夜の頁(ページ) めくる指が 凍えそうになるの
春を未(ま)だ見ない 遥か昔のこと
ブルーベルの 花の眠る 森へ続く小道 迷い込んだまま
帰らぬ子が いたと 妖精が さらって 行ったのか
これ以上 おとなには ならないように
誰もが 時のしもべになって いつしか
(そう 時のしもべになって いつしか)
もう その子のことを… (忘れてしまった)
蒼い月が 闇を照らす 眠れなくて ひとり 耳を澄ましても
風が 泣いてるだけ 赤い実の 果実の 枝の先
白い花 揺れている 花弁(はなびら)の中 遠い記憶の 隠れ場所
消えた心を探して 冬の本を そっと閉じるの
年老いた子どもの(年老いた子どもの)その瞳(め)に 夜露の涙
春を未(ま)だ見ない 遥か昔のこと
ブルーベルの 花の眠る 森へ続く小道 迷い込んだまま
帰らぬ子が いたと 妖精が さらって 行ったのか
これ以上 おとなには ならないように
誰もが 時のしもべになって いつしか
(そう 時のしもべになって いつしか)
もう その子のことを… (忘れてしまった)
蒼い月が 闇を照らす 眠れなくて ひとり 耳を澄ましても
風が 泣いてるだけ 赤い実の 果実の 枝の先
白い花 揺れている 花弁(はなびら)の中 遠い記憶の 隠れ場所
消えた心を探して 冬の本を そっと閉じるの
年老いた子どもの(年老いた子どもの)その瞳(め)に 夜露の涙
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