この、エレキブームの中にあっていち早くヴォーカルナンバーに取り組んだのが、東京ビートルズやザ・スパイダースで、66年6月のビートルズ来日により、歌いながら演奏するバンドのカッコ良さに見せられ、従来のエレキバンドにヴォーカルをプラスした「歌うバンド」の形態が急速に増えた。66年7月にジャッキー吉川とブルー・コメッツの「青い瞳」が発売され、その後、ザ・サベージ、ザ・ワイルドワンズなどが次々とデビュー。エレキギターを持って「歌うバンド」を日本のマスコミが「グループサウンズ」と命名した。67年2月「僕のマリー」でデビューしたタイガーズによりグループサウンズが爆発的な人気を得て、大ブームになる。 |