてくけど ハレルヤのように君まで届いてよ ねぇ 今どこで何してるんだろう? 教えてよ  涙こぼれたら何がなくなるの? サヨナラ溶けたら何が残るかな? 言葉にならない想い ひとしずく 冷たく乾いて 消えていくよ ほら  例えば 世界が嘘でデタラメで出来てたとしても たぶん気にしないよ この星のどこか僕は歌ってて この星でどうか君は笑っていて
cellPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラPlastic Tree閉ざしきった心に朝を。 笑い絶えていく日に花を。 未完成な月夜に夢を。 被験者の僕に電極を。  不感症の目には涙を。 悲劇的な彼女に笑みを。 走り去った影に光を。 色のない世界には絵の具を。  アナグラムな思考に意味を。 スノビズムな思想に歌を。 バクテリアに至上の愛を。 傷口にはただ口づけを。  いつからだっけ? 何も感じなくなった。 なんでなんだっけ? うまく笑えなくなった。 ずっと永遠に信じれるものがあるの? いつか永遠に信じれるものがあるの?  ため息には狂想の日々を。 沈黙の点線に声を。 離人症に割れた鏡を。 フラスコのバラには孤独を。  ずっと永遠に信じれるものがあるの?  いつか永遠に信じれるものがあるの?
怪物くんPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラPlastic Tree知りたくなくて、理解できなくて、現実逃避をくりかえして妄想。 見たくもなくて、気づきたくなくて、現実逃避をくりかえして妄想してんだ。  朝はめぐりぬ決起前夜。ひざをかかえた内向少年。 不安材料。被害妄想。 青い孤独を静かに燃やそう。 幼稚な気持。ガムシロップ。甘い思想は 吐き気をもよおす。 待ち望んでる救済の手。モノクルオシイ自己喪失感。  知りたくなくて、理解できなくて、現実逃避を くりかえして妄想。 見たくもなくて、気づきたくなくて、現実逃避をくりかえして 妄想してんだ。  不確実感。ゆえに焦燥。誰かを求め共同幻想。 退屈は罪。もう、どれくらい 欠伸をかみ殺しているんだろ? 生きてるふりに飽きてしまって死んでるふりをして過ごしたりしてる。 自意識過剰。発育不全。ひとりよがりで咲きちらかして―。  知りたくなくて、理解できなくて、現実逃避をくりかえして妄想。 見たくもなくて、気づきたくなくて、現実逃避をくりかえして妄想してんだ。  朝はめぐりぬ決起前夜。ひざをかかえた内向少年。 不安材料。被害妄想。青い孤独を静かに燃やそう。  知りたくなくて、理解できなくて、現実逃避をくりかえして妄想。 見たくもなくて、気づきたくなくて、現実逃避をくりかえして妄想。 わかりあえなくて、つながれなくて、現実逃避をくりかえして妄想してんだ。
針槐Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Treeピストルが欲しい 毒薬が欲しい 心の湖 広がる輪 広がる輪 見捨てられた景色 誰か探すけど 世界中が僕でいっぱいだいっぱいだ  そう ハリエンジュの棘 触れるたび刺さって 傷を舐めあえば 夜は叙情してく ハリエンジュの棘 触れるたび痛くて 舌を出しあえば 夜は叙情してく  押し殺してなきゃ ゴミみたいな感情 心の湖 ひきかえす ひきかえす あれは何て歌? 君は何て言った? 最後に知りたくて 聞きかえす 聞きかえす  そう ハリエンジュの棘 触れるたび刺さって 傷を舐めあえば 夜は叙情してく ハリエンジュの棘 触れるたび痛くて 舌を出しあえば 夜は叙情してく  ピストルが欲しい 毒薬が欲しい 心の湖 透きとおって 透きとおって 呼んでいるように 手を振りサヨナラ 契りあいで僕を 引き裂いて 引き裂いて  そう ハリエンジュの棘 触れるたび刺さって 傷を舐めあえば 夜は叙情してく ハリエンジュの棘 触れるたび痛くて 舌を出しあえば 夜は叙情してく  もう抜けないや 抜けないや 抜けないや 抜けないや
メランコリックPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗メランコリックな日差し 太陽がいっぱい 気がふれてく夏 真昼の夢 つたえたい感情 つなげたい愛情 かなり僕は重傷 ちぎれたまま ボンヤリ 気持ちは行方不明 沈黙 切り裂く蝉の声 現実捧げて伸ばした手は未来まで届くかな?  なぜか 涙こぼれておちた 瞼閉じて君を探したよ もしも 涙枯れてしまえば 何もかもが消えてしまいそう  降りだしたのは、雨。降りだしたのは、雨。  メランコリックな夜 朽ちかけてく月 不安は進行形 喘いだ夢 目にあまる絶望 手にあまるのは希望 わかんなくて失望 宇宙の底 遠くで はなやぐ笑い声 花火 刹那的に消えた 風でとばされてた願いもどっかで咲くのかな?  なぜか 涙こぼれておちた 瞼閉じて君を探したよ だから お願い 声を聞かせて すべて失くなってしまう気がしたら  降りだしたのは、雨。降りだしたのは、雨。  あんなに 日溜まり はしゃいでた日 いまじゃ忘却の彼方さ 確かな光に伸ばした手は未来まで届くはず  なぜか 涙こぼれておちた 瞼閉じて君を探したよ もしも 涙枯れてしまえば 何もかもが消えてしまいそうで 壊れながら 失いながら 僕らは加速してつき進む 我を忘れ 時を忘れて いつかセツナイモノに変わったなら  降りだしたのは、雨。降りだしたのは、雨。 洗い流して、雨。洗い流して、雨。
春咲センチメンタルPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗亀田誠治・Plastic Tree拝啓 君は元気ですか? 初めて手紙なんか書きます 僕はなんとなく元気です 独りにも少し慣れました 帰り道、 夜の公園が 満開の櫻だったんで、 君の事を想ったりしてます まっ黒い空にうかんで 櫻はあえいでいるようです 世界の微熱があがるから 景色が歪んで見えてきます それが恋のせいなら、 きっと、いつか僕らは虫の息 最期の蕾がひらいていきます  ハロー ハロー 聞こえますか? 僕は僕でいれますか? 祈る手に花びらです 君に触れたようです あざやかな色で 音をたてて櫻が咲く 君の声を追いかけてく こぼれてくる恋のカケラ 見上げたなら、花降る春  あったかい風が吹いてきます もうすぐ春の嵐が来ます 狂ったように咲いてるけど いずれは散りゆく運命です それが恋にもよく似ていて いつかの僕らにそっくりで 思い出し笑いしてしまいます  ハロー ハロー どこですか? 僕に何ができますか? 探す手に花びらです 君に触れたようです あざやかな色で 音をたてて櫻が咲く 繋いだ手が離れていく こぼれてくる千の願い 見上げたなら、花降る春  舞い散る櫻で君の顔が見えなくなる 淡い夢が覚めてくから、こぼれるのは涙で- あざやかな色で音をたてて櫻が咲く 大切だったものは全部、 この木の下に埋めていくよ 目の前には、別れる春 見上げたなら、花降る春 僕の上に 僕の上に そっと-
「雪蛍」Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗「雨ときどき雪。」 「愛ときどき嘘。」 東京の冬は天気予報よりも寒くて 口癖の真似はまだとれないまま 一緒だったって証拠探す僕がいるよ  こぼしたため息 想いがつまったように ふわりうかんでくよ  雪が降る前に君に会いたい 瞼閉じるたび 君が泣いて 暗闇で蛍みたい 光ったら いつか消えた  寒がりな君は 今頃どこかで 切れぎれの笑顔うかべながら雨を見てる 忘れても悲しい? 願っても苦しい? 明日にはきっと街は全部白く変わる  同じ時間ゆらいで よせていた頬が ひとり冷たい  冬がココロを磨いていくよ 瞼閉じるたび 追いかけてく 暗闇に雪が舞って 悲しいほど きれいだった  雪が降る前に君に会いたい 瞼閉じるたび 君が泣いて 暗闇で蛍みたい 光ったら いつか消えた  そして雨が雪に変わってく あふれる想い出さえ凍えそうで 届かない 僕の声も 届かない伸ばした手も ずっと
サンデーPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正プラスティックトゥリーなんかだるい午後に僕は陽だまりの机の上 鉛筆で書いた文字は きっといつか忘却の彼方  サンデー サンデー チクタク針は進んで サンデー サンデー 僕は何してる?  世界が終わる日が休日ならいいな とても とても おだやかな やっぱり夕方は寂しくなるのかな? そこはいつもと同じで  なんかこんな日に想うこと 気まぐれで散文的 閉じこめたノートの中 ずっと解けない謎だけ残った  サンデー サンデー チクタク針は進んで サンデー サンデー 君は何してる?  世界が終わる日が休日ならいいな どこか どこか でかけよう そしたら遊園地で二人だけで遊ぼう まるでいつもと同じに  世界が終わる日が休日ならいいな とても とても おだやかな やっぱり夕方は寂しくなるのかな? そこはいつもと同じで
星座づくりPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラ亀田誠治・プラスティックトゥリーねぇ、 非常階段 登る24時 眠った町のパノラマ ねぇ、 まっ黒な地図 見るのに飽きたら ふたりで星を数えよう  そっと つなげて 新しい星座作るよ ずっと変わらない想いが 夜空に残ったら 残ったら なんかラッキー  ねぇ、 今夜は新月 さんご色した光がおおいつくすから ねぇ、 手を握れない 魚座の僕の指は 泳いでばかりだけど  そっと つなげて 新しい星座作るよ ずっと変わらない想いが 夜空に残ったら 残ったら なんかラッキー  ねぇ、 またたきながら 宇宙の声が賛美歌みたいに聞こえる ねぇ、 ひとりでいるより ふたりの方が寂しいのかもしれないね  そっと つなげて 新しい星座作るよ ずっと変わらない想いが 夜空に残ったら きっと きっと離れない そんな事少し思えたら 「今度また遊ぼう。」って ふたりが仲良くハモったら なんかラッキー
ピカソごっこPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラプラスティックトゥリー青い絵の具を塗りまくるんだ! キャンバスの上いっぱいに! 青い絵の具を塗りまくるんだ! 部屋の壁中いっぱいに!  青い絵の具を塗りまくるんだ! 僕の顔中いっぱいに! 青い絵の具を塗りまくるんだ! パレットにあふれてる感情!  口笛を「トゥルトゥー」って吹いて、 平気なふり。平気なふり。 口笛を「トゥルトゥー」って吹いて、 平気なふり。平気なふり。  青い絵の具を塗りまくるんだ! 陽射しのようにいっぱいに! 青い絵の具を塗りまくるんだ! アトリエで狂ってはデッサン!  口笛を「トゥルトゥー」って吹いて、 平気なふり。平気なふり。 口笛を「トゥルトゥー」って吹いて、 平気なふり。平気なふり。 口笛を「トゥルトゥー」って吹いて、 平気なふり。平気なふり。 口笛を「トゥルトゥー」って吹いて、 平気なふり。 平気なふりして、 描くのは悲しい肖像画。 飾んないけど。 飾んない、 けど。
バリアPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラNARASAKI・プラスティックトゥリーいつも白黒思考で 好きなものは好き 嫌いなものは嫌い 放課後 ひび割れたチャイム 残響していた 鼓膜が破けそうだ  アスピリン つくり笑い 不感症の涙 クラスメート カメレオン はっていたバリア 生きたふり? 死んだふり? ゼラチンの固まり ゼラチンの固まり―。  手のひら 運命線を切った まっ赤に染まった指先が なんか良いね 現実 モザイクかかった 残像のせいで 片目がつぶれそうだ  ハルシオン 水の匂い 盲目のピアノ 代償行為 ディストーション 美しいアリア 流れる血、なくなれば 透明な心 透明な心―。  もう何も感じないで 生きていける あんなにも信じていた全てが いま崩れていく  アスピリン つくり笑い 不感症の涙 クラスメート カメレオン はっていたバリア 生きたふり? 死んだふり?  透明な心 ねぇ、さわって―  もう何も感じないで 生きていける あんなにも信じていた全てが いま崩れていく
ナショナルキッドPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正亀田誠治・プラスティックトゥリー遥かなる上空で人工衛星が僕を見つけ笑った。笑った。 永遠に僕といて! 核シェルターでパンと水と愛をあげるよ。あげるよ。  時間たっても忘れちゃっても保存しとかなきゃ。 バカ笑いも涙声も君じゃなきゃ嫌だ! オゾン層が壊れた空。きれいだから、 2人だけで冷蔵庫に入ろう。  「コンニチワ~サヨウナラ。」 確信がつけないままメール送った。送った。 日本製少年の伝書鳩は目をまわして堕ちて、途絶えた。途絶えた。  時間たったら忘れちゃったら取りださなくちゃね。 無理してても無視している僕なんかじゃ嫌だ! 水没して沈んじゃっても別にいいんじゃない? 2人だけで冷蔵庫の中で。  時間たっても忘れちゃっても大事にしなきゃね。 どこに行っても、ここに居ても、2人じゃなきゃ嫌だ! オゾン層が壊れた空。青ざめてく。  2人だけで冷蔵庫に入ろう――――。
イロゴトPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗プラスティックトゥリーキスをして キスをして それでも君は遠くって ふれていて ふれていて 隙間を閉じていくように つながって つながって 欠けた君を埋めてって それだけで それだけで あたたかな蜜になる  甘い果実なら ふたり溶けるだけ まざって まざって もう何も見えないや 花が落ちてきて まるで泣いていて ゆらいで ゆらいで どこにも行けなくなる  キズつけて キズつけて それは多分、痛い事 知りたくて 知りたくて くりかえす虫の息 たしかめて たしかめて 曖昧になんてしないで そばにいて そばにいて たとえ誓えなくても  甘い果実なら ふたり腐るだけ あえいで あえいで もう何もいらないや たくさん落ちてくる 濡れた花びらに そまって そまって 心は彩られて  あの一瞬の感じ それは祈りにも似て 全ての僕よ、君に届いて キラキラ散らばって―。  甘い果実なら ふたり溶けるだけ まざって まざって もう何も見えないや 花が落ちてきて まるで泣いていて ゆらいで ゆらいで どこにも行けないよ 誰も触れない 夢が続いたら 笑って 笑って このまま覚めないまま  ずっと 笑って 笑って ずっと ずっと 笑って 笑って ずっと―。
最終電車Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗プラスティックトゥリー最終電車に乗る。 冷たい車内は白い光にみたされながら、 ゆっくりと動き出していく。 ガラスの向こう側に、 さっき君といた街の灯りがちいさくなるよ。 欠けた月だけ追いかけてる。  黒い空を僕を乗せて、ずっと走りつづけていく―。  離れても、遠くても、全て君に向かっていく。 つぎはぎの祈りでも、ひとつひとつ叶うように。 何ひとつ迷わずに君が眠っていたらいい。 なんとなく、うれしくて、 おどけながら僕はちいさく手をふるよ。  切符をにぎりしめて君の事を想う。 駅に着くたび人影も消え、 僕だけが独り残ってる。 きしむ音で、少しだけ胸が苦しくて、 帰りにくれたアメが苦いや。 欠けた月のカケラみたいだ。  窓に楽しそうな日々が、ずっと流れつづけていく―。  離れても、遠くても、全て君に向かっていく。 ほころびた願いでも、ひとつひとつ届くように。 何ひとつ怯えずに、君が眠っていたらいい。 目覚めたら、君が好きな全てで、 世界が変わっているから。  欠けた月の裏側でほら、唄う声が君まで届いた?  最終電車はもう、 夜のはじっこに たどり着く。  たどり着く。
水色ガールフレンドPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗亀田誠治・Plastic Treeビニール傘の花を閉じた 雨上がりしかでない空 なんかとても すばらしいので 君も見ていたらいいのになあ  夕立ち 止んで ひぐらし鳴く 僕の熱があがってく  水色ガールフレンド 雨色ガールフレンド いつも涙 ひとつせつなく キラメキきらり ユラメキゆらり そんなふうに君といれたらいいのに  ふいに突然 思慮深い発言 僕をビックリさせるんだ ボンヤリする 気のせいじゃない 恋の病いって本当だ  水滴 なまぬるく滲む 泣き虫は君の嘘  水色ガールフレンド 雨色ガールフレンド いつも涙 ひとつせつなく あこがれこがれ たそがれこがれ 全部思い通りになればいいのにね  僕の熱があがってく、僕の血が濃くなって―――――。  水色ガールフレンド 雨色ガールフレンド いつか涙 空に返して キラメキきらり ユラメキゆらり そんなふうに君と居れたら 虹色ガールフレンド 夢色ガールフレンド 君の笑顔が虹をわたって届く
グライダーPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラPlastic Tree正午を少し過ぎた、暑い午後。 「カルピスが飲みたいな。」焦がれる僕を乗せて、 自転車はカラカラと走ってく。 夏が消えかけてる、止まってる噴水を回ったら ヒンヤリ気持ち良くて、ないはずの水滴を数えてた。 誰かと話したいな。キズいたらキズついていくって事。 携帯は電池切れだぁ。 あきらめて踏み込んで、ディレイかけた。  なんとなく浮かんでるような、そんな気分。 まるでグライダー。 センチメンタル、感じながら飛んでくよ。 僕はグライダー。  錯覚はすぐに覚めるけど。 錯覚はすぐに覚めるけど。  なんとなく浮かんでるような、そんな気分。 まるでグライダー。 センチメンタル、感じながら飛んでくよ。 僕はグライダー。 そっちまで行くから。そっちまで行くから。 こんな風に、ほら。こんな風に、ほら―――。  変な夢、見ては自嘲気味。 笑う、笑う、笑う。
ペットショップPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree死にたがりのハムスターがペットショップで回ってる。 ねばりつく熱帯魚の感覚。 風船乗りにでもなりたい。 いっぱいの虫の卵でこんなに頭がふくれるんだ、破裂しそう。  全部、バクテリアの世界。 本当は僕らのものじゃない。 だから何も感じないや、別に。別に。別に。  電線の上、綱わたり。合唱部は悲しい唄。 イワンのバカは落下してった。 誰もいない市営プール。非常階段にはふたり。 抱きあっても混じる事はない液体。  全部、バクテリアの世界。 本当は僕らのものじゃない。 だから何も感じないや、別に。別に。別に。  どうか僕に武器をください。 駄目なら薬でもかまわない。 間違い探しはもう、おしまい。おしまい。おしまい。  全部、バクテリアの世界。 本当は僕らのものじゃない。 だから何も感じないや、別に。  暗がり―――。 閉まったペットショップでハムスターは回り続けてる。 「カラカラ……」 千回、二千回、三千回、何千回? 死んだ。
懺悔は浴室でPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree浴室の床。 流れだしてく今日の懺悔は、排水口の中。 減っていく罪はやさしい水の音。 誰かにそっと口うつししたい、 ザワザワしてる僕の中の悪魔。 真白い灯り、目眩いに似ていた。  ねぇ、 溶けて僕の心が冷たいとこへ流れていくよ。  残酷なくらい僕を洗ってく。  ねぇ、 溶けて僕の心が冷たいとこへ流れていくよ。 ねぇ、 じわりじわりと溶けて冷たいとこで澱んでいるよ。 澱んでるよ、澱んでるよ、 澱んで―――。
ガーベラPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree天気予報は今日もはずれてた。 気付いてた僕はなんとなくアクビのふり。 観察している屋上で、 側に居ない君を風色で描こうとした。 きっと向こうは通り雨に変わった。 空想みたいなマーブルの雲。  「ガーベラが揺れている朝に会いに行くよ。」 日に向かう花になれるようで僕は目を閉じる。 別に嘘でもいい、そんな気でいよう。 ゆらり、風にのって―――。  名曲が似合う空模様。 眺めてる僕はパノラマの景色の上。 ピンとこないメロディー口ずさむ。 側に居ない君は風色で流れだした。 ずっと世界は止まっていたみたい。 落下しないようじっとしてた。  「ガーベラが揺れている朝に会いに行くよ。」 日に向かう花になれるようで僕は目を閉じる。 別に嘘でもいい、そんな気でいよう。 ゆらり、風にのって―――。  「コレカラ」も嘘で、「ソレカラ」も嘘で、「サヨナラ」だけ本当で。  「ガーベラが揺れている朝に会いに行くよ。」 日に向かう花になれるようで僕は目を閉じる。 真っ直ぐで真っ白な日差し、いつか射して、 壊れてく白日にきれいな夢を見ていた。 別に嘘でもいい、そんな気でいよう。 ゆらり、風にのって。 ゆらり、風にのって―――。
千葉市、若葉区、6時30分。Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Treeモノレール 無人駅 自転車の山 立て看板 雨上がり 傘の先 ターミナル ■■■の犬 くわえた缶 小さい歯 つくり笑い ロボトミー 着信音 喋り声 ヘッドホン ジャニス・イアン  ヒラヒラ憂鬱は、チカチカして目に グサグサ刺さって ズキズキ痛いなぁ  ヒラヒラ憂鬱は、チカチカして目に グサグサ刺さって ズキズキ痛いなぁ  坂の上 住宅街 川の側 歩く僕 帰り道 6時30分 目に眼帯 ものもらい
プラットホームPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラNARASAKI・Plastic Tree衛生的。 タイルの駅。 どこかで笑い声、ケラケラ。 僕だけ目を閉じて耳を塞いだ。  水色の冷たいプラットホーム。 速やかに僕は潜り込んで。 何もかも僕は忘れてく。 地下鉄は闇のなか、進んで―――。  矢印は<幻想行き>。 前髪伸びすぎて、そう見えた。 とぎれたホームの端、 白線の上―――。  流れてく外が澱んでく。 誰も居ない海の底みたい。 何もかも僕が忘れたら、 地下鉄に雨が降りだすよ。  水色の冷たいプラットホーム。 速やかに僕は潜り込んで。 何もかも僕は忘れてく、 地下鉄は……。  離れてく僕の後ろには悲しみが小さくなっていく。 どこまでも行ける地下鉄は、 銀色の光、そのもので―――。
HelloPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗ナカヤマアキラ西脇辰弥・Plastic Tree「Hello」  また僕は自分だけと会話した 夜明けまで少し ほら、手の中に希望とかがまだあった 星屑じゃないはず  ゆらぎ うたた寝 「またね、いつかね」 言葉ふたつ重ねてみた  覚めた夢 たどれば やさしい歌できてた ゆるやかに聞こえてくる 眠い目をこすったら 確かな今日になるから 何故かすぐ忘れてしまいそうで 君の名前を呼んだ 君の名前を呼んだ  ただ願ってた 憂いが消えていくように 効果はないけど  入院したい 月の病院 明日にはもう、欠けてくから  覚めた夢 たどれば やさしい歌できてた ゆるやかに聞こえてくる 眠い目をつむったら 確かな今日は終わって 何故かすぐ忘れたくない僕は 君の名前を呼んだ 君の名前を呼んだ  覚めた夢 たどれば やさしい歌できてた ゆるやかに聞こえてくる 眠い目をこすったら 確かな今日になるから 何故かすぐ忘れてしまいそうで 君の名前を呼んだ 君の名前を呼んだ 呼んだんだ
理科室Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Tree理科室で外を眺めてた。グラウンドは誰もいないや。 僕はただ火をつける真似。灰にする、そっと全部―――。  ゆらいで、ゆらいで、君の笑顔歪んだ。 ちゃんと、ちゃんと、見れなくなるくらい。 なんで、なんで、涙がこぼれるの? 理解はできないけど、 答えなんかいらないから空を仰ぐ。  インチキな言葉と感情はフラスコのなかで混ざった。 擦り減って、失くなってしまうよ。まるで僕、白いチョークだ。  にじんで、にじんで、キラめいて見えるんだ。 不安で、不安で、考えるのも嫌だ。 そして、そして、ボンヤリ思うのはいちばん遠いところ。 それはきっと、 多分きっと、君の心―――。  わかりあう事が愛だって聞いた。それが本当ならみんなひとりぼっち。 ずっと、ずっと。  ゆらいで、ゆらいで、君の笑顔歪んだ。 ちゃんと、ちゃんと、見れなくなるくらい。 なんで、なんで、涙がこぼれるの? 答えなんかいらない!  にじんで、にじんで、キラめいて見えるんだ。 不安で、不安で、考えるのも嫌だ。 そして、そして、ボンヤリ思うのはいちばん遠いところ。 それはきっと、 多分きっと、君の心―――。  こんな僕を燃やすだけの火をください。
雨ニ唄エバPlastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正西脇辰弥・Plastic Treeいつもより低い空。 少し寂しくなる。 うつむいて僕は歩いてる。 雨粒が落ちてきた。 丸い跡になる。 灰色の道に残ってく。 傘の中で僕は微笑む、 見えないように隠れて。  絶え間なく降り注いで。 僕が「雨ニ唄エバ」 はしゃいでる目の前が 全部ぼやけていく。  雨の糸。涙色。 (泣いているのは誰?) 濡れている左側の肩。 手で作るフレームに 閉じ込めてみるよ、 むかし観た映画みたいな今日。 傘の中で聞いてる雨音、 ひとつひとつが優しい。  絶え間なく降り注いで。 僕が「雨ニ唄エバ」 はしゃいでる目の前が 全部ぼやけていく。  絶え間なく降り注いで。 僕が「雨ニ唄エバ」 はしゃいでる目の前が 全部ぼやけていく。 雨粒が残していく 丸い小さな花が、 道の上、いっぱいに 咲いて広がっていく。  咲いて広がっていく。  咲いて広がっていく―。
蒼い鳥Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗有村竜太朗成田忍・Plastic Tree蒼い鳥が飛ぶような 晴れた綺麗な日です。 みつけられない僕ら、 神様が笑った。 見上げたら枝のせいで 空はパズルみたい。 どんな言葉で君を 繋ぎとめられるの?  強い風が吹いて笑う、 飛べそうになる―。  きっと数えきれない光で、 ふたりがちぎれてくのは何故? 悲しみの蔦にからまる僕はこのまま、 このまま分からないまま。  やわらかい日溜まりで こわいほど透けてく。 太陽は反射して 黒い点になった。  微かな音、耳をすます。 心の底へ。  きっとただ僕らは忘れてく。 君の声が響くのは何故? 悲しみの蔦にからまる僕はここから、 ここから手を伸ばす。  雨が降った。 見上げてる僕らが空へ 堕ちてく気がした。  きっと数えきれない光で、 ふたりがちぎれてくのは何故? 悲しみの蔦にからまる僕はこのまま、 このままだよ。 きっといつも君は知らなくて、 手を繋いでも遠くにいて、 悲しみの蔦がまきあがる空。 零れる光に埋もれてく、 埋もれてく―。  蒼い鳥が飛ぶような晴れた綺麗な日です。
まひるの月Plastic TreePlastic Tree有村竜太朗長谷川正Plastic Treeみんなキラキラして 嘘に見えて不安だから 7月の高すぎる青い空は嫌いなんだ  雨の後に濡れた細い道で 忘れられた薄い透明なビニール傘 僕みたいに風で飛んだ  ずっと繰り返す 脆弱なうたごえの 蝉の声で狂いそうだ (うるさくてたまらない!) まひるに出る 細く長い三日月の切っ先が 針のように静かにそっと僕に刺さってた  胸が痛くなりだして 息が出来なくなるから 酸素が足らない僕は 泣きながら喘いで  胸が痛くなりだして 息が出来なくなるから 酸素が足らない僕は 泣きながら喘ぎ続けていた  水槽で泳ぐ金魚 (さっきからあおむけで ういてみたり、しずんだりして、 まるでぼくのまね?) まひるに出る 細く長い三日月の切っ先が 針のように静かにそっと僕に刺さってた  胸が痛くなりだして 息ができなくなるから 酸素が足らない僕は 泣きながら喘いで  むねがいたくなりだして  いきができなくなるから  さんそがたらないぼくは  なきながらあえいで  そしてめをとじた
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