いつかの君へ

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いつかの君へ

作詞:ヤマザキユウキ
作曲:ヤマザキユウキ
発売日:2023/08/02
この曲の表示回数:1,927回

いつかの君へ
窓際に置いた空のままの花瓶が
役目を終えたような顔をして
外を流れゆく何度目かの
季節を見送った

何も言わずに手渡した花束も
今考えても柄じゃないよな
言葉一つに結べるほど些細なものでも
簡単なものとも思いはしないけど

きっとドラマみたいに
気の利いた再会はないから
今だってこの胸には君がいる
映画みたいに美しい結末なんてないまま
こうやって足を止めているんだ

変わらない街のどこにいても
その面影を重ねてしまうばかりで
駅前の花屋 好きだったよなあって
口元に溢れた

誰かが言った「あの頃は良かった」なんて
くだらない、と笑えないのはいつからだろう
ああ、知りたくなかった

いつか全て忘れて
消えていくのがそうだと言うなら
この先も思い出にはしたくない
時を超えても褪せない不朽の名画のように
いつだってこの心にあるから

ドラマみたいに
気の利いた再会はないから
今日だって想えば張り裂けそうで
もしもあの日の君へと
何か一つ言えるなら

きっとドラマみたいに
気の利いた台詞は言えないけど
よく聞いて 一度しか言わないから
映画みたいに美しい結末なんてなくても

「君に会えて良かった」

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