太鼓たたいて

宮城まり子

太鼓たたいて

作詞:岩谷時子
作曲:吉田正
編曲:佐野鋤
発売日:2012/11/21
この曲の表示回数:13,667回

太鼓たたいて
破れ太鼓で お客をよんで
旅から旅へ 笛吹いて
ゆけば 二十歳もすぎてゆく
雨の夜明けに 目がさめて
濡れた幟(のぼり)をたためば ひざに
なぜか涙が ほろりと落ちる

女心を えくぼで隠し
おどけて歌って 笛吹いて
ゆけば 山から日が暮れる
人の恋しい 旅の空
せめて夢でも いとしい人の
胸に抱かれて 甘えてみたい

ちびた紅緒の 幼い日から
白粉(おしろい)溶いて 笛吹いて
ゆけば 儚い恋を知る
一人留守居の 楽屋裏
髪の匂いに ふとあの人を
思えば袂(たもと)を 抱く手が燃える

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