お嬢吉三

橋幸夫

お嬢吉三

作詞:佐伯孝夫
作曲:吉田正
発売日:1998/11/06
この曲の表示回数:44,322回

お嬢吉三
月も朧に 白魚舟の
篝も霞む 春の空
絵から抜け出て大川端や
とんだ仕掛けのお嬢さん
一皮むけば 白浪の
お嬢吉三たァおれのこと

赤い蹴出しをさばいた足で
娘をポンと 川中へ
思いがけなく手に入る百両
虫も殺さぬ 顔してサ
今夜はほんに 節分か
落ちた娘は 厄落とし

こいつァ春から縁起がいいや
行こうとすればもし姐さん
ちょっと待ってと武士が止める
乙にからんで貸せという
セリフをきけば 同業の
お坊吉三と きやがった

鬼は外だぜ濡れ手で粟の
百両頼む 貸せなどと
しゃらくせェからつい立廻り
派手なところへ とめ男
小意気なさばき手を引けば
和尚吉三たァおれのこと

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