深夜バス

深夜バスは僕らをのせて
東の街へと向かう
『忘れものはないようにね』と言う

体を折りたたんで
夢の続きを見てる
『無理しないようにね』と君は言う

どこにも行けないくらいな
夜を探してる

君の声も 甘いキスも
忘れたかな 忘れたよな
不定期な揺れ 軋む身体の
影を残した

君の声も 甘いキスも
忘れたかな 忘れたくないな
相変わらず 君の言葉が
胸を焦がしてる

君の声も 甘いキスも
忘れたくないな 忘れたくないな
雨に打たれ 風に吹かれて
夜を探してる
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