町の外れの 丘の上の公園に 続く坂道トボトボのぼる
しわくちゃな手に 細い杖をつきながら 老いた夫婦がのぼってく
朝靄立ちこめる 郊外の造成地には
アケビの実が揺れる 秋の風に吹かれて
朝日が今昇る 二人の背中を照らして
激しくもなく厳しくもない 秋の風に吹かれて
錆びたベンチに 並んで腰を下ろして 今来た道を見おろしている
朝靄は晴れ 朝焼けの残る空に 墨絵のような雲が添う
流れている川の 畔に並ぶ赤い屋根
目覚めだした町は 白い息を吐いてる
川を渡る橋の 信号が青に変われば
忙しそうにほら走り出す 白い息を吐いてる
少年は海を越えて冒険の旅に出た
少女は静かに笑っていたよ
青年は夢いだいて荒野を駆けめぐった
娘は静かに待ってた
朝靄立ちこめる 郊外の造成地には
アケビの実が揺れる 秋の風に吹かれて
朝日が今昇る 二人の背中を照らして
激しくもなく厳しくもない 秋の風に吹かれて
しわくちゃな手に 細い杖をつきながら 老いた夫婦がのぼってく
朝靄立ちこめる 郊外の造成地には
アケビの実が揺れる 秋の風に吹かれて
朝日が今昇る 二人の背中を照らして
激しくもなく厳しくもない 秋の風に吹かれて
錆びたベンチに 並んで腰を下ろして 今来た道を見おろしている
朝靄は晴れ 朝焼けの残る空に 墨絵のような雲が添う
流れている川の 畔に並ぶ赤い屋根
目覚めだした町は 白い息を吐いてる
川を渡る橋の 信号が青に変われば
忙しそうにほら走り出す 白い息を吐いてる
少年は海を越えて冒険の旅に出た
少女は静かに笑っていたよ
青年は夢いだいて荒野を駆けめぐった
娘は静かに待ってた
朝靄立ちこめる 郊外の造成地には
アケビの実が揺れる 秋の風に吹かれて
朝日が今昇る 二人の背中を照らして
激しくもなく厳しくもない 秋の風に吹かれて
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