ふるえる私の指先が
あなたの顔をなぜながら
覚えさせてといったのは
季節が傾く夜でした
ザラつくひげのそりあとや
ふくらむ黒子(ほくろ)の手ざわりや
心という名のかたまりも
その時感じたものでした
言葉を知らない鳥たちが
体を寄せて鳴くように
夜にあからむやわ肌を
あなたにあずけるだけでした
手紙は焼けば灰になり
指環もいつかは傷がつく
契(ちぎ)りという名のともしびを
その時ともした人でした
契(ちぎ)りという名のともしびを
その時ともした人でした
あなたの顔をなぜながら
覚えさせてといったのは
季節が傾く夜でした
ザラつくひげのそりあとや
ふくらむ黒子(ほくろ)の手ざわりや
心という名のかたまりも
その時感じたものでした
言葉を知らない鳥たちが
体を寄せて鳴くように
夜にあからむやわ肌を
あなたにあずけるだけでした
手紙は焼けば灰になり
指環もいつかは傷がつく
契(ちぎ)りという名のともしびを
その時ともした人でした
契(ちぎ)りという名のともしびを
その時ともした人でした
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