母の面影 瞼の裏に
描きつゞけて 旅から旅へ
昨日は東と 訊いたけど
今日は西だと 風便り
縞の合羽が 泪に濡れて
母恋い番場の 忠太郎
母は俺らを どうして捨てた
恨む心と 恋しい想い
宿無し鴉の 見る夢は
覚めて悲しい 幕切れさ
生れ在所(こきょう)も 遥かに遠い
母恋い番場の 忠太郎
「おかみさん、当って砕けろの心持で
失礼な事をお尋ね申しますでござんすが
おかみさん、若しやあっしぐらいの男の子を持った憶えはござんせんか
あっ!憶えがあるんだ 顔に出たその愕きが、
ところは江州坂田の郡醒ヶ井村から南へ一里、
磨針峠の山の宿場で番場という処がござんす、
おきなか屋忠兵ヱという、六代続いた旅館へ嫁に行き
男の子をひとり生みなすった。
そしてその子が五つの時に家を出た。
罪は父親にあったと訊きました。
おっ母さん、あっしが伜の忠太郎でござんす」
春秋数へて 二十年
想い焦がれて 逢いに来た
たった一人の 母だもの
どんなお方で あろうかと
寝ても覚めても その事ばかり
無事でいたなら よいけれど
暮らしに困って いる時は
助けにゃならぬと 百両を
肌身離さず 抱いていた
若しや若しやと 逢う人毎(ごと)に
尋ね尋ねて 日が昏れりゃ
夕餉(ゆうげ)の煙りが 切なくて
窓に灯りが ともる頃
人の軒場に 佇ずんで
忍び泣きした こともある
此処はお江戸の柳橋
人に知られた 水熊よ
母を尋ねて くるなれば
何故に堅気で 来なかった
とがめるお浜の 目に涙
じっと見返す 忠太郎は
そいつぁ無理だぜ おかみさん
親に放れた 小僧ッ子が
グレて堕ちたは 誰の罪
何んの今更 どうなろう
よしや堅気に なったとて
喜ぶ人は ござんせん
侭よ 浮世を三度笠
六十余州の 空の下
股旅草鞋(わらじ)を 穿くだけよ
逢いたくなったら 目をつぶろ
俺が探した おふくろは
夢に出て来た 瞼の母は
こんな冷たい 女(ひと)じゃない
逢わぬ昔が 懐しい。
望みも断たれて悄然と 座敷を出る時、
すれ違った妹のお登世これがそうかと肉身の情に魅かれつゝ、
荒川堤をゆく、旅人姿の忠太郎
この時二丁の早籠が母と妹を乗せて馳けてくる。
母は吾子を妹は兄の名を呼び乍。
「誰が、誰が逢ってやるもんか、
それでいい逢いたくなったら、俺ァ瞼をつぶろうよ
あゝまだおっ母さん あんなに俺を呼んでいる、
妹もあんなに一生懸命呼んでいる、
おっ母さん!忠太郎は此処だよ、おっ母さん!」
母は子を呼び 子は母を呼ぶ
朝の光りも 東を染める
荒川堤を 駆けてゆく
笠も合羽も 投げ捨てゝ
嬉しかろうぜ 親子じゃないか
泣いて瞼の 母を抱け
描きつゞけて 旅から旅へ
昨日は東と 訊いたけど
今日は西だと 風便り
縞の合羽が 泪に濡れて
母恋い番場の 忠太郎
母は俺らを どうして捨てた
恨む心と 恋しい想い
宿無し鴉の 見る夢は
覚めて悲しい 幕切れさ
生れ在所(こきょう)も 遥かに遠い
母恋い番場の 忠太郎
「おかみさん、当って砕けろの心持で
失礼な事をお尋ね申しますでござんすが
おかみさん、若しやあっしぐらいの男の子を持った憶えはござんせんか
あっ!憶えがあるんだ 顔に出たその愕きが、
ところは江州坂田の郡醒ヶ井村から南へ一里、
磨針峠の山の宿場で番場という処がござんす、
おきなか屋忠兵ヱという、六代続いた旅館へ嫁に行き
男の子をひとり生みなすった。
そしてその子が五つの時に家を出た。
罪は父親にあったと訊きました。
おっ母さん、あっしが伜の忠太郎でござんす」
春秋数へて 二十年
想い焦がれて 逢いに来た
たった一人の 母だもの
どんなお方で あろうかと
寝ても覚めても その事ばかり
無事でいたなら よいけれど
暮らしに困って いる時は
助けにゃならぬと 百両を
肌身離さず 抱いていた
若しや若しやと 逢う人毎(ごと)に
尋ね尋ねて 日が昏れりゃ
夕餉(ゆうげ)の煙りが 切なくて
窓に灯りが ともる頃
人の軒場に 佇ずんで
忍び泣きした こともある
此処はお江戸の柳橋
人に知られた 水熊よ
母を尋ねて くるなれば
何故に堅気で 来なかった
とがめるお浜の 目に涙
じっと見返す 忠太郎は
そいつぁ無理だぜ おかみさん
親に放れた 小僧ッ子が
グレて堕ちたは 誰の罪
何んの今更 どうなろう
よしや堅気に なったとて
喜ぶ人は ござんせん
侭よ 浮世を三度笠
六十余州の 空の下
股旅草鞋(わらじ)を 穿くだけよ
逢いたくなったら 目をつぶろ
俺が探した おふくろは
夢に出て来た 瞼の母は
こんな冷たい 女(ひと)じゃない
逢わぬ昔が 懐しい。
望みも断たれて悄然と 座敷を出る時、
すれ違った妹のお登世これがそうかと肉身の情に魅かれつゝ、
荒川堤をゆく、旅人姿の忠太郎
この時二丁の早籠が母と妹を乗せて馳けてくる。
母は吾子を妹は兄の名を呼び乍。
「誰が、誰が逢ってやるもんか、
それでいい逢いたくなったら、俺ァ瞼をつぶろうよ
あゝまだおっ母さん あんなに俺を呼んでいる、
妹もあんなに一生懸命呼んでいる、
おっ母さん!忠太郎は此処だよ、おっ母さん!」
母は子を呼び 子は母を呼ぶ
朝の光りも 東を染める
荒川堤を 駆けてゆく
笠も合羽も 投げ捨てゝ
嬉しかろうぜ 親子じゃないか
泣いて瞼の 母を抱け
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