大みそか恒例『第69回NHK紅白歌合戦』の出場歌手は、紅白合わせて43組。特別企画が2組が決定。初出場アーティストは、紅組が、あいみょん・DAOKO、白組が、King & Prince、Suchmos、純烈、YOSHIKI feat. HYDE、米津玄師の計7組となった。
あいみょん
DAOKO
紅組は、男女問わず若者から絶大な人気を誇る2組の新星アーティストが初出場!2016年にメジャーデビューを果した、1995年生まれ、兵庫県出身のシンガーソングライター<あいみょん>は、歌ネットでも非常に歌詞支持率の高いアーティスト。今年“新垣結衣×松田龍平”のドラマ『獣になれない私たち』主題歌を担当し、さらに勢いを加速させた。紅白のステージで、力強い歌声を堂々と放ってくれることだろう。2015年にメジャーデビューを果した、1997年生まれ、東京都出身のラップシンガー<DAOKO>は、15歳の時にニコニコ動画へ投稿した楽曲で注目を集めた。昨年には劇場アニメ『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の主題歌に起用されたことも記憶に新しい。ポップかつクールな彼女が、どのようなパフォーマンスを魅せてくれるのか注目である。
King & Prince
Suchmos
純烈
YOSHIKI feat. HYDE
一方、白組は、各ジャンルから期待のアーティストたちが初出場を決めた。今年5月にシングル「シンデレラガール」でデビューを果した<King & Prince>は、ジャニーズ事務所の“未来”を背負うグループとして大活躍。また、今年開催されたロシアW杯のNHK中継テーマソングを書き下ろした6人組バンド<Suchmos>、スーパー銭湯などで歌謡ショーを繰り広げてきた5人組の歌謡グループ<純烈>、NHK総合で放送された人気アニメ『進撃の巨人』Season3のOPテーマ曲で初のコラボを果したビックユニット<YOSHIKI feat. HYDE>、とそれぞれ全く色の異なるステージで魅せてくれるに違いない。さらに<米津玄師>は故郷・徳島県から生中継で大ヒット曲「Lemon」を歌唱することが決定。今年を代表する名曲が披露される貴重なステージから目が離せない。
【ベテラン組】の復活に期待!究極の大トリはサザン!
昨年の紅白では【常連枠】はそのままに、新たな顔ぶれの枠が更新された。そして、今回もその傾向に近いものがあり、常連アーティストの落選は目立たない印象だ。ただし、昨年は初出場歌手が10組であったのに対し、今年は7組。紅組は2組のみである。そのため“目新しさ”や“世代交代感”は薄いように感じられる。一方で<aiko>、<いきものがかり>、<松任谷由実>、<MISIA>、<EXILE>といったベテラン組が復活。流行語大賞にノミネートしたヒット作「U.S.A」を引っさげて、16年ぶりに出場する<DA PUMP>もステージを大いに盛り上げるだろう。
また、Mステでのパフォーマンスが話題となった<椎名林檎と宮本浩次>は特別企画で出場。こちらも大注目だ。さらに<サザンオールスターズ>も4年ぶりに特別企画で出場!NHKホールでの歌唱は、なんと1983年以来35年ぶりとなる。今回歌唱されるのはデビュー曲である「勝手にシンドバッド」と、1990年発表の「希望の轍」の2曲。紅組・白組すべての歌手の歌唱が終わった後、最後の締めくくりとして登場する。平成ラストの究極大トリに期待が高まる。
紅組司会は、2012年『ミスセブンティーン』に選ばれ、モデルとして芸能界デビュー。その後、女優として、2015年『学校のカイダン』で連続ドラマ初主演を務めた広瀬すず。今年も映画やドラマ、数多くのCMに出演し多方面で活躍している。来年には、連続テレビ小説100作目となる『なつぞら』のヒロイン・奥原なつを演じる。紅組の司会を務めるのは初めてとなる。白組は、嵐のメンバー櫻井翔。今年は3作のシングルを発表し、いずれも大ヒット。個人では、長年にわたってバラエティ番組・音楽番組などの司会を務めるだけでなく、10年以上に及び報道番組のキャスターとしても活躍。尚、NHK紅白歌合戦には2009年から10回連続出場。2010年からは、嵐として連続5回白組司会を務めた。個人として白組司会を務めるのは初めてとなる。昨年の白組勝利で、紅組31勝、白組37勝。
※歌唱順。数字は出場回数。初は初出場。
~歌ネット的「紅白希望アーティスト」~
ビッケブランカ
粉雪が降ってきた 可笑しさがこみあげてきた
最高な夜だね 泣けてくるから
運命に膝まで濡らさないように
はしっていこう
この世に一つの鐘の音よ
「まっしろ」/ビッケブランカ
彼は、美麗なファルセットヴォイス・気持ちの良いメロディー&サウンド・光景や感情がしっかり伝わってくる歌詞で魅せるシンガーソングライター。2016年にメジャーデビューを果たし、今年8月には2ndシングル「夏の夢/WALK」をリリース。歌ネットのインタビューにも登場し“25歳で始まり、27歳で本物になった歌詞人生”についてじっくり語った。さらに、新垣結衣×松田龍平のドラマ『獣になれない私たち』の挿入歌の担当が決まり、新曲「まっしろ」を書き下ろし。沁み入るような歌声と歌詞はますます人気を高めている。ライブパフォーマンスも注目度が高いアーティストなので、紅白でその姿を目撃できる日を心待ちにしたい。
Uru
あなたと見る世界は いつでも綺麗だった
空には一つだけ 淡く光る 小さな星が 残ってる
「プロローグ」/Uru
彼女は、聞く人を包み込むような歌声と、神秘的な存在感で注目を集めるシンガー。2013年よりYouTubeチャンネルを立ち上げ、2016年のメジャーデビューまでに100本に及ぶ名曲カバー動画を公開。その歌声はデビュー前から多くのファンに愛されていた。今年12月5日には、有村架純が主演のドラマ『中学聖日記』主題歌として書き下ろした「プロローグ」をシングルリリース。物語とリンクする切ない歌声と歌詞が大きく支持され、歌ネットのリアルタイム・デイリー・注目度、各ランキングで首位を記録。2018年下半期の大ヒット作となった。まだ地上波に姿を現したことはないが、いつか紅白という場で、お茶の間に“癒しの声”を届けてほしい。
高橋優
あの空より青く 太陽より眩しい
たとえ泥にまみれても 傷だらけで泣いてても
また走り出す背中はただ美しい
その手をかざせば 夢に届きそうだ
奇跡を待ちはしないよ それを起こしに行くんだろう
こぼれた涙に日が差せば虹がかかるよ
「虹」/高橋優
彼は、秋田県出身のシンガーソングライター。2010年にメジャーデビューを果たし、代表作「明日はきっといい日になる」や「福笑い」をはじめ、数々の名曲を生み出し続けている。高橋優は以前から歌詞人気が高いアーティストであり、現在、歌ネットでは15曲以上が歴代人気曲に認定。さらに今年は、映画『honey』に出演し初の演技に挑戦。朝番組『めざましテレビ』10月水曜のエンタメプレゼンターに決定。11月にはバラエティー番組『しゃべくり007』に出演するなど、その名をますます広めている。ひとの“笑顔”が好きで、歌詞にも【笑】という言葉を綴ることが多いという彼。是非、大晦日の夜、音楽で全国を【笑】でいっぱいにしてほしい。