虹の袂

雨が上がったあと聞こえた
歌のように
ただ愛を詠むような声に
透明な空へと浮かんで
滲んだ目に反射した七の線

ねえ綺麗だね

もうすぐ消えてしまうから
ちゃんと見ないとね

始まりを探して歩いた
偶然に虹が落ちてるかもなんて
両手で包んで隠せば
きっともう
消えないような気がして

ねえどうして

そうしてなくなるものほど
綺麗なんだろう

雨が上がったあと聞こえた
歌のように
ただ愛を詠むような声に
透明な空へと浮かんで
滲んだ目に反射した七の線

虹の袂は何処か遠い場所に
もうすぐ消えてしまうけど
また会えるように 虹の袂で
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