少女たち

さびしいひとねって言われた
それだけが救いの様だった
あの少女も今は誰かと
友達になっているのかな
見えない人と目を合わせた
はぐらかすのはそっちの方で
可笑しい人と思って過ぎたら
そっくりそのまま返された
あの少女たちにはおまじないがかかってたの
いつ忘れてしまったのかしら
いつものように向かう帰路で思ったことは
誰にも言わないで
やり直しがきかないことばも
特に気にも留めず崩れそう
傾けた指の頬を撫でたら
さかむけで少し傷んでた
あの少女たちにはおまじないがかかってたの
すぐそこまでって思っていた
あの少女たちは暗がりに手を伸ばしてた
昨日のことみたいに分かる
生き急ぐ街で見つけてしまったものは
誰にも言わないで
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