桃の花

澄んだ青空に うす紅色の花
こっそり手折って 髪飾りにした

電車の窓から 見かけた街並みに
突然みつけた 遠い日の記憶

いなくなったまま 忘れていた
ツバメが戻ってきたように

時が流れても 春が来るたびに
私たちは幼き日にかえる

手をつないで歩いた日を 思い出す
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