海北大輔作詞の歌詞一覧リスト  68曲中 1-68曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
BlinkerLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME心がやたらとカラッカラに渇く 喉なんかよりもずっとタチが悪いや 誰といたって独りなのは滅入るけど まぁ 寂しくたっていいや なんにしても  共感が欲しい そんな時もある 放っといて欲しい そんな時もある  誰に何を言われたって 自分の気持ちがここにあることは 変わらない 変わっちゃいけない  理解しては いるんだ  言葉がやたらとペラッペラに軽くて 嘘なんかよりもずっと洒落になんないや 綺麗事すら言えないのも嫌だけど まぁ 悲しくたっていいや なんにしても  安心が欲しい そんな時もある 全部壊して欲しい そんな時もある  いつかの自分と180° 今の自分が違ったとしたって それでいい 今が全てさ  理解しては いるんだ  脳内の葛藤は まだ続く 明日にはもう その拒否権すらない 悲しい予感なんて 気のせいさ  星ハ降ル
傘のない帰り道LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME涙を誤魔化すくらい 雨よもっともっと降ってくれ  今でもまたきっとどこかで 会えるような気がしては 人混み行き交う暮らしの 入口でふと立ち止まる  かつて君がこの場所で 始めた物語の 青過ぎて眩しい春の 光と影の夢の跡  突然の激しい雨 傘のない帰り道 濡れるのも悪くないねと 格好つけたこともあったっけ あの日から時は経って 僕だけがひとり年を取った  涙を誤魔化すくらい 雨よもっともっと降ってくれ 悲しみを洗い流すくらい 雨よもっともっと降ってくれ  誰より全速力で 駆け抜けた物語の 向こう側から君には 今の僕はどう映ってる?  さよならを繰り返すたび 強くなれると言うけど かさぶたまみれの心は 少しも強くなれないまま  突然の冷たい雨 ひとりぼっちの帰り道 君のせいでずぶ濡れさと 茶化したこともあったっけ 思い出すのは何故だろう いつだって笑顔の君ばかり  涙を誤魔化すくらい 雨よもっともっと降ってくれ 悲しみを洗い流すくらい 雨よもっともっと降ってくれ  いつかまた会えるなら その時は胸を張れるように 凸凹な毎日だけど 僕なりにやれるだけ頑張ってみるよ  だから  涙を忘れるくらい 明日よもっともっと輝いてくれ 悲しみを消し去るくらい 明日よもっともっと輝いてくれ
RepentanceLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME何もしたくない このまま消えてなくなりたいな 辛くて仕方ない 逃げられたらどんなにも楽だろう でも明けない夜はない 面倒だけれど仕方ないな 年だけ重ねて うだつの上がらないままの暮らしで  青空をどんなに眺めても 心は曇り空の下 楽しかった思い出さえ ただずっと遠ざかるだけ  諦め切れない夢を背負って その重さに押し潰されてしまった 好きだからこそ嫌いになった 今の僕はどんな顔をしているの?  何も欲しくないけど このまま終わりたくないな ちっぽけでつまらない プライドなのにうまく捨てられない  寂しくてやり切れない日々に 心は錆びて軋むだけ なりたいものになれないまま ずっと老いぼれて行くだけ  言葉にならない想いを抱いて 形に出来ぬまま消えてしまった 好きだから嫌われたくはなくて 昨日の自分をただ繰り返してきた  諦め切れない夢を背負って その重さや嘘を知ってしまった 言葉にならない想いを抱いて 孤独なまま 好きだからこそ嫌いになった 好きだからこそ大嫌いになった 誰にも見向きすらされないまま 一つの光がただ静かに消えるだけ  笑い合うことや幸せってものが こんなにも難しいとは思わなかったな
ライラックLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔ずいぶんと長くなってきた 僕たちの足跡は いつもふらふらと不揃いで 凸凹してたっけ  いつだって今だって 歩く道は人それぞれで だからこそ この道を 共に歩けた事が嬉しいんだ 僕は  育った街も 見てきた景色も 選ぶ言葉も その旋律も 始まりも 終わりも別々の僕らが 同じ歌を歌っていた  ずいぶんと長くなってきた 僕たちの足跡は この先もずっと続いて行く そうどこかで信じてた  いつだって今だって 人生は人それぞれで だからこそ サヨナラが いつか来るって事も 知ってたのに 僕ら  笑った顔も 流した涙も 歩く歩幅も 追いかけた恋も 抱きしめた孤独も それぞれの僕らが 同じ夢を描いていた  育った町も 見てきた景色も 選ぶ言葉も その旋律も 始まりも終わりも別々の僕らが 同じ歌を 同じ夢を 歌っていた  歌っていた
蹲る人LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME誰かの溜息が夜の 風に混ざりあって冬を 待つ街並みを 静けさで包みこむよ  明日を報せるって事が 未来をつまらなくするから 僕はいつだって 真っ暗闇の中にいるよ  ここからならいつも 世界は光って見えるから 土砂降りの大雨に 打たれたって平気さ  ただうずくまって 小さく呟いて 約束もしないで なのに 君に触れたくて  誰かの告白が夜の 星空に溶けてった冬を 待つ街並みの 静けさに白く色を塗るよ  僕たちはどうしていつも 無い物ねだりばかり 臆病風に吹かれても 知らんぷりはしないから  ただうずくまって 小さく呟いて 約束もしないで なのに 光に触れたくて  ただ許しあって 小さく微笑んで 僕の暗闇を 君の 光で照らして
アンカーLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME誰のせいでもなく自分自身の取捨選択で ここまで来たんだと僕は言い切ることなど出来ようか 誰のせいにもせず他人の業さえ全て背負い切って あの丘の上まで歩く聖者に石を投げつけながら  あれからどれくらい僕は幾度生まれては死にながら 争いの日々にその足を前に踏み出せたろうか あれからどれくらい命の輪廻から転げ落ちながら 今に至るまでどれだけのバトン繋いできた  誰より近くて果てしなく遠いリレーのアンカー  ゴールテープなんてどこにもない 表彰台すらあるはずもない ただまっすぐまっすぐに折れ曲がった 光になれなかった光たち  揺りかごで聴いた墓標に名前を刻む音を 忘れ去ったまま何かを信じることなど出来ようか 揺りかごで聴いた逃げ切ろうと囁き笑う声を 振り払いもせず僕は何度やり過ごして来た  誰もが誰かの世界を繋ぎ止めるためのアンカー  灯台なんて見当たらない 方位磁石も持ってなんかいない ただまっすぐまっすぐに道を誤った 世界樹になれなかった枝葉たち  誰もがいつしか世界を締め括るリレーのアンカー  ゴールテープなんてどこにもない 表彰台すらあるはずもない ただまっすぐまっすぐに折れ曲がった 光になれなかった  光たち
路傍の石LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔道に迷った時 迷った事でさえ 楽しめるような日々が あの頃はあったかな  途方に暮れる程 苦しい時でさえ 笑っていられるような そんな日々だったっけな  心がいつか錆だらけになって 過去も未来も見失いそうになったら  叫ぼう 夢を 進もう  誰だってそうだろう ほらいつだって僕らは 挫折の中にさえも 花が咲くことを  知っているから いつか見つけるから 涙の雨の後に 虹がかかるってこと  笑い方さえ忘れてしまった時は いつだって僕に 寄りかかってもいいから  叫ぼう 夢を 進もう  大切なものは 全部 置いてきたんだ 昨日に だから今は空っぽでいい また一つずつ 拾い集めるだけ  歌おう 愛そう 笑おう 今を
赫い日LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME隣にずっといる気配は 孤独だねいい加減解ってる 解っている 馴れたなんて言いたかないけど そこにはずっと誰もいないもの いないもの  後悔もいい加減飽きるね 「たられば」をいくら言っても 楽にはなれなかったもの  進むのは時間ばかり ねぇ待ってよ おいていかないでよ  綺麗事にいつも顔が引きつって 戻らずに今日も無理矢理に笑ってる 二枚目の舌だけを咬みちぎって 生きていけたらな  心にも無い良い人演じ続けて 一体何になりたかったの? 何をしたかったの?  過ぎ去った時間ばかり輝くのは何故? 言わないでよ  綺麗事にいつも顔が引きつって 戻らずに今日も無理矢理に笑ってる 二枚目の舌だけを咬みちぎって 生きていけたらな  生きていけたらな
トーチシンガーLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME心の中で 君の名前を呟くだけで 心の中が ほんの少し暖かくなる それだけでいい わけじゃないけれど それだけで 嬉しいんだよ  心の中に 君がやって来たあの日から 心の中が とても賑やかになったんだ それだけでいい わけじゃないけれど それだけで 明日がこんなにも 待ち遠しい  いつまでもきっとこのまま この想いは届きもしないまま 冬の街のビル風に 吹き消されてしまっても いつの日も僕はこのまま ただ君の幸せを願ってる 叶わない恋を歌うよ これからも笑ってほしいから  心の中で 君の笑顔を浮かべるだけで 心の中に 優しい光が灯るんだ それだけでいい わけじゃないけれど それだけで 灰色の日々でさえ 愛おしい  いつまでもきっとこのまま この祈りは届きもしないまま 夏の強い夕立に 打たれ消えてしまっても いつの日もずっとこのまま ただ君の喜びを願ってる ありがとう この高鳴りを 僕にくれた人 あなたのために歌うよ いつまでも笑ってほしいから  ララ ルラララ ルラ
オクターブLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME誰もが何かを犠牲にして 生きてるって分かり切っていて でも一体何が犠牲になって いるのかにはまるで興味なくて 誰もが自分だけ可愛くて そんな世界に絶望をしてる様な フリだけは妙に上手くなって 結局誰も笑わなくなって  愛を知らないまま生きて行くのかい?このまま 夢も見ないまま暮らして行くのかい?このまま  何もかも過去の焼き直しで 言葉さえも誰かの受け売りで だけどこの心が騒つくのは 何物にも代え難い事実で ドからドまでの白と黒で 出来る事なんてもう出尽くしている はずなのにまだ今日もずっと マイクの前で喚き散らしてる  愛なんて不確かなものはいらない いまさら 夢なんて幻はもう見たくない いまさら  見透かしてしまいそうさ その瞳の奥にある嘘を 悲しいほど透明なままのその涙で 誤魔化したりなんかしないでくれよ  愛を知らないまま生きていくのかい?このまま 夢も見ないまま暮らしていくのかい?このまま  引き裂いてしまいそうさ 心にしまった憧れさえも 狂おしいほど燃え上がる情熱も捨て去るなら いっそ僕にくれないか 見つかってしまいそうさ この世界の奥にある嘘に 悲しいほど透明なままのその涙を 僕に流したりしないでよ
Merino suitLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME明日はきっと今日よりもいい日になっているはず だなんて言いながらこんな暮らしいつまでも繰り返したって 白髪もシワも目の下のクマも増えて来たのに いつまで若者のつもり?アスリートもみんな年下になってる  席を譲れよ 割食ってんだってこっちは 次へ進めよ いつまで居座ってるつもりさ?  格好つけてハナから未来に期待なんかしてないなんて言いながら その実逆転勝利を常に狙ってる  羊の着ぐるみの中で研いできた牙の出番がやって来たってのに 錆びて外せなくなった背中のファスナー  席を外せよ 割食ってんだってこっちは 次へ向かえよ いい加減後ろが詰まってる 早く進めよ そこはまだゴールじゃないだろ 早くどけよ 順番待ちはもう懲り懲りだ  羊の着ぐるみの中で吐いてきた毒で痺れても平気なフリ 本音言うと誰か外して背中のファスナー  席を譲れよ 満身創痍なんだこっちは 次へ向かえよ いい加減後ろが詰まってる 早く進めよ 背中をまだ見ていたいんだ 早くどけよ お人好しはもう懲り懲りだ
太陽のカフスLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME知らぬ間に鳴ったスタートの号砲で 世界を知る事になって 気まずさに吐いたそれまでの環境じゃ 愚痴をこぼす暇もなくて  どうすればいいの どうしたらいいの 考えるほどに 遠くなる実像 もうそれはきっと 僕じゃない何か 背伸びするほどに 顔を出す虚像  承認欲求を充たしたいがために 弱者の剣振り回して 望んでさえいなかったサイコロの出目に 踊らされる日々の中で  どうすればいいの どうしたらいいの 考えるほどに 遠くなる国境 もうそれはきっと ここじゃないどこか 押し黙るほどに 湧き上がる感情  まだ僕らは この世界の涙を まだ僕らは 止められずにいて まだ僕らは 作りかけのまま 見当たらないパズルの 足りない正解のピース 探しながら  どうすればいいの どうしたらいいの 考えるほどに 遠くなる実像 もうそれはきっと 僕じゃない何か 背伸びするほどに 顔を出す虚像  もし僕らが この世界の誰より もし僕らが 笑顔を忘れて もし僕らが ひとりぼっちになっても 色褪せない記憶を 抱きしめて暗い夜空を 見上げながら  歩いて行こう
全ての贈り物LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔最後まで開けなかった匣の中 遠い記憶 誰もが眠りについて もし あの日 あんな事を言わずにいれば 今の僕は きっと ここには 居ないね  最後には 開け放った窓の外 通り過ぎる 春風の気まぐれさえも もし あの日 あなたに出逢いさえしなければ 今の僕は もっと 空っぽ だったね  平行線 交わらない点と点を いつまでも 重ならない手と手を  サヨナラを言うためだけに 僕らは生まれたわけじゃない 哀しみを負うためだけに 僕らは生きて来たわけじゃない 笑い合おう 歌い合おう 愛し合おう ずっと  そう あの日 あなたが微笑んでくれたから 今の僕が きっと ここにいるんだね  サヨナラを言うためだけに 僕らは生まれたわけじゃない 哀しみを負うためだけに 僕らは生きているわけじゃない 憎しみをぶつけるために 僕らは生まれたわけじゃない 涙を流すためだけに 僕らは生きて来たわけじゃない  笑い合おう 歌い合おう 愛し合おう ずっと  交わらない点と点を 重ならない手と手を
366LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME君以外の全ての人が 笑顔で溢れていたんだよ わかるかい? まあ、わからなくてもいいけど  大声で泣いているのは 周りで君だけだったんだよ わかるかい? まあ、わからなくてもいいけど  あの日から始まった君の 君にしか歩けないストーリー その続きを描くノートは いつだって君自身が持っているんだよ  366の始まりとその足跡が 360° 見渡した世界 溢れてる 数え切れない記念日を 一つも残さずに祝おう 今 君の未来に エールを  君の訪れを待ち侘びて 彼女や彼が変わって来たこと わかるかい? まあ、君もいつかわかるよ  あの日から始まった君の 君こそが切り拓くストーリー その続きを示す磁石は いつだって君自身の掌の中に  366の始まりのファンファーレが 360° 全方角に 鳴り響いてる 君によく似てる笑顔を ずっと前から知ってるよ ほら 君のすぐそばにいるよ  366の始まりとその足跡が 360° 見渡した世界 溢れてる 数え切れない記念日に 新しい日付を刻もう 今 君の未来に エールを
SyntheseLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔日付が変わった街を横目に 僕たちの今日はまだ 昨日にならずにここにあって 時間がまるで 僕らに寄り添って いつまでもずっとずっと 続くような気がしてた  明日を恐れていたわけじゃないけど この今がこの瞬間が 終わってしまうのが怖かった  なぁ友達よ 僕らは進もう 賛成と反対の そのどちらかじゃなくて その先へ  一歩一歩 もっともっと 誰も出したことのない答へ ずっとずっと 何度だって 立ち上がれることの証明 一歩一歩 もっともっと 誰も辿ってはいないルートで ずっとずっと 何度だって やり直せることの証明  朝日が照らした街を横目に 僕たちの今日がまだ 昨日になるのを拒むから 残された時間の全てを背負って この今をこの瞬間を 始める決意を歌うから  さぁ友達よ 僕らは進もう 保守だとか革新だとか 両方含んでただ前へ  一歩一歩 もっともっと 誰もが見慣れた挫折の後でも ずっとずっと 何度だって 立ち上がれることの証明 一歩一歩 もっともっと 誰もが辿った道だとしても ずっとずっと 何度だって やり直せることの証明  この肩に その両手に 託された襷に 気がついたなのら  一歩一歩 もっともっと 誰も出したことのない答へ ずっとずっと 何度だって 立ち上がれることの証明 一歩一歩 もっともっと 誰も辿ってはいないルートで ずっとずっと 何度だって やり直せることの証明をしよう  さぁ友達よ 僕らは進もう
燈る街LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔あの日から どれくらい経っただろう あの日から どれだけ笑えただろう  忘れる事なんて きっと出来ないけれど それでもこうして 今を生きている  あの日から 色んな出来事が起きて あの日から 少しだけ暗闇を知った  僕の力がまるで ちっぽけだって事も 否が応もないほどに 思い知らされたよ  それでも僕たちは涙を拭って それでも僕たちは優しさを持ち寄って 再び立ち上がるまでの長い長い道のりを 君も僕も 歩き始めている  あの日まで 当たり前だと思ってた あの日まで 平凡が大嫌いだった  だけどどうだろう 何気ない様な日々が こんなに大切で 愛おしかったなんて  あれから僕たちは少しずつ変わって あれから僕たちは強さの意味を知って 再び会おうといつか交わした小さな約束が 今日も明日も この街に灯を燈す  寂しさはきっと無くならないよ むしろ増えて行くばかりだよ それでも歩いて行くんだよ 今までも これからも  もしも一人じゃ背負い切れない時には 堪えられないほどに悲しい時は いつだってこの場所に帰って来ればいい この街は いつまでもずっと 君の街なんだよ  悲しみを誰よりも多く知っている君の笑顔が これからもずっと この街に灯を燈す
No casterLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME何をしたって何処へ行ったって 僕じゃなくたって 最初から全部 決まってる  代わりなんて幾らでもいるって わかってたんだ 最後まで全部 決まってる  誰も汚れたくはなくて その手は綺麗にしてあって 大切なものも掴めなくて ただ流されてるだけ  素知らぬ顔で平静装って ヘラヘラしたって 息継ぎがなくちゃ 泳げない  寂しくて辺りを見渡したって みんな自分で精一杯なんだ全部 終わってる  全て水の泡になって この手は綺麗なままあって 何もかもが手遅れのまま  選ばれなかった僕らの 何気ない日々はどこへ向かうの  革命を願う暇があるなら 歌ってよ 配役を悔やんでも仕方がない事さ 続々と舞台を降りる人たち  英雄の要らなくなった世界  金なんかなくて夢だけ持って 歩いてたって平気だった 全部昔の事さ  何一つ手に入れられなくって もがいてる事に馴れて来ちゃって 全部投げ捨ててしまいそうになる  窮状を嘆く暇があるなら 笑ってよ 現実に途方に暮れる歌 歌いながら 繰り返される無人劇のその中で 誰も彼もが振り下ろす一太刀  英雄の要らなくなった世界
小さな隣人LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME冷たい 雨降りで ここから 動けない  錆び付いた 心には 誰の声も 届かない  独りで 見上げてる 夜空には 何もない  けど  悲しい 歌ばかり 口ずさむ気にも なれない  こんな気持ちを何と言おう 空っぽだって訳じゃないんだ ただ虚しくて寂しくて 仕方がなくもあるんだけれど  こんな気持ちを何と言おう 切ないってだけじゃないんだ ため息の中から零れた希望に 思わず挨拶をしたんだ  悲しい ほどに青い 空が今日は 苦しくて  でも  優しい 歌ばかり 口ずさんでいた 昼下がり  こんな気持ちを何と呼ぼう 無表情ってわけじゃないんだ まだ君のことを思い出すと 胸が締め付けられるけれど  こんな気持ちを何と呼ぼう 泣きたいってわけじゃないんだ 渡り鳥を見つけ零れた笑顔に 「元気かい?」って声をかけたんだ
予知夢LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME使い道のない記憶 午前4時のベランダ 飛び出した野良猫 針の飛んだレコード 古ぼけた嘘と 溝の無い螺子と 知らない 知らない 青  砂の入った鞄の 無意味な重さと 盗まれたバイクの 壊れたブレーキ ニセモノの呼吸も 何もかもみんな いらない いらない あぁ  夢さえ忘れた大人たちと 夢すら知らない子供たち ここからどこへ向かうかの前に 僕らどこから来たのか思い出せない  強く吹いた風と 迷子の絵葉書 飛べなかった鳩と 手付かずのクレヨン 言えなかった言葉と 踏み出せなかった一歩 消えない 消えない 過去  分かり合えない事分かりながら それぞれがそれぞれ歩めばいい そんな綺麗事さえも手垢にまみれて 僕らいつまで経っても繰り返すだけ  歌うことのない歌 最後の手掛かり 読まなかったあとがき 熱の無いイメージ 消えかけた煙草も 誰も彼もみんな 知らない 知らない 顔  螺鈿細工のように光る世界 壊せば二度ともう戻せない 汚れた心のずっとずっと奥に 今も眠ったままだと 忘れていた笑顔  今日と昨日と明日の全てが 一直線上に並んでいるとは 限らないってことくらい僕らは わかりきっていたはずだったけど 君と僕とその間の距離と ほんの少しの揺るぎないものとが きっとそう遠くない未来に重なったら  その時が合図さ
呼ぶLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME何かを蹴落として 掴み取ったものを 幸せと 呼ぶには少し 違うような 気がするよ  憂鬱を追いやって 手に入れた自由を 埋めるように やって来たのは 求めちゃいない 孤独だけだった  ないものねだりばかり 繰り返しているうちに ずっと持っていたものさえ なくなってしまったよ  どっちが上でどっちが下 そんな物差しばかり使うから  ちっとも本当が見えない  誰かを想うことに 臆病になり過ぎて 陽の当たる 道を避けては 自分すら 傷つけていた日々  手の中にある幸せに 気が付けない虚しさで その足跡をただ否定する 生き方しか知らない人  どっちへ行けば どう歩けば いつも人の目ばかり気になって  ちっとも辿り着けない  僕はきっと明日も 君が好きだよ  どっちへ行けど どう暮らせど 君が幸せならば それでいい  ちっとも思いは届かない 届かない
homeLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME新しい一日が また やってきて 僕らは今日も 迷子になる  新しい正解を 見つけたいから 僕らはいつも 迷子になる  ここまで来たけれど このままでいいのかは まだ分からないから いつでも不安になる  君を思い出すのは いつも決まって 何かに躓きかけた時  君を思い出すのは いつも決まって 何かいいことがあった時  ここまで来れたのは このまま進めるのは 君がいたからだと 君に伝えるために  僕の歩く道は 僕の生きる日々は ただ そのためだけに あれば いい  ただいまとおかえりが紡ぐ季節の 瞬間と永遠の中で ただいまとおかえりが紡ぐ世界の 揺れ続ける螺旋の中で  ここまで来れたのは ここから進めるのは 君がいるからだと 君に伝えるために  僕の描く音は 僕の歌う声は ただ そのためだけに ただ君のために 僕の歩く道は 僕の生きる日々は ただ そのためだけに あれば いい 歌えれば いい  ここが君の home 僕たちの home
明け星LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMEふるさと 恋しや 静かに 佇む 吹けない 口笛 夕焼けと三日月  ぼんやり 眺める 隙間の 空から 東京の街でも 星って見えるんだね  知れば知るだけ言葉に詰まる もう子供には帰れない それでも世界は回る だから明日へ進もう  知れば知るだけ悲しくなって もう無邪気には笑えない それでも地球は回る だから明日も笑おう  思えば 遠くへ 来たよと 呟く 鳴らない 口笛 きらきらと 明星  ほんのちょっとだけ僕ら あの日に忘れ物をしてきた でもきっとそのお陰で 手に入れられたものもあった  知れば知るだけ孤独になって もう何も信じられない それでも世界は回る だから明日も信じよう  だからそれでも今を笑おう それでも今日を生きよう ぐるぐる地球は回る 僕らを乗せて回る  ぐるぐる回る
ひとりごとLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔LOST IN TIME朝になった 眠れずに 夜が僕に 愛想を尽かせた 声に出して 言ってみる 「僕は一体誰だ」 彼はずっと 気にしてた 答えはもっと 複雑じゃなくちゃ 声に出して 言ってみる 「僕は一体誰だ」  繋いだ手 振り解いて 塞いだ目 その奥で 笑っていて この僕の 存在の意味をくれた君  もう会えなくてもいい このまま言えなくてもいい あの日あの時の僕らが いつも笑ってたのは嘘じゃない もう隠さなくていい このまま届かなくてもいい 眠りのない日は続いても 僕らきっとまた笑える  誰もずっと 寂しくて いつもきっと 満たされてたくて 手を伸ばして 触れてみる 「僕は一体何処だ」 彼は今日も 探してた 答えはきっと ここには無いんだ 手を伸ばして 触れてみる 「僕は一体何処だ」  後悔ばかり 繰り返して つまらない 意地を通して 情けない この僕に 存在の証明をくれた君  もう会えなくてもいい このままサヨナラでもいい あの日あの時の僕らが ここで出会えたのは偶然じゃない もう無くさなくていい このまま忘れられてもいい 答えは今日も見えないけど 僕らきっと辿り着ける  ひとりきり 繰り返している ひとりごと 僕はずっと呟いてる 大丈夫 大丈夫だよ  「聞こえているかい?」  もしこの歌が届くなら 君だけの歌にすればいい 迷いの森の真ん中で ただ君だけの地図になればいい  もう会えなくてもいい そのままの君でいればいい 進むべき道は違っても 僕らきっとまた笑える
青よりも蒼くLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME心の中とはまるで正反対の 表情ばかりがどんどん上手くなって 本当の自分がどこにもいないよ 誰か助けて 誰か助けて  走れ 走れ 見つからないように 走れ 走れ 誰もいない方へ  子供のままでは生きては行けないと 大人になるふりどんどん狡くなって 本当の気持ちを思い出せなくて 泣いてる僕を 誰かが笑う  助走もないまま誰よりも高く 跳べると信じてたあの頃に もう一度 もう一度だけ 胸を張れる僕でありたいから 心の深く青よりも蒼く くすんで汚れてた感情を もう一度だけ 呼び覚ましに行こう  走れ 走れ 見つからないように 走れ 走れ 誰もいない方へ  誰かが泣けば 誰かが笑う  言葉もないまま抱きしめて強く 不安も悩みも憤りも もう一度 もう一度だけ 強くなれるその時は来るから 心の深く青よりも碧く 眩しく昂った感情を もう一度だけ 呼び覚ましに行こう
ニジノシズクLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIMEあぁ 忘れないうちに 心に鍵をかけて 君がいた事実を 無くしてしまわぬように  あぁ 笑えてるうちに 世界が終わればいい そんな事ばかりを 考えてしまったよ  家路を急ぐ人の中を 流れに逆らって歩いた 君に言いそびれた言葉が 胸の中につかえたまま  あの頃の君を 今も覚えてる 思い出にしがみついてばかりの 僕を未だに揺さぶってるよ 君が走ってた 日々を眺めてる 太陽に背中を向けた僕に あの日のように虹が笑うよ  そう何度だって僕ら やり直せるはずだと 信じていたかったけど やっぱり駄目みたいだな  もう 動き出している この街の片隅で 君のいない毎日に 馴れてきてしまったよ  傘も持たず土砂降りの中を 駆け抜ける学生の中に 君に言いそびれた言葉が 小さく光って見えた  あの頃の僕ら 追いかけた夢は 今でもきっと何処かの誰かが 素知らぬ顔して追いかけてる 君が歌ってた 色褪せない日を これからの僕の歩く未来に 無駄になんてしたくないんだ  誰かが遺した 君の幻を 何処かでずっと頼りにしたまま 立ち止まっていたけど  あの頃の僕が 辿り着けずにいた 光り輝くあの場所に向けて 今やっと歩き出しているよ 君が走ってた 日々を追いかけて 寂しくなったら振り返るから その時には虹をかけてよ
勲章と傷LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔LOST IN TIME変わらないものを探してるうちに 変わってしまった心の奥 治らないんだと諦めていたのに 治ってしまった心の傷  まだ毎日は 終わりそうに無い いつ終わったっていいと思いながら 一体いつまで走ればいいの?  変わりたいから歩いているうちに 帰り道が分からなくなって 辿り着きたい場所は今も遠くて 何も出来ない 途方に暮れる  まだ毎日を 終わらせたくは無い いつ終わったっていいと思える日は 一体いつになればやって来るの?  勲章をぶら下げて 誰に胸を張るのさ 傷口をさらけ出して 誰に甘えてるのさ  結局の所 僕も君も いつまでたっても分かり合えないじゃないか  まだあの嘘は 見破れそうにない いつ終わったっていいと思える日は いつになったって来やしないから  一体いつになれば報われるの?  兵隊を引き連れて 誰に怯えてるのさ 被害者を演じ切って 誰に依存してるのさ  結局の所 僕も君も いつまでたっても分かり合えないじゃないか
なくしたうたLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME今日を振り返れば ああすれば良かったとか 悔やんだって戻れないのは 分かってるんだけど  今日を振り返れば どうすれば良かったのか 悩んだって仕方ないのは 分かってるんだけど  見たくないもの 聞きたくないもの 世界中溢れてる 今 こんな時代に 生まれ落ちたその意味を 僕らに 誰か教えて欲しいよ 答えてよ  嬉しい事や悲しい事を 何一つ忘れてく僕らは それでも 今日よりもほんの少しでも 前に進める様な 明日を待っている  ドアを叩くのは誰? 僕を笑いに来たのかい? もがいてしがみついてるのは わかってる だけど  小さな頃になりたかった 夢に描いてた大人を いつの間にか追い越してしまったな まだ何も手にしていないのに いないのに  嬉しい事も悲しい事も 何もかも無くしてく僕らは それでも 今日よりもほんの少しでも 笑顔になれる様な 明日を待っている  明日を探してる
LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔LOST IN TIMEへとへとになるまで 全力で走りきっても 笑っていられた あの頃には 戻れない僕らがいる  朝日が眩しすぎて 君の横顔ばかり見てた ごめんねって言えた あの頃には 帰れない二人がいる  僕らは いつから 夢を見る事を忘れてしまったの 君の涙が サヨナラを 告げるその時に気が付くだなんて  小さな頃に描いた 拙い未来予想図にさえ 辿り着けなかった 僕達は 今もまだ漂ってる  十万馬力や宇宙旅行 争いの無い一つの世界 そんなもの所詮 夢だなんて まだ僕は言いたくない  僕らは いつまで 夢を見る事を許されてるんだろう 出来る事なら 最後まで 君と手を繋いだままでいたかった  努力や情熱と 余りにも 不釣り合いな報いばかり受けて それでもまだ明日があるって事に 希望を捨てられずにいる僕らにこそ  明日は来る
その名前をLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME最初からそこに名前があった いつしかそいつに意味が生まれた 争いの後の静けさに似た 穏やかで残酷な朝を迎えた  最後ならいっそ自由になれた けれどもそれには続きがあった 残された業という十字架に 未来を切り裂く力は無かった  その名前を その心を 背負うものに どうか光あれ  身体を全部脱いだって 魂は消えてはくれない 憂鬱に軋む星の歌も 嘘が邪魔で聞こえない  両手をいくら振ったって 船は見つけてはくれない 欲望が世界中溢れ出して 流れ星の数が足りなくなった  最後まで誰も笑わなかった 一字一句間違わなかった 争う事を避け続けてきた その代償にまだ気が付かないのかい  その名前を その心を 背負い歩く 君に幸あれ  身体を全部捨てたって 心まで亡くなりはしない 憂鬱に軋む星の歌も 過去が邪魔で聞こえない  徒党をいくら組んだって 心までまとまれはしない シュプレヒコールのその真ん中で 誰の声も届かない  身体を全部脱いだって 魂は消えてはくれない 欲望が心から溢れ出して 流れ星の数が足りなくなった  流れ星の数が足りなくなった  最初からそこに名前があった
スピンオフLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME主人公しか出て来ないその物語の結末は 見事なエゴのぶつかり合い そして誰もいなくなった  主旋律すら聞こえない合唱の筈のステージは 不協和音の出しゃばり合い そして誰もいなくなった  誰かの物語の中じゃ 所詮エキストラ 君も僕も 誰かの物語の中じゃ 照明すら当たらないよ  日陰にしか咲けない花 余りに不憫に見えたから 君の為になればいいと 日向に移した それからすぐ花は枯れた 悔やんでも元には戻らない 悲劇と喜劇の狭間で 何かがはじけた  知らなかったんだ  無人駅から発車する 見送る人のいないホーム 今日も何一つ変わらない 今汽笛は鳴り響いた  無尽蔵に駆け巡れない 決められたレールの上は 今日も何一つ落ちてない 今汽笛は鳴り響いた  誰かの物語の中じゃ 所詮エキストラ君も僕も 誰かの物語の中じゃ 出番一つもらえないよ  真水の中泳ぐ魚 世界を知らせたかったから 君に喜んで欲しいと 海に放した それからすぐ彼は死んだ 悔やんでも命は返らない 正気と狂気の狭間で 何かが壊れた  知らなかったんだ 誰もいない夜を歩く  咲く場所さえ 選べない 花 泳ぐ場所を 選べない 魚 望んで檻に 入る ひとたち  それだけ  僕にしか見えない音 君にしか聴こえない景色 夢と現実の狭間で 誰かが壊れた  知らず知らずに重くなる 足どりに気を取られながら それでも明日へと向かう 脇役のストーリー いずれ何もかもが終わる 悔やんでも過去へは帰れない 世界と自分の狭間で 何かがはじけた  知らなかったんだ 誰もいない夜を歩く 今 分かったんだ 意味の無い存在なんて 無い
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
所在なき歌LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME醜態も晒さぬまま ふっと消えてしまえばいいと 秀才の振りばかりして 嘘は増える一方だった  9回の裏になって やっと焦る無策な僕の 重罪を笑えるなら いっそ笑ってくれりゃいいな  嘘つきの僕に 出来る事はないかな 今でも探してる ただ君と一緒にいたい  消せやしない傷のせいで 踏み出せない弱い自分を 他でもない君の前に 晒してしまうのが怖い  出口の無い狭い部屋から 今日も歌う所在なき歌 また同じ嘘をついて 全てを壊してしまうのかい  失敗を怖がるのは きっと誰でも同じなんだ  弱虫の僕に 出来る事はあるかな 今でも探してる ただ君を大切にしたい  寂しくて 苦しくて泣いていた昨日や 見えて来ない不安な明日を 他でもない君の胸に ぶつけてしまうのが怖い  それでもあぁ 狭い部屋から 僕は歌う所在なき歌 もしここで笑えたなら 君は振り向いてくれるかな  気がついてしまったよ 間違っていたんだよ  失敗を繰り返して やっと今ふりだしに立った
進む時間 止まってた自分LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME全然気が付いてなかったんだよ 時間があんまり なかった事に  何もやらなくたって 毎日は進む 今になって気付いたって 意味がない  君の仕草一つ一つに 僕だけがわかる 小さなサイン  ちっとも気付かなくって 見過ごしてばかり あの時わかっていれば 違ったのかな 何にもわからなくって 放っといてばかり 今になって気付いたって意味が無い  僕は 駄目だから 独りの方がいいんだよ そうやって 逃げてばかりで 君を困らせてたね もしも 叶うなら 時間を戻したいよ やり直したい事ばかりさ もう君はいないけど  君の仕草一つ一つが 僕だけのものじゃあ もうないんだな  ちっとも気にしないって 振りをしてばかり あの時素直でいれば 違ったろうな 何も気付かなくって 笑ってた僕を 今になって 取り消したい 忘れたい  いつか 思い出して 笑える日が来るのかな 僕にも朝は来てる 君がいなくなったのに 今は 少しだけ 君の思いがわかるよ だから僕も進まなくちゃ もう君はいないから
陽だまりLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔LOST IN TIME行き先が何処かも知らずに 歩いて来た日々を どれだけ振り返っても そこにはただ風が歌ってるだけ 宛名一つない手紙を 海へ投げる日々を どれだけ繰り返しても そこにはただ波が寄せては返すだけ  穏やかに たおやかに 為す術も無く毎日は続く 少しずつ 分かってきた 僕らが歩くその意味を  あなたの隣にある 暖かな太陽は あなたを照らしている あなたを守っている  灯り一つない暗闇を 歩いて来た日々を どれだけ振り返っても そこにはただ星が瞬き流れるだけ  せわしなく 忙しく 過ぎて行く日々のその中で 少しずつ 分かってきた 僕らが笑うその意味を  あなたの隣にある やわらかな陽だまりは あなたを包んでいる あなたを愛してる  二人を繋いでいる 全ての物語は 二人を守っている 二人と歩いている  ふたりで歩いてゆける  ふたりなら だいじょうぶ きっとすべてがうまくいくさ
まだ故郷へは帰れないLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔LOST IN TIME何にも知らない事が こんなにも悲しいなんて 知らずにいたその事こそが 僕は悲しい  何もいらないとただ こんなにも願ったところで 静かな日々はなお残酷に 時を刻む  まだ間に合うだろか 取り戻せるだろか 真っ白な息を吐きながら 一人夜明を待つ  事実を知った今 少年には戻れない  誰にも言えない事が こんなにも苦しいなんて 誰より君はただその事に 気付いていたんだな  何もかも手に入れたくて がむしゃらに夢を追う日々に 失くした物は輝く汗と 夢そのもの  まだ進めるだろと 辿りつけるだろと 忘れかけてた君の声が 遠く背中を押す  君を残したまま 故郷へは帰れない  夕焼け小やけ 折れそな心 背中合わせの 影法師二つ  事実を知った今 少年には戻れない  君を残したまま 故郷へは帰れない
告白LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔君がこの歌を聴いた時 どう思うか不安になった きっと今の僕自身の事 誰よりも僕が分からないから  それでも僕は 歌が歌いたい 今ある全ての 思いを託して  迷路の出口は 君の笑顔だった 音色の理由は 君の涙だった  君にこの歌を歌う時 どんな景色に出逢えるだろ きっと見た事もないような 場所へと君を連れて行くから  だからこそ僕は 歌が歌いたい 目の前のあなたに 思いを預けて  迷路の出口は 君と出逢えた事 音色の理由は 君を愛せた事  それでも僕は 歌が歌うよ あらゆる嘘から 君を守るよ  迷路の出口は 君の笑顔だった 音色の理由は 君の涙だった  迷路の出口は また新たな入口で それでも答えは 君の笑顔だった  喜びも 悲しみも 全て 決して捨てるな
さぁ旅を始めようLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔さぁ 旅を始めよう 優しい歌を 捨てよう 時に誰かを 傷付けながら  さぁ 旅を始めよう 悲しい歌を 捨てよう 時に誰かに 傷付きながら  君の住む町に 帰る為に いつか未来に 託す為に  さぁ 旅を始めよう 優しい歌を 歌おう 時に誰かと 手を取りながら
背中のバラッドLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔正しいのか 間違ってるのか 何処から来て何処へ向かうのか 何一つ 答えの出ない 無気力なまでの時代だからこそ  なぁ親父よ いつかみたいにブン殴ってくれないか このままじゃぁ俺はあんたを越えられるねぇ  なぁ親父よ いつかみたいに背中で語ってくれないか いつまでたっても俺の答えであってくれ  会社のため 家族の為に 下げたくもねぇ頭下げて 吊り革に 揺られて眠る 無様なまでの後ろ姿  なぁ親父よ いつかみたいに自慢話してくれないか このままじゃぁ俺はあんたを語れねぇ  なぁ親父よ いつかみたいにキャッチボールしてぇな いつまでたっても俺のボールを受け止めてくれ  面と向かっちゃ 照れ臭過ぎる 小さく見えた あんたの背中を向かって呟いた「ありがとう」  なぁ親父よ 悔しいが俺はまだ半人前だ このままじゃぁ俺はあんたを越えられねぇ  なぁ親父よ いつかみたいに背中で語ってくれないか 未来の俺が あんたの様な答えになる為に
されど犬走るLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔LOST IN TIME信号が変わったのをまた見逃して 待ちぼうけ躓いた日曜日 陽なたぼっこしたいつもの公園で 放った犬は あ~ 帰って来ない  こんなに空は晴れやかなのに 財布も心も空っぽだよ どうして  忘れてしまおう あいつのことなんて  振り回されるのに慣れてはいたけど まるでいつかのあの娘みたいだな ついて来いよと突っ走っては強がって 振り返ってみれば あ~ 誰もいない  お天道様も僕を笑うよ 背中丸めてとぼとぼ帰り道  忘れてしまおう あの娘の事なんて  靴紐切れてた されど犬は走る  踏んだり蹴ったり 泣きっ面に蜂 涙を誘う夕方五時の鐘 明日こそはと少しだけ前を向いて 家に着いたら あ~ 帰ってきてた  何してたんだよ 僕をほったらかしにして 何してたんだろう されど犬は走る
雨が上がってLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔雨が上がって 忘れ去られた 傘みたいな そんな気分さ 雨が上がって 幸せな筈なのに  雪が溶けて 形の崩れた 雪だるまのような気分さ 春になって 幸せな筈なのに  何故だろう 言いたい事や 気持ちが溢れてるのに どこかで怖がっている 自分自身を 追い出せない  夏休みの ど真ん中の 日曜日みたい そんな気分さ 休日だから 幸せな筈なのに  お金を稼いで 都会で暮らす ぬかるむ様な 泥道もない 便利だから 有り難い筈なのに  育てもせず 殺しもせず スーパーに行って 豚肉買った 生き物だから 有り難い筈なのに  何故だろう 悲しい事件や ニュースが 溢れてるのに どこかで他人事の 自分自身が 笑っている  僕の育った 小さな町へ いつか帰ろう きっと帰ろう 田舎なんて 嫌いだった筈なのに
然様ならばLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔昨日までの事を全て 忘れる訳じゃないから 黙って手を振るだけ そっと見送るよ  流れる景色に 賑やかだった日々を重ね合わせて 心に仕舞うよ 再び出会うその時まで  さようならば さようならば 薄紅色に染まる思い出  さようならば さようならば 君の幸せを願う  昨日までの事を全て 背負って明日へ向かうから 決して涙見せはしないよ 本当は少し寂しいけど  流れる月日に 語り合った希望の全て忘れないと 心に誓うよ 再び出会う事が無くても  さようならば さようならば 立ち止まらずにいざ行くがいい  さようならば さようならば 振り返らずにそれぞれの道へ  さようならば さようならば 吹雪く桜のその儚さよ  さようならば 然様ならば 君の幸せを願う
翔び魚LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔LOST IN TIME夢を泳ぐ魚に 僕はなりたかった 嘘にもがく毎日 息継ぎを忘れた  君の鼓動を聴きながら 何もかも捨ててしまえたら 君の涙拭いながら 今すぐ歌が歌えたら  あの空の向こう側 飛び立つ日が来ると 信じて止まなかった 夢はもう此処にない  夢を泳ぐ魚に 僕はなりたかった 嘘に溺れる日々に 手足も痺れてきた  君の吐息に目を閉じて 何もかも忘れられたなら 君の言葉紡ぎながら 今すぐ歌が歌えたら  あの空の向こう側 飛び立つ日が来る事 信じて止まなかった 夢はもう此処にない  夢を泳ぐ魚に 僕はなりたかった 夢を泳ぐ魚に
車輪の下LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔いつからだろう 平気で嘘をつけるように いつからだろう 全部人のせいにして いつからだろう 言い訳ばかり上手くなる いつからだろう そんな毎日に馴染んでた  腐る程ある愛の歌で あの争いが止められるのかい? 勝ちが全てのこんな時代に 悔しいが今の僕は無力だ  吐き出して 吐き出して 吐き出して 吐き出しても 届かない 届かない 届かない 君の胸に  もっと強くなりたい  いつからだろう 希望を見つけられない日々 いつからだろう 陰口ばかり叩くように いつからだろう 自分ばかりが可愛くて いつからだろう 卑怯者になったのは  狂う世界の車輪の下で 青い心は踏みにじられて 勝ち負けよりも大事なものが 泥にまみれて泣き叫んでる  聞こえるか 聞こえるか 聞こえるか 聞こえてるだろ? この声が この声が この声が 君の胸に  それでも信じたい  明日を知らない僕等は 古い轍の向こう側にまだ夢を見てる  聞こえるか 聞こえるか 聞こえるか 聞こえてるだろ? この声が この声が この声が 君の胸に  吐き出して 吐き出して 吐き出して 吐き出しても 届いてくれ 届いてくれ 君の胸に  もっと強くなりたい
26LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIME眠る街を映す 嘘に覆われた雲 境目の見えない 真夜中の零時 心の通わない 四角い森の中 羽を折ったカラスが 息を潜めてる  煙る空の色は 熱の無い鈍色 選ぶ事の出来る 檻の中の自由 灯りに群がった 蛾の様な人ごみを ひたすら掻き分けて 君を探してた  強く握りしめた その手が答えならば ここから君を連れて 今すぐこの街を出よう  涙を拭きなよ さぁ走り出そう 僕等は輝く 未だ見ぬ世界で  指先から伝う 君の温もりが 目を醒ましたカラスの 夢に火を燈す 動き出した世界と 真新しい風が 刻み出した時間は 君を求めてる  消える暗闇の中で 螺旋が交わる  涙は捨てなよ 明日は夢じゃない 掴んだその手を もう離さない 僕等の未来は 僕等が作ろう
最後の一球LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔入道雲の下 バスが来るのを待ってる君に 伝えたい事があるんだ 不意に止まった蝉時雨  揺れる陽炎 次に会えるのはいつだろう バスよどうか どうかほんの少し 夏の終わりを待ってくれ  輝き溢れた季節と君に 言えなかったさよなら  今 サイレンが鳴る  たった一度 君と追いかけた夢が たった一つ 僕の胸を張れる事  遠ざかれば遠ざかる程に 眩しくなった  夕闇迫る午後 あれからどれくらいたったんだろう 面影亡くした町並み あの夏の欠片も見えない  揺れる心と 果たせずにいた約束 懐かしくて 照れくさくて あの日の様にバスを待った  年をとるのに精一杯すぎて 言えなかったさよなら  今 サイレンが鳴る  たった一度 君と語りあった夜が たった一つ 僕の胸を締め付ける  遠ざかって遠ざかり過ぎて 忘れていたよ  たった一度 君と追いかけた夢が たった一つ 僕の胸を張れる事  出口のない こんな時代でも いつだって 少年は 輝いている
カッターナイフLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔カッターナイフを手に取って 私はあの娘を呼びました 信じていたのに裏切られ 許さない事に決めました  どうやら私はあの人と 仲直り出来そうにありません  ごめんなさいが届かない ごめんなさいが届かない ごめんなさいが届かない わたしはあの娘にもう届かない  100円ライターで火付けて 私は家を飛び出しました 成績悪くて叱られて 何もかも嫌になりました  どうやら私はあの人は 許してもらえそうにありません  ごめんなさいが届かない ごめんなさいが届かない ごめんなさいが届かない 私は誰に謝ろう
旅立ち前夜LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔もうすぐ此処を 旅立つ君に さよならじゃなく この歌をうたう 季節外れの 冷たい雪と 思い出達が 僕をすり抜ける  時間が経って 大人になって 見るもの全て 錆び付いてきて 夢を見る事 忘れてしまって 泣き出しそうな この心を  壊してみろよ 叫んでみろよ 目の前の大きな壁にぶつかっても  頑張れよ 負けるなよ 歯を食いしばって僕等は生きてる 振り向くな 前を向け 小さな命を僕等燃やしてる  もうすぐ此処を 出て行く君に さよならじゃなく この歌をうたう 一緒に笑った 共に走った 全力だった あの季節を  忘れやしない 捨てたりしない 迫りくる明日に何を見つける  頑張れよ 負けるなよ 歯を食いしばって僕等は生きてる 振り向くな 前を向け 小さな命を僕等燃やしてる  頑張れよ 負けるなよ 歯を食いしばって僕等は生きてる 振り向くな 前を向け 小さな命を僕等燃やしてる  もうすぐ此処を旅立つ君に さよならじゃなく この歌を贈る
LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME泥の様に 眠った夜に 少し夢を見た いつか僕が 仕舞い込んだ 言葉が顔を出した  それぞれに 輝き出した それぞれの未来 やっと僕は あの日の君の答えが 解った気がした  さよなら 愛しき人よ あなたの 後ろ姿に 何度も 手を振るよ 最後まで 言えなかった  ありがとう  嘘みたいに 無邪気だった頃 知らなかった想い 今の僕は あの日描いた未来に 辿り着けたろうか  さよなら 愛しき人よ あなたの その笑顔に 何度も 助けられたよ 最後まで 言えなかった  想いを  さよなら 愛しき日々よ あなたが いてくれたから 何度でも 頑張れたよ 最後まで 言わなかった  …
はじまりLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIMEいつもの様に 夢を断ち切る音 何気ない僕の今日が また始まる 顔を洗う 鏡の向こうに 少し疲れた 僕の顔だ  素っ気ない程 平凡な占いに 続けざま 出発を告げる時報 読みかけの本を 鞄にしまって さあ ドアを開けよう  いつもの駅へ 向かう路の途中 いつの間にか変わった 季節に気が付いた 何一つ 代わり映えのしない よく晴れた朝に ありがとう  止まぬ夕立も 枯れない花も 若いままの君も 終わらない歌も 何処にも無いのは 分かってるけど それでも信じてみたい  短くなってゆく影を 誰一人 気にも留めずに それだけのこと それだけのこと  あぁ 君に逢いたくなった  暮れ行く町の 雨上がりの虹の様に 世界のどこかで 産声をあげる いつしか全てが 歌の様に終わるなら  それでも構わない  それでも僕は今  君との始まりを歌おう
冬空と君の手LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔LOST IN TIME誰か 時計を 見せてくれないか 誰か 時計を 見せてくれないか  誰か 左手を 掴んでくれないか 誰か 右手で 掴んでくれないか  僕の 左手を 握ってくれないか 君の 右手で 握ってくれないか  思いは遠くまで 虚しく響くよ 本当に届いて欲しい 君をすり抜けて  僕の これからを 見ててくれないか 君の その目で 見ててくれないか  涙色に 霞んで行く世界を 君とどこまで 歩いて行けるだろうか  明日を誰も知らない 真っ暗な旅路の途中で 今此処で巡り逢えた 小さな君の手を  僕の これからに 預けてくれないか 冬の空に  ずっと 唄うよ
NEWSLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIMEまだ 明けきらない夜の 隙間にうずくまって 僕は ただ  黙って 笑って 穏やかな一日を願うんだ  まだ 痂になって 日の浅い思い出を  君は また 剥がして 泣き出して あの頃の僕みたいだな  そっと手を翳しながら 眩しそうに閉じた その瞼に  どうか 焼き付けて 日々起こる全ての事  まだ 亡くさないで まだ 抱きしめていて  ああ 忘れないで 生きる意味 その全てを
証しLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME不意に誰かに呼び止められた気がして 振り返った夏の夕暮れ  立ち止まったままの時間に手をかけて 君に”狡い”と呟いた  静かに願うよ あぁ言葉よりも もっと心の近くで 僕は歌いたい  頑張っている振りなんて しなくてもいいんだよ ありのままの その姿が 君の生きた証  何も変わらない事が退屈だった その幸せに気付かずに  愛されている自分を知る術のない 寂しがりやの君が好き  まだ覚えているんだよ あの日歌ってくれた歌  あぁ希望よりも もっと当たり前な何かを 僕は探したい  頑張っている振りなんて しなくてもいいんだよ 出会えた人 その全てが 僕の歌う理由さ  何にも持っていないだなんて 思わなくていいんだよ 歩いた場所 その全てが 君が生きる証
残像LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME心とは裏腹の 綺麗な笑顔も 出来る様になった  憂鬱なこの日々が 誰かのせいなら良かったのにな  言葉の奥に 見え隠れする 微かな影に ただ怯えているだけ  思いつく言い訳は 考えた全部 もう使い切った  見透かされるから ずっと誰にも逢いたくはなかった  心の果てに 消したはずの 微かに残る その温もりは  息をする事すら忘れてしまう程 焼き付いて離れない 君についた嘘  幼かった夢を 逃げ出すための 口実にして  足りない自分に 溺れるだけで泳ごうともしなかった  あぁ 君は何処だ? あぁ 君は何処だ?  息をする事すら忘れてしまう程 焼き付いて離れない 尽きる事のない不安に  渇ききった涙 拭いきれぬ思い 不意に恋しくなった  君についた あの嘘
サンカクLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME白く弾んで 消えた息 帰り道は いつも静かで  都会の灯りに 光る雲 古い季節の 忘れ物一つ  心の中に 迷い込んだ 風の音が 酷く綺麗で  扉の向こうに 見えたのは がむしゃらだった あの日の僕  刻一刻 消えていく想いに もうきっと 手も振らないんだろうな  君の言葉が 今になって 僕の心に 穴を空ける  遠く離れた この場所から 見上げた夜空は 白い三角  静かに光るだけ  通り向こうの 靴音に 冬の面影  夢よどうか 覚めないでくれ どうかこのまま  きっと僕等は 今もずっと 見知らぬ道を歩いている  時に悲しくなったのなら 見上げる夜空に 冬の三角  君に 想いを馳せて
ラインLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔LOST IN TIME心通わせて 穏やかに笑おう  すぐそこまで来た 夜には目もくれず  このまま  言葉を重ねて そっと手を繋ごう  憎しむ大人には 見つからないように  このまま二人で ああ どこまで逃げよう  嘆きの壁に向かい 何を思えばいいんだろう  僕には 君には もう何も無い  いつしか僕らは 解りあうだろうか  心通わせて  許しあうことも 出来ないまま僕等は  大丈夫 誰もが生きて行けるさ
LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMELOST IN TIME渇き出した喉 遠ざかる過去 望まない朝にため息を少し  形にならず 空まわる言葉 並んで歩いた すれ違う思い出と  どれだけ強がって 訳を探しても 此処にもないことは 知ってしまったんだよ 背中に焼き付いた 罪のせいだろうか 昨日を捨てる事が出来ない僕は 不意に強くなる風に 目を閉じる  丸めた背中を 突き刺す月が 色褪せぬ夜に 映し出した影  姿も見せず 気まぐれな心 情けないくらい 秒針は速くなる  幼かった自分を ようやく見つけた もう君の残像に 悩みはしないんだよ 背中に焼き付いた 罪のせいだろうか 付き纏う過去形に 成す術もないまま  不意に過ぎるさよならに きっと 少し安心しながら 僕は耳を塞ぐ  柊が小さく揺れている  柊が
羽化LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔LOST IN TIME生活の匂いのする 帰る場所を見つけたとき 少女は女に 変わりゆくのでしょう  途方もない憧れを 静かにそっと諦めたとき 少年は男に 変わりゆくのでしょう  静かに流れる 時間に耳を傾けて  いつしか僕等は 新たな場所を目指す  変わり栄えの無い日々を 不意に愛おしく思えた時 誰しもが皆一つ 歳を採るのでしょう  時に不甲斐無い自分自身を 言い訳もせず許せた時に 誰しもがまた一つ 歳を穫るのでしょう  静かに流れる 川のように身を携えて  いつしか心は 新たな場所を目指す  いつしか二人は 新たな場所を目指す  手を取りあって
列車LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔もう自分自身に 嘘をつく事に 疲れ果てて しまったんだ  せわしなく動く この季節が そんなに優しいとは 思わないけど  果てなく続く 未来という不安に 成す術も無く 途方に暮れる  キラキラ輝く あの街の灯りも 僕の心は 照らしてくれない  全てが変わった 何一つ出来なかった それでも 必死だった 毎日に 怯えながら  あの頃はよかったなんて言いたくはなかったのにな  全てが変わって 何一つ残らなかった いつかほどいた手を  僕は  見つけられるだろうか 探し当てるだろうか  あの頃はよかったなんて言いたくはなかったのにな  言いたくはなかったのにな
やっと言えた言葉LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMEいつだって 思ってた 言葉じゃ 辿りつけないって 本当は 分かってた サヨナラは 小さなはじまりだって  明けない 夜はないし 止まない 雨もない 傘は 持ってないから 僕の心は ずぶ濡れだけど  いつだって 願ってた 言葉は 裏返しだったけど 本当に 思ってた もう今は 僕も踏み出せたよ  明けない 夜はないし 止まない 雨もない 傘は 持ってないから 僕の心は ずぶ濡れだけど  またいつか 違う形で 会えたなら その時は お互い 幸せでいよう  またいつか 違う何処かで 逢えたなら その時は お互い 幸せでいよう
ヒカリLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔想い描いていた事を 一つ一つ紐解いては 理由ばかりをただ求めてた その意味を見失ったまま 僕の本当はどこに行ったんだろう? どこでなくしたんだろう?  重い頭にしがみついた 憂鬱を振り払えずに 昨日ばかりをただ眺めてた 目の前は真っ暗だった  踏み出す勇気が 何より欲しくて その手を そっと包み込んだ  冷たい季節が 移り変わるのを その涙が 伝えてくれた  今、僕の本当を探し始めるよ、昨日を思い出にしよう  ああ 少しづつ ただ 分かってきた こうやって僕は 僕のままで 前に進むことができる ああ 僕は歩く ただ がむしゃらに 今 すぐそばにいてくれる全ての物語と
誰かはいらないLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔失くした感情のいちばん奥に 僕は恋い焦がれた ふとした瞬間の些細な事が 僕を此処へ導いた  君の痕跡を探してたんだ 古い傷跡が邪魔をするんだ 胸の奥底に眠った日々よ それでも時計は回り続けている  僕 君 誰かはいらない  胸の奥底に眠った人よ それでも時計は回り続けている  僕 君 誰かはいらない
教会通りLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔気がつくのは いつだってそうさ 何かを無くした あとなんだ  悔やんだって 悲しんだって 戻れないのは わかってるけど  夕闇の中 手を繋いでた 教会通りの 帰り道  寒いねって 笑ってたっけ いつだったろうか いつだったろうか  同じ夜を見てた あれは気のせいだったのかい 僕は覚えてるよ 今も覚えてるよ  あんなに近く あった筈なのに 見つける事が 出来なかった  二人の肩に 降り積もる嘘 気付かなかった 気付けなかった  同じ朝を待った あれは思い過しだったのかい 僕は覚えてるよ 今も覚えてるよ  僕ら過ごしたあの日々は確かにそこに そこにあったんだ  同じ夜を見てた あの頃に あの場所に もう戻れないってことぐらい 分かってる それでも  君と過ごした あの日々は幻なんかじゃない  僕は思い出すだろう きっと思い出すだろう  いつか思い出すよ きっと思い出すよ
昨日の事LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔LOST IN TIMEさあ 夜が来る 誰もがそっと 家路に就く  もう帰ろうと 囁く声 すれ違う  さあ 夜が来る 今日が終わるのを そっと噛みしめる  もう いいだろうと 諦めが 背中を押す  あぁ、  今日は何もなかった  さあ 夜が来る  僕は一人きり  さあ 夜が明ける  あぁ、  昨日は 色々な事があった  思い出はいつでも 僕の左隣で  優しく小さな 冬の抜殻  さあ 夜が明ける  君にさよなら
北風と太陽LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔頑張り方を 解らないまま 頑張っている 君が好きで  私も何も 解らないけど ただ近くで見て いたかった  きっと私には 他の誰よりも 君の存在が 大きくて  君自身を 見失ったのでしょう 今になって 悲しくなる  人はどうして こんなふうに 後になるほど 思うのでしょう  いつか  もっと正直に 話せたならなあ  もっと素直に 笑えたならなあ  人はどうして こんなにも 歯痒いほど 不器用でしょう  いつか  もっと正直に 話せたならなあ  もっと素直に 笑えたならなあ  目を潰して しまうほどの 太陽と 僕はいたのかなあ
悲しいうたLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔冷たい硝子細工は ぬかるんだ泥の上に  じっと立ってる  尖った三日月に似た 閉ざした目の裏側に  貼付いている  いっそのこと 僕が消えよか  世界の終わりを 僕は望んでしまった  君の絶望を 僕は願ってしまったんだ  心の奥に潜んだ 酷く淀んだ何かが  こっちを見てる  巡ってやがて出会って 過ちを何度も繰り返えし  分からなくなる  僕のせいなのは もちろん知ってる  世界の終わりを 僕は望んでしまった  君の絶望を 僕は願ってしまったんだ
あなたは生きているLOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔長く伸びた 自分より 背の高い影が 夕焼けと僕を繋いだ 冬の帰り道 あの娘の泣き声に似た 西向きの風は 呼んでいる 宝物だった いつかの面影  青を争って 悲しみを繰り返すよ 鎖は解けない なのに何故だろう 空は綺麗だ 遠い昔 見たような 目の前の景色が まるで 何も無かったように 無邪気に笑うよ  青を争って 悲しみを繰り返すよ 傷は消えない なのに何故だろう 星が綺麗だ 少しずつ進む針は 戻ろうともせずに 過去の骸を 明日へ誘う  (La la la La la la La la la) (La la la la la la la) (La la la La la la la)  色いろ、あるけど あなたは生きている
約束LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔いつの間にか 失くしてたものが 結局 何だったのかも 解らないまま いつかに君と交わした約束も ぼんやりと頭を かすめて消えた  やっと手にした筈の 憧れですら 結局 同じことの繰り返しで そこにあった時間まで僕に さよならも言わずに 通り過ぎた  渇き切る前の 傷口から 望んでなんかいない 言葉や気持ちや嘘が 次から次へと僕の中に 押し寄せてくるから  生まれた街の星空も景色も 僕は思い出せないんだよ 君が流した 涙もその訳も いつか忘れてしまうんだよ  渇き切る前の傷口から 望んでなんかいない 言葉や迷いや嘘が 次から次へと僕の中に 押し寄せてくるから  生まれた街の星空も景色  僕は思い出せないんだよ 君が流した 涙もその訳も いつか忘れてしまうんだよ  二人歩いた 街並みや季節を 僕は忘れたくないんだよ 君が流した 涙もその訳も いつか忘れてしまうんだよ
手紙LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔大切なものほど 見つけられない 不透明な この世界で 君は何を描き そして何を思い 一人きり 旅立ったのか  僕は悲しみに暮れ 誰かを憎み 来る筈のない君の 帰りを待つ  笑いあった日々を 僕は忘れない 親愛なる君よ 幸せであれ  いつの間にかに 僕等の街は まるで 何事もなかったかの様に 動き出している あの時から 君の時間を 止めたまま  昨日見た夕焼けを 明日に重ねて 僕は今 この瞬間を 走り抜けて行く  笑いあった日々を いつか笑いあおう 大好きなあなたよ 幸せであれ  信じあった日々を 僕は忘れない 親愛なる君よ 幸せであれ
シャボン玉LOST IN TIMELOST IN TIME海北大輔海北大輔幸せは いつでも ほんの ほんの 一瞬で 瞬きを する間に 小さく 弾けて 消えてった  ああ 忘れないで 昨日までの事 そこには間違いなく 君もいた  私たち 人間は とても とても 臆病で だからこそ 人間は とても とても 優しいんです  悲しみは いつでも ほんと ほんと 突然で 僕たちは いつでも なんにも 準備 出来ずじまい  ああ 亡くさないで 昨日までの日々 そこには まぎれも無く  君がいた  いつまでも 人間は ほんと ほんと 悲しくて だからこそ 人間は ずっと ずっと 幸せです  私たち 人間は ずっと ずっと  幸せです
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