青より青く

いつか誰かが言ってたな
「青春とはまるで線香花火のように
儚く短いものだぜ」
僕はあと何度君と
同じ夏を過ごせるんだろう?
溶けたアイスをぎゅっと
握りしめたまま
甘酸っぱい空を見ていた

儚短いなんてきっと嘘だ
永遠に焦がれて
解けない魔法か呪いのように

言葉では伝えきれない
思いがこんなにあるんだよ
溢れないようにこんな歌に結んで
終わらない夏を駆ける
忘れない忘れられない
この瞬間のすべてを
飛行機雲よりまっすぐな瞳にきゅんと
射抜かれたハートは思い出は
あの空の青より青く

ざわついてた蝉の音も
静かになる夕暮れには
泣きたくなるくらいに君を思い出して
早く早く会いたくなる

「ごめん」と花やぐ君を見つけた
頬が染まったのは
きっとこの夕焼けのせいだけじゃない

8月のあの空より
遠い未来を追いかけて
変わっていく日々に
変わらない思いを飾って
この夏をずっとずっと
忘れられないような気がした

いつだって思い出は
キレイなまま焼き付いて
これからの日々もきっと
この夏を追い越せない

打ち上がるこの花火の
音に隠して呟いた
ぬるい風に消えないように心は
君へときゅんと脈を打つ

言葉では伝えきれない
思いがこんなにあるんだよ
溢れないようにこんな歌に結んで
終わらない夏を駆ける
忘れない忘れられない
この瞬間のすべてを
飛行機雲よりまっすぐな瞳にきゅんと
射抜かれたハートは思い出は
あの空の青よりも
きっと一生忘れられない青だ
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